ろーかる直送便 えぇトコ「冬の奥琵琶湖 もてなし街道を行く」 2016.01.07


(西村)うわ〜っ!すばらしいですね。
(田山)本当だね〜。
何かこうちょっと幻想的な景色ですね〜。
墨絵みたいだね。
そうですね。
琵琶湖以外にもこんな美しい湖があったんですね。
琵琶湖の北に慎ましく水をたたえる余呉湖。
冬の早朝澄んだ穏やかな水面が神秘的にきらめきだすとりんと背筋が伸びる思いがします。
やっぱりね…いやどうもどうもどうもありがとうございます。
今回の「えぇトコ」は冷え切った大地にゆっくりとぬくもりを与える冬の朝日と共にスタートです。
旅の舞台は…。
凍てつく寒さと雪が幻想的な風景を作り出す奥琵琶湖に広がる長浜市。
極寒の地でありながら古くから多くの人やものが行き交い旅人を気さくに迎え入れる気風が育まれてきました。
そこで出会ったのは訪れる人を癒やす歴史と人情。
よその方来られるとうれしくなる。
どうぞ。
伝統の響きを生み出す艶やかな糸。
あや取りみたいですよ。
そうです。
凍てつく山里で見つけたぬくもりあふれる贅沢な味わい。
ご縁があったね。
そうですね。
1,300年間祖先からの教えを守り続ける隠れ里のおもてなし。
あららら!すっごいおいしい。
関西の真心ここにあり。
冬の奥琵琶湖の旅が始まります。
関西きっての豪雪地帯として知られる…冬は雪に閉ざされる厳しい暮らしの中で知恵を絞り人々はたくましく暮らしています。
あっねえ田山さん…通りすがりに見つけたのは銀世界の中何やら作業をしている男性。
雪に埋まりながら何かを掘っているようですが一体何をしているのでしょうか。
すみませ〜ん!こんにちは〜!さすが腹から声出てますね朝から。
えっ?えっ!?この雪の中。
うわっ大変…。
疑問に思った2人は雪に埋もれた野菜畑の中へ。
よいしょ。
大丈夫ですか?大丈夫です大丈夫です。
さあ…。
いや〜!危ない危ない!危ないよ。
そうですね。
そうなんですか。
はい。
寒いでしょ?はい。
作業大変ですね。
昔から奥琵琶湖では雪が積もるこの時期に白菜を収穫してきたそうです。
重たい!ねっ。
なんと通りすがりの2人に白菜を食べさせてくれるそうです。
黄色みがかった葉がびっしり詰まった立派な白菜です。
この辺の白い所は…。
じゃあいいですか?すいません。
頂きます。
どうです?市販の…全然味が違うと思います。
雪の中の厳しい環境だからこそ白菜の甘さとうまみがひときわ増します。
作業は大変ですが手間をかけておいしく頂く雪国の知恵です。
旅の始まりに思いがけず甘い白菜の贅沢なもてなしを受けました。
いや〜この川の音も都会にいるとこんなに音がワッと入ってこないんだけど。
そうですよね。
またこの木の橋も趣があっていいですね〜。
やって来たのは木之本から岐阜県に抜ける街道筋の山里。
厳しい冬でも人々は温かい心で迎えてくれます。
どなたかいらっしゃいますね。
こんにちは〜。
ねえおかあさん私自然薯ね大好きなんですけど…。
せっかくですからね。
分かりました。
参ります。
雪や寒さを物ともしない明るさに元気をもらった2人。
こんにちは〜!ここお任せ下さい。
こんにちは!あっこんにちは。
やっぱり声の張りが違いますね。
いやいや。
えっお邪魔してもよろしいですか?もう茅葺ないけどな。
うちだけになってしもうた。
そうなんですか。
本当だ。
茅葺ですね。
こちらで270年間旅館を営んでいるという松本さん。
たまたまやって来た2人を気さくに招き入れてくれました。
失礼しま〜す。
はい。
あ〜こんにちは。
テレビで見かけた人ですよね。
それは…?水につけて戻した大豆を石臼の上に載せ一つ一つ金づちで潰します。
何に使うのかというと…。
おつゆの中に入れるんですか。
この辺りで豆を打つのは昔から当たり前の冬仕事。
打つ事で火が通りやすくなるそうです。
さて茅葺民家の中は?いや囲炉裏ですか。
囲炉裏です。
まあすてき〜!何だろうねこれって。
何でしょうねホッとしますね。
やっぱりこういう…ごちそうですか。
そうですね〜。
これはまた家を…かつては集落全てが茅葺屋根だった杉野。
