サキどり↑「LGBT市場最前線」 2016.01.05


今月5日東京渋谷区で同性のカップルを結婚に相当する関係と認める証明書の発行が始まりました。
「おめでとうございます末永くお幸せに」という事で温かい言葉をかけて下さってとても感動しました。
今LGBTいわゆる性的マイノリティへの社会的認知が進んでいます。
そんな中彼らを巡るビジネスも動き始めました。
大手広告代理店ではLGBTに関するマーケティングチームが発足。
その試算によると市場規模はおよそ6兆円にもなるといいます。
すでに来てるとこで言うと…更にLGBTは既存の価値観にとらわれず新たな流行を生み出す仕掛け人としても注目されています。
ファッション性の高いパッケージで若者に人気の炭酸飲料。
個性的なデザインで根強い支持のある高級自動車。
更にはこちらの男性用パンツもLGBTが火付け役となりブームが起きているんです。
そんなLGBTに注目し彼らの撮影を続ける…マツカがアスカの頬にキスして。
でアスカこっち向いて。
レディー・ガガやビヨンセ松任谷由実など世界のトップアーティストを撮影してきました。
今取り組んでいるのは1,000人のLGBTを撮影するプロジェクト。
自らのセクシュアリティをオープンにし始めた彼らに時代を切り拓くパワーを感じています。
今日はLGBT性的マイノリティを巡って動き始めた経済の最前線に注目します!
(カビラ)今朝のスタジオLGBT性的マイノリティの人たちのポートレートを展示しています。
(片山)一枚一枚とっても個性的いい表情ですてきな写真ばっかりですね。
明るい表情ですよね。
そして明るいといえばこの床!ご覧下さい。
LGBTのテーマカラー6色のレインボーです。
まさに性の多様性を色で表現しているんですね。
そもそもLGBTとはご説明しましょう。
この頭文字を取ってLGBTと呼ぶ訳ですね。
でLGBTの方の人口全体の7.6%なんですね。
13人に1人がLGBTであるという事なんですね。
そうするとですよ小学校中学校クラスのサイズどのぐらいでしたか?この比率ですとクラスに2人もしくは3人LGBTの人がいるもしくはいたという事になるんですよね。
そうするとかなり身近な存在という事になります。
今日はこのLGBTを巡るさまざまな動きこのお二人と一緒に考えていきたいと思います。
ご紹介致しましょう。
これらの写真を撮影しましたシンガポールご出身の写真家レスリー・キーさん。
そして女装家でエッセイストブルボンヌさんです。
おはようございます。
おはよう。
お願いします。
このポートレートのプロジェクトLGBTどういう思いを込めてるんですか?もっとLGBTの存在がもっとみんな分かりやすくLGBTは皆さんと同じだよっていう事を伝えたらいいなと思います。
この写真を通したら多分すごいみんな親しく見えるでしょ。
自分の友達にもみんなこういう感じがいっぱいいるのに。
もう一枚一枚見てるだけでとっても引き込まれますし…。
明るい表情で。
(レスリー)魅力的な人いっぱいいます。
すごく本当に。
私もこの撮影を通してたくさんいいとか勇気を与えてくれたんですねと思って感謝してます。
今回このメンバーと国も。
そしてブルボンヌさん。
まさに当事者でらっしゃる訳なんですけれども最近のこのLGBTを巡る日本の動きどうご覧になってます?あの朝のねNHKの番組にこうして色みの強い私が出させて頂ける時代になった事自体も一つの変化だと思うんですけど昔は色ものであったり夜の歓楽街の住人であったりというイメージしかなかったものがいろんな人たちがいるんだなとか真面目な分野でも語って頂けるような存在にどんどんなってきているんだなというのはすごく実感しますね。
なるほど。
そしてさまざまな分野で実はLGBTの皆さんは活躍をしていて日本のショービジネスまあマツコ・デラックスさんがいます。
そしてIT業界ビジネスではアップル社のCEOのティム・クックさんもそうですよね。
そしてハリウッド女優オスカーも掲げた事があるというジョディ・フォスターさんもLGBTの一員だという事で。
皆さん本当に個性が際立っているというイメージもあるんですけれどもそういうところどうなんですか?いわゆる感性が鋭くない人もいっぱいいると思うんですよ。
