北朝鮮が水爆実験に成功したと発表したことを受け国連の安全保障理事会は緊急会合を開催し北朝鮮を強く非難する声明を発表した。
安保理の緊急会合、間もなく始まります。
各国の大使らが続々と安保理の議場に集まってきます。
緊急会合は今月から非常任理事国となった日本がアメリカ・韓国とともに要請したもので北朝鮮を強く非難する、また制裁強化を念頭に新たな安保理決議に向けて速やかに作業を始めるとする声明がまとまった。
また、パン・ギムン事務総長も地域の安全保障を揺るがし国際的な核不拡散の努力を台無しにするものだとして強く非難した。
一方、北朝鮮国連代表部ではアン・ミョンフン次席大使が姿を見せたが記者団の質問には答えなかった。
安保理は北朝鮮の核実験のたび禁輸措置などの制裁を決議してきたがこの１０年で核実験は４回行われている。
制裁拡大に慎重だった中国も実験を非難していて今後、安保理が実効性のある措置をとることで一致できるかどうかが問われている。
北朝鮮による核実験の発表から一夜明けて韓国では北朝鮮に対する反発とともに政府の対応を批判する声も出始めている。
ソウル支局から中継。
韓国のハン・ミンク国防相は今朝、アメリカのカーター国防長官と電話会談し米韓で協力していくことを確認しました。
韓国メディアだが、キム・ジョンウン第一書記の予測不能な側面が際立ったとする論調が目立っている。
「朝鮮日報」は、対北朝鮮の根本的な交渉の枠組みを変えなければならない、ゲームチェンジャー、つまり、大きな転換点になる可能性が高いと指摘している。
一方、これまで韓国政府は核実験の１カ月前には兆候が把握できると豪語していただけに面目は丸つぶれで、監視体制の見直しを迫られている。
こうした中、つい先ほどオバマ大統領と電話会談したパク・クネ大統領がどのような制裁を発動するのか注目されている。
国防省は拡声器を使った軍事放送をいつでも再開できる準備があると述べ具体的な措置の検討に入っている。
一部の市民は早速、強硬な対応を求めてソウル中心部でデモを行った。
このところの南北の対話ムードは既に吹き飛んでいるが今後の制裁措置によってはさらに緊張が高まりそう。
一方、安倍総理は今朝、アメリカのオバマ大統領と電話で会談した。
アメリカがあらゆる手段で日本を防衛すると確認したとのこと。
国会記者会館から中継。
国会では今日は参議院で本会議が開かれているがこの中で、安倍総理はオバマ大統領との電話会談について、国連安保理での対応を含め両国が国際社会を主導していくことで一致したと成果を訴えた。
安倍総理はこのようにアメリカがあらゆる手段で日本を守ることを改めて確認したことも強調した。
また、電話会談では日米両国が今後、北朝鮮に対する新たな制裁の内容について国連安保理で一日も早く協議できるよう協力していくことも確認している。
そして先ほど衆議院では議院運営委員会が開かれ明日、本会議を開き、北朝鮮に対し抗議する決議を採択することを自民党が提案し、与野党で調整が進んでいる。
岸田外務大臣も、今朝、アメリカのケリー国務長官と電話会談を行った。
ケリー長官からは、自らの行動のコストを支払う必要があると北朝鮮を強く牽制する発言があったとのこと。
岸田大臣は、速やかに強い内容の安保理決議を採択したいとして引き続きＧ７各国などと電話会談を行い協力を取りつけたい考え。
また、アメリカのホワイトハウスは今回の実験が北朝鮮の主張する水爆実験だったかについて懐疑的な見方を示した。
また、アーネスト報道官はいかなる種類の核実験であろうと挑発的であり、国連安保理決議に対する目に余る違反だと非難。
その上で、国務省のブリンケン副長官を来週、アジア関係国に派遣することを明らかにした。
さらに、ＣＴＢＴＯ＝包括的核実験禁止条約機構の準備委員会は６日、核実験によると見られる地震波を検知したと発表。
地震の規模はマグニチュード４．９で前回、２０１３年の核実験のときと規模など特徴が似ているとしている。
核実験に伴って大気中に放出される放射性物質が観測されるかどうかについては前回の核実験の際はおよそ２カ月かかったとして、今回もしばらく時間がかかるとの見通しを示した。
一方、原子力規制庁によるとこれまでのところ全国の放射線量に特別な変化はないとのこと。
原子力規制庁は、全国の都道府県におよそ３００カ所設置しているモニタリングポストの今日午前８時までのデータを公表した。
その結果、空気中の放射線量は平常時と変わらず、これまでに特別な変化は見られないとのこと。