昭和30年ごろからしだいに瓦屋根に変わっていきました。
今では太い梁や囲炉裏を見かける事もほとんどなくなったといいます。
息子さんが運んできてくれたのは?おっきな鍋が来ましたが。
すごいですね。
奥琵琶湖に伝わる打ち豆汁。
大豆のほかその家ごとに思い思いの具材が入ります。
ただ大根は打ち豆汁には欠かせません。
先ほど潰した打ち豆が加わり自家製の味噌を溶き入れ最後に豆腐。
一煮立ちしたら完成です。
食べてくれはる?いや〜頂戴します頂戴します。
この匂いもちょっと郷愁を引く匂いですね。
本当ですね〜。
あっお豆がたくさん入ってる。
昔はこれが一番のね一番のごちそうだった。
囲炉裏の火と打ち豆汁。
心も体もしんから温まる逸品です。
あっ本当においしい。
寒い冬やから余計こう囲炉裏とこの温かい打ち豆汁。
これが合うんやね〜。
豆の食感もおいしい。
これがですね…よそから人が来るといつも心尽くしの料理でもてなしてきたという松本さん。
もうしっかり頂きました。
おいしかった。
もう一つね…実はこの自然薯先ほど出会ったおとうさんが届けてくれたんです。
自然薯はまず丁寧に皮を落としおろし金で優しくおろしていきます。
このようにねドロ〜ンと落ちますよね。
やっぱり普通のとろろよりもね本当に粘りが強いですね。
おいしくなあれおいしくなあれ。
そしてすり鉢できめ細かにすります。
これ結構お餅みたいにかたいですね〜。
すった自然薯にだしではなく味噌汁を加えるのがこの集落の食べ方。
泡雪のようなとろろを熱々のごはんの上に載せて頂きます。
もういけません。
(笑い声)こんな事しちゃったらですね山芋が食えなくなっちゃう。
いや実においしいですね。
程よい塩辛さもあって。
よかったな食べて頂いて。
本当ふわっふわ。
泡のような。
スルスルスルってもう頂けちゃいますね。
私自然薯の何かイメージが変わりました。
おいしいですね〜!これはこっから取ってもよろしゅうございますか?どうぞどうぞ食べて下さい。
ありがとうございます。
ありがたい。
うれしい。
これはやってよかったなといつも思ってこの年まで来ました。
今日は食べて頂いてよかった。
とんでもございません。
ありがとうございます。
雪の山里で心も体もほっこりと温まりました。
続いて2人がやって来たのは賤ヶ岳の麓にあるこちらの集落。
心に響くとてもすてきなおもてなしがあるそうです。
おおとっていう名前が付いてるんですって。
どういう字なんですか?…という事で心に響くすてきなおもてなしとは。

(三味線)そう。
ここには旅人の心に響く深い音色がありました。

(三味線)実はこの大音地区は全国でも有数の三味線の弦の生産地なのです。
大音の弦は深い響きから軽やかな音色まで幅広く奏でる事ができる至極の逸品として称賛されています。
その秘密を訪ねてみる事に。
何やってらっしゃるのかしら。
こんにちは〜。
こんにちは。
こんにちは〜。
今皆さん女性ばっかりですけど何をしてらっしゃるんですか?これはね…
(2人)えっ?繭です。
繭から取れるものが楽器の糸になる?そうなんです。
昔から養蚕が盛んだった奥琵琶湖。
きめが細かく伸びやかな大音の絹糸はシルクの生地ではなく全て和楽器の弦になるのです。
では一体…大音では生糸を座繰りと呼ばれる昔からの手作業で紡いでいきます。
小さなほうきで…お湯につけられ粘りけの出た糸。
熟練の手にかかれば瞬く間にほかの糸とくっついてよられていきます。
こうして糸通しに20本の蚕の糸を通しより合わせながら巻き取っていく事で1本の生糸になるのです。
西村さん伝統の糸取りに挑戦してみます。
それでこれをちょっと持って頂いて。
これ見えますか?この細〜い糸。
この糸がねあまりにも細すぎてあんまり感覚がないぐらい。
ちょっと触らせてもらっていい?どうですか?それにしても引っ張れば引っ張るだけどんどんどんどんこの糸が出てきますけど。
大体1個から1,300から1,5001,600ぐらい。
600メートルぐらいですか?そんなに!?測った事はないですけどそういうお話は聞いてます。
