今週土曜日夕方5時30分はコナン&海老蔵1時間SP 名探偵コナン傑作選 2016.01.06


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(2人)Seeyou!ん?おっ?ん?おい…。
おい…。
でもホントなのか?さっきの話…あっ!ん?あっ!
(佐藤)ん?あっ…!ん?あ…!あ…!ん?あっ…。
ん?確かにそこにはまってたのか?見間違いっていう…。
ですから…。
あっ!来たぞ。

(目暮)諏訪吉岡浅井の容疑者3名他に共犯者がいる可能性が?うんうん…。
ん?何?あっ…。
ん?私の顔に何かついてます?あ…。
じゃあ何なんですか?一体。
う〜ん…あぁすみませんハハハ…いやいやいや。
ひとを見てはヒソヒソコソコソしてませんか?私に何か?あっいえ別に…なぁ?あっあぁな…何もなぁ。
アハハ…。
あぁ何も…何もないよなぁ?ハハハ…気にすんなって。
ホ…ホントに?ハハハ…。
いやなぁ…。
ふ〜ん…。
(高木)杯戸町の事件被疑者の取り調べ終わりました。
あぁはい…はい…。
え〜とその件につきましては…。
いや〜参ったな〜!ハハハ…!
(高木)はぁ僕ってすごいよな〜。
いやホントに。
僕が取り調べるともう吐くわ吐くわハハハ…!いや〜まるでドラマに出て来るような感じでカツ丼食べさせたみたいにコロっと…ね。
(高木)あら?
(一同)ん〜…高木〜!な…何か?おい!「何か?」じゃねえよ!はぁ?それならそうと我々にもいってほしかったね。
そうだよ!高木。
え?あのな〜こっちにも心の準備ってもんがいるんだよ高木!えっ?心の準備?心の準備って何ですか?高木〜!
(白鳥)まぁまぁ…で高木君。
はい。
あれ君だろ?はぁ?目暮警部の電話が何か?
(着信音)高木君面白いこというね〜。
(着信音)佐藤さんのほうだよ。
はぁ?はい。
ほら佐藤さんの指に光る…。
えっ?ん?あぁ蘭ちゃんどうしたの?
(白鳥)あの指輪…指輪だ!
(高木)はぁ?指輪?指輪…。
あっホントだ!アハハ…指輪だ!アハハ…。
え〜っゆ…指輪!?《それも見たこともない指輪だ》《しかも左手薬指…》《い…一体誰からそんなものを…》《あ…いや落ち着け落ち着くんだ》《ここは冷静に冷静に佐藤さんに聞いてみよう》あの〜佐藤さんその指輪…ん?ごめ〜ん好きな人ができちゃった〜美和子さん佐藤さん美和ちゃん《う〜んアハハ…どういうこと〜?》左手の薬指にしてるってことは…。
婚約。
そういうことなんだろ!?おい!どういうことかこっちが聞きたいですよ。
えっあの指輪君じゃないのかい?ええ買ったことも見たこともありません。
えっじゃあ一体誰が!?
(ざわめき)はぁ…。
う〜ん…。
警ら部の戸澤!防犯部の増永!交通部の谷口が怪しい!あぁちょっとすみません。
(佐藤)ちょっと!あっ!ちょっと静かにして!…くれるかしら。
もしもし…あっごめんね。
それで?うん…。
えっ!?人が…人が死んでる?分かったわ蘭ちゃんすぐそっちに向かうから。
高木君行くわよ!えっ?奥多摩の別荘で事件よ!高木君!あ…はい!すいませんがこれを…。
ん?いや僕はどちらかというと…。
《っていってもこっちはこっちで…》《大事件っスよ》
(コナン)
栄えある未来に明るい一歩
心の準備はもちろんOK
佐藤刑事の左手に指輪がキラリ
ついに決めたか高木刑事
たった1つの真実見抜く見た目は子供頭脳は大人
その名は…名探偵コナン!