本当にごくごく一般的な方も。
ただそのやっぱり社会に認められてないっていう反動のパワーがより自分を努力させようとか自分の才能をより磨こうっていう後押しはしてくれると思いますし。
多分みんながほとんど不自由の環境で生活したり仕事現場もそうだし家庭もそうだしひょっとしたら。
その中で不自由の中でみんながすごく自分のスタンダードを作ってる。
そのスタンダードは普通の社会の中でじゃないスタンダード。
その中ではその中で生きるしかないからすごいみんなそこである意味鍛えられてる。
実はその際立ったLGBTの方の感性にビジネスの世界も注目をしてるんです。
大手百貨店メンズファッションフロア。
この下着売り場で一番の売り上げを誇る商品それは…こちらの男性向けパンツ。
カラフルな色使いと体にフィットする着心地のよさで大人気。
1着3,000円以上という値段設定にもかかわらず飛ぶように売れています。
そもそも男性向けパンツといえば色使いは単調地味〜なものが定番でした。
その固定観念を覆すパンツはどのようにして作られているのか?秘密を探るべく制作現場を訪ねました。
品川さんはゲイです。
これまでの男性向けパンツには自分がはきたいと思えるものがなかったといいます。
今自らの感性を生かし次々とヒット商品を生み出しています。
品川さんの目には一般的なパンツはどう映っているのでしょう?実はこれあの…そんな品川さん一押しの最新作!適度な透け感と落ち着いた色合いが上品な一着。
素材にこだわった通気性とフィット感が売りです。
こちらはパーツごとに素材を使い分け抜群のはき心地を実現。
体のラインを美しく見せる効果もあります。
品川さんの常識にとらわれない自由な発想が原動力となり消費者の支持を得ているのです。
斬新なデザインのパンツはゲイのコミュニティーを中心に海外でも話題となっています。
この日は台湾への新規出店に向けた戦略会議。
鍵を握るのはここでもゲイです。
TOOTここにあり的なモデルって…
(品川)この辺とかは原住民的シルエット…。
まずゲイに製品を気に入ってもらう事ができればその後のブームが期待できるといいます。
創業から14年。
この春にはパリで行われた世界最大の下着のファッションショーにもデビュー。
今や世界11か国に展開するブランドに成長しました。
いや〜はいてみたいですね。
本当ですか?ぜひぜひ。
でも本当に既成のアイデアではなかなか出てこないカットといい素材といい何と言ってもあの色ですよね。
要は下着とかもそうですけどカラフルな華やかなファッションっていうのは女性のためのものだとか男性はそんなの必要とされてないしてないっていう印象があったんですけどいざ商品とかを開発してみたらこれが欲しかったんだって飛びついた人たちはいっぱいいたって事ですよね。
既成概念にねとらわれないってところはあるかもしれないです。
なるほど。
でもね絶対ストレートの方もストレートの男でもね。
例えばねすごいカラフルのものが好きとかすごいピンクが好きとか赤好きでもいっぱいいると思います。
ただしそれがもうスタンダードの中で男だからブルーと黒白が当たり前と思った時に買うの恥ずかしいとか女っぽいと言われたのとか私はすごい残念と思う。
だって本当に自分の好きなものならば第三者がどう思うのが関係ないじゃん。
まあLGBTの皆さんの感性でビジネスの広がりこれも当然あるという事が分かったんですけれどもLGBTの皆さんのニーズに応える市場規模が先ほどVTRでおよそ6兆円。
はい。
すごいですねこの可能性。
ですよね。
実はLGBTの方のそんなリクエストに応えていこうという企業の動きも今広がっているんです。
京都市内のホテルが去年始めた新サービス。
大勢の祝福を受ける2人の花嫁。
交際7年の坂田まちさんとテレサさんです。
毎月およそ2組の同性カップルがここで披露宴を行っています。
このホテルではLGBTの宿泊客も積極的に受け入れています。
スタッフ全員がLGBTに関する研修を受け理解を深めています。
この日チェックインしたアメリカ人のゲイカップル。