最盛期の夏には…あ〜なるほど。
引っ掛かってしまって。
女性たちの手作業できめ細かく紡がれる生糸が極上の弦になります。
平安時代から900年続くといわれる伝統の手技です。
ああ〜きれいですね〜。
本当美しい。
しっかりした糸になってますね。
糸になってます。
この生糸を更により合わせ和楽器の弦にしていくのです。
全国で唯一この地で守り続けられている技法が…ぶら下げた独楽を回転させる事で糸をより合わせていきます。
1本の弦1メートルに使う繭は1,000個以上。
独楽の自然な重みで作る弦は深い音色になるといいます。
このあと弦はウコンで黄色に煮込みます。
そして最後に節を丁寧に取り仕上げれば完成です。
極上の糸が熟練の手仕事で最高級の弦になります。
変わらぬ技とこだわり。
全ては最高の音で人々をもてなすため。
今日も奥琵琶湖から全国に音色を届けています。
江戸や京都越前など全国との交流が盛んだった木之本町は宿場町として栄え今でも往時の面影が残っています。
そこで…おっこれは何だろう。
これ看板ですよね?そうですね。
よ〜く見てみると…これは全て薬の看板。
実はこの建物は江戸時代の本陣だったのです。
こちらのご当主が薬の商いを始めたのが江戸時代の終わり。
今でもその志は子孫によって受け継がれています。
昔からたくさんの人が訪れた木之本宿は歴史と人情の玉手箱。
旅人を魅了するすてきな品々が生み出されました。
あっここですね!本陣の前にあるのが古くから宿場の人々に愛され続けるパン屋さん。
こちらに地元で超人気のパンがあります。
それが…。
そう。
そのパンがこちら。
…と袋から出してくれたパンは意外にシンプル。
一体…果たして…そう。
実はパンの中に…まさに想像を超えた絶品の味わいです。
実はこの味…。
さすが…続いてはこちらは本屋さんなのに漬物を売っています。
レジの横に奥琵琶湖の名物糀漬とえび豆。
そうです?そういうつもりで…。
本業は本屋さんですが訪れる人に奥琵琶湖の味を知ってほしいとお店に置くようになりました。
冬が旬の大根ににしんニンジン唐辛子などを加え糀とよく混ぜ合わせて漬物桶に。
およそ1か月で食べ頃になるこの地に代々受け継がれてきた保存食。
にしんの身が締まってて奥の奥まで糀の味が染みてますね。
相性がいいっていうかおいしいですよね〜。
こちらはえび豆。
冬が旬の琵琶湖のスジエビと大豆をしょうゆと砂糖などで甘辛く煮込んでいます。
この甘辛さがちょうどいい感じで。
そうそう。
そうですか?いやおいしい。
うんおいしい!本屋さんの店先で奥琵琶湖の郷土の味を堪能させて頂きました。
1852年創業当時と変わらぬ製法で今もしょうゆを造っているこちらのお店。
ごめんくださ〜い。
その時…あらっ?かわいいお店番ですね〜。
昔の製法にこだわるしょうゆは絶品の味わいです。
あらっ?僕はもうこれだけでいい感じ。
何だろうこれ。
まろやか。
おいしいねこれ。
何でこんなにおいしいんですか?名水と歴史が育んだ奥琵琶湖の食卓に欠かせないしょうゆです。
おいしい水といえば…?そう…どうもこんにちは。
こんにちは。
ようこそ。
お寒いのに。
とんでもございません。
えっ?そんなに歴史が…。
何時代ですか?創業1532年。
室町時代から街道を行き交う旅人をずっともてなしてきた老舗です。
創業当時から造っているのがこちら…養蚕が盛んだった奥琵琶湖で蚕の餌となる桑の葉を使った桑酒が生まれました。
粉末にした桑の葉を袋に詰め焼酎に5か月漬け込みます。
480年間受け継がれてきた伝統の味わいです。
これは本当に…いやもう…。
こんな量を頂いちゃって。
好みやとおっしゃって頂いたらお勧めせずにはいられません。
あ〜そういう事ですか。
お酒がそろそろ回ってきてるんじゃないですか?そうですね。
古くから街道を行く旅人をもてなしてきた人々の心に触れました。
街道は陸だけではありません。
湖からもさまざまな人やものが運ばれてきました。
そんな水運で栄えた集落が大浦。
西村さんが訪ねたのは今ももてなしの心を大切にしている家族が営むお店。