(毛利小五郎)・ほぉ〜見事な指輪っスな〜・宝石の数がこりゃまたすごい。
すべてダイヤっスか…。
こんなの初めて見ましたよ。
(諸口)アハハ…そうだ。
デビュー100作記念で作らせた指輪だよ。
裏側には「100th」と刻ませたよ。
ほれ。
本当は「ダイヤを100個つけてくれ」と注文したんだが「そんなにつけたら裁縫の指ぬきより大きくなる」と反対されてねぇ。
ハハハ…。
ハハハ…。
《そりゃそうだ…》
(テープレコーダーの停止音)
(出島)あっ失礼テープの入れ替えをします。
しかし今どき珍しいっスな〜。
カセットテープレコーダーとは。
ええ今は大概デジタル録音なんですがどうもテープが回ってるのを見ないと安心できない性分でして。
デジタルはエラーも怖いですからね。
あぁ…なるほどね〜。
(垂水)実は俺もそうっスよ。
仲間のカメラマンはみんなデジタルカメラなんスけど俺はどうにも昔から使い慣れたアナログのこいつが手放せなくてね。
まぁすぐに仕上がりが確認できないのが痛いっスけどね。
(シャッター音)ハハハ…。
(晴栄)ちょっとちょっとアナログの話で盛り上がってるところ悪いんだけど諸口先生は現在連載中で締め切りも迫ってるんだからさ無駄話はそれくらいにしてやること済ませちゃってくれない?そうカリカリしなさんな穴吹君。
私と毛利探偵の対談の本番は明日なんだし。
ハハ…。
今晩は私の手料理をごちそうしてゆっくり休んでもらい明朝朝日の中で…だったよね?ライターさん。
ええこれはまぁ顔合わせ程度のリハーサルのようなものでして。
今月号の予告ページにもほら「作家諸口益貴名探偵毛利小五郎とミステリーの新しい夜明けを語る」って大宣伝してますから。
ご覧になってください。
うんどれどれ…。
(毛利蘭)どうしたの?コナンくんキョトンって顔して。
あっうん…。
何か思ってた人と違うなって思ってさ。
「違う」ってあの諸口先生が?うん…。
だってこの先生のミステリーって細かいところにやたら気を配ってるからきっといつもイライラしてる神経質な人かと思ったんだ。
ん?穴吹君!はい。
(諸口)定規はあるかね?あっはいメジャーなら持ち合わせてますが…。
(諸口)思った通りだ…。
私の名前の文字が他の作家より1mm小さいじゃないか!私をバカにしているのか!?そんなことは…。
ただその大きさの文字のほうが収まりがよくて…。
だったら他の作家の文字を小さくすればいいじゃないか!この役立たずが!あっ!申し訳ございませんでした二度とこのようなことは…。
フッ当たり前だ。
《なるほど…地はかなり神経質ってわけね》ホント君の前の私の担当編集だった秋場君はよかったよ。
何でも私の望みをかなえてくれた。
ほぉ〜優秀な編集さんだったんスねぇ。
あぁ資料写真探しからトリックに関する専門知識の調査と収集。
彼は私のために骨身を惜しまず尽くしてくれたよ。
それこそ命が尽きるまでね…。
な…亡くなったんスか?あぁ今年の春彼の自宅で遺体となって見つかったよ。
鍵を閉め切った密室の中でね。
えっ!?密室ってことは自殺ですか?そりゃそうだろう。
私の書くミステリーじゃあるまいし。
ホントは彼の死を題材にして一本書こうかと思ったんだが穴吹君に止められてね。
当たり前です!彼の突然の死は出版業界に結構知れわたっていてそんな小説を発表されたら格好のゴシップ記事のネタにされてしまうと思いましたのでお願いしました。
ゴシップはゴシップ事実じゃない。
それに「編集者秋場に捧ぐ」とか銘打てば逆に売れたと思わないかね?そ…それは…。
あっ。
あれ?あ〜ヤバ…芯がもうない。
だったら私のやつを使うかね?といっても私が愛用しているのは鉛筆…アナログだがね。
じゃあ遠慮なく。
