≫今からおよそ1時間前。
北朝鮮の国営放送が特別重大報道として臨時ニュースを伝えた。
そこで明かされたのは北朝鮮による初の水爆実験の実施。
実験が行われたのは日本時間の今日午前10時半ごろで北朝鮮北東部プンゲリの核実験場で行ったという。
北朝鮮による核実験は4度目。
事実だとすれば水爆実験は初めてだ。
≫今月3日に金正恩第1書記から水爆実験の指令が下されたという。
金正恩氏の誕生日はあさって8日。
このタイミングは核実験に踏み切った理由と関係しているのか。
元旦に行われた金正恩氏の新年の辞では…。
≫このように南北朝鮮の統一を進める意思を改めて示したが核抑止力については言及しなかった。
これまで、核実験について北朝鮮は事前にアピールをしてきた。
今回の突然の核実験は一体何を意味するのか。
北朝鮮による4度目の核実験実施について安倍総理は先ほど緊急会見を開き国民に対して状況を説明した。
≫年明け早々行った北朝鮮の核実験。
果たして本当に水爆実験だったのか。
北朝鮮の思惑をスタジオで詳しく解説する。
≫こんにちは。
≫1月6日、水曜日ですけれども大変なニュースから始まりましたけれどもね。
≫そうですね。
先ほど、北朝鮮が初めての水爆実験を行ったと発表しました。
今日は新しいパネラーの方にも加わっていただいております。
今日は「グッディ!」パネラーとして女優の山村紅葉さんに加わっていただきます。
山村さん、野田さんよろしくお願いします。
≫山村さん、のっけから大変なニュースなんですがよろしくお願いします。
それでは北朝鮮が今朝10時半くらいなんですが水爆実験を行ったと発表しました。
それでは韓国ソウルから多賀記者に最新情報伝えてもらいます。
多賀さん、お願いします。
≫韓国政府はこれまで北朝鮮の核実験について決断をすればいつでもできる状態とみていましたが金正恩第1書記が今年の新年の辞で核関連の発言を控えた直後の初の水爆実験というのはまさに寝耳に水でした。
韓国政府は実験の実施を受け国家安全保障会議を緊急招集し北朝鮮が私たちと国際社会の度重なる警告を無視して4回目の核実験を押し切ったことに対して強力に糾弾する。
北朝鮮のどんな追加挑発に対しても万全の体制を整えておくとコメントを発表しました。
北朝鮮は先ほど行った特別重大報道で初の水爆実験を成功裏に行ったと発表しましたが実際に水爆実験を行ったかについては揺れの規模がこれまで3回と同じことであることから懐疑的な見方が出ています。
韓国の聯合ニュースは情報当局の見方として北朝鮮の主張どおり完全な水素爆弾を開発したというよりはその前段階である核分裂の実験をしたとみていると伝えています。
一方でかなりの水準の技術を確保しているのではないかという見方も伝えているので評価は分かれている状態です。
またなぜこのタイミングで行ったかということですが今月8日は金正恩第1書記の誕生日で国威高揚の可能性もあります。
また今年5月には36年ぶりとなる労働党大会が予定されていますのでこれに向けた実績作りではないかという指摘も出ています。
北朝鮮はこれまで3回の実験では事前に国際社会に警告や通報というのを行っていたんですが今回は行われなかったということですから国際社会の反発というのはこれから更に高まりそうです。
≫多賀さんまさにそこなんですがすごく不思議ですよね。
これまでですと何か予兆例えばミサイルを発射するとか予兆があったうえでの核実験といったことになったはずなんですけどその辺りは、韓国はどのように見ているのでしょうか。
≫今のところ今回通報がなかったということが確認されておりますのでまさに各国の隙を突いた形。
北朝鮮は中国含め、いろんな国との交渉が決裂した状態にあるわけですからこの状態で各国に今回は通告せず北朝鮮得意の瀬戸際外交を際立たせるためにやった可能性というのは十分に考えられます。
≫多賀さん、いわゆる従軍慰安婦の問題でもここのところ日本と韓国が歩み寄ってきているわけじゃないですか。
そういうタイミングももしかしたらあるのかもしれないですね。
≫そうですね。
従軍慰安婦の関係はわからないんですが新年の辞では、韓国との関係を改善しようというメッセージを出した直後ですのでその直後の核実験というのは韓国政府についてもこれから対話を進めようとしていた段階なのでこれは衝撃が大きいと思われます。
≫わかりました。
多賀さんに伝えていただきました。
また動きがありましたらソウルからも伝えてもらおうと思います。
≫これまでの北朝鮮の核実験3回ありましたけどこれまで過去3回は周辺国には核実験の予告はしていたわけですね。
ですから今回は突然ということになりました。
国際社会も驚きました。
