こんばんは。
ニュースシブ5時です。
きょうは北朝鮮が水爆実験を行ったと発表したニュースからお伝えします。
北朝鮮はきょう、日本時間の午前10時半に、水爆の実験を行い、成功したと発表しました。
北朝鮮が地下核実験を実施したのは、およそ3年ぶり4回目ですが、水爆の実験を行ったと明らかにしたのは初めてです。
特別重大報道とする臨時ニュースの中で、こう伝えた北朝鮮の朝鮮中央テレビ。
水爆の実験は、アメリカをはじめとする敵対勢力から、国の自主権と生存権を守り、朝鮮半島の平和と安全を保障する自衛的措置だと正当化するとともに、核抑止力を質的・量的に絶えず強化していくと主張しました。
今回の水爆の実験は、キム・ジョンウン第1書記が、先月15日に命令を下し、今月3日に最終命令書に署名したということで、朝鮮中央テレビは、署名を行うキム第1書記と署名の入った命令書の写真を放送しました。
北朝鮮が地下核実験を実施したのは、2013年2月以来、およそ3年ぶり4回目ですが、水爆の実験を行ったと発表したのは初めてです。
水爆を巡って、北朝鮮の国営メディアは先月10日、キム第1書記が、わが国は水素爆弾の巨大な爆音をとどろかせることができる、核保有国になることができたと述べたと伝えていました。
北朝鮮指導部としては、キム第1書記の誕生日をあさってに控えて、新たな核実験に踏み切ることで、国威発揚を図るねらいがあると受け止められていますが、友好国の中国を含め、国際社会からの強い非難は避けられないものと見られます。
ここでソウル支局の安永記者と中継がつながっています。
安永さん、韓国国内の様子、どうなっていますか?
私は先ほどまで、中心部にあるソウル駅で取材をしていましたが、設置されているテレビの前で、多くの人たちが足を止めて、不安そうにニュースに見入っていました。
話を聞くと、間違ったことだと口々に非難していました。
韓国政府のほうですけれども、どのように対応しようとしているんでしょうか?
韓国政府は午後1時半から、国家安全保障会議を開き、この中で、パク・クネ大統領は、次のように述べました。
このようにパク・クネ大統領は、北朝鮮を厳しく非難し、強力な国際的な制裁措置など、断固とした対応を取っていく方針です。
ただ、韓国政府は、なぜこのタイミングで、北朝鮮が核実験を行ったのか。
まだ北朝鮮指導部の意図を図りかねています。
過去の核実験のときのように、北朝鮮とアメリカとの間で、緊張が高まっていたわけではなく、中国とは関係改善を進めようとしている最中でした。
今のところ、北朝鮮軍に通常と異なる動きは確認されていないということですが、韓国政府は今後、さまざまな情報を集め、核実験の詳細や、北朝鮮の意図などについて、分析を急ぐことにしています。
では続いて、北京の中国総局の逵記者に聞きます。
中国政府は、北朝鮮に対してどう対応しようとしているんでしょうか?
中国外務省の報道官は、先ほど開かれた記者会見で、国際社会の反対を顧みずに、また核実験を行ったことに、中国は断固反対を表明すると述べまして、北朝鮮を強く非難しました。
中国は北朝鮮で核開発が進むと、それ自体がみずからの安全を脅かしかねないと考えていますし、その上に、核問題をきっかけに、朝鮮半島情勢がコントロールを失って、自国が巻き込まれることを恐れているんです。
習近平指導部は去年10月に、共産党の序列5位の劉雲山政治局常務委員がピョンヤンを訪問して、キム・ジョンウン第1書記と会談して、中朝関係の改善に向けた動きを見せていたんですけれども、今回の核実験によって、関係が再び冷え込むことは避けられません。
前回の核実験のあと、中国は、国連安保理の北朝鮮制裁決議に賛成しましたし、そのほか、独自の金融制裁にも踏み切って圧力をかけました。
ただ、過度に圧力をかけると、北朝鮮を追い詰めて、情勢が一層悪化するという懸念も中国にはありまして、今回はどの程度の措置を取るか、慎重に検討すると見られます。
スタジオには、北朝鮮情勢に詳しい伊豆見元教授にお越しいただいています。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
今回の核実験、突然来たなという印象があるんですけれども。
まさにそうですね。
北朝鮮の狙いは何なんでしょうか?
これ、本当によく分からない。
みんな意外だと思ったと思うんですけれども、というのは、ことしの5月の初旬に、党大会が予定されていますので、本来であれば、良好な環境というものを内外で作るのが重要だと考えられていたのに、この核実験をやったことで、非常に少なくとも国際環境は相当悪化することが考えられるわけですね。
これから国連の安保理にかかります。
当然、決議が出ます。
新たな制裁も考えられる。
中国もロシアも賛成をいたします。
南北関係、動き始めてましたけど、当面、これですべて中断されますし、2月の終わりから3月、4月と2か月以上、米韓の合同軍事演習も非常に厳しく展開されると思います。
ですから、国際社会から孤立しますし、圧力を相当かけられるという状況になる。
それ全部北朝鮮、分かっててやったと思うんですね。
みずからそういうふうにした?
みずから、こういう、恐らく悪化する国際環境を欲していたんだろうと考えられるんで。
なぜですか?
それは結局、党大会というのは、2つ大きな目的がありまして、1つは今までの実績を総括することで、もう1つは今後の展望、明るい展望を描いて、その展望に合うような設計図っていいますか、その具体的なものを作ろうとするのが重要なんですね。
恐らく、展望とか具体的な提案、あるいは設計図っていうのは、うまくできないと思ってるんじゃないかなと思うんですね。
今、思うんですが。
今現在、北朝鮮が?