まぁとりあえず明日の段取りを決めてしまいましょうや。
どうせ本番は明日の朝だし。
タラタラだべっててもしゃあねえし…。
フィルムの無駄っスから。
その後段取りの打ち合わせは食事を挟んで2時間続けられた
その作業がまったく無駄になるとも知らずに…
そう…なぜなら対談の主役の1人である彼が…
(ノック)諸口先生?もう朝の5時ですよ。
(ノック)先生?先生!ん?どうしたんスか?あぁ毛利さん。
まだ寝てらっしゃるんスか?はい。
もしかしたら昨夜遅くまで仕事されていたのかも…。
じゃあ合鍵で入って起こしましょう。
(晴栄)それが…先生は自分の部屋に他人が入るのをすごく嫌ってらしたので合鍵はないんです。
「ネタが盗まれる」って…。
ちょっとコナンくん何やってんの?《嫌な予感…》《胸が締めつけられるような息苦しいこの感覚》《こんな時そこにはいつも決まって…》《亡くなってから1時間程度ってところだな》《アーモンド臭…青酸性の毒物》《口の周りについてるのはコーヒー》《コーヒーに混ぜて飲んだのか》《部屋の鍵はすべて閉まっていて開いていたのは俺がここに入る時に使った子供がやっと通れるようなあの換気窓ただ1つ…》《そしておそらく彼の手の中にあるのはこの部屋の鍵》《自殺…?》《いやこれは…殺人》
(高木)・亡くなったのは推理作家である諸口益貴さん52歳・死因は青酸性毒物を飲んでの窒息死。
口の周りについているコーヒーから見ておそらく…。
(佐藤)コーヒーに青酸性毒物を混ぜて飲んだかあるいは飲まされたかのどちらかのようね。
ん?えっ?飲まされたってのはないんじゃないか?この部屋のドアも窓もしっかり鍵が掛かっていてまさに密室じゃないか。
さらに諸口さんが手にしているのはこの部屋の鍵で合鍵もなし…と来りゃもう自殺しかねえだろ。
えっ…何でですか?あらかじめ誰かがコーヒーカップに青酸性の毒物を仕込んでおけば密室での犯行は可能なんじゃ…。
もちろん諸口さんが朝起きてコーヒーを飲むことを知っていたという前提ですが…。
はぁ…バ〜カ。
普通鍵を持ったままコーヒーなんか飲まねえだろ。
もちろん毒入りコーヒーを飲まされたと気づいた後にとっさにつかむのもまず無理だ。
だから多分あの鍵は毒を飲む前に自分で持って示した何かのメッセージ…。
あ…いえでも諸口さんは今日の朝毛利さんと対談する予定だったんですよね?あ…あぁ。
だったら寝坊して慌てて鍵を持ち部屋を出る直前に眠気覚ましのコーヒーを飲んだってこともあり得るんじゃないですか?ったくよく見てみろ。
コーヒーカップが落ちていたのはベッドの横。
ええそうね。
コーヒーメーカーがあるのは向こうのキッチンだ。
慌ててたんならキッチンでコーヒーをいれてその場で飲んでんじゃねえか?わざわざ受け皿にのせてベッドまで運んで飲まねえっての。
でもこうは考えられない?朝諸口さんを起こしに来た誰かが青酸性毒物を混ぜたコーヒーをいれてベッドの横に運び「急いでください」と急かして鍵を持たせ部屋を出て行ったとか。
それもないな。
もしそうならその誰かは諸口さんが毒入りコーヒーを飲む前に部屋から出て行き諸口さんに鍵を掛けさせなきゃならないという無理が出る。
出されたコーヒーをすぐに飲むかどうかはその人次第だが急かされてたんならまぁ飲んじまうだろうからな。
(高木)でも実は諸口さんは猫舌で熱くてすぐに飲めなかったなんてことは…。
それはありません。
諸口先生はとてもコーヒーがお好きで熱くてもぬるくてもそれはそれでおいしいといっておられましたので…。
そうだったわよね?あ…あぁ。
編集部じゃ有名っスよ。
え〜とあなた方は?あ…はい私は諸口先生の担当をしている編集の穴吹です。
後ろの2人は右がカメラマンの垂水君。