と、同時に北朝鮮は今日、特別報道これ、重大報道というのはこれまであったんですが特別重大報道というのは初めてということです。
≫午後12時半からでした。
≫ご専門の方にお越しいただきました。
北朝鮮問題に詳しい拓殖大学大学院の武貞秀士特任教授にお越しいただきました。
よろしくお願いいたします。
≫今の多賀さんからもあったんですけど今なぜなんですか?≫金正恩第1書記の誕生日の2日前。
これもあるでしょうけどもっと大きなものは国際政治の流れですよね。
核兵器開発疑惑のあったイラクとアメリカは核合意をした。
敵対関係にあったキューバと国交樹立をした。
必ずしも敵対する相手と関係改善しないわけではないオバマ政権はと北朝鮮は思い始めていますから核開発をしていてもあるいは水爆実験までしてもアメリカは北朝鮮との国交樹立に乗り出してくる可能性十分にあり弱くなったアメリカの外交の足元を見てしかも、最近シリアの難民問題をめぐっても世界が非常に流動化していますよね。
アメリカも外交的には強いイニシアチブを発揮できているわけではない。
まさに、今がチャンスだと考えて、強い北朝鮮を見せびらかして核戦力ではアメリカとほぼ対等になったんだということをアピールしながら次はアメリカと交渉に持ち込もうとこういう考えじゃないでしょうか。
≫北朝鮮の視野の先には敵対視とありましたがアメリカしかないわけですね。
≫今の北朝鮮の発表の中でも3分の1から4分の1はアメリカ批判でしたよね。
アメリカ批判しながら水素爆弾だというものを爆発させた。
その次にじゃあアメリカはどうすればよいかということを考えてくれよということがなんか、行間ににじみ出ていますよね。
≫安藤さん。
特別重大報道の中身抜粋したんですけれどもまさに下のほうですねアメリカなどを念頭にやっぱりアメリカを意識した文言が並んでいるわけですね。
金正恩体制の前金正日体制からもう20年くらいずっとこういうことを言っているんですけどやはり今回はアメリカなど自衛的な措置であると。
それから主権国家の合法的自衛的行為であると。
それから前代未聞の孤立と封じ込め軍事的弾圧を加え核兵器などをちらつかせているのがアメリカであるということでアメリカに対しては体制の保障。
それからアメリカを意識したこういうメッセージが作られていました。
≫これって武貞さん例えば金正恩第1書記というのはものすごくアメリカのバスケットボールが好きだったりするわけじゃないですか。
まさにアメリカに対する愛憎というものなんですかね。
≫愛情と憎しみこれは相反するようですが実は金正恩第1書記の発想の中では両立しているんですよね。
それほどアメリカのスポーツも好きだと。
アメリカとは仲よくできるじゃないかと。
朝鮮半島を軍事力で北朝鮮が韓国をのみ込むときに介入しないでちょうだいよ。
これが北朝鮮の自衛権というものですと。
アメリカが中立化してくれるなら北朝鮮は軍事力で韓国を併合できると、北朝鮮は信じてますよね。
アメリカが介入できなくなるとっておきの道具というのが実は水爆だということで。
アメリカがものすごいやけどをしそうな爆弾を持ってしまえばこれは北朝鮮の統一へのシナリオが出来上がるということで長い間、実は金日成時代からずっと温めてきた終着点が水爆であったということが今日、証明されたわけですよ。
≫そういうことなですか。
長い国家戦力の延長にあったんですか。
≫1948年の建国から北朝鮮の戦略の1つの帰結点ですよね。
≫執着が見えてきてるのかもわかりませんけれども。
≫でもわからないですよね。
これは本当に水爆だったのかと。
北朝鮮の発表のように小型化した水素爆弾を本当に作り得たのかという。
本当でしょうか。
北朝鮮が言っているだけですけどね。
タイミングを見ていきたいと思います。
これまで北朝鮮は外交の中で核とミサイルをセットにしたといわれていました。
ミサイル実験それから核実験を繰り返して2006年、最初の核実験の3か月前にはミサイル実験を行っています。
それから2009年やはり4月にテポドン2といわれているものだったんですが日本を巻き込んだ大きな騒ぎになりましたけれどそのひと月半後にやはり2度目の核実験を行っています。
そして金正日氏が亡くなったあとの金正恩体制になってから1度目の核実験は2013年の2月でしたその2か月前にやはりミサイル実験を行った。
今回の特徴はミサイル実験なくしていきなり核実験と。
ここが、ちょっと今までの例と違うということです。
≫これが私たちが解せないというかより驚かせたいというそういう極めて幼稚な発想なんですかね。
≫今回、予告なしにやった。
しかも水爆だということで非常に映像的なあるいは世界に向けてPR効果を狙ったサプライズの実験をしたんだという印象を受けますね。
前の3回と比べて。