そうすると、今これからの2、3、4と考えると、ものすごく、北朝鮮が国際的に圧力をかけられて厳しい状況に置かれますから、そういうときに、明るい展望を示すなんて、明るい未来を描くなんていう雰囲気、なくなると思うんですね。
ですから、国際環境が悪化していって、それが今、そこから持ちこたえるだけで精いっぱいみたいな雰囲気を作って、明るい展望を示さないで、責任はむしろ、国際社会に転嫁すると、そういう形に持ってくるというのならば、今回、核実験をやったことは、一応は、まぁ分かるなという話ですね。
そうしますと、国内向け、北朝鮮の国内向けの理由が大きいように感じるんですけれども。
明らかにそうだと思います。
その対外的な脅威という意味では?
脅威ももちろん増加するということですね。
大体、今回、4回目っていうのは、従来と違って、最初にアメリカから圧力をかけられてるというような雰囲気がないままにやりました。
こちら、従来というか、これまでの?
これまでですと、まず、ミサイルを北朝鮮が飛ばすと。
そうすると、安保理が非難決議を出し、制裁もかけると。
それに反発して、核実験だというのが、今までのパターンですね。
いずれもそういうパターンですね。
今回は別にミサイル飛ばしているわけでもありませんし、国連の安保理が新しい制裁をかけてるわけでもないのに、最初から核実験にいったわけですよね。
ということは、こういった形で核実験を今後やることがありうるということを示したわけですから、これ、大変なやっぱり脅威というふうに考えておくべきだと思います。
今までですと、とりあえずミサイル飛ばさないならば、核実験を行う可能性も小さいと、われわれ思ってたんですけど、それがもう、そういう状況ではなくなりました。
きょうからいつでも北朝鮮は、核実験をまた続けるかもしれない。
核をどんどん増強していくかもしれないということになりましたので、やっぱりわれわれは相当、深刻に受け止めたほうがいいと思います。
関連のニュースを続けていきます。
では、日本政府の対応です。
菅官房長官は、臨時の記者会見で、北朝鮮に対し、外交ルートを通じて厳重に抗議したことを明らかにするとともに、制裁の強化を検討する考えを示しました。
また北朝鮮が、さらなる核実験やミサイル発射を行う可能性については。
政府は、NSC・国家安全保障会議の閣僚会合を開きました。
この中で、安倍総理大臣は、北朝鮮の今後の動向等に関し、情報収集・分析の徹底を期すとともに、核実験に伴う放射性物質の影響を把握するため、関係各国と連携してモニタリング体制を強化し、不測の事態にも備えるなど、国民の安全・安心の確保に万全を期すよう指示しました。
号外です。
国内各地では、新聞の号外が配られました。
被爆地からも憤りの声が上がっています。
拉致被害者の家族は、拉致問題の解決への先行きが、さらに見通せなくなることに懸念を強めています。
きのう、90歳の誕生日を迎えた、有本恵子さんの母親は。
放射性物質が飛来していないか、監視の動きも出ています。
大気中の物質を調べる専門機関の日本分析センターは、大気中の放射性物質の測定を、ふだんより頻度を上げて行っています。
こうした緊急の監視は、北朝鮮の過去3回の核実験の際も行われ、そのときには異常な値は検出されませんでした。
また、防衛省は、大気中のちりを収集する装置を取り付けた自衛隊機を順次、離陸させ、日本周辺を飛行して、上空を漂う放射性物質がないか確認を進めています。
警察も警戒を強めています。
警察庁は、政府や北朝鮮に関連する施設の警備を徹底するよう、全国の警察に指示しました。
警視庁は、都内にある朝鮮総連・在日本朝鮮人総連合会などの警戒を強化しています。
続いて、政治部の増田デスクに聞きます。
今回の北朝鮮の動きに対して、日本政府はどのように対応しているんでしょうか?
政府は、北朝鮮が原爆よりもはるかに破壊力が大きいとされる、水爆の実験を実施したと発表したことを、重く受け止めています。
そして今回の事態は、日本の安全に対する重大な脅威であって、断じて容認できないと強く非難しているんです。
安倍総理大臣は、国連安保理決議への明確な違反であって、国際的な不拡散体制への重大な挑戦だ。
わが国としては、非常任理事国として、安保理での対応を含め、アメリカ、韓国、中国、ロシアなどの関係国、そして国際社会と連携し、北朝鮮に対して、断固たる対応を取っていくと述べました。
そしてすでに日本政府として、アメリカと共同で、安保理議長宛てに、安保理の緊急会合の招集を要請したことを明らかにしています。
一方、岸田外務大臣は、安保理における働きかけと併せて、日本独自の対応も検討せざるをえないのではないかと述べていて、日本独自の対応として、北朝鮮に対する制裁の強化、いわゆる独自制裁、これも検討せざるをえないという認識を示しています。
それから北朝鮮といいますと、やはり拉致問題、先ほど、家族会の方々のお話もありましたけれども、なかなか進展が見られない中で、こちらへの影響はあるんでしょうか?