左がライターの出島君です。
じゃあ3人はその対談企画のために今朝この諸口さんの別荘に来られたんですか?いや3人とも昨夜からここに泊まっていました。
さすがに朝5時前にここに来るのはキツイっスから。
(佐藤)けど変ね。
ん?密室だったんならドアを破ったり窓を割って中に入るのにそんな跡はどこにもないじゃない。
でもどうやって中に入ったの?あぁそりゃこのガキだよフン!あ…。
コナンくんがそこの換気窓から入って内側からドアの鍵を開けてくれたおかげで私達も部屋に入ってそれで諸口さんが亡くなっているのを見つけたんです。
じゃああの窓は開いていたんだね?うんそうだよ。
でも子供がやっと通れる幅しかないようね。
しかし自殺だったとしてもどうして諸口さんは鍵を手にして亡くなっていたんでしょうか?そいつはもしかしたらこの別荘にいた俺達に殺人の疑いをかけさせたくなかったからかもしれねえな。
さっきもいったようにもしこれが殺人なら「鍵を持ったままドアを閉めてコーヒーを飲んでくれ」…とでもいわないとこの状況はつくれねえからな。
それで諸口さんが自殺する心当たりは?いえ特には…。
全然そんなふうには見えなかったよね?あぁそうだな。
まぁいろいろ人にいえない悩みとかあったんだろうよ。
今年の春に前の担当だった秋場さんっていう編集さんが自殺したらしいしひょっとしたらその責任を重く感じていたのかもしれねえな。
う〜ん…。
(佐藤)まぁとにかく鑑識さん達が到着するのを待ちましょう。
これが殺人だったならどこかに犯人の指紋が残っているはずだから。
犯人が手袋をしたままコーヒーをいれたりドアの開け閉めをしていたら諸口さんも不審がるだろうし密室になった後じゃふき取るチャンスもないし…。
もちろん私が来る前にあなた達が何も触ってないならね。
ええ警察が来るまで入るなと毛利探偵に注意されましたので。
自殺で決まりだよ鑑識まで呼ぶことはないって。
ねぇ高木刑事。
ん?気にならない?えっ何が?指輪。
ゲッ!な…何をいってるんだよコナンくん!いや…そりゃ気にならないっていったらウソになるけどでも今は捜査中だし…。
ん?えっ…違うって。
えっ?どこ見てんの?こっちだよこのおじさんの指輪。
彫ってある「100th」って文字が逆さになってるよ。
あ…そうだね。
でも単につけ間違えたってことも…。
けどさぁこのおじさんすごく神経質でそんなこと間違えるわけないと思うけど。
それにこの指輪って…。
ほらこんなにダイヤがついてるんだよ。
あっそうか!やっぱりこれは殺人だ!え?ん?殺人の目的はこの指輪だったんですよ。
諸口さんを殺害した後指にしていた本物の指輪と偽物の指輪をすり替えた時に慌てて向きを逆にはめてしまったんですよ。
諸口さんはこの指輪を外したことはないの?あ…はいとても気に入られていて入浴される時も床に就かれる時もずっとつけたままだとおっしゃってました。
だとしたら高木刑事の言う通りこれは殺人の疑いが強くなったが…。
もう1つ新たな謎が浮上したわね。
《そう犯人が指輪をすり替えられるのは諸口さんが亡くなった後》《当然犯人はその時この部屋にいたことになる》《だったら犯人はどうやってこの鍵の掛かった部屋から脱出したっていうんだ?》《諸口さんの手に鍵を置いたままどうやって?》《それとも諸口さんを毒殺した後この鍵を持って部屋を出て鍵を掛け外部から何らかの方法で諸口さんの手の中に鍵を戻したっていうのか?》《開いていたのはあの換気窓のみ》《あそこから遺体の手の位置まで4m近くある》《こんなに離れているのにそんなことできるわけが…》じゃあとりあえず鑑識さんを待っている間に聞かせてもらいましょうか。
諸口さんの遺体を発見する前あなた達がどこで何をしていたかを。