ミサイル発射と核実験の順序今回は違ったねという指摘がありますけれども必ずしもミサイル発射を最初にやって核実験をやるという必然性はあまりないわけで両方、運搬手段としてのミサイルの実験をしそして核実験をする。
絶えずやっていくわけですから今回、核実験をやったというのはそれほど不思議なことではないです。
それに、つい先日潜水艦発射弾道ミサイルに成功したと北朝鮮はいっていました。
これは究極的な核戦力になりますので。
実は小さな実験ですけれども潜水艦発射弾道ミサイル発射を直前にしていますよね。
≫そういうことなわけですね。
必ずしも今回が特異な例というわけでもないんじゃないかというわけですがただ野田さんちょっと暴走気味だなという印象を受けるんですよ。
≫今、先生がおっしゃった1948年からのシナリオそのものが幼稚だし水爆を持てばアメリカが黙るっていうのはちょっと子どものけんかみたいに見えてしまうんですけれどもね。
ですから本当に暴走している。
分別なく暴走しているという世界中を敵に回してでもでも暴走しているっていうふうに私はみえる。
≫子どもが本当に水素爆弾を手にしたら恐ろしいことになるわけですよね。
≫さっきありましたけどこの人はアメリカが好きなんですけど右上にあるアメリカとは関係がないわけですね。
それに対してちょっとちょっかいを出したいというところなんですが6者会談というものがありますね。
ロシア、中国、韓国、日本アメリカという。
そしてそこに北朝鮮が加わって6者で協議しましょうという枠組みがありました。
そんな中で今北朝鮮は孤立しています。
中国と韓国はここにきて親密になっていますね。
3年前の核実験によって北朝鮮と中国はちょっと距離を置いています。
≫やるなとずっと中国は北朝鮮に抑制を求めてきたんですよね。
≫決して、核実験ミサイル実験中国は歓迎はしていません。
ただ、反対をしてどうしても制裁をしてでも北朝鮮核開発をさせてはならないと思っているふうではないですよね。
国連制裁、今、受けていますけど北朝鮮は。
そしてまた、ほかの国々の6者協議も核開発をやめるんだねということを前提にいろいろ北朝鮮に迫っている中で実は北朝鮮と中国との貿易というのは年々、増えてきまして。
北朝鮮の貿易の90%は中国との貿易ですよね。
実は核を持った北朝鮮。
賛成はしないんだけれども捨てろ、捨てろといわないのであればやむを得まいかと非常に現実的な中国の対北朝鮮政策も北朝鮮の核開発の背景にあるとみておかなければならないですね。
≫北朝鮮はそれを読んでるわけですね。
消極的な需要というんですか。
≫そのとおりです。
≫この水素爆弾というものなんですがこれまで観測されているマグニチュード。
先ほどの年表と一緒に下のほうにマグニチュードが書いてあったんですが日本が確認したマグニチュードです。
こちら4.9、5.3≫今回、北朝鮮側は水爆実験に成功したと発表したんですが果たして、本当にそうだったのか。
原子爆弾とどう違うのかというところが一番肝心なところだと思うんですが。
≫観測されているマグニチュードは過去3回のものとそう変わっていないんです。
≫つまり、爆発の規模は変わってないということですよね。
≫原爆なのか水爆なのかこれはまだわかりません。
ただ、北朝鮮は水爆実験に成功したと胸張ってるわけですね。
まずは原爆です。
原子力爆弾というのはウラン235というものに中性子を当てることによって物質を変換して不安定なウランを作り出します。
その不安定なウランが核分裂を起こして大変高い熱量の爆発物になることで知られています。
中性子が増えて核分裂が繰り返されます。
いわゆる核分裂によっての爆発です。
一方、水素爆弾というのは核分裂ではなくて核融合によって爆発を引き起こします。
どうやって核融合を起こすかというと水素などに対して高いエネルギーを当てるんですね。
純粋にそれに対して高いエネルギー熱量を加えること。
1億度の熱量を加えることによって核融合が発生し巨大なエネルギーを発生させる爆弾に生まれ変わると。
≫このエネルギーは原爆の100倍から1000倍?≫」ただ、人道的に1000倍なんか作りませんからせいぜい100倍といわれていますが100倍でも十分ですよ。
≫まずは武貞さん仮に本当に水素爆弾だったとして日本に対する影響とか軍事的な意味というのはどういうことになるんですか。
≫日本にとっては、すでに北朝鮮の現在の核弾頭とノドンミサイルで日本が破壊される恐怖の中にあるわけですね。
追加的な恐怖を感じるのはアメリカでしょうね。
より強力な爆発力のある水爆しかも事前にプルトニウム型、ウラン濃縮型と違ってモニターしにくいタイプの爆弾ですから。