あれっ?この建物何か家紋がついてますね。
これかな?何かピンポ〜ンとかないんですけどこのまま入っちゃっていいのかしら。
(ノック)お邪魔しま〜す。
・はい。
こんにちは。
あっあ〜っ!うそ!こんにちは。
いらっしゃい。
いや〜っ!こちらお店でいいんですよね?いいんです。
ご自宅ですか?もしかして。
自宅なんですけど。
こんな感じなんですけど。
あらピーナッツせんべい。
ピーナツが入ってるんですか?そうなんです。
築130年以上。
集落で一番古い古民家が自宅兼店舗。
扱う商品はこのピーナッツせんべい1種類だけ。
ちょっと割ってみます。
あっ細かく満遍なくピーナツが詰まってますね。
うん本当だ!ピーナツがすごく食感が。
しっかりあっておいしい!ありがとうございます。
これは…その味が評判を呼び商売は順調でした。
しかし8年前…父の味を途絶えさせてはいけないと後を継いだとも子さん。
ちよっと呼んできますね。
おいくつなんでしょうね。
こんにちは〜。
やっぱり若〜い!初めまして。
どうも初めまして。
せんべい作りを任されて4年目の若き3代目は伝統のバトンを受け取り走りだしたばかりです。
いやいやそんな事ないです。
いや本当見習いたいなと思いますけどね。
おもてなしの心が笑顔になってあふれ出すすてきな親子との出会いでした。
一方田山さんがやって来たのは…はあ〜すごい風情のあるお宅です。
歴史がありそうな建物の年輪。
その中は?わあ〜!古い調度や建具。
タイムスリップしたかのような風格あるたたずまいです。
これは何ですか?のれんと考えてよろしいの?そうです。
江戸時代末期の。
創業は350年前に遡るという老舗。
北国街道で商ってきた商品はこちらの飴。
昔懐かしい水飴です。
かつて旅人が疲労回復の薬として買い求めたという飴。
今でも風邪薬代わりに買っていく人がいるといいます。
(市朗)喉越しはいいと思うんです。
全然いいです。
本当に優しい味ですよね。
(千史)ありがとうございます。
えっ!昔と変わらぬ製法で今も作っています。
麦芽がデンプンを糖に変える事で砂糖とは違う優しい甘さになるそうです。
旅の疲れを癒やし続けて350年。
昔も今も変わらないもてなしの味を作り続けています。
奥琵琶湖のもてなし街道を行く2人は再び合流。
見て下さい!向こう全く対岸が見えないですけどね。
水平線に思っちゃいますよね。
これ海につながってる訳じゃないんですよね。
あくまでも湖。
それにしてもさっきから…という車窓に竹生島が見え始めた頃ようやく…。
あっ!どれどれ?ほら!あ〜ありますね!やって来たのは菅浦という集落。
限られた平地に100世帯に満たない家が肩を寄せ合い暮らしています。
隠れ里のような感じがしますね。
あら行き止まりになってますよ。
もう道があそこで止まってるって事ですよね。
何か絵になりますね。
うわ〜すごいねこれ!趣のある感じです。
ちょっと歩いてみませんか?そうですね。
昭和46年まで道路がなく陸の孤島であった菅浦では伝統の暮らしが今なお続き独自の文化が発達しました。
何か温かそうな。
何を蒸してるんですかね?せいろで。
うわっ大きな釜ですね。
あっ何か…。
あっ!うわわわ!これは…。
今おをついてるとこですか?すいません。
こちらで今作っているのはよもぎがたくさん入った草。
菅浦では何か行事がある時には必ず草をついていたそうです。
今でもきねと臼でをつく大橋さんご夫婦。
菅浦で35年間草餅を売り続けています。
大変な作業ですよねこれね。
よかったらですけど。
よろしいんですか?田山さん。
いえいえ…。
思ったよりも重いですね。
結局西村さんが挑戦。
わあっ!真ん中に当てるのって。
危ないですよ。
あ〜怖い怖い怖い!うまくつけないのでやはりおとうさんに。
これをおとうさん毎日やってらっしゃるんでしょ。
すばらしい!この力全然違いますよねこの差が。
このテンポがいいんですよね。
気持ちいいですね。
おがつき上がるとちぎって自家製のあんを詰め一つずつ丁寧に丸めれば完成です。
色がヒスイのようにきれいですよね。
うまい事おっしゃいますね。
