こんにちは、正午のニュースです。
きょうは北朝鮮関連のニュースを中心に時間を延長してお伝えしていきます。
きょう午前10時半ごろ、北朝鮮北東部で地震の波形とは異なる振動が気象庁の地震計で観測されました。
菅官房長官は、過去の例から核実験の可能性もあるとして、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している情報連絡室を官邸対策室に切り替えて、情報収集と分析を行っていることを明らかにしました。
一方、北朝鮮は日本時間のこのあと、午後0時半から、特別重大報道を行うと予告しています。
気象庁によりますと日本時間のきょう午前10時29分、北朝鮮北東部の北緯41.6度、東経129.2度付近で、通常の地震の波形とは異なる振動が観測されました。
深さはごく浅く、規模はマグニチュードに換算すると5.1と推定されるということです。
通常の地震の波形とは異なることから、気象庁は、核実験の可能性もあるとみて、波形の詳しい分析を行っています。
今回揺れが観測された場所の付近には北朝鮮の核実験場があります。
3年前と7年前それに10年前に北朝鮮が地下核実験を行った際には、今回と近い場所で地震の規模に換算してマグニチュード5前後の振動が観測されました。
気象庁によりますと、地震の場合、地震計に記録される波形は小刻みな揺れから始まり次第に振幅、振れ幅が大きくなりますが、地下核実験による振動の場合は最初から振幅、振れ幅の大きな波形となります。
今回記録された波形も過去に北朝鮮で地下核実験を行った際に観測された波形とよく似ているということで、気象庁はこのあと午後0時半から記者会見を開いて説明することにしています。
菅官房長官は午前の記者会見で、北朝鮮北東部で観測された揺れについて、過去の例から核実験の可能性もあるとして、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している情報連絡室を官邸対策室に切り替えて、情報収集と分析を行っていることを明らかにしました。
気象庁が北朝鮮付近を震源とする地震を観測しました。
政府としては過去の事例を踏まえて北朝鮮による核実験の可能性もある。
関係省庁、幹部、官邸に指示を出すとともに北朝鮮情報に関する情報連絡室、北朝鮮による核実験実施に関する官邸対策室に直ちに、設置いたしました。
また中谷防衛大臣は記者団に対し、大臣指示を出し、関係機関などと緊密に連携し警戒監視に万全を期すよう指示したと述べました。
岸田外務大臣は午前11時半過ぎ、外務省を出る際に記者団に対し今情報収集に全力を挙げているところだと述べました。
また韓国の気象庁は、人工的な揺れであることは確実で核実験の可能性が高いとみられるとして詳細についてさらに分析を進めています。
揺れが観測された地域は過去に北朝鮮が核実験を行ったことがあります。
一方、北朝鮮の国営メディアの報道を分析しているラヂオプレスによりますと、北朝鮮は北朝鮮時間の正午、日本時間のこのあと午後0時半から特別重大報道を行うと予告しています。
どのような放送を行うかは、今のところ明らかにされていません。
また日米の外交筋はアメリカ軍が朝鮮半島付近の上空に航空機を派遣したことを明らかにしました。
アメリカ軍はこれまでも、北朝鮮が核実験を行った際、朝鮮半島付近の上空に航空機を派遣して、核実験が行われた際に放出される放射性物質が検出されるかどうかを確認しており今回もそうした確認を進めています。
では総理大臣官邸から中継でお伝えします。
総理大臣官邸です。
午前11時40分からは安倍総理大臣も出席してNSC国家安全保障会議の閣僚会合が開かれ、慌ただしい雰囲気に包まれています。
閣僚会合に向かう中谷防衛大臣は総理大臣官邸に走って入りました。
その際、中谷大臣は、防衛省としても、情報収集や分析をして、警戒監視をしていると述べました。
また岸田外務大臣は情報収集中だと述べました。
NSCの閣僚会合ではこれまでに集まっている情報や分析結果などについて、報告を受け、今後の対応を協議したものとみられます。
菅官房長官は午前11時10分過ぎから行った記者会見で、気象庁によれば、この地震は自然地震ではない可能性があるということだと述べたうえで、過去の例から核実験の可能性もあるとして、事実関係の確認を急ぐ考えを示しました。