避けられないと思います。
日本政府は、拉致問題の解決を最優先課題として掲げてきました。
そしてすべての拉致被害者の帰国を求めています。
これに対し北朝鮮は、おととし、特別調査委員会を設置して、拉致被害者らの本格的な調査を始めたというものの、目標としていた1年を過ぎても結果報告がありません。
こうした中で、北朝鮮が今回、核実験、とりわけ水爆の実験を行ったと主張していることは、非常に挑発的な行動であって、拉致問題の進展にも、深刻な影響を与えることになりそうです。
実際、ある外務省関係者は、日朝協議は現時点でもこう着状態になっていると、今回の事態を受けて、よい方向に進展するとは考えにくいと話しています。
では続いて、各国の反応です。
アメリカのホワイトハウス国家安全保障会議のプライス報道官はコメントを発表し、今のところ、北朝鮮の発表の真偽は確認できていないが、国連安全保障理事会の決議に違反する行為であれば、どのようなものであれ、非難するとしています。
その上で、アメリカは引き続き、韓国を含む地域の同盟国を守っていくし、北朝鮮のいかなる挑発行為にも適切に対応していくとして、日本や韓国などと連携して、北朝鮮に対し、強い態度で臨む考えを示しました。
またオーストラリアのビショップ外相は声明を出し、核拡散防止体制に対抗する挑発的で危険な行動であり、最も強いことばで非難するとしたうえで、国際社会は、北朝鮮に厳しい態度で臨むべきだと呼びかけました。
一方、国連の外交筋によりますと、日本とアメリカの要請を受けて、安保理の緊急会合が、日本時間のあす午前1時に開かれる方向で、調整が進められています。
会合では、核実験を非難するとともに、北朝鮮に対する制裁を強化することなどが、協議されるものと見られます。
津屋解説委員に聞きます。
津屋さん、北朝鮮の核開発は、どこまで進んだと考えられるんでしょうか?
今回、4回目の核実験ですから、一定程度、技術的な進歩があったということは、これは間違いないと思うんですね。
今回、北朝鮮、水爆の実験を行ったと主張していますけれども、その主張が本当に正しいのかどうかですね、これは慎重に見極める必要があると思うんですね。
といいますのも、水爆というのは、原爆、原子爆弾に比べると、はるかに高い技術を要しますし、威力も格段に違うわけなんですよね。
例えば、かつてアメリカやソビエトが行った水爆の実験、メガトン級のものになりますと、広島型の原爆の1000倍もの威力があるといわれていたわけなんですね。
今回、観測されている揺れの数値ですけれども、これを比較すると、前回の実験と同程度、そして波形も前回と似ているということですと、これ本当に水爆なのかどうかという点については、これ、科学的な分析を待つ必要があると思うんですね。
ただ、考えられることが一つありまして、原爆よりも威力の大きいブースト型の原爆というのがあるんですね。
ブースト型っていうのは、より高める、より威力を高めた原爆?
そうです。
原子爆弾というのは、その爆発は核物質の核分裂によって引き起こされるんですけれども、その核分裂とともに核融合という技術を使って、爆弾の威力を高めている爆弾なんですね。
水爆にも使われる核融合という技術でして、これを使って、実験を行ったという可能性はあると思うんですね。
それを水爆実験だというふうに主張している可能性はあるのではないかと思います。
ただこれ、北朝鮮が行った核実験が実際、なんなのかということについては、実際分かりません。
自衛隊やアメリカ軍が航空機を出して、それを分析をするということなわけですけれども、3年前の核実験でも、実際にどのような実験だったのかというのは、実は十分なデータは得られませんで、今回もそれがどこまで明らかになるかということは、1つの注目点だと思うんですね。
そもそも北朝鮮が、核開発を進める目的っていうのは、どこにあるんですか?
やはり意識しているのはアメリカだと思いますね。
北朝鮮にとっては、最大の軍事的脅威であるアメリカを攻撃できる核兵器をみずから保有することで、みずからの体制維持への保証というのを取り付ける、交渉のカードにしたいというねらいがあるんではないかと思うんですね。
そのためにはやはり兵器として使える核兵器、核兵器を実際に使える兵器にする必要があってですね、その核爆弾をミサイルに載るように、小型化、軽量化するという必要があるわけですね。
また飛ばすためのミサイルも、アメリカまで届く長距離弾道ミサイル、テポドンの発射実験、これ、成功していますけれども、まだ兵器として使える段階には至っていないんですね。
ですから、そうしたその技術的なレベルがどこまで進んでいるのかという点、この点は分析して、その点、注目する必要があると思います。
今回の核実験で、ちょっと気になるのが、実験で出た放射性物質が、日本に飛来するんじゃないかと心配する声もあるかと思うんですけれども、この点はどうでしょう?
そうですね、核実験そのものは、地下で行われています。
ただ、地下で行われていますから、トンネル内の封じ込めというのをしっかりしていれば外に漏れることはないんですけれども、その封じ込めがしっかりしていないと、過去には外に漏れ出したという事例があるんですね。
ただ、過去3回の北朝鮮による実験では、日本に大量の放射性物質が飛んできたという事実はありません。
ですから今回も、過剰に心配を要するという情報は、今のところないですね。
ただ、政府や各地の専門機関が、これについては分析を進めていますから、それについて注目する必要があると思います。
伊豆見さん、最後にこれから、どういった動きに注目していけばいいですか?
まずやっぱり、中国がどのくらい強い態度に、今回出るのかというのは。
中国の動き?