まず出島さんから。
ぼ…僕は自分の部屋でこのテープレコーダーを直してまして…。
何か調子が悪くて中でテープがワカメになったり巻き戻す時にほらこんな音が…。
(テープの巻き戻し音)確かに音がしますね。
(テープの巻き戻し音)次垂水さんは?俺も撮影のセッティングを済ませた後部屋にこもって別の仕事のネガの整理をしてたっスよ。
この輪ゴムでとめてね。
分かりましたでは次穴吹さん。
私も部屋で別の作家のゲラのチェックをしていました。
そういえばおばさん金製のメジャー持ってたよね?あれっていつも持ち歩いてるの?え?ええ測ってくれって先生によくいわれるから…。
文字の大きさとか…。
でも文字を測るんなら定規でもいいんじゃないの?あのな〜坊ず文字だけじゃなくいろいろなものを測らされていたんだよ。
トリックに使えそうな扉とか窓とかね。
詳しいんですね。
亡くなった秋場によく聞かされていたんスよ。
彼と私達3人は同期入社ですから。
僕は途中で辞めてフリーのライターになりましたけどね。
なるほど…そうですか。
あの…佐藤刑事。
ん?事件とは関係ないんですけど…。
何?蘭ちゃん。
(チャイム)あっきっと鑑識さんだわ。
ごめん蘭ちゃん後でいい?あっ…。
は…はい。
(佐藤)・え?本物?・あの指輪は本物だったんですか?はい。
すぐに署に持ち帰って鑑定士さんに見てもらったそうなので間違いないです。
じゃあ犯人の目的は指輪じゃなかったってことか。
ええそのようね。
《だったら何で…どういう理由で犯人は指輪を外したっていうんだ?》あぁそういえば指輪を外したら妙なあとがついていました。
「妙なあと」?はいここの所なんですがかなりかすれてしまってますが丸く輪になって黒くなっています。
こいつは血のあとです。
「血」って…どうしてこんな所に血がついてるの?多分ひげをそった時にザックリやっちゃってそこを触ったのかと…。
いいですか。
ほら右アゴの下に切ったあとがある。
間違いない。
ちなみにコーヒーカップその受け皿コーヒーメーカードアノブからはこの遺体以外の指紋は出て来ませんでした。
そうですか。
あの〜高木刑事…。
ん?何?こんな時に不謹慎ですけどどうしてもいいたくて…。
え?何ですか?蘭さん。
ご婚約おめでとうございます!はぁ?ウフフ…。
蘭さん?だってほら!佐藤刑事が左手の薬指にしてる指輪ってエンゲージリングでしょ?うぅ…。
(高木)みたいだね…。
「みたいだね」って高木刑事が贈ったんじゃないんですか?あぁ〜どっかの誰かだよ。
もっと頼りがいがあるイケメンにのり換えたってか?お父さん!ですかね〜?「ですかね」って…ちゃんと確かめればいいじゃないですか。
はぁ〜それができりゃいいんだけど答えが何か怖くてね〜。
ホント綱渡りって感じだよ。
もう綱から落ちちまってんじゃねえのか?ですかね?《そうか…そうだったんだ》《だから犯人は指輪を外したんだ》《密室の綱渡りを成功させるために…》
(佐藤)《しかし腑に落ちないわね》《部屋のドアにも窓にも鍵が掛かっていて室内で諸口さんは青酸性の毒物入りのコーヒーを飲んで亡くなっていた》《その左手には1つしかないこの部屋の鍵が…》《唯一開いていたのは子供がやっと通れる換気窓だけ》《これだけだとこの別荘にいた他の人達に疑いをかけないようにして自殺したともとれるけど…》《問題は鍵を持っていた左手の中指にはめられた指輪が上下逆さまにはまっていたこと》彼女の言う通り諸口さんがこの指輪をあまり外したことがなくつけ間違えるようなズボラな性格じゃなかったことを踏まえると誰かが諸口さんを毒殺した後何らかの理由で指輪を外しはめ直す際に上下を間違えたとしか見えないけど…。
