見えるぞ!ニッポン「石川県」 2016.01.06


音階のふしぎと日本の音楽のみりょくを感じられたかな?
(3人)イエーイ感じた!ブラボー!日本語で言うとアッパレアッパレ!
(テーマ音楽)こんにちは〜!きょうのテーマは石川県。
みえるくんどこにあるかわかる?え〜っと…あれ?どこだっけ?もう!中部地方よ。
ちゃんとおぼえておいて!石川県があるのは日本海がわのここ。
県ちょうがあるのは金沢市よ。
へいせい27年3月には北陸新幹線が金沢駅までのびて東京と金沢が2時間半ほどでむすばれるようになったのよ。
石川県を知るためのキーワードはこの3つ。
これを見て!金沢市にある兼六園は日本をだいひょうする庭園の一つです。
広さは東京ドームの2ばい以上。
園内には大きなマツの木がうえられています。
おや?マツの木をしばってるよ。
何で?これは雪つり。
雪のおもみでえだがおれないようにロープでささえます。
こうやって木をまもってるんだね。
石川県の北部日本海につき出しているのが能登半島です。
海のさちがほうふにとれ半島の一角にある輪島市では毎日のように朝市がひらかれています。
1,000年以上前から続いているこの朝市。
地元の人はもちろん全国からおきゃくさんがおとずれます。
石川県と岐阜県の県ざかいにそびえる白山。
標高2,000メートルをこえる山々がつらなっています。
白山は花のしゅるいが多いところとして知られています。
ショウジョウバカマなど高い山でしか見られないめずらしい花がたくさんさいています。
へえ〜石川県って自ぜんがいっぱいなんだね。
そうなの。
ほかにも石川県にはじまんのものがあるんだけどきょうはそれが何なのかをしらべてらっしゃい。
えい!うわっうわっうわ〜!こわいよ〜!アイテッ!イタタタタッ!おっここは?いったいどこにおちたんだろう…。
なんか古そうな家がいっぱいあるぞ。
すいませ〜ん。
なんだかむかしの町に来たみたいなんですけど。
ここは金沢市の武家やしき。
金沢は今から400年前武士が作った城下町です。
今でも古い町なみが数多くのこっています。
ほんとだ!あちこちにある!中はどうなってるんだろう?おじゃましま〜す。
わあおみやげものやさんだ!なんだかめずらしいものがいっぱい売ってるぞ。
これらはすべてむかしながらの方ほうで作られたしなじなです。
そうしたしなものの一つおわんを作っているところを見てみましょう。
へえ〜。
少しずつ木をけずっておわんの形にしていくんだ。
おわんを作っているのはこの道55年のベテラン…とくしゅなはものをつかって手のかんしょくだけをたよりにおわんを手作りしていきます。
できたおわんのカーブをはかってみると…どれも同じ形にし上がっています。
あつさ2ミリ。
こんなにうすくけずることもできます。
へえ〜すごいなあ!えらそうな言い方かもしれませんけど…木をけずる技術はおよそ400年前この地につたわりました。
それ以来職人たちによってだいだい技が受けつがれてきたのです。
このようにむかしながらの方ほうで行うものづくりを伝統工芸といいます。
高い技術がほどこされたおわん。
石川県をだいひょうする伝統工芸の一つです。
石川県にはほかにもいろんな伝統工芸があるのよ。
たとえばぬのをあざやかにそめて作る加賀友ぜん。
絵のぐで絵をかいた焼きもの九谷焼。
ウルシというしょくぶつのえきでひょうめんをぬってし上げるうつわ輪島ぬり。
どれも全国てきにゆう名なの。
へえ〜。
そして石川県ではほかにも伝統工芸にかかせないあるものを日本一たくさん作っているの。
それはこれよ!むかしからきちょうな金ぞくだった金。
とくに食器などみの回りのものを金でかざることはさい高のぜいたくとされてきました。
かぎられたりょうの金をできるだけたいせつにつかうために考えられたのが金をうすくのばした金ぱくです。
日本の金ぱくのほとんどは石川県で作られています。
ここが金ぱくを作っているところかあ。
こんにちは!あっきみがみえるくんだね。
話は聞いてるよ。
さあ中に入って。
むかしながらの方ほうで金ぱくを作る松村謙一さん。
数少ない職人の一人です。