また、昨日午後に自衛隊の航空機が日本海の上空などで集めた大気中のちりを分析した結果、核分裂で生まれる放射性物質は検出されなかったとのこと。
規制庁によると地下の核実験では放射性物質が大気に放出される可能性は低いとのことだが、引き続き監視を続けることにしている。
今朝の東京株式市場で平均株価は一時３５０円以上値を下げて３カ月ぶりに１万８０００円を割り込んでいる。
中継。
北朝鮮の問題に中国経済の不信感も加わり年明けから４日連続で株価の値下がりが続いています。
今朝の東京株式市場で平均株価は一時３５０円以上値下がりし３カ月ぶりに１万８０００円を割り込んだ。
結局、昨日よりも３２４円値下がりして午前の取引を終えている。
下落の要因は、中国経済と円高。
中国の人民元がドルに対して過去最安値を更新し上海では、今朝の取引で株価指数が一時７％以上急落し、取引が停止した。
こうしたことを受け、東京外国為替市場で４カ月ぶりに一時１ドル＝１１７円台の円高水準をつけていて投資家心理が悪化している。
また、北朝鮮による水爆実験の発表でニューヨーク株式市場ではダウ平均株価が２５０ドル以上値下がりするなど世界経済の先行きに不透明感が増している。
ある市場関係者は、明日発表されるアメリカの雇用統計が市場予想を下回れば一段と株安が進むだろうと話していて中国が南シナ海の岩礁を埋め立ててつくった空港に民間の航空機を試験飛行で着陸させたことを明らかにした。
実効支配をアピールする狙いがあるものと見られる。
中国国営の新華社通信によると南沙諸島のファイアリクロス礁を埋め立てて建設した飛行場に６日の午前、２機の民間機が試験飛行で着陸した。
２機は中国南部の海南島からおよそ２時間飛行して着陸したとのことで中国南方航空の旅客機や試験飛行の成功を祝う横断幕を持った関係者の記念写真も掲載されている。
新華社は物資の輸送や人員の往来、医療の面で便利な交通手段となるだけでなく気象や通信レーダーなどの航行情報が提供されるとして民間利用が主な目的であることを強調している。
中国は、今月２日と３日にも同様の試験飛行を実施していて人工島の実効支配を強化する狙いがあるものと見られる。
去年１０月、東京のトルコ大使館前でトルコ人とクルド人が乱闘になり１０人が重軽傷を負った事件で警視庁公安部は、トルコ人とクルド人の男２人を逮捕した。
ＪＮＮのカメラが決定的瞬間をとらえていた。
今、トルコ大使館の前で暴動が起きています。
クルド人の男が機動隊から奪った指揮棒で乱闘を止めようとした警察官を激しくたたきつけている。
公務執行妨害などの疑いで逮捕されたのはクルド人で埼玉県川口市の解体作業員、チョラク・アリ容疑者とトルコ人で、愛知県の解体作業員、バヤフ・エルジャン容疑者の２人。
チョラク容疑者らは去年１０月、渋谷区のトルコ大使館前で総選挙の在外投票に来たトルコ人とクルド人が乱闘になった際、原宿署の警察官の頭を数回殴るなどの暴行を加えてケガをさせ警備の業務を妨害した疑いが持たれている。
チョラク容疑者は、警備に当たっていた機動隊の中隊長から指揮棒を奪いとり乱闘を止めようとした警察官の頭を激しく２回殴りつけていた。
この乱闘で、警察官やトルコ人、クルド人、合わせて１０人が重軽傷を負った。
取り調べに対しチョラク容疑者は、棒で男を殴ったが、警察官かはわからなかったと供述しているとのことで、警視庁公安部はほかにも乱闘で暴行に関わった人物がいると見て捜査を進めている。
アメリカ・ラスベガスで世界最大規模の国際家電ショー、ＣＥＳが始まった。
家電の枠を超えて自動運転やドローンなど私たちの生活を変える未来の技術が披露されている。
現地６日から始まったＣＥＳ。
世界各地からおよそ３６００の企業が出展した。
こちら、パッと見るとロウソクスタンドや照明のように見えるんですが、実はソニーが開発したスピーカーなんです。
生活にとけ込んだオーディオ機器や超薄型の高画質テレビ、お掃除ロボなど最新家電が披露される中、ひときわ注目を集めていたのが、車韓国のキア自動車やドイツのアウディなどが自動運転車のコンセプトカーを初めて披露したほか関連する最新技術も公開された。
今これ見えていますでしょうか、これは高機能のカメラを使って歩行者を検知する技術なんです。
これも将来の自動運転につながる技術の１つです。
家電ショーの枠を超え私たちの生活を変える様々な未来の技術が披露されるＣＥＳ。
現地９日まで開催される。