もしかしたら血がついたから指輪を外しただけじゃないでしょうか?え?ほらその指輪の下にひげをそった時に付着した血があったんですよね?だったら指輪についたその血をふくために1回指から外して…。
いやそうだとしたら指のほうの血もふき取られてるはずよ。
指輪の血を落としてもそれをはめる指に血がついてたら意味ないもの。
多分指輪を外さずに血をふいたんじゃない?ですよね〜。
ひょっとしたらさ〜そのおじさんお裁縫してたからなんじゃないの?さ…裁縫?どういうことだい?コナンくん。
うんそれはねほらこの前学校に持ってくぞうきんを作ってもらった時蘭ねえちゃんも指輪してたよね?え?あぁそれって指ぬきのこと?あれをつけてると針の穴に糸を通しやすいんでしょ?違うわよコナンくんあれは…指ぬきはね針の背を押さえるためにつけるものでね。
な〜んだ!僕てっきりあの指輪をつけて鍵の穴に何か通したのかなって思っちゃったよ。
な〜んだ間違っちゃった!《フッ》鍵の穴に何かを通した…。
だから指輪を?う〜ん…。
そうか!《おっ!おっちゃん》輪ゴムだ!《えっ?》輪ゴム?フフンまず輪ゴムをだなつなげて行き指輪に輪ゴムを通してパチンコ状にしてその輪ゴムの両端に鍵の頭と尻を引っ掛けて換気窓から部屋の中に飛ばしたんだよ。
輪ゴムの長さは何本もつなげれば調節できるしなぁ。
もちろんそれをやったのは諸口さんを毒殺し部屋に鍵を掛けて出て行った後。
つまりそれができるのは今も手首に何本も輪ゴムをつけているカメラマンの垂水さんあんたってこった!どうだ?違うかな?あ…いや俺じゃない。
《おっちゃん違うって》でもそうだったとしたらその輪ゴムがまだ部屋の中にあるはずですよね?鍵と一緒に飛ばしてしまうんですから。
じゃあ片方だ輪ゴムの片方を持ちもう片方に鍵を引っ掛けて飛ばしたんだよ。
そうすりゃ持ってた片方を後で引っ張って回収できるじゃねえか。
しかしそれで回収できたとしても輪ゴムの結び目が指輪に引っ掛かって引っ張られ遺体の腕がベッドの外に垂れてしまうと思いますけど…。
それに輪ゴムで鍵を飛ばして手のひらにのせるなんて至難の業を犯人が選ぶかしら。
もし失敗したらただ単に換気窓から鍵を放り込んだと思われるだけだし。
あぁ確かにそうともいえるな…。
《ぜってぇそうだっつうの》《クソ〜いつものようにおっちゃんを眠らせて推理ショーって行きてぇが佐藤刑事がいるからなぁ…》《前にバレそうになったこともあったし…》《ここはやっぱ誘導して真相に気づかせるしか…》そうだよおじさん。
そんなトリックサーカスの人だってできないと思うよ。
あん?サーカス?それをいうなら手品師だろうが。
だってさっき高木刑事がいってたから。
佐藤刑事と綱渡りだって。
あ…。
ん?それって2人でサーカスするってことだよね?あ〜!ちょ…ちょっとコナンくん!それは…!何?高木君それ。
コナンくんひどい…。
《待てよ綱渡り?綱渡り…》そうか!あるじゃねえか!指輪に引っ掛からずにすぐに回収できる細長いものがよ〜!《はぁ…やっと気づいたかおっちゃん》それは編集の穴吹さんが持っている金製のメジャーだよ。
《…っておいおい》じゃあ指輪をメジャーに通したってことなの?いや指輪にメジャーの先を引っ掛けたんだ。
そしてそのメジャーを鍵の穴に通して換気窓の外から諸口さんの手のひらまで運んだんだ。
綱渡りのようにな。
ちょっと待ってそのメジャーを鍵の穴に通したのっていつやったの?そりゃもちろん諸口さんを毒殺した直後だよ。
前もってメジャーに鍵を通しておきメジャーの先を指輪に引っ掛けて換気窓まで伸ばし窓の縁にメジャーの本体を鍵ごと引っ掛けておけば犯行後換気窓から本体を持ち上げるだけでメジャーを伝って鍵を諸口さんの手のひらまで運べるってわけだ。
当然回収はボタン1つでできるしな。