≫どうしてモニターしにくいんですか?≫例えば遠心分離機ウラン濃縮型ですから稼働しなければならない。
北朝鮮は3000基動かしてますけれど約1万基を1年間たくさんの電力を使って動かさなきゃいけない電力の使用量から見ていればやっているなとわかりますがプルトニウムは原子力の稼働に生産したものの分量を見ていれば大体、想像がつく。
モニターしにくいものですよね。
アメリカにとってはとても困るものですからアメリカが非常に深刻な衝撃を今回の実験で受けるでしょう。
そうするとアメリカは自分がひどい目に遭ってでもこの極東の東アジアの紛争に軍事介入する決意を下せるだろうかと。
ワシントン、ニューヨークが火の海になるというシナリオが出来上がった。
北朝鮮はあんなものを持っちゃったねっていうときも南北が軍事衝突をするとかあるいは北朝鮮がノドンミサイルで日本の大都市を攻撃しますよといったときにアメリカは同盟国を守るんだと。
水爆、爆発させられても同盟国を守るんだと言えるだろうか。
こんなすごいエネルギー爆発力を持ってしまったねというときに同盟関係これは今までどおりいくだろうかという不安が出てくる。
日米同盟を日本は基軸にしていますからとても深刻な問題ですね。
≫この水素爆弾の小型化に成功みたいなことをさっき言ってましたけどつまり小型化した水素爆弾をミサイルの上にくっつけて飛ばしてくる先は日本だとこういうことですか?≫もちろんどこの国に向けてというか全ての敵対する国に向けるでしょうが…。
≫物理的に飛ばせるとしたら?≫6000km、7000km飛ばせるものでしたら北朝鮮は今でも飛ばせます。
ムスダンとか。
ですからアラスカとかハワイあるいはアメリカの西海岸は射程の中に入ります。
これだけの爆発力をもったものをあえて今まである核弾頭プラスアルファ作りたいというのはアメリカの中枢部を破壊できるようにしたうえでアメリカは、北朝鮮と敵対するのはやめなさいよというシナリオを作り上げるための決定的な兵器だと彼らは考えています。
≫これに対してアメリカがどう反応するかということはまだ出てきていないんですが。
≫これはある意味北朝鮮にとっては最後の切り札を切ったということなんですね。
≫そうですね。
≫山村さん、どうですか。
今までの話を聞いていて。
≫水爆実験に本当に成功していたとしたら大変なことですよね。
でも、それをアメリカとかが信じるかなと思うんですが。
≫今、必死に分析しているんでしょうね。
≫作り得る技術というのはあるんですかね。
≫原爆の場合は空中に浮遊しているもので分析することができますけど3回目の核実験のときは収集しても見つからなかったということもありますし。
水爆実験をした検証をする作業も非常に重要になるんですけどプルトニウム型の核開発に比べると難しい。
そういう意味で非常に北朝鮮が取り扱いにくい存在になり始めたなというのが今日の出来事の特徴ですね。
≫当面の間は今回、行われたことは本当に水爆実験だったかどうかというのが気象庁は先ほどの分析ではこの爆発の規模マグニチュードからいってもこれで、水爆実験が行われたと考えるのはちょっと難しいのではないかというふうな分析もしています。
ここ数日は今回の実験が本当に水爆実験だったかどうか。
これは1つの焦点となってくると思います。
武貞さんありがとうございました。
≫続いては、箱根駅伝2連覇を達成いたしました青山学院大学・原晋監督にお越しいただきました。
よろしくお願いします。
≫おめでとうございます。
≫ありがとうございます。
≫本当にぶっちぎりですよね。
≫ぶっちぎりましたね。
≫ビックリしました。
≫ハッピー作戦大成功という。
そんなところですかね。
≫ちょっと軽い感じですよね。
≫陸上界を変えたいと思います。
≫ということで画期的な指導力を発揮されている原監督なんですけれども実は、ビジネスの世界で養ってきたノウハウを指導法につぎ込んでいらっしゃるということで、本当に私本も読ませていただきましたがえ?ということがいっぱいありました。
子どもたちの教育方法にもきっと何かしらのヒントになると思います。
このあと今日はお話を伺ってまいります。
よろしくお願いします。
VTRです。
≫2016年1月3日。
青山学院大学が箱根駅伝で1区から一度もトップを譲らない完全優勝で大会2連覇を成し遂げた。
完全優勝は実に39年ぶりの快挙となる。
その選手たちの力を引き出したのが…。
≫原晋監督、48歳。
魔法の言葉で選手たちを導いた陸上界の革命児だ。
その経歴は異色で大学卒業後実業団の陸上選手として活躍。
27歳で引退したあとは陸上を離れ仕事に専念。
なんと、売り上げトップを誇る営業マンとなった。
≫いまや、その指導方法は陸上界を越え大きな話題となっている。
≫理想の指導者といわれる原監督。