相当、中国はこれについては、怒っているだろうと思いますので、おきゅうを据える気に、本気でなるかもしれないですね、今回。
そこが1つですね。
それともう1つは、北朝鮮自身が非常に新しいロジックっていうか、新しいパターンで核実験をやって、なおかつ、きょうの政府声明、最後のほうに今後も核抑止力を質、量ともに、強化するというような非常に強い表現をしたんですね。
質、量ともに。
こういう表現があるときというのは、核実験持ってきたんですけど、5回目が早いかもしれないですね。
だから今までだと2、3年置いてるから、今回やると、あと3年ぐらいないだろうとか、そう考えてしまいますけど、今回の北朝鮮のパターンからすると、核実験、早いかもしれないし。
ということで、やっぱり北朝鮮の核脅威っていうのは、確実に増大しているっていうことを、われわれはもう一度認識し直したほうがいいと思いますね。
やっぱりずいぶん軽視し過ぎていると思いますね、私は。
ここまで伊豆見教授と共に、お伝えしました。
ありがとうございました。
では次のニュースです。
千葉県柏市で、17歳の少年が川に落とされて死亡した事件で、殺人の疑いで逮捕された4人の男らの一部が、当日、少年を車で連れ出して、金銭のトラブルについて問い詰め、川に飛び込ませようという話になったと供述していることが、警察への取材で分かりました。
おととい、千葉県柏市の手賀川で、会社員の佐藤龍太さんが、全裸で橋の上から落とされて死亡し、佐藤さんの同僚で、千葉県我孫子市の小島庸平容疑者ら22歳から19歳の男4人が、殺人の疑いで逮捕されました。
小島容疑者は容疑を否認し、ほかの3人は容疑を認めているということです。
警察の調べによりますと、小島容疑者は、佐藤さんとの間で金銭を巡るトラブルがあったと話していて、さらに男らの一部が、事件当日の午前2時ごろに、佐藤さんを車で連れ出し、車内で小島容疑者が、金銭のトラブルについて問い詰めた。
小島容疑者の自宅にも行き、佐藤さんを川に飛び込ませようという話になったなどと供述していることが、警察への取材で分かりました。
また、男らの一部は、事件の前、佐藤さんを別の川にも飛び込ませたが、水深が浅かったので、現場の川に行ったと供述しているということで、警察が事件のいきさつを詳しく調べています。
新春恒例の東京消防庁の出初め式が開かれました。
新たに発足した、ヘリコプターで救助する専門部隊、エアハイパーレスキューが、訓練を披露しました。
東京消防庁の出初め式には、消防隊員などおよそ2800人が参加しました。
通称エアハイパーレスキューです。
エアハイパーレスキューは、ヘリコプターを使って救助する専門部隊。
東京消防庁に新たに発足し、きょうがお披露目です。
ヘリコプターには、ヘリから水平方向に放水できる装置が配備されています。
また大型のゴンドラを取り付けることができます。
災害で孤立した大勢の人を、一度に救助するためです。
エアハイパーレスキューが設けられた背景には、高層ビルの火災や大規模災害が相次ぎ、ヘリコプターを使った空からの救助の必要性が高まっていることがあります。
首都直下地震を想定したきょうの訓練では、高層ビルに見立てた建物に、隊員がワイヤーを使って降り、取り残された人の救助に当たっていました。
続いては、インターネット上の話題についてです。
きょうの注目ワードは、やっぱり○○が熱い。
やっぱり?どういうことでしょう?山下さん。
ことし、何が熱いのかといったら、やっぱりこれですよね。
そうです、さるです。
ことしはさる年ということなんですけれども、やっぱりえとの動物が注目されるっていうのは、当然の成り行きかと思うんですが、このさる年に、去年ネットで大変話題になった、あの彼が、またちょっと話題になりそうになっているんですね。
新たなステージに立ちました。
こちらをご覧ください。
ちょっと大げさ。
ご存じ、名古屋のイケメンゴリラ、シャバーニ君。
ついにしゃべったんでしょうか。
実はこれは、名古屋市が職員を募集するために制作した動画なんですね。
鉄道関係、保育士など、さまざまな職種で募集しているんです。
だけどごはんには反応するんですね。
広い意味でさるの仲間ですからね。
このように呼びかけているわけなんですが、今週、名古屋市が動画サイトに公開をしたということなんですね。
なぜイケメンゴリラ、PRに起用したのかということなんですが、名古屋市の担当者に聞きました。
ことしはさる年だということと、シャバーニ君のイメージのように、やる気に満ちた人材を採用したいからということなんですね。
動画を見た人からは、早くも、採用はいつから始めるんですかと、問い合わせが入っているそうなんです。
市としては、狙いどおりといったところでしょうか。
そして次もあります、こちら。
あら、かわいい。
ことし、脚光を浴びそうです。
子ざるです。
非常に小さいんですが、実は、駅長なんですね。
指しゃぶりしてるの?
どういうことなのか、こちらをご覧ください。
子ざるが駅長をしていますのは、兵庫県にある北条鉄道なんです。
赤字が続く中、多くの人に乗ってもらおうと、6年前に活動を始めました。
月に2回程度、北条町駅に出勤しているそうなんですね。
ちなみにこの子ざる駅長、襲名制なんですよ。
襲名ってことは代替わりするということですか?
はい。
どういうことかっていいますと、名前は、ねひめちゃんというんですが、現在、3代目です。
代々この名前と駅長を受け継いでいるんですね。
名前を受け継ぐんですね。
そうなんです。
非常に子どもたちに人気があって、この路線の活性化に一役買っているということなんですね。
2匹いましたよね。
そうですね。
2匹いた時代もあったんです。
というわけで、ことしネットで非常に話題になりそうなおさるさんについて紹介しました。
ソルトからでした。
続いては、お正月、初詣でで神社やお寺などに行った方、多いと思いますが、実はそのお寺や神社で、今、深刻な問題が起きているんです。
塗装が剥げ、地肌があらわになったぼろぼろの社殿。
劣化が進んでいるのは、なんと世界遺産、日光東照宮。
劣化の原因は、漆。
建物を守るはずの漆が、なぜ。
取材で浮かび上がってきたのは、漆を巡って繰り広げられる、日本と中国の争奪戦でした。
世界遺産が劣化で大ピンチ。
きょうはその謎に迫ります。
ディレクターが向かったのは、建物の急激な劣化に悩んでいるという日光東照宮。
国内外から年間およそ200万人の観光客が訪れる、日本の宝です。
漆を塗り直してから、僅か3年で劣化が始まったという建物を見せてもらいました。
このまま放置すると、木材が腐り、江戸時代に建てられた建物の形が崩れて、修復不可能になってしまうといいます。
しかし、不思議なことに、すべての建物で劣化が進んでいるわけではないそうです。
別の建物に案内してもらうと。
こちらは、日光東照宮の表門。
60年以上、一度も塗り直しは行われていないにもかかわらず、なぜかきれいな状態を保っていました。
なぜこんなに違いが出てしまったのでしょうか。
原因は、漆の産地。
表門に使われたのは、100%日本産の漆です。
ところが、劣化が進む問題の建物で使われたのは。
中国産の漆?