おいしい!う〜ん!本当一口頂いただけで口の中によもぎの香りが広がりますね。
草を頂いた2人はこのあと大橋さんの息子さんに…菅浦にお越し頂いたら必ずこの須賀神社にはお参りして頂きたいんです。
分かりました。
菅浦の人たちが先祖代々大切にしている須賀神社。
権力争いに敗れた淳仁天皇がこの地に逃れてきた時人々は手厚く迎え入れ共に暮らしもてなし続けたと地元では伝えられています。
以来淳仁天皇の御霊がこの地を守ってくれていると信じられているのです。
なぜかっていうと今の…そういう事だったんですね。
淳仁天皇を敬い人々は今でも団結し大切に土地を守り続けています。
よいしょ。
これはそっちから回っても…。
ここまではいいんですよ。
あっここまではいいんですか?やはり寒い時期でも…。
なんと大橋さんは裸足で参拝。
じゃあ参りましょうか。
すいません私たちだけスリッパで。
大丈夫ですか?階段気を付けて下さい。
冬の冷たい石の上も裸足。
菅浦に住む人の真摯な心。
こちらが拝殿になります。
(かしわ手)旅人を温かく迎え入れてくれる菅浦の人々の胸には神への感謝と郷土を大切に思う心がありました。
あら本当ですね。
こんにちは!こんにちは!こんにちは。
泥がついたものや大きくて家で洗いにくいものなどを洗う時に使うウマ。
いわば木の簡易桟橋。
しかしよく考えて。
琵琶湖の水を無駄にしない。
という事で冬の奥琵琶湖ならではの鴨を頂く事に。
鴨肉を持ってきてくれたのは菅浦を案内してくれた大橋さん。
奥琵琶湖の冬のおもてなし料理といえば…菅浦では近所の人同士ごちそうを持ち寄り分かち合う心が今も残っています。
菅浦の真鴨は煮込み過ぎてはもったいないほど臭みがなく軟らかだと評判です。
う〜んおいしそう!おいしいわ〜!脂身のところもまた甘くておいしいしね臭みが全然ない!すっごいおいしい!
(笑い声)塩気を抜いた梅干しと大豆を砂糖としょうゆで甘く炊いたもの。
菅浦ならではのハレの日に作るごちそうです。
本当にいいんですか?何かすみません。
お返しをどうしていいやらここまでして頂いて。
う〜ん!どうですか?
(大橋)不思議な味。
不思議!梅干しも煮込んでるから酸っぱさもちょっとまろやかになってるんですよね。
甘酸っぱくておいしいですよ。
逆に爽やかですね。
お豆が酸味が利いてて。
お互いにいいところのにおいを取り合って。
いや〜本当にこんなおいしいものばかりねごちそうになっちゃって。
皆さん信頼関係でつながってるんですね。
本来の日本の姿ですよこれがまさしくね。
奥琵琶湖の凍てつく寒さの中にぬくもりあふれる人々の笑顔がありました。
なかなか日本人が今ちょっと忘れかけたといいますかね自分反省を込めて言う訳ですけど何か呼ばれていきなさい呼ばれていきなさいっておっしゃってくれて。
本当どこ行ってもすごくもてなして頂いて皆さん優しい笑顔で迎えて頂いて。
2016/01/07(木) 15:15〜15:59
NHK総合1・神戸
ろーかる直送便 えぇトコ「冬の奥琵琶湖 もてなし街道を行く」[字]

雪景色が美しい奥琵琶湖はかつて北国街道の往来でにぎわった所、おもてなしの心が息づいている。そこで出会う名物パンにスイーツ、鍋などのグルメや絶景も堪能する冬の旅。

詳細情報
番組内容
関西きっての寒冷地、奥琵琶湖は北国街道の往来でにぎわった地域。古くから旅人を受け入れてきたため、訪れた人へのおもてなし精神にあふれている。江戸時代から続く老舗の酒やしょう油、飴(あめ)。陸の孤島と呼ばれた集落でふるまわれる鴨鍋。かやぶきの宿で頂く冬の郷土食。老夫婦が手作りするこだわり和スイーツ。甘い雪掘り野菜や伝統の技で作る楽器弦。雪の絶景とあったかグルメが続々、歴史と人情を感じるふれあい旅。
出演者
【旅人】田山涼成,西村知美,【ナレーション】島よしのり,橋本のりこ

ジャンル :
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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