京都の食を楽しみたいという2人にスタッフがすかさず手渡したお薦めのレストランリスト。
これはLGBTを積極的に受け入れているレストランを独自に調査しまとめたものです。
そして旅の疲れを癒やす部屋は2人が希望したとおりのダブルルーム。
実は同性の2人が宿泊する際ホテル側が気を利かせツインルームに変更してしまう事がしばしばあるんだそうです。
更なる配慮はバスルームにも…。
2人の男性のためにヒゲそりがちゃんと2本用意されていました。
LGBTの客に対するこまやかな接客は思わぬ成果へと結び付きました。
スタッフのサービスレベルが向上し利用者全体の満足度の評価が高まったのです。
難しく考える必要は全くなくって…LGBTのリクエストに応えるサービスはほかにも…。
日本では婚姻関係にないパートナーを生命保険金の受取人にする事は原則できません。
しかしこの会社では行政が発行するパートナーシップ証明書などがあれば受取人に指定できるようにしました。
更に今年4月。
LGBT専用の相談窓口を設けたのは…。
同性カップルが部屋を借りる際管理会社や大家が戸惑い契約を断られてしまうケースがしばしばあるといいます。
そこでこの会社では部屋を借りたい人と大家とを直接引き合わせ偏見を取り除く事を試みています。
スタートから半年。
同性カップルおよそ100組の賃貸契約が成立しました。
まだまだある?LGBTビジネスの可能性!?ヒントを求めて向かったのは日本最大のLGBTタウン新宿2丁目。
いらっしゃいませ。
(取材者)求めてるビジネスってどんなものがありますか?
(取材者)サイズおいくつですか?そうするとたまに優しいところは…ハハハ…!最後の人たちでほっこりしましたけどね。
でも出てきた方たち全部私も思い当たる節がある要素ばっかりでした。
ほとんど私も体験してますよ。
例えば…?例えば不動産も私四半世紀ほど同性の方と同居してるんですけどやっぱ男性2人が正式に契約書を連名で契約したいって言うとそれだけで半分ぐらいの人はもうアウトでしたね。
どういう理由で…?よく分からないものはとりあえず関わらないでおこうぐらいな感じだったんだと思うんですよね。
「偏見したい」ではないと思うんだけどきっとね。
みんながその情報がまだ頭の中に入ってこないんですよ。
男同士女同士それが普通とは思わないから。
だからみんながそこで理解できない事なるべくそれを避けてするが多いなので。
早くこの偏見をなくしてほしいなと思ってます。
だってもったいないじゃないですか。
せっかくのビジネスチャンスがあるから。
そしてLGBTの皆さんのニーズを満たすべくいろいろ調査して考えて開発をする。
そうするとLGBTじゃない皆さんのニーズもここにあるかもしれない。
ここにあるかもしれない。
要するに見方とかフィルターとか増える可能性がある訳ですよね。
まさしくねそういう事に気を遣ってくれる企業って事はそれ以外のいろんな事にも優しいまなざしを持っているのかなっていう連想はさせますよね。
何かいろんな事をすごい駄目だって言ってる企業って怖そうじゃないですか。
だから何か懐の深さみたいなのを表現するって意味でもイメージアップに…。
まあ私たちがねイメージアップの道具にされても別にいいからどんどんしてちょうだいってところもあるかもしれないですよね。
こちらは大手金融機関のオフィス。
デスクの脇にはLGBTを支援する意味が込められた虹色の札。
よく見るとオフィスのあちこちに。
この会社では10年前LGBTの支援を始めました。
法務部で働く稲場弘樹さん。
偏見を恐れ長らくゲイである事を隠していました。
半年前稲場さんは自身がゲイであると周囲にカミングアウトしました。
会社が続けてきたLGBT支援に後押しされたのです。
この会社では毎年全社員に向けてLGBTを理解し互いを認め合う研修を行っています。
LGBTが日々どんな事に困っているのか当事者から直接体験を聞いたり性別を限定せず会話するコツも学びます。
例えば彼彼女ではなく恋人と言えばみんなが話しやすくなるというふうに。
また福利厚生制度も充実。
同性異性を問わずパートナーがいれば結婚休暇や介護休暇の取得を認め健康保険も補助する事にしました。