なぜ中国産の漆を使った建物だけが、急激に劣化してしまったのでしょうか。
国内有数の漆研究者は。
そもそも漆とは、漆の木の幹を傷つけ、そこから流れ出した樹液のこと。
専門家によれば、国産も中国産も、全く同じ種類の漆の木から取れるといいます。
しかし。
ウルシオールとは、塗った漆を固める成分で、これが多ければ多いほど、建物を保護する役割を果たしてくれます。
しかし、中国産は日本産に比べて、このウルシオールの量が少ないのです。
そのため、中国産の漆を使った建物のほうが、早く劣化してしまうのではないかというのです。
でも、同じ漆の木なのに、なぜそんなに成分に差が出るのでしょうか。
取材を進めると、中国産の漆の劣化騒動は、日本各地の有名寺社で起きていることが分かりました。
実は、国産漆の生産量は、高度経済成長期の昭和40年ごろ、安い化学塗料に取って代わられたことで、急激に減少。
今や生産量は、最盛期の25分の1。
年間およそ1トンにすぎないといいます。
その結果、修復しなければならない寺社が、やむをえず使い始めたのが、世界最大の漆生産国、中国の漆だったのです。
この事態を打開するため、国も動き出していたことが分かりました。
重要文化財を管轄する文化庁に聞いてみると。
担当者が見せてくれたのは、去年2月、文化庁が全国の自治体に向けて出した通達。
今後、重要文化財の修復には、原則、国産漆だけを使用する。
そう指導する内容でした。
文化庁では、今後2年かけて、国産漆の生産量を、年間1トンから1.3トンに増やす計画だというのですが。
急激な劣化に襲われた日光東照宮に聞いてみると。
えっ?10トン?日光東照宮では、修復のために、8年前から国産漆を大量に購入してきました。
それでも、すべてを確保できる見込みは立っていません。
今回の取材で、日本中の重要文化財を修復するには、国産漆が年間2トン必要と判明。
国の計画の1.3トンでは、追いつきません。
なぜ増産は難しいのでしょうか。
国産漆の7割を生産している、岩手県二戸市を訪ねてみると。
増産できないのには、深刻な理由がありました。
漆の木を傷つけ、かき出すのは、漆かき職人。
高度な技術が必要で、一人前になるのに10年以上かかるそうです。
現在、職人の数は20人。
年間2トンの漆を生産するには、今の2倍の職人が必要なんですが。
このため、後継ぎもほとんどいないのが現状です。
国産漆を増やす道のりは、相当に厳しそうです。
一方で、世界最大の漆生産国、中国でも、困った問題が起きているんです。
中国産の漆を使う工場が数多くある福建省です。
工場の建物の外には、漆が入っていたと見られる缶が、たくさん積み上げられています。
中に入ると。
これは、日本でよく見る漆器?
この工場では、30年前から、年間1000万個以上の漆器を生産しています。
主に100円ショップ用の商品として日本に輸出してきました。
が、最近、なぜか日本以外からの注文が殺到。
工場で使う中国産の漆の量は、増え続ける一方だといいます。
一体、誰が注文しているのか。
北京市内のショッピングセンターを見れば分かるというので、訪ねてみると。
店内は、日本風の漆器だらけです。
重箱や立派なすしおけまで。
実は今、中国では富裕層を中心に、日本食が大ブーム。
これらの漆器すべて、中国国内で急増する日本料理店で使われるのだといいます。
さらに、別の食器店では。
店員によると、日本風の漆器は、今、その上品な美しさから、世界中で人気が上昇。
そのため、そこで使われる中国産の漆は、今や余るどころか、需給がひっ迫するほどです。
漆の値段は10年前に比べて3倍に跳ね上がり、中国産の漆も足りなくなりそうなんです。
どうする?出口のない日本の漆問題。
見ざる、言わざる、聞かざるなんて、言ってる場合じゃないですよ。
外国からの観光客も増えてますんでね、ああいう、お堂の漆が剥げてるとちょっとねっていう気がしますよね。
そうですよね。
文化庁、今後、国産漆の生産量を増やすために、まずは今ある漆の木から、一人一人の職人がかき出す漆の量を増やそうと。
まずはそこから始めようと。
で、同時に、後継者育成を支援していくということなんですが、これがなかなか難しいということなんですね。
そうですね、難しいんですが、ただこれやっぱり、需要があるわけですからね。
それでやはり日本の文化財ですから、なんとかして打開策を打ち出してほしいですよね。
ピンチをチャンスにね。
以上、特集でした。
シブ5時。
ここで今の外の様子を見てみましょう。
塚本さん。
東京・港区のミッドタウンに来ています。
きょう、寒の入りなんですが、きょうから始まったのが、都内最大級の屋外アイススケートリンクなんですよ。
私ね、滑れないんで、リンクの外から見ておりますが、皆さん、楽しそうですよね。
でもね、きのうまであたたかったので、ちょっと油断しました。
今、気温下がってます。
気温はね、ちょっとずれちゃってますが、今、9度ぐらいしかないんです。
分かるよ。
みんな寒くないですか?
大丈夫です!