さっそく松村さんの金ぱく作りを見せてもらうことにしました。
金はひかくてきやわらかい金ぞくです。
ローラーにかけて30分。
10メートルの長さにのびました。
金をさらにうすくのばすのにつかうのが1,800まいの紙のたば。
その一まい一まいに金をはさんでいきます。
そして紙のたばをきかいで打ち中の金をのばすのです。
1分間に800回。
まんべんなくぜん体に当たるよう気をくばります。
15分ほど打つと松村さんはきかいを止めました。
あれれっもうできたのかな?中の金はどうなったんだろう?どれどれ…。
うわっ!アチチチチ〜ッ!きかいで何ども打たれた金はねつをもちます。
金をのばすにはこのねつがひつよう。
でもおんどが高すぎるとあながあいたりやぶれたりしてしまいます。
そこで時々冷ましながら少しずつ金をのばしていきます。
金があつくなりすぎないか手のかんかくをとぎすませます。
こうして松村さんは打っては冷ます作ぎょうを2日間くりかえしました。
これがかんせいした金ぱくです。
わあすけて見える!この金ぱく1,000まいでようやく新聞紙1まいと同じあつさです。
ゆびの先の小さな金のつぶをのばすとたてよこ17センチの大きさにもなります。
松村さんが作った金ぱくは古いお寺のしゅう理にもつかわれます。
こちらは京都市にある西本願寺。
ウルシをぬったはしらに金ぱくをかるく近づけます。
すると自ぜんに中の空気がぬけて金ぱくがはしらにすいついていきます。
わあ金ぱくが生きてるみたい!ひじょうにうすい松村さんの金ぱくだからこそなせる技です。
すご〜い!はしらが黄金になった!きれいだなあ。
伝統工芸の職人さんの技ってほんとにすごいんだね。
きょうは石川県についてどんなことがわかったかしら?え〜っと石川県は伝統工芸のものづくりが盛んなところだった。
むかしの技が職人さんたちに受けつがれていた。
金ぱくを作るすごい技術がある。
そのとおり!チーズちゃんの都道府県クイズ!こんな形の都道府県どこだかわかるかしら?ヒント!むかしは江戸とよばれていた。
答えは東京都。
東京都は関東地方のここにあるよ。
できたかな?大都会の東京にも伝統工芸がのこっています。
台東区の職人さんをたずねました。
30年以上にわたって家具を作り続けてきました。
これは江戸指物。
クギやネジをつかわずに家具などを作る伝統工芸です。
戸田さんに技を見せてもらいました。
まずはものさしですんぽうをはかりみぞをほります。
このでこぼこをほぞとよびます。
いたといたをかみ合わせるためのしかけです。
じっさいにほぞの部分を合わせて組み立ててみると…。
すごい!いたといたがぴったりくっついた!むかしから職人たちの間でさまざまなほぞの技術が受けつがれてきました。
それらはすべて組み立てた時に外からつなぎ目が見えないように計算されています。
江戸指物はだいだいの職人たちが工ふうをかさねた技なのです。
全国にはいろんな伝統工芸がのこっているんだね。
みんなのところにもきっとあるわよ。
しらべてみてね!じゃあみんな…。
まったね〜!バイバ〜イ!2016/01/06(水) 09:20〜09:35
NHKEテレ1大阪
見えるぞ!ニッポン「石川県」[解][字]

金沢箔(はく)は、金を手作業で1万分の1ミリにまで延ばす職人の技。石川県には、他にも加賀友禅や輪島塗などたくさんの伝統工芸が残り、ものづくりの伝統が生きている。

詳細情報
番組内容
毎回一つの都道府県について学ぶ小学校3、4年向け社会科番組。金沢箔(はく)は、金を手作業で1万分の1ミリにまで延ばす職人の技。百万石の加賀藩・前田家が栄えた石川県には、加賀友禅や輪島塗など、たくさんの伝統工芸が残っている。それらの伝統の技は現代にも受け継がれ、建設機械や合成繊維など、ものづくりの産業が盛んになっている。
出演者
【声】代永翼,釘宮理恵,【語り】村上由利子

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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