だから部屋を出る前にメジャーに鍵を通したりしたら出る時ドアに鍵を掛けられないんじゃない?《あぁそっか》いやいやメジャーを伸ばしたのは犯行後に鍵を掛けて部屋を出て外から換気窓の所へ行った後かもしれないなぁ。
ほら金製のメジャーって硬いから棒のように使いメジャーの先をベッドの遺体の指輪にうまく引っ掛けて…。
それも1mぐらいまで。
それを超えたら折れてしまって手のひらどころかベッドの上にすらのせられないし大体指輪に引っ掛けるだけなら指輪を外す必要はないんじゃない?確かにそうっスなぁ。
そう細くて長い糸のようなものがあればいいんだけど…。
ですが容疑者の3人はそんなもの持っていませんでしたし別荘の周りも調べていますがそんなものが発見されたという報告はまだ…。
あるわけないよね。
輪ゴムと違って指輪に引っ掛からなくて細くツルツルしてる長い糸のようなものでいつもはメジャーみたいにクルクル巻いてしまってある都合のいいものなんて…。
ちょ…ちょっと待って!おい!それってまさか!カ…。
カセットテープ!!《はぁ…》なるほどカセットテープならテープを長く引っ張り出して指輪に通しそのテープの先とカセット本体を換気窓の外に出しておけば…。
(高木の声)諸口さんを毒殺した後部屋を出て鍵を掛け換気窓の外に出しておいたテープの先を鍵穴に通してテープを高く持ち上げるだけで…。
鍵は重力によってスルスルとテープを伝い遺体の手のひらに到達しその後でテープを巻き取ればテープは鍵の穴と指輪を擦り抜けてカセットに収納され密室が完成するって寸法だ。
つまりだこのトリックができたのは普段からカセットテープを持ち歩いていて後で警察に調べられても不審に思われない人物。
そんな人はこの中じゃ…。
(高木)ライターの出島さん!あなたしかいないようね。
うっ…。
おそらくあなたは今朝やる予定だった対談企画の段取りの最終確認とかいってこの諸口さんの部屋に入れてもらい彼のすきを見てコーヒーに青酸性毒物を混入して毒殺しそして今のトリックで密室をつくり上げた。
どう?間違ってる?
(出島)うっ…!まぁあなたが持っているカセットテープを調べれば分かるけどね。
はぁ…ワカメになってるといいたいんでしょうけど僕いいましたよね?このレコーダー調子が悪いって。
ワカメになってるテープなんていっぱいありますよ。
それに巻き取る時にこんな大きな音がすれば誰かが聞いているはずです。
(テープの巻き戻し音)これを使わずに急いで手で手繰り寄せたとしたらワカメになっている部分は広範囲にあるはず。
調べていいですよそんなテープ持っていませんから。
いいや鉛筆だ。
あんたが昨夜諸口さんに借りた鉛筆をカセットの穴に突っ込んで回せばレコーダーを使わなくてもかなり短時間でテープをさほど傷めることなく巻き取ることができる。
私も子供の頃よくやりましたよ。
ふざけて外にたくさん出してしまったテープを巻き取る時に鉛筆をひざに当ててカラカラってね。
それに佐藤さんがテープを調べるっていったのはワカメになってるかどうかじゃありませんよ。
えっ?さっきいったように指輪がはまっていた左手中指の付け根に血がついていてなぜか1か所それが途切れていました。
だからあなたの持っているテープのどれかにあるはずですよ。
密室の綱渡りに使われた諸口さんの血の付着したテープがね。
出島君…。
お前まさか秋場のことで…。
はぁ…綱渡りか。
秋場もよくいってたよ。
諸口先生との付き合いは綱渡りの連続だってね。
ん?綱渡り?秋場はおとなしい男だったんですが先生の担当になってからいつもどこかに包帯を巻くようになった。
なぜだと思います?先生にいわれて試していたんですよ。
先生が考えた殺人トリックが本当にできるかどうかを自分の体で。