政府は総理大臣官邸に北朝鮮による核実験実施情報に関する官邸対策室を設置し、関係省庁の幹部が集まっていて、アメリカや韓国など関係国とも緊密に連携し、情報の収集や分析にあたることにしています。
ソウル支局の池畑支局長と中継がつながっています。
韓国国内ではどのように今回のことについては報じられていますか。
韓国メディアは当然ながら非常に大きく伝えています。
韓国政府は先ほど正午から大統領府で緊急の国家安全保障会議を開催して情報の収集を急いでいます。
今ところ北朝鮮の軍が特異な動きを見せているといった情報は入ってきていません。
このあと北朝鮮が行うとしています重大発表に注目が集まっています。
また韓国の気象庁は午後2時から今回の揺れについて詳しく記者会見で説明することにしていますがすでに今回の揺れは人工的なものだと断定していまして、またその場所も、北朝鮮の核実験場に近いことから、核実験の可能性が高いとみています。
韓国政府は北朝鮮がことし5月に36年ぶりに朝鮮労働党の党大会を開くことから、その前に核実験を行う可能性はあるとみていました。
また先月にはキム・ジョンウン第1書記が、水爆の保有に言及したことからどういう内容なのか注目をしていました。
ただその一方で今は北朝鮮がミサイル発射などを巡ってアメリカや韓国と緊張が高まっているわけでもなくまた、近く核実験に踏み切るというふうなことを示唆するような言動もなかっただけに戸惑いも広がっています。
以上ソウルからお伝えしました。
続いて気象庁から中継です。
気象庁です。
気象庁の2階にある地震火山げんぎょう室では、現在職員が、波形の詳しい分析を行っています。
気象庁では過去にも北朝鮮の核実験の際に波形を観測していますが、地震火山部の担当者によりますと今回観測された場所は過去に核実験が行われた場所に近いということです。
また観測された波形も過去の核実験の波形と類似しているということです。
気象庁の担当者は、人工的な爆発によるものとみられ、今回の波形のあとは現在のところ新たな振動は観測されていないと話しています。
気象庁は、このあと午後0時半から記者会見を開き、データについて詳しく説明することにしています。
気象庁でした。
各地の反応です。
すごく怖いと思います。
国際的なルールの中で禁止されているのでいけないことだと思います。
拉致の問題もありますからアメリカを含め、ほかの国をはじめ断固抗議するすべきだと思います。
実験されたというのを聞いて新年早々聞きまして残念です。
怒りを感じます。
皆さん一生懸命訴えておられます。
それがなかなか通じないということは情けないことですね。
拉致被害者の家族会代表で田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さんは、詳しいことは分かりませんが、核実験が事実であれば、今後の拉致問題への影響が心配ですと話しています。
日本被団協日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員はNHKの電話取材に対し次のように述べました。
とにかくけしからん。
残念であるというか。
平和をどう探っていくかというのを世界に発表しなければならない。
日本は絶対にそういうことは許しませんと。
それでは朝鮮半島情勢に詳しい拓殖大学大学院の武貞秀士特任教授に電話で伺います。
武貞さんお忙しいところすいません、お願いします。
このあと0時半から北朝鮮が重大報道を行うということですが現段階で、今回のこの動きをどのように見ていらっしゃいますか。
波形を見れば核実験だろうということはそのように思います。
軍事的にも外交的にも、自信を持ったキム・ジョンウン体制がさらに自信を持った外交を展開するための新しい核実験だと思います。
今後外交に打って出るために仕掛けたということですか。
そうですね。
核兵器というのはアメリカを想定した兵器です。
アメリカと対等以上に戦える核兵器を持ちましたということを世界にアピールしている。
核兵器は常にアメリカを想定した兵器です。
5月の上旬には労働党大会を開催します。