しかし支えてきた妻の美穂さんはこう語る。
≫すごい監督になったでしょっていつも監督が言ってくるんですよ、私に。
私があんまり認めてなくて。
≫今最も気になる理想の指導者が「グッディ!」に生出演。
若者をやる気にさせる指導法そして子どもたちにかけるべき魔法の言葉をじっくりと聞く。
≫ということで克実さん克実さんもずっと実は4チャンネルにかじりついていたと。
≫本当に僕は出だしの久保田さんですかね。
まあ、格好よくて。
それで、昔、僕若いころ、そんなに駅伝見なかったんですけどただ走っていくだけのものがこんなに感動するものかっていう最近、本当に改めて思うんですけども。
でも、完全優勝。
これもまた、ハッピーな…。
≫ハッピー大作戦。
本当に今回はハッピー大作戦だったんですか?≫本当に28日の風呂の中で考え付いたんですけれどもチーム自体がどよんとしていたんですよ。
本当によくなかったんです。
11月の大学駅伝で優勝候補といわれながら敗れたんですね。
3冠が失われてチ−ム全体が11月12月とぐっと落ち込んでいたんで。
なんとかこれを変えなきゃいけないと。
みんなを幸せにしたいという思いが出てきまして。
≫ハッピーというのは選手たち?≫選手もそうなんですが見ている青学ファンその皆さんにもハッピーになっていただきたい。
11月の全日本大学駅伝を見返してどよんとしていたんでこれは青学ではないとそんなふうに思いながら考えたんですけどね。
≫ハッピー大作戦で今回行くぞといったわけですね。
≫みんな、しらっとしてましたね。
≫監督、何言ってるの?と。
≫また始まったかと。
≫あんまりウケはよくなかったんですか?≫いつもそうなんですが昨年はワクワク大作戦。
≫いつも大作戦なんですか?大作戦です。
小作戦じゃないです。
≫いろんな大作戦があると思いますけど選手に対してだけではなくて夫や子どもにどういう言葉をかけたらいいのか今日は具体的に先生に伺っていきたいと思います。
まずは監督のプロフィールから。
1967年広島県で生まれました。
そして地元の世羅高校陸上界としては非常に強豪の高校ですね。
全国高校駅伝で準優勝を果たしています。
そして大学は中京大学に進みまして全日本のインカレで5000m3位に入賞しました。
が、大学時代はパチンコやデートに明け暮れてだめ選手だったとご自分でおっしゃっています。
≫どうだめだったんですか?≫本当にだめだめでしたね。
パチンコ台、新台入れ替えも朝から並んだこともありますし。
≫練習嫌い?≫練習は好きだったんですがいろんなことに興味があったんですね。
デートしていた相手は奥様ですか?≫それはシーッですね。
≫私が読んだ本にはだめ選手ではなくてだめがもう1つでだめだめ選手って書いてあったんです。
≫だめだめだめですね。
指導者に生かされるんですね。
学生たちがそろそろ、遊びたいなと思うところがわかるんですよ。
先に楔が打てるので名選手、名監督ならずというところは多分、あると思うんですね。
だめな選手だからこそ学生たちのやる気を引き出せるポイントが。
そういうふうに置き換えています、今は。
≫そして大学を卒業しまして社会人、中国電力の陸上競技部。
これ、1期生ですね。
それに入部されたんですが故障もありまして入社5年目で選手は引退しました。
そして、営業部に移りましてここでは伝説の営業マンと呼ばれるほど実績を残したと。
≫武田さん相当、割愛しすぎてます。
すごい割愛していますよね。
入社5年目で選手引退から伝説の営業マンまでがあるんですよ。
≫ここも結構だめだめがあったんですよね。
≫そこが今の指導に生かされてるんですよね。
≫そうですね。
だめだめじゃないです。
そこは頑張りました。
頑張るところもあります。
本当に末端の組織。
一番下のサービスセンターにまで配属されたんですが。
≫どういうところですか?サービスセンターって。
≫本店、広島市店営業所、サービスセンター。
一番底辺の組織まで落ち込んだ時期だったんですね。
このままでは原はおしまいになるなと。
絶対、もう一度はい上がってやるって思いで営業マンとして一から取り組みましたね。
≫飛び込みでものすごい営業をされたと。
≫今日はこの産業道路100m右から左、ずっと飛び込み営業をしていろんなアイデアを先方からも聞くし私も相手から吸収しましたね。
≫割合と人生、初めて真剣になったということですかね。
≫そうですね。
このまま終わったら本当にだめだめ原になりますのでそれではやはり人生面白くないのでもう一度、やってやろうという思いがありましたね。
≫絶対自分はもう一度はい上がるんだできるんだっていう?≫そもそも負けたくないでしょうね。
そして原という存在価値を世の中に生まれた以上はなんとか出してやろうと。