元気いっぱいですが、あす以降の寒さ、気になります。
全国の天気です。
平野さん。
ありがとう。
週末にかけては、冬の寒さが戻ってきますので、スケート日和になりそうですね。
さてあすは、日本付近、冬型の気圧配置になりまして、日本海側では雪や雨、太平洋側では晴れ間が戻る所が多い予想です。
では、あすの予想天気図から見てみましょう。
きょう、西日本や東日本に曇りや雨の天気をもたらした前線や低気圧、あすは東の海上へと離れるでしょう。
日本付近は西高東低の冬型の気圧配置となる予想です。
では、この先の天気の移り変わりの予想です。
今夜はまだ東日本、西日本、曇りの所が多く、所によっては雨が降るでしょう。
北海道は日本海側、今夜初めにかけてはふぶく所がある予想です。
ただ、あすの朝になりますと、冬型の気圧配置になりまして、山陰から北の日本海側は、雨や雪の所が多い予想です。
特に北陸は、一時的に降り方、強まる所もある予想で、落雷や突風にも注意が必要です。
一方の太平洋側は晴れ間の戻る所が多いでしょう。
あすの午後にかけても、太平洋側は晴れる所が多い予想です。
ただ、上空には寒気が入ってきていますので、あすは夜になると、ぐっと冷え込む予想となっています。
夜は暖かくしてお過ごしください。
では各地のあすの天気、詳しく見てみましょう。
時刻は5時35分です。
これまでに入っているニュース、高瀬アナウンサーです。
お願いします。
ではこの時間の最新のニュース、これまでの主なニュースです。
再生医療の実用化に向けた新たな一歩です。
iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を患者に移植し、心臓の機能を回復させる再生医療で、大阪大学の研究グループが、臨床試験の実施を国に申請する方向で、検討していることが分かりました。
大阪大学心臓血管外科の澤芳樹教授らのグループは、iPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞を、心筋シートと呼ばれる、直径数センチの薄いシート状に加工し、重い心臓病の患者に移植して治す、再生医療の研究を進めています。
この心筋シートを、iPS細胞を使った、世界初の再生医療製品として実用化するため、研究グループが治験と呼ばれる臨床試験の実施を、早ければ平成28年度にも国に申請し、翌29年度から、移植手術を行う方向で、検討していることが分かりました。
iPS細胞は、京都大学などが保管している、拒絶反応が起きにくい特殊なタイプのものを提供してもらう予定だということです。
国から実施が認められれば、数人の患者に移植手術を行い、4年後をメドに、心筋シートの再生医療製品としての実用化を目指すということです。
これまで行った動物実験では、心臓の機能が改善するのが確認されたということで、研究グループは引き続き、安全性や効果についてのデータを集めるなどして、準備を進めることにしています。
プロ野球・楽天にドラフト1位で入団したオコエ瑠偉選手が、仙台市の球団の寮に入り、プロとしての生活をスタートさせました。
去年、甲子園を沸かせたオコエ選手。
東北での生活は初めてです。
寮には、1メートル83センチの身長に合わせた、オーダーメードのベッドを持ち込み、弾力などを確かめていました。
こんなものも持ってきました。
オコエ選手がこれから暮らすのは、チームの中心選手の一人、キャッチャーの嶋選手が、かつて使っていた部屋です。
オコエ選手は、今月11日からほかの新人選手たちと合同で自主トレーニングを行い、来月からのキャンプに備えます。
日本ハムの大谷翔平投手は、自主トレーニングを公開。
投手と野手の二刀流3年目の昨シーズンは、投手部門で3つのタイトルを獲得しました。
大谷投手はことし、より力強いプレーができるように、体を大きくすることに取り組んでいて、1日の食事の回数を、6回から7回に増やし、体重は初めて100キロに達したということです。
今シーズンを漢字一文字で表すとという質問には、この字を挙げました。
超えるっていう字ですね。
シブ5時。
続いてのコーナーです。
金曜日にお伝えしている、シブ5時芸能部を、ちょっと先出しします。
なんでも、とってもかっこいい男性が、かっこいい男性が、それぞれ…。
2回言いました。
かっこいい男性が登場します。
シブ5時芸能部。
きょうは今週末に出会えるいい男を一挙まとめてお伝えします。
まずは映画のいい男。
俺が買えと言ってるんだよ。
仕事一筋、人の温かさを忘れた男を演じる、竹野内豊さん。
そんな主人公と心を通わせようとする、富山の漁師を演じるのは、江口洋介さん。
撮影の合間、2人はなんと、釣りで心を通わせたといいます。
続いては、ミュージカルのいい男。
紅白にも出場した、実力派シンガーソングライター、ナオト・インティライミさんとダブル主演を果たすのは、大抜てき、弱冠20歳の実力派俳優、小関裕太さんです。
稽古中、2人の関係はどんな感じだったんですか?
そして、去年70周年を迎えたのど自慢を支えてきたのは。
こんばんは。
SMAPです。
1年間にわたって、SMAPのメンバーが全国各地の会場を訪れ、出場者を応援してきました。
出場者を間近で見ているうちに、SMAPのみんなに思い浮かんだのは、俺たちも出たい!