外交的に国の課題であるアメリカとの関係の正常化、そのあとには、韓国との首脳会談を視野に入れて、今までよりもさらに強い立場で外交をしたいという思惑ですね。
これまでの核実験とは、そういった意味でもこれから外交的に動きを見せるためにまず仕掛けたということでしょうか。
新しい形ということになりますか。
初めて核実験をしたときよりも大きい規模のものにした核兵器を組み合わせたり大きい核実験をすることによって、アメリカとの外交関係に持っていこうということだと思います。
韓国との関係の改善、その先にはアメリカのオバマ政権が、キューバとの関係の正常化をした。
経済制裁も緩和しました。
核兵器を持った北朝鮮と関係正常化できないはずはないと北朝鮮はみています。
ありがとうございました。
それでは中国総局、長砂記者と中継がつながっています。
中国国内ではどのように伝えられているんでしょうか。
こちら中国国内でもインターネットメディアなどがこの北朝鮮での地震の発生を速報で伝えるなど注目が高まっています。
こちら中国では北朝鮮との国境付近の地域で住民の間で揺れを感じた少し揺れを感じたという話が飛び交い始めています。
北朝鮮が4回目の核実験に踏み切ったのであれば国内向けにはことし5月初めに行われる36年ぶりの朝鮮労働党大会の開催を前に核開発の進展を示すことで国威の発揚を図る目的があるのだと見られます。
さらに対外的には核の脅威を見せつけることでアメリカを交渉のテーブルに引き出し体制の保障を取り付けようとする場合瀬戸際戦術の一環とみられます。
ただ北朝鮮はことし元日に示した1年の国政運営の方針で核開発に関する直接的な言及をしておらずすぐにでも核実験を行うような兆候は確認されていませんでした。
このほか中国とは去年10月にキム・ジョンウン第1書記がリュウ・ウンザン政治局常務委員と会談して、関係改善に向けた動きが出始めていたほか韓国との対話姿勢も崩していなかっただけに、このタイミングで核実験を行った真意について日本時間の午後0時半に予定されている北朝鮮の特別重大報道の内容が注目されます。
それでは、ワシントン支局の禰津記者と中継がつながっています。
禰津さん、今回の核実験ですけれどもアメリカを意識した行動と見ることは容易ではありますがアメリカではどのように見ているんでしょうか。
今のところアメリカ政府は公式の反応を示していませんが、アメリカ政府の当局者はNHKの取材に対して現在情報を分析しているところだと話します。
アメリカ政府はこれまでも北朝鮮が核実験の準備とも受け止められる動きを見せるたびに孤立化を招くだけだなどと警告してきました。
また先月、北朝鮮のキム・ジョンウン第1書記が、わが国は水素爆弾の爆音をとどろかせることができるという発言が伝えられたときには、ホワイトハウスの報道官は、北朝鮮の水爆の保有は疑わしいという見方を示す一方で、北朝鮮の言動が、朝鮮半島と周辺国の安全保障にとって不安定要因になっているとして強い懸念を示していました。
アメリカ政府は事実関係の確認を急いでいて、仮に北朝鮮が核実験を行ったことが明らかになった場合は、国連の安全保障理事会の決議違反だとして強く非難する見通しです。
そして追加の制裁も含めて、日本や韓国それに中国やロシアなどと具体的な対応を協議するものとみられます。
ワシントンでした。
それでは政治部の増田デスクそして国際部の塚本記者と聞いていきますが、まず増田さん現在、2時間近くがたとうとしていますけれども政府の対応受け止めについて伝えてください。
まず日本政府の対応です。
過去の事例も踏まえた北朝鮮による核実験の可能性もあるとみて、午前11時40分ごろから総理大臣官邸でNSC国家安全保障会議の閣僚会議を開いて対応を協議しました。
会合は先ほど正午過ぎに終了しました。
この会議のあと、岸田外務大臣は記者団に対して、会議の内容は、このあと菅官房長官が何らかの形で明らかにすると思うと述べています。
また政府は、きょう午後1時から開かれる衆議院本会議の代表質問について、菅官房長官が今回の対応にあたるため欠席したいと申し入れました。
国会の代表質問を欠席するということですね。
このことは日本政府が今回北朝鮮が核実験に踏み切った可能性が高い、可能性があるということを強くみている、1つのことだと思います。