もちろん本当に死なないように細心の注意を払ってね。
おい!じゃあまさか秋場が密室で死んだのって…。
あぁ秋場の会社の机の中の遺品を整理している時に見つけたよ。
秋場とまったく同じ死に方が書かれたトリックノートをな!だったら何でそれを警察に出さなかったの?無駄ですよ問い詰められても先生は秋場が勝手にやったことっていうぐらいです。
でも事故は事故でしょ?いや先生は別のインタビューでこういっていましたよ。
この年になって最近ようやく殺人者の気持が分かって来た推理作家にとってこの上ない喜びだ…ってねそれで僕は確信したんだ。
先生が秋場を利用して知りたかったのはリアリティーじゃなく殺人者のメンタリティーだったんだってね。

(佐藤)…でずっと気になってたんだけど。
(高木)何がですか?「何が」じゃなくて…私と綱渡りって何なのよ?どういうこと?あ〜いや〜それは…その…。
指輪です!佐藤刑事光りもの嫌いっていってたのにどうして指輪してるのかって高木刑事はいってるんですよ!え?《おっちゃんと一緒に電車にすればよかったかな》アハハ…。
あぁこの魔よけのこと?魔よけ!?魔よけ!?《どんだけ…》どういうことですか?シルバーにターコイズ。
これを左手の薬指にしてると悪い虫も寄って来なくなって一石二鳥って由美がいってたから私も便乗したのよ。
ほら私のろわれてるし虫嫌いだし。
いや〜由美さんがいった虫はその虫じゃなくて…。
だ…だったら佐藤さん!僕の指輪をしてください!左手の薬指に!《いった!》ええいいけど…。
(高木)《アハハ…!ヤッバイな〜》《きっと今日はみんなにとっちめられちゃうんだろうな》《何たって佐藤さんが僕の指輪を…デヘヘ…左手の薬指にしてくれちゃってるんだから》《でも今日は男らしく堂々と…》
(せき払い)・高木!・聞いたぞ佐藤の指輪のこと。
《そら来た!》あれって…。
魔よけだったんだってな!えっ!?《皆さんどうしてそれを…?》いいってことよ!気にすんな!しかし左手の薬指がどういう意味か知らんとは…。
ますます萌え〜っスよね!うんうん。
(高木)《そういえばまだいってなかったっけあの指輪の意味…》《まいっかハハ…》
(ハミング)2016/01/06(水) 10:30〜11:30
読売テレビ1
今週土曜日夕方5時30分はコナン&海老蔵1時間SP 名探偵コナン傑作選[字]

「本庁の刑事恋物語8 左手の薬指」佐藤刑事が婚約を意味する左手薬指に指輪をはめている事に高木刑事が動揺。事件現場へ急行するが、高木は指輪が気になり・・・

詳細情報
声の出演
江戸川コナン:高山みなみ
毛利蘭:山崎和佳奈
毛利小五郎:神谷明
高木刑事:高木渉
佐藤刑事:湯屋敦子
目暮警部:茶風林
白鳥警部:井上和彦ほか
番組内容
「本庁の刑事恋物語8 左手の薬指」
佐藤刑事は同僚たちにチラチラと見られる。この後、高木刑事は白鳥警部に佐藤刑事がはめた指輪の事を質問される。高木は佐藤を見て左手薬指の指輪に初めて気付く。高木は婚約した人がはめる左手薬指の指輪に動揺。そんな中、佐藤は蘭から人が死んでいるという連絡を受ける。早速、佐藤と高木は現場へ向かうが、高木は指輪が気になり…。
おしらせ
名探偵コナン テレビ20周年記念
2週連続 1時間スペシャル
コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー
1月9日(土)夕方5時30分〜 放送!

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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