絶対に単なるボケボケではだめだという思いがありましたね。
≫そういった人生経験を生かして選手に対して指導法が確立されてきたわけです。
≫箱根駅伝2連覇に導きました青山学院大学の原監督にお越しいただいております。
これまでの人生経験を生かしましてやる気を引き出すユニークな指導法。
まず、こちらチャラくあれ。
これは驚きました。
≫チャラいは最高の褒め言葉だと私は言っているんですがまじめな話をすると我々は宝塚音楽歌劇団を目指してるんですね。
影では泥くさく雑巾がけもきちっとしまして掃除もきちっとする。
それがベースにあって表舞台では華やかに舞うと。
だから、試合では華やかに舞うと。
その影には厳しい寮生活、厳しい訓練がベースにはあるんだということですね。
≫表面はチャラいけれども中身はびしっとしていると。
≫びしっと芯があります。
朝5時に起きて夜10時に就寝しています。
≫私、母校が青学で授業の中でも陸上部の生徒たちが多かったので、一緒に授業を受けていたのですけどみんな本当に陸上部の部活動も忙しいと思うんですけど勉強も一生懸命に真剣にやっている姿が印象に残っています。
普段から勉強ちゃんとやれよという。
≫9割9分の者がちゃんと単位をとってちゃんと卒業もしています。
≫駅伝で強いだけでOKじゃないわけですね。
≫まず学生ですから勉強もしてそのうえに陸上競技があるという規則正しい生活のうえに華やかな舞台で舞うと。
堂々と私はチャラいは最高のほめ言葉だという表現をしています。
≫遊びの要素があるということですよね。
2番目はこちらです。
食事中はどんどん、会話しろ。
≫言葉を大切にしています。
毎朝、食事の前にホワイトボードになんでもいいので書きまして起承転結の1分間のスピーチをさせたりしてるんですよね。
≫各選手にですか。
≫はい。
この間就職活動という言葉になったり寮生活をきちんとしっかりして就職活動に生かしたいようなことを1分間プレゼンした学生もいました。
言葉の中からコミュニケーションが生まれるんですよね。
≫でも、一見して走ることと克実さん…。
話すことって…。
≫それこそ監督のもともとの営業のときのトークというか。
そういうものが生きてくるんですか。
≫言葉を発するということはそれだけ自分に責任が下ろされてくるんですよね。
適当なことを言うとそれは本当のチャラい人間になりますけれど言葉を発することで考える。
そして責任が生まれるということですね。
≫胸に手を当てて考えよう。
≫3つ目はこちらです。
なんでもかんでもなんとかと答えるな。
山村さん、なんだと思いますか?≫わかりましたイエスと答えるな?≫ハイッ!と答えるなですね≫答えるな?≫よく体育会系にありがちな君、今日元気にしてる?ハイッ!調子がいいね。
ハイッ!ところでどんな練習をするの?ハイッ!これじゃだめなんですね。
≫確かに。
正確に捉えていないですね。
ちゃんと答えてないですもんね。
≫言葉のキャッチボールをしながら僕はこうしたいんだああしたいんだという選手と監督の間でキャッチボールができないとだめだと思っています。
≫なんでもかんでもハイッ!ハイッ!答えているのは考えていない証拠?≫思考能力が低下しているんです。
≫私、もっとレベルの低いこと考えちゃった。
何でもかんでも別にと答えるなと。
今の学生は何を言っても別にって言うんですよね。
それも考えてないんですね。
自分の意見を持っていない。
≫明治に多いんですか?≫明治は少ないです。
≫別にって言われるといやな感じですよね。
≫ハイッ!だけでもだめなんですね。
≫言葉っていろいろあって難しいんですけど、実は監督去年、こういった本を出していらっしゃいます。
「フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉」ということで≫引き続き原監督に魔法の言葉を伺っていきたいと思いますが。
≫例えば、こちらです。
子どもが緊張しないためにはどんな言葉をかければいい?例えば、何かの発表会の前大舞台に立つ前なんて送り出していったらいいのか。
≫これは子どもじゃなくて大人が聞きたいよね。
≫お願いします。
≫舞台に立つのは準備したうえで立ちますので今日はもうAKBになったつもりで頑張りなさいよとか皆さんをワクワクさせようねとかそんな前向きな言葉を発すればいいんじゃないですか。
≫なるほどね。
もう、じゃあやっぱりその前には周到な準備があると。
青学の選手の走りを見ていたら外は気温が高かったじゃないですか。
でも、その気温の高さを感じさせない全然苦しくないんですよ、見てて。
あれは周到な練習があったからこそ。
≫準備があるからこそ堂々と振る舞うことができると思うんですね。