日本政府としては北朝鮮による核実験、北東アジア地域や世界全体にとっての脅威であるまた一連の国連安全保障理事会の決議などにも明確に違反するという立場です。
仮に今後、北朝鮮が核実験を行ったことが確認されればアメリカや韓国など関係国と緊密に連携しながら北朝鮮に対し自制を求めていくことになると思います。
今回の核実験が仮に行われたと確認された場合、日朝関係に対し重大な影響を与える可能性があるそのように懸念されています。
日朝間の重大な懸案である拉致問題、これにも、一定の影響を与える可能性があると思います。
国際部の塚本記者です。
ここまでに核実験かどうかまだ確定はしていませんが、可能性が高いということで、これまでを総合して塚本さんはずっと取材をしてきてどのように見ていますか。
北朝鮮国営メディアがこのあと、日本時間の午前0時半から特別重大報道を放送するといっています。
この特別重大報道というのは、北朝鮮の報道を分析しているラヂオプレスによりますと初めて出てきたということです。
これまで特別重大放送として、南北首脳会談についての発表があったり重大報道として、指導者の動静が伝えられたことはありました。
発表はこのあと午後0時半ですね。
特別重大報道という名称というのは初めてですか。
初めてです。
極めて重大な発表が当然北朝鮮から出てくるということです。
前回の実験のときには、実験からだいぶたってから北朝鮮外務省が談話の形で出しました。
今回は、特別重大報道と銘打って出すということです。
北朝鮮が普通に考えれば核実験をしたと発表する可能性が高いとみられます。
塚本さんは今回、先ほどの武貞教授が、これから、外交攻勢を仕掛けていくための手段として、核実験をしたのではないかという話をされていました、塚本さんはどのように考えますか。
オバマ政権が北朝鮮情勢にあまり関心を示していないのが現状です。
アメリカの注意を引きつけるために行った可能性はあります。
去年10月から、中国との関係も改善しようとしていましたし、そういった中で核実験を強行したとするならば、もはや対外関係を構築していくという意思を全く示さないむしろ放棄したということになりますので、その意図は対外的にアメリカを引きつける、あるいは対外的に国内的に緊張を高めることによって、権力の求心力をなお高めようとしているのかもしれません。
お伝えしていますように、きょう午前10時半ごろ、北朝鮮北東部で地震の波形とは異なる振動が気象庁の地震計で観測されました。
菅官房長官は過去の例から核実験の可能性もあるとして、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している情報連絡室を官邸対策室に切り替えて情報収集と分析を行っていることを明らかにしました。
一方、北朝鮮は日本時間のこのあと0時半から、特別重大報道を行うと予告しています。
気象庁によりますと日本時間のきょう午前10時29分、北朝鮮北東部の北緯41.6度東経129.2度付近で、通常の地震の波形とは異なる振動が観測されました。
深さはごく浅く規模はマグニチュードに換算すると5.1と推定されるということです。
通常の地震の波形とは異なることから気象庁は核実験の可能性もあるとみて、波形の詳しい分析を行っています。
今回揺れが観測された場所の付近には北朝鮮の核実験場があります。
3年前と7年前それに10年前に北朝鮮が地下核実験を行った際には今回と近い場所で、地震の規模に換算してマグニチュード5前後の振動が観測されました。
気象庁によりますと、地震の場合地震計に記録される波形は小刻みな揺れから始まり次第に振幅、振れ幅が大きくなりますが、地下核実験による振動の場合は、最初から振幅の大きな波形となります。
今回記録された波形も、過去に北朝鮮で地下核実験を行った際に観測された波形とよく似ているということで、気象庁はこのあと午後0時半から記者会見を開いて説明することにしています。
菅官房長官は記者会見で、過去の例から核実験の可能性もあるとして、総理大臣官邸の危機管理センターに設置している情報連絡室を官邸対策室に切り替えて、情報収集と分析を行っていることを明らかにしました。
気象庁によれば、この地震は自然地震ではない可能性があるということです。