東京のＪＲ山手線品川駅のホームで男性に体当たりして線路に突き落とし、重傷を負わせたとして３４歳の女が警視庁に逮捕された。
こちらＪＲ品川駅のホーム上で男性が女に体当たりをされ線路に突き落とされました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、横浜市のアルバイト、三浦春香容疑者。
三浦容疑者は、昨日午前９時前、ＪＲ山手線品川駅のホームで千葉県に住む男性を線路に突き落とし右足首の関節を脱臼させるなど重傷を負わせた疑いが持たれている。
駅の防犯カメラには三浦容疑者が向かい側から歩いてきた男性に対しすれ違いざまに左ひじで体当たりする様子が映っていたとのこと。
三浦容疑者と男性は面識がないとのことで取り調べに対し、突き落とそうとしたわけではなく肩がぶつかっただけだと容疑を否認している。
警視庁が当時のいきさつや動機について調べている。
先ほどの国連安保理緊急会合のニュースの中で北朝鮮国連代表部次席大使の映像を間違えて使用しました。
長崎市の諏訪神社では春の七草を入れた七草がゆ、およそ１０００人分参拝客に振る舞われた。
古くから１月７日は七草がゆを食べ１年の無病息災を願う日。
熱々のおかゆで体を温めた参拝客からは家族の健康などを願う声が聞かれた。
ドイツ内務省は、２０１５年の１年間にドイツに入国した難民の数は１０９万１８９４人と当初予想の８０万人を大きく上回ったと発表した。
難民の出身国別に見るとシリアの４３万人が最も多く大阪府が私立学校などの指導も府の教育委員会に委ね、公立学校と私立学校を一体的に指導する組織改編を検討をしていることがわかりました。
大阪府が検討しているのは、府の教育委員会に公立学校だけでなく私立学校の管理指導も委ねる組織改編案です。
これまで、私立学校や府立大学の管理指導は教育委員会ではなく私学・大学課が行ってきましたが、管理を一元化して幼稚園から大学までの公立と私立学校を一体的に指導する組織の設立を検討しているということです。
府によりますと、改編案は先月、松井知事から提案があったということで２月議会での議案提出を目指したいとしています。
実現すれば全国で初めてになるということです。
京都大学の研究グループが、ブラックホール周辺から発せられる光の変動、いわゆる「またたき」を世界で初めて目で見える可視光で観測することに成功しました。
これが、地球から最も近いブラックホールで観測された光の変動、いわゆる「またたき」です。
去年６月、このブラックホールがガスを吸い込み、周辺が急激に明るくなる「アウトバースト」現象を起こした際に、京都大学が主導する国際チームが世界で初めて人の目で見られる可視光で観測することに成功したということです。
いまだ謎が多いブラックホールの仕組みの解明は宇宙がどのように形成されたのかを理解するのに欠かせない研究で、論文はイギリスの科学誌ネイチャーにも掲載されたということです、きのう、西宮市の街中に現れたサルがきょうも同じ屋根の上に座っているのが見つかりました。
足にケガをしていると見られ警察などが降りてくるのを待っています。
一夜が明け、西宮市で見つかったサルはきのうと同じ市立の武道場の屋根の上で背中を丸めてじっと座り込んでいました。
きのう西宮市河原町に大人のサル１匹が現れ、警察や市が捕獲しようとしましたが、すばしっこい動きに捕まえることはできませんでした。
サルは足にケガをしたとみられ、設置した仕掛けにもかからなかったということです。
そして、きょう足が痛むのでしょうか、サルは同じ場所に座り込んだままです。
警察などはサルが降りてくるのを待って捕獲し、手当てすることも検討しています。
京都では新年を祝って茶道、裏千家の「初釜式」が開かれました。
午前９時京都府の山田啓二知事ら京都に縁のある著名人が裏千家今日庵に集まり伝統行事初釜式が始まりました。
初釜式は新年最初の茶会のことで千宗室１６代家元が今年最初の御点前を披露しました。
会場となった「平成茶室聴風の間」には新年を祝う「結び柳」も生けられ招待客らは新春らしい華やいだ雰囲気のなかで「濃茶」を堪能していました。
初釜式は今月１２日まで京都で１６日からは東京で行われあわせておよそ４６００人が出席することになっています。
2016/01/07(木) 11:30〜11:55
ＭＢＳ毎日放送
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