準備が不足しているとどうしても自信がないような形になるんだと思います。
≫ここで野田さんから1つ質問があります。
≫おかげさまで、我が明治は長年、続いたシード権を失わさせていただきまして我が選手たちは今、ものすごく自信を失っていたと思うんです。
こういうふうに本当は力があるのにスランプになってしまっているような学生にどういうふうに声をかけたらいいのか教えていただけますか。
≫やっぱり何が原因かというところをまずは追求するべきだと思うんですよね。
私生活に問題があるのかあるいはメンタルに問題があるのか。
何がというところを追求しないといけない。
≫冷静に現状分析をするところから始めようということですね。
≫的外れなことになっちゃいますからまずは根の部分を追求する必要がありますね。
≫なんでだめだったかを知る必要があるんですね。
それを知るのはつらいことですよね。
≫チームメートで奇麗事を言うのではなくて当人同士が突き詰めていくのが大事だと思います。
ドンマイ、ドンマイではだめだと思います。
≫「グッディ!」もやるよ。
≫怖い…。
≫これ終わったら安藤さんの総括があるんですか。
≫私は奥様・美穂夫人が寮に10年間ずっと住み込んで、配膳とか全部選手の母だと思ってやってらっしゃるというのがすごいなと思って。
旦那様はそれは仕事だからやるとしてもその奥様をどう労わってそういうふうに仕向けられたのか。
何か、うちの夫にも教えたいので。
どうやって、ねぎらってくださったりされているのかなと。
≫どうなんでしょう。
私自身がだめだめなので彼女のほうが強いんで。
だから、尻たたかれて。
私、すぐ、油断するので。
彼女は本当に陸上界の女性ではなくて一般常識を持った女性なので一般常識に照らし合わせて陸上を置き換えていますので非常に私も参考になるんですね。
≫原監督を放っておけなかった?奥様としては。
≫放っておいたら何するかわからないので。
世話好きに。
ちょっとぼけたふりするほうがいいんですかね。
私が。
≫山村さん、ご主人にボケたふりを…。
≫余計にボケボケコンビになちゃう。
≫次、まいりましょうか。
≫続いて見ていきます。
子どもが勉強しないでゲームやスマホばかり。
こういったときどう声をかけたらいいでしょうか。
≫スマホがよければどんどんやらせるべきだと思うんですけれども何が悪いのかというところを教えないといけませんね。
いいものだったらやればいいわけですから。
何が悪いんだと。
これは目が悪くなるよとか思考回路が停止するよとかあるいは、睡眠不足になるとかいろんな、今は仮ですけどいろんな悪さがあるからやめなさいだめだよということを言っているわけですが何がだめなのかということを子どもと討論することが必要。
頭ごなしにあれだめよというのは僕はいけないと思います。
≫つまりなぜなぜ問答をするのが大切だということですよね。
選手の力を最大限に引っ張り出すといってもなかなか言葉で言うのはたやすいですけど実は、土壌を作るのが整えるまでに10年かかった。
≫そういうわけですね。
仮に昨年も優勝させてもらいましたが彼たち、10年前に同じメンバーが青山学院に入部しても、僕は決して優勝しているとは思えません。
よりよい組織作りがよりよい人材を作るということでまずは土壌をしっかりさせることが大切で、そこに時間を要することだと思うんですよね。
≫ご本にも書かれていたんですが腐った土壌に種をまいても腐っちゃうと、種自体が。
だから、土壌をまず作るということがすごい大切と。
じゃあそんなに指導者はすぐに結果って求めちゃいけないんですね。
≫そうですね。
営業マンですぐに数字を出そうとするのではくどのような土壌を今、組織は作っているのか。
見極めるのが僕は管理職の仕事だと思いますね。
≫ちょっと元気になりましたね。
≫今、「グッディ!」も土壌作りです。
≫そこいく?≫これから芽が出ますよ。
≫今日は青山学院大学の駅伝の原監督にお話を伺いました。
本当にためになるお話ありがとうございました。
≫続いてはカッツミーのピカッとNEWSボードです。
≫午後の3時はピカッと光るニュースです。
≫元日に22歳年下の一般女性と≫事実婚も含めるとバツ3。
恋多き男、俳優の吉田鋼太郎さん。
22歳年下の一般女性と元日に結婚したことを昨日、発表したが「グッディ!」は吉田さんの心境を伺うべく舞台本番前の吉田さんを直撃。
≫モテ男らしく爽やかに去っていった吉田さん。
今日から大阪で上演される舞台に向かったとみられるがどうぞ、お幸せに。
もっと知りたい光り輝くピカッとニュースをカッツミーボードでお届け!≫始まりました。
カッツミーのピカッとNEWSボード。
≫春高バレーの実況のし過ぎで声が裏返ってますけれどもね。