政府としては過去の事例を踏まえ北朝鮮による核実験の可能性もある。
関係省庁、幹部、官邸に、指示するとともに北朝鮮による核実験実施情報に関する対策室に、直ちに改組しました。
引き続き、情報収集また分析を行っているところで、また、韓国の気象庁は、人工的な揺れであることは確実で、核実験の可能性が高いとみられるとして詳細についてさらに分析を進めています。
揺れが観測された地域は過去に北朝鮮が核実験を行ったことがあります。
一方、北朝鮮の国営メディアの報道を分析しているラヂオプレスによりますと、北朝鮮は、北朝鮮時間の正午、日本時間のまもなくこのあと午後0時半から、特別重大報道を行うと予告しています。
まもなくこの特別重大報道が始まりますので後ほどまたお伝えします。
いったんほかのニュースをお伝えします。
岸田外務大臣は、アメリカのケリー国務長官と電話で会談し、サウジアラビアがイランとの外交関係を断絶したことに懸念を共有したうえで、中東地域の安定のため平和的な解決を求めていく考えで一致しました。
アメリカのケリー国務長官と会談した岸田大臣は、先月の日韓外相会談で慰安婦問題が合意したことを説明し、ケリー長官は、歴史的合意を歓迎し支持する。
両国の勇気と政治的決断を称賛したいと述べ、引き続き、日本や韓国との協力関係を深化させることに期待を示しました。
さらに両外相は、中国が南シナ海に造成した人工島で航空機の試験飛行を行ったことについて、中国の行動は一方的な現状変更を進めようとする行為であり、緊張を高め地域の安定を脅かすものだとして、緊密に連携して対応していくことを確認しました。
アメリカのオバマ大統領は、大統領権限で銃の規制強化に乗りだすと発表し、涙を流しながら対策の必要性を訴えました。
5日、演説したオバマ大統領。
議会の承認を必要としない大統領権限を使って、インターネットなどを通じて銃を販売する業者にも免許の取得や購入者の審査を義務づける新たな対策に乗りだすと発表しました。
オバマ大統領は就任当初から銃規制の強化を掲げ、議会に必要な法案を通すよう求めてきました。
しかし銃を保有する権利を主張する野党共和党は規制に消極的な姿勢を取っていて法整備は進んでいません。
オバマ大統領は、国民との対話集会や12日の一般教書演説などを通じて、銃規制の必要性を訴えていくことにしています。
しかしアメリカで有数のロビー団体NRA全米ライフル協会は感情的な説教はいらないなどと反発していて銃規制は今後もアメリカを二分する問題となりそうです。
再び北朝鮮関連のニュースをお伝えします。
お伝えしていますように、きょう午前10時半ごろ、北朝鮮北東部で地震の波形とは異なる振動が気象庁の地震計で観測されました。
菅官房長官は過去の例から核実験の可能性もあるとして総理大臣官邸の危機管理センターに設置している情報連絡室を官邸対策室に切り替えて情報収集と分析を行っていることを明らかにしました。
一方の北朝鮮は、まもなくですが日本時間の午後0時半まもなく、特別重大報道を行うと予告しています。
この特別重大報道については情報が入りしだいお伝えしていきます。
この時間は、政治部の増田記者、そして国際部塚本記者とお伝えしています。
まもなく特別重大報道というのが始まるという情報が入っています。
ここではどういったことが発表されることが考えられますか。
現在の朝鮮中央テレビの映像です。
お聞きください。
水素核実験に関する歴史的な命令が下された。
朝鮮労働党第1書記であり朝鮮民主主義共和国最高司令官である敬愛するキム・ジョンウン同志は…2016年1月3日最終命令書に署名された朝鮮労働党の戦略的決心のもと進められる最初の水素核実験…。
全国民がわれわれの胸躍る気持ちで受け入れ、勝利を前倒しするための、目覚ましいきせきを達成し、目覚ましい前進を遂げている。
歴史に特筆すべき大きな事件を受けた、天地がこれに揺れた、2016年1月3日、最初の水素実験が成功に進められた。
われわれの知恵、技術われわれの力、われわれは新しく開発された水素弾が完成されたことを確認し小型化された水素弾の威力を確認した。
周辺の生態環境に何ら否定的な影響を及ぼしていないことも確認された。
われわれの核発展のより高いレベルとなる。