SMAPがゲストで全力応援する、のど自慢チャンピオン大会は、11日月曜日に放送予定です。
シブ5時。
いやぁ、SMAPの皆さんにシブ5時と言っていただける日が来るとは。
イケメンの皆さん、ありがとうございました。
夏に岩手県の山田町でのど自慢を行った際には、会場の受付の所で、SMAPの皆さんがそろって、来場者を出迎えて、一人一人握手して、迎え入れたということで、本当に地元の皆さん、感激されたということなんですね。
ここまで週末いい男特集でした。
では続いて、こちらです。
こちらは、平成23年に来日した、ブータンのワンチュク国王夫妻です。
話題になりましたよね。
そうでした、そうでした。
ブータンは経済成長よりも、人々が幸せと感じる度合いを重視することで知られ、幸せの国と呼ばれています。
ブータンは親日の国としても知られていて、日本からも数多くの観光客が訪れているんですが、そのブータンが今、ピンチを迎えているんです。
ヒマラヤの秘境、ブータン。
町には白壁に美しい木組みの窓。
仏教に根ざした文化の中で生まれた独特な建築様式が多く見られます。
このブータンにも今、急速な近代化の波が押し寄せています。
昔ながらの建物を、次々とビルに姿を変えているんです。
ブータン政府は、こうした現状に危機感を抱き、伝統的な建造物の保護に力をかけ始めています。
その政府の命を受けて活躍しているのが、石田香澄さん。
ブータンの国家公務員として、現地スタッフ15人と共に、建造物の修復の設計と計画作りを担っています。
日本のゼネコンで、建築士としてハードに働いていた石田さん。
文化財保護に憧れながらも、手がけるのは、マンションなど新築物件ばかり。
悩んだ末、青年海外協力隊に応募し、8年前にブータンへやって来ました。
独特な建築にすっかり魅了された石田さん。
休みのたびに寺院などを訪ね歩き、地元の人たちに話を聞いて回りました。
こうした実績を買われ、政府の文化財保護部で働くようになった石田さん。
これまで仏教の大学、寺院など、100軒ほどの建物の修復に携わってきました。
歴史ある建造物を、その特徴やよさを残しながら修復し、未来につなぐ。
それが石田さんの思いです。
泥、木、石などを使った昔ながらの工法で、丁寧に修復。
時には100人近い職人をまとめて、プロジェクトを進めています。
石田さんは今、大きなプロジェクトに取り組んでいます。
首都ティンプーから車で8時間。
標高2800メートルの山の上にそびえ立つ、この建物。
県庁と寺院が一体となった、ブータンの伝統的な建物の大規模な修復を任されたのです。
出来てからおよそ400年。
壁にはあちこちにひびが。
柱は今にも崩れ落ちそうです。
石田さんが目を奪われたのは、中央のお堂の出窓。
見晴らしがよいように、柱が1本置きに低くなっている独特のデザイン。
調査の結果、ここにしか存在しない形だと判明しました。
石田さんは、この出窓を昔の形のままで残して修復を進めるべきだと考えました。
しかし。
実は、日本とブータンでは、修復に対する大きな文化の違いがあるのです。
ブータンでは、歴史ある建物でも、新しい材料を使い、前より豪華に建て直すほうが、宗教的に徳を積む行為だと考えられています。
前と全く同じ形で修復、保存することには、意味がないのです。
新しいものに直すほうがよいというブータンの文化と、石田さんは常にぶつかってきました。
現地の人たちの意思を尊重しながら、古いものを残したい。
石田さんは、僧侶に何度も、建物の歴史を聞いていきました。
建物の歴史を聞けば聞くほど、このままの形で修復したいという思いが強くなります。
数日後、石田さんは、もう一度、僧侶に修復方法を相談することにしました。
石田さんは、ブータンでもここにしかない出窓が、どれほど貴重なものであるかを、粘り強く訴えます。
すると。
石田さんの熱意が伝わりました。
建築士、石田香澄さん。
ブータンの宝を未来につなげようとしています。
とにかく新しければいいんだって、びっくりしましたね。
だから考え方、真逆の人にどういうふうに伝えるかって、本当に大変なことですよね。
思いますよ。
石田さんによりますと、日本とブータンでは、職人さんも、その作業の進め方というのも、ずいぶんと違っていて、大変苦労されたそうなんですが、例えばブータンでは、30センチで設計した窓が、職人さんたちの判断で、1メートルで作られていたなんてことは、よくあるそうなんです。
よくある?
よくあるそうなんです。
よくあったら困りますよね。
もしかしたらさっきの、柱が半分になっている窓も、勝手に作ってたりなんかして。
職人さんの判断で?でもね、日本では考えられないですけど、それから石田さんが一生懸命説得をしていた僧侶の方、石田さん、2年間説得して、ようやく納得してくれた僧侶なんですが、その僧侶、なんと、別の県に行ってしまって、代わりの僧侶が来て、だからもしかすると、また一からこの僧侶を説得しなくてはいけないかもしれないと。
でもそれも結果的に、出来たものがいいものになればいいんですけどね。
難しいですね。
価値観の違いっていうのは、大きいですね、これね。
石田さん、今ごろ、泣いてるんじゃないですか、本当頑張ってくださいね。
石田さんのことしの抱負は、ブータンのことば、ゾンカ語を覚えること。
それでその仕事において、やっぱり想定外のトラブルがとても多いので、臨機応変をモットーに、そのことばを覚えて頑張っていきたいというふうに話されていたということです。
また、最後みたいな大きな笑顔が見られるといいなと思いますね。
特集でお伝えしました。
シブ5時。
おっ、まだいい男シリーズが続いてたんですね。
ありがとうございます。
さて、お便りいきましょうか。
きょうの漆不足で世界遺産が今ピンチだという話題も特集でお伝えしましたが、ツイッターで頂きました。
このニュース、前にも見た気がするけど、いつも国産漆職人の後継者不足で話が終わるよね。
漆職人に補助金出して支援とかという話にならないのは、なんでだろうね。
ってか、文科省は原則として、国産漆を使用するようとか、実行不能な目標を出すだけ?後継人がいないのは、低い給与と高い技術がいることでも、文化遺産を守るのには漆が必須というふうに頂いています。
6時になりました。
これまでに入っているニュースです。
北朝鮮は、きょう、日本時間の午前10時半に、水爆の実験を行い、成功したと発表しました。
北朝鮮が地下核実験を実施したのは、およそ3年ぶり、4回目ですが、水爆の実験を行ったと明らかにしたのは、初めてです。