≫すみません。
克実さん今日はお二人だけということで。
≫軸足がバレーにあるからね。
≫「グッディ!」にぐっと足を。
≫こんなこと言ってますよ安藤さん。
≫昨日、私倉田さんがいない理由を説明するはずだったんですが冒頭で忘れちゃったの。
春高バレーの取材のためにいませんでした。
≫ということで春高バレーの片手間に来てくれました。
≫そんなことありません。
よろしくお願いします。
まずはどうしましょう?克実さん。
≫まずはこちらからまいりましょう。
≫制度なんですけど紹介状なしは5000円以上必要。
大病院受診に追加負担の方向へ。
≫ボード、オープン!≫どういう制度なのか。
厚生労働省今年の4月から検討しているものなんですがまずは、病院にかかるとき高度な医療を提供してくれる場所だったりベッドの数が500個以上ある大きな病院今およそ250個あります。
こういったところに紹介状なしで受診で受けると受診者の方、これまで平均で2394円のお金が診療とは別に追加料金がかかっていました。
平均でね。
ところが、これが今年の4月から最低5000円かかるという動きになっているんです。
≫大きい病院ですよね。
≫そうですね。
更に、初診だけではありません。
再診行うときにも1000円以上の追加を負担しなくてはいけないということでお金がかかるんだなということになってくるわけです。
≫普通の小さい病院とは違うんですか?≫違います。
紹介状なしの場合ですよね。
じゃあ、なんでこんなことになってしまうのか。
もちろん理由があります。
2つありますけど主な理由1つ目。
軽症状の方、大病院で受診をするとどういうことになるかというと例えば風邪とかで大きな病院に行ってしまうと本来は大きな病院難しい治療などをします。
専念をしたいところなのにどこの病院でも治せるような症状を1つ1つ診ていくとそういった難しい専門的な診療に専念できないということ。
あとは、1つの病院に患者が集中してしまうと働いている医師の方かなり負担が大きくなってしまう。
これを解消しましょうという理由があるわけですね。
≫大変だもんね。
風邪なんかで行ったら待って、待って大変でしょ。
1日仕事になるよね。
≫では、そもそもこの紹介状ってなんなのかというところなんですけど正式名称があります。
診療情報提供書といいまして診療所などで受け取って大病院に行くものなんですが、医療の負担3割負担がききますのでおよそ750円程度
(雨の音)2016/01/06(水) 13:55〜14:55
関西テレビ1
直撃LIVE グッディ![字]
緊急生出演!駅伝優勝青山学院の原晋監督!理想の指導者が語る意外教育法&子供や部下にかけるべき言葉▽結婚発表の吉田鋼太郎は▽正月太りを徹底チェック!なぜ
詳細情報
番組内容
個性派人気俳優・高橋克実と報道キャスター・安藤優子がお届けする「フツーのニッポン人の見たい情報に日本一寄り添う“ちょっと硬派な、どワイドショー”」。事件、事故、政治、経済、芸能、スポーツ、グルメ、健康…、視聴者が見たい、知りたいと思うあらゆる情報を、視聴者が知りたいように、知りたいだけ伝える番組です。
番組内容2
午後の時間帯は、ニュースがまさに動いている時間帯。その「現場の今」を徹底的にLIVEで伝え、曜日ごとに登場する日替わりの芸能人パネラー、各分野で活躍する専門家ゲストが、様々なニュースに斬り込みます。
そして、ニュースだけでなく流行、グルメ、趣味、健康などの生活情報も、テーマの新鮮さ、情報量の多さで、視聴者の知りたい欲求に応えていきます。
番組内容3
『直撃LIVE グッディ!』は、そんな「視聴者ファースト(第一)」な番組です。
出演者
【キャスター】
高橋克実
安藤優子
【進行アナウンサー】
三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)
【情報キャスター】
倉田大誠(フジテレビアナウンサー)
【パネラー】
〈月〉 マキタスポーツ
〈火〉 高橋茂雄(サバンナ)
〈水〉 カンニング竹山
〈木〉 川島明(麒麟)
〈金〉 土田晃之
ご案内
※放送内容が変更になる可能性があります。
ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
ニュース/報道 – 定時・総合
情報/ワイドショー – グルメ・料理
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32724(0x7FD4)
TransportStreamID:32724(0x7FD4)
ServiceID:2080(0x0820)
EventID:37042(0x90B2)