水素爆弾試験が成功したことで朝鮮人民共和国は、核保有国の隊列に上ったわれわれ人民は最高の核抑止力を持つ、尊厳の高い民族の気概をとどろかすことができた。
水素弾試験は、諸外国の脅威からわれわれの生存権を守り、朝鮮半島の平和と地域の安全を信頼性をもって担保する自制的な措置である。
敵対視ということばがこの世に生まれたあとアメリカの政策のように、根強い必要な敵政策は前例のないものである、自分たちの体制と異なるからといって前代未聞の孤立と封じ込め、そして軍事的な弾圧を加え、核兵器までもちらつかせているやつらがアメリカである。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは先ほど日本時間の午後0時半から特別重大報道として臨時ニュースを伝え、きょう午前、北東部で初めての水爆の実験を行ったと発表しました。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは先ほど特別重大報道として臨時ニュースを伝え、きょう午前北東部で初めての水爆の実験を行ったと発表しました。
国際部、塚本記者に聞きます。
特別重大報道で水爆の実験を行って成功したといった内容でした。
改めてポイントを押さえてもらいますか。
北朝鮮はこれまでの核実験で、プルトニウムを使った核爆弾を製造しそれを実験していましたが、今回初めて水素爆弾を使ったというふうに主張しています。
北朝鮮の核開発は長い間続けられていて、その技術は向上している、脅威は高まっていると思われておりましたが今回、水爆が成功したというふうに主張しております。
仮に北朝鮮の発表どおりであったならば、北朝鮮の核の脅威が一段と増したということになると思います。
そして考えられる北朝鮮の今回の水爆の実験の意図、どういったものでしょうか。
特別重大報道の中でこのように言っています。
水爆の実験成功によってわが国は核保有国の隊列に加わったのだというふうに言っていました。
北朝鮮としては、核保有国であるというふうにみずから主張していましたが、今回それをさらに強調した形になると思います。
そしてスタジオには、北朝鮮情勢に詳しい静岡県立大学、伊豆見元教授が来てくださいました。
先ほど朝鮮中央テレビが初めての水爆の実験を行ったと発表しました。
今回の水爆の実験ということでどのように見たらいいですか。
北朝鮮が核開発を続けていけば、どこかで水爆を持とうとすることは、極めて自然であります。
そういう意味での驚きはないということだと思います。
問題は、いつも北朝鮮は理屈を作って核開発をやってきました。
受け身の形を取っています。
外から相当な圧力や脅威があるのでそれに対抗するといったことです。
今回はそのパターンが違います。
北朝鮮がどのように動いてくるか。
読みにくくなったというのが問題です。
今後、北朝鮮としては、どういった出方をしてくるというふうに考えられますか。
彼らは、動きは当然予測していますが、これをやると国連の安保理にいきます。
新たな制裁決議を持たれる可能性もあります。
党大会の前に国際的孤立の状況に追いやられます。
そういう状況のときに、北朝鮮がどのように対応していくのか。
極めて注目といいますか懸念されます。
日本と北朝鮮の関係とりわけ拉致問題といったところにおいても影響は避けられませんか。
残念ながら深刻な影響があって北朝鮮は国際的な孤立の道を今選んでいるように見えます。
みずからですね。
そうです。
そうなりますと日朝間の動きもここで止まるということは当然予想されると思います。
日本政府としてどういった対応が今後必要になりますか。
北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは現地時間の正午、日本時間の先ほど特別重大報道として臨時ニュースを伝え、日本時間のきょう午前10時半北東部で初めての水爆の実験を行ったと発表しました。
(友厚)おっちょうどその立て役者が来はったみたいですわ。
(あさ)へ?2016/01/06(水) 12:00〜12:45
NHK総合1・神戸
ニュース[字]
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:7658(0x1DEA)