特別重大報道とする、臨時ニュースの中で、こう伝えた、北朝鮮の朝鮮中央テレビ。
水爆の実験は、アメリカをはじめとする敵対勢力から、国の自主権と生存権を守り、朝鮮半島の平和と安全を保証する、自衛的措置だと正当化するとともに、核抑止力を質的・量的に絶えず強化していくと主張しました。
今回の水爆の実験は、キム・ジョンウン第1書記が、先月15日に命令を下し、今月3日に最終命令書に署名したということで、朝鮮中央テレビは、署名を行うキム第1書記と、署名の入った命令書の写真を放送しました。
北朝鮮が地下核実験を実施したのは、2013年2月以来、およそ3年ぶり4回目ですが、水爆の実験を行ったと発表したのは初めてです。
水爆を巡って、北朝鮮の国営メディアは先月10日、キム第1書記が、わが国は水素爆弾の巨大な爆音をとどろかせることができる、核保有国になることができたと述べたと伝えていました。
北朝鮮指導部としては、キム第1書記の誕生日をあさってに控えて、新たな核実験に踏み切ることで、国威発揚を図るねらいがあると受け止められていますが、友好国の中国を含め、国際社会からの強い非難は避けられないものと見られます。
今回の北朝鮮の発表について、安倍総理大臣は次のように述べ、制裁の強化などを検討する考えを示しました。
政府は、総理大臣官邸で、午後5時前から、きょう2回目となるNSC・国家安全保障会議の閣僚会合を開きました。
会合は、安倍総理大臣のほか、麻生副総理兼財務大臣、岸田外務大臣、中谷防衛大臣らが出席し、午後5時過ぎに終了しました。
日本郵政は、赤字が続いている病院事業を合理化するため、全国11か所で運営している逓信病院のうち、大阪の病院を、今年度末で閉鎖する方針を固めました。
さらに数か所についても、地元の医療法人に売却する方向で検討しています。
逓信病院は、昭和13年、郵便や通信行政を所管していた、当時の逓信省の職員を対象に、開設された病院で、現在は日本郵政に運営が引き継がれ、一般の患者も利用できます。
しかし、病院の立地が悪く、病床数が少ないことなどから赤字が続いていて、去年3月期の日本郵政の決算では、病院事業でおよそ60億円の赤字を計上していました。
このため日本郵政は、病院事業を合理化するため、全国11か所の逓信病院のうち、大阪市の大阪北逓信病院について、今年度末で閉鎖する方針を固めたことが、関係者への取材で明らかになりました。
入院患者は、近隣の病院に受け入れを要請するなど、今後、閉鎖の手続きを進めるということです。
日本郵政は、さらに数か所についても、来年4月以降、地元の医療法人に売却する方向で、将来的には、東京逓信病院以外のすべての病院の売却や閉鎖も検討しています。
日本郵政は、収益力の強化が課題となっていて、赤字が続いている事業については、抜本的な見直しに乗り出しています。
新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所で、非常用のケーブルが、一般のケーブルと分けられず、混在して敷設されていたことについて、原子力規制委員会は、保安規定に違反しているとして、改善を求めるとともに、全国の原発で同じような問題がないか、電力各社に調査を指示しました。
原発の新しい規制基準では、安全上重要なケーブルが、火災で一度に損傷しないよう、非常用と一般のケーブルを、板などで隔離して設置するよう求めていますが、柏崎刈羽原発では去年、中央制御室の床下などで、少なくとも合わせて1700本余りのケーブルが混在して敷設されるミスが見つかりました。
これについて、原子力規制委員会はきょうの会合で、安全機能が広い範囲で失われるリスクがあるとして、保安規定違反に当たると判断し、東京電力に、原因の分析と改善の対策を行うとともに、ほかの安全上重要な設備についても、工事の手順が適切か調査するよう指示しました。
同じような問題は、ほかにも全国の5つの原発で明らかになっていて、規制委員会は、電力各社に調査を行ったうえで、ことし3月末までに報告するよう指示しました。
夏の参議院選挙から、選挙権年齢が18歳以上となるのを受けて、高校生の投票行動を促し、投票率のアップにつなげようと、熊本県大津町の2つの高校に、期日前投票の投票所が設けられることになりました。
期日前投票の投票所を設けることが決まったのは、大津町にある、いずれも県立の大津高校と、翔陽高校の2校です。
県選挙管理委員会は、新たに有権者となる18歳以上の高校3年生の投票行動を促し、投票率アップにつなげようと、先月から高校での設置を実施する市町村を公募していました。
おおづまちから最初に応募があり、比較的若い世代が多く、効果が見込めるなどして設置を決めたということです。
期日前投票は、周辺の住民も投票できるようにするほか、町外から通う生徒も投票できるよう、不在者投票の投票所も合わせて設けられる見通しです。
総務省によりますと、期日前投票所を高校に設けることを決めた例は、これまでのところ報告がなく、全国で初めてではないかとしています。
最初の投票をやるということは、将来の投票行動の習慣化につながっていくんじゃないかと、そういう思いで、こういったモデル事業というのをやらせていただいているところです。
今週のレギュラーガソリン1リットル当たりの小売り価格は、原油価格の下落の影響が続き、全国平均で120.4円と、6年7か月ぶりの水準まで値下がりしました。
これは、OPEC・石油輸出国機構が、先月4日に、原油の減産を見送ったことなどで、供給の過剰感が強まり、原油価格の下落が続いていることを背景に、石油元売り各社が、卸売り価格を引き下げていることが要因です。
2016/01/06(水) 16:50〜18:10
NHK総合1・神戸
ニュース シブ5時[字][デ]
▽SMAP5人が目撃 のど自慢の舞台ウラ? ▽世界遺産がピンチ!修復困難…その理由は 【キャスター】松尾剛,寺門亜衣子,【気象キャスター】平野有海
詳細情報
出演者
【キャスター】松尾剛,寺門亜衣子,【気象キャスター】平野有海
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ニュース/報道 – 定時・総合
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情報/ワイドショー – グルメ・料理
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