こうした数々の取り組みによって稲場さんはカミングアウトを決意できたと言います。
カミングアウトした稲場さんに同僚たちは変化を感じています。
仕事でも仕事以外でも…更に共に働く人たちにも思いがけない影響があったといいます。
すごいね。
偉いねこの会社。
オープンですよね。
でもなかなか会社の中でカミングアウト「私はLGBTです」と言うのは難しいんでしょうね。
(レスリー)日本はまだ難しいですね。
ほとんど大半の方は会社には言えないって思ってる方の方が圧倒的だと思いますし職場ってコミュニケーションの中でいくらでも恋愛の話とか結婚の話って出てくるじゃないですか。
するとそれを隠してる人にとっては一日の大半を過ごすその空間の中でず〜っとちょっとずつうそを…。
例えば本当は彼氏なんだけど彼女って言いかえたりとか結婚の話とかされたらちょっとうやむやにしなきゃいけないとか結局そういうのも仕事に含まれちゃってるのが実情ですから関係なくはないのでコミュニケーションの中でストレスはたまっていく事はあると思うんですよね。
実はこんなデータもあるんですよ。
これ「LGBTをサポートしている企業で働きたいか?」。
これLGBTではない方に伺いました。
64%。
この赤い部分の方が働きたいと答えたんですね。
更にこの12.7%。
「待遇・職種に関わらず働きたい」と答えているんですよ。
非当事者の方がですよね?そうなんですよ。
すごいですね。
当事者もびっくり。
フフフ…。
でもさっきの話で言えばLGBTに限らず例えば女性の育児の問題とかいろんな職場環境においていろんな事をサポートしてくれるっていう印象になるんでしょうね。
きっとね。
多分LGBTを受け入れるまあフレンドリーフェアですフラットですという職場に多分ハラスメントはないんじゃないかとか人事もきっちり考えてくれるんじゃないか才能をとにかく考えてくれるんじゃないかというイメージがやっぱりあるんでしょうね。
でもきつい毒舌のオネエさん上司とかはいるかもしれないですけどね。
確かに。
そうすると昔ほどのハングリー精神で企業戦士といわれながらね一つのシステムの中でガ〜ッとみんなで一丸となってっていう事は正直息切れしている時代じゃないですか。
その中でじゃあ逆に何か今まで標準型じゃないからって切り捨ててた部分には実はとってもアイデアとかチャンスが詰まってんじゃないかなとも思うんですよ。
そうですね。
VTRでね企業の女性が話してましたけれどもみんな切り口を変えたら結婚してるかしてないかマイノリティの部分があるんじゃないかと…。
これが一つきっかけでいろんな切り口も広がっていろんな人みんなにこれLGBTの問題ではなくて一つのきっかけなんですよ。
一つのチャンスとみんな思ってほしい。
次の日本の可能性をみんなで一緒に考えてもらいたいと思います。
はい。
あなたはあなたのままでいい。
その才能が生かせれば更にすばらしい。
…という事でエンディングナンバーはLadyGaGa「BornThisWay」。
こう生まれてますから。
2016/01/05(火) 01:30〜02:00
NHK総合1・神戸
サキどり↑「LGBT市場最前線」[字][再]

今、LGBTへの関心が急速に高まっている。従来の固定概念にとどまらない彼らの存在は、新しい価値観を創造すると期待もされている。LGBTをめぐる最前線を取材する。

詳細情報
番組内容
日本の人口の7.6%といわれるLGBT。「同性パートナーシップ条例」の施行など今、LGBTへの関心は急速に高まっている。市場規模もおよそ6兆円ともいわれ、企業にとっては無視できない一大市場だ。また優秀な人材確保においてもLGBTがカギを握るといわれ、従来の固定概念にとどまらない存在は、新しい価値観を創造すると期待もされている。彼らは社会にどのような変化をもたらすのか?LGBTを巡る最前線を取材。
出演者
【ゲスト】ブルボンヌ,写真家…レスリーキー,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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