こんにちは。
きょうのラインナップです。
北朝鮮が水爆実験に成功したとの発表について、国際社会では懐疑的な見方が広がっています。
一方で北朝鮮の国営メディアは、けさもこのニュースを大きく伝えています。
労働党の機関紙、労働新聞は、きょう付けの紙面で、キム・ジョンウン第１書記の写真とともに、水爆実験を行う歴史的な命令を下したなどとして、紙面の大半を使って水爆実験の成功を大々的に伝えています。
朝鮮半島の平和と安全を守るための正々堂々とした措置だと正当化し、国力と威容が天の果てまで届いたとアピールしています。
一方、韓国の国防省は先ほど、爆発の威力は前回２０１３年の核実験のときよりも、小規模との分析を示しました。
国防省報道官はこのように述べて、２０１３年２月の前回の核実験よりも、爆発の威力は小さかったとの分析を示しました。
また軍関係者は、本当に水爆実験だとしたら、爆発が小さすぎて失敗している。
原爆と水爆の間の段階である、いわゆる強化型原爆だとしても失敗だ。
原爆実験なら成功したと考えられると話しています。
韓国の原子力安全委員会は、判断材料となる日本海上の大気中の放射性物質の採取を、けさから試みています。
早ければあすの夕方にも、１回目の報告が出る予定です。
しかし、水爆かどうか結論を得るには、相当時間がかかると予想されていて、調査は難航すると見られます。
またオバマ大統領とパク・クネ大統領は先ほど、電話会談を行い、今後の対応について協議しました。
一方、アメリカＮＢＣニュースは、アメリカは実験準備の兆候を２週間前から確認していて、空気のサンプルを得るため、実験場近くで無人機を飛ばしていたとの、アメリカ軍の高官の話を伝えました。
また、実験のあった６日にも無人機を飛ばしたということですが、どのような種類の核実験が行われたのかを知る手がかりとなる物質、三重水素が含まれていないかどうかを分析しているということです。
国連の安全保障理事会は６日、緊急会合を開き、北朝鮮を非難する声明を発表しました。
各国の代表団が入ります。
北朝鮮に強いメッセージを出せるのか、安保理の緊急会合が始まります。
安保理は非公開で行われ、終了後、北朝鮮による核実験を非難し、新たな制裁決議に向けて協議に入るとの報道声明を発表しました。
焦点となったのは、北朝鮮に近い中国の対応です。
会合で中国は、事態を深刻に捉え、非難すると述べ、日本やアメリカなどと足並みをそろえました。
昨夜、中国の王毅外相も、国際社会の反対を顧みず、再び核実験を行ったと発言し、北朝鮮を非難しています。
安保理は今後、経済制裁を含めた新たな決議の採択に向けて協議しますが、国連関係者は、中国は制裁の具体論に入れば、北朝鮮を擁護する立場から、反発する可能性はあると話しています。
一方、中国の新聞、環球時報はきょうの社説で、核兵器は北朝鮮の国運を変える突破口にならないと題した社説を掲載し、ピョンヤンは中朝関係と自分自身への長期的な負の影響を考える必要があると、厳しく非難しています。
こうした中、安倍総理大臣はけさ、アメリカのオバマ大統領と電話で会談し、日米の緊密な連携を確認しました。
中継です。
川上さん。
安倍総理はけさの参議院本会議で、アメリカが日本を防衛するとの約束を再確認したと強調しました。
日米両国が、国際社会を主導していくことで一致するとともに、米国があらゆる手段を用いて、日本を防衛するとの確固たるコミットメントを再確認しました。
また安倍総理は、日本独自の経済制裁の強化も検討していく考えを示しました。
ただ、制裁の強化は拉致問題を巡る北朝鮮との交渉に大きく影響すると見られ、政府は慎重に検討する方向です。
また北朝鮮の核実験について、萩生田官房副長官は会見で、現時点では水爆実験とは認定していないと述べました。
以上、国会記者会館でした。
千葉県柏市で、１７歳の男性が川に落とされ、死亡した事件です。
逮捕された男らが事件前、お仕置きしようなどと話していたことが新たに分かりました。
この事件は今週月曜日に、１７歳の佐藤龍太さんが橋の上から川に落とされ死亡したもので、佐藤さんの会社の同僚だった小島庸平容疑者ら男４人が、殺人の疑いで逮捕されています。
その後の捜査関係者への取材で、逮捕されたうちの１人、渡辺真純容疑者が調べに対し、小島と岡田が事件前に、龍太はよくうそをつき、説教しても直らないからお仕置きしようと話していたなどと供述していることが分かりました。
一方、知人が取材に応じ、小島容疑者は以前から佐藤さんを脅していたと証言しました。
佐藤が小島のお金か何かを盗んで、そこからちょっと監禁に近い形で、家にまあ、いさせられたというのは聞きました。
勝手に出かけたらどうなるか分かってるんだろうなという脅しをされていたとは聞きました。
警察は、動機や経緯を慎重に調べています。
東京・板橋区で、１歳の長男と３歳の長女を、天井にたたきつけたりしてけがをさせたなどとして、３５歳の父親が逮捕されました。
障害と暴行の疑いで逮捕されたのは、板橋区の会社員、川上淳史容疑者です。
警視庁によりますと、川上容疑者はきょう未明、自宅で１歳の長男の首をつかんで、頭を天井にたたきつけたり、浴槽に投げ落としたりして、頭にけがをさせた疑いが持たれています。
また寝ていた３歳の長女も抱き上げて浴槽に投げ込んだということです。
妻が通報し、発覚したもので、川上容疑者は、いろいろと理由はあるが、子どもに手を上げたことは間違いないと、容疑を認めているということです。
大阪府門真市で、切断された遺体が見つかり、女が逮捕された事件で、現場から被害者と見られる女性の携帯電話が見つかっていたことが分かりました。
逮捕された森島輝実容疑者は、自宅マンションで女性の遺体を切断し、遺棄した疑いが持たれていて、遺体の一部のＤＮＡ型が、先月２４日から行方不明になっていた、渡辺佐和子さんと一致したことが分かっています。
その後の取材で、森島容疑者の自宅から、渡辺さんの携帯電話が見つかったことが新たに分かりました。
渡辺さんの携帯電話からは、行方不明になった翌日に、心配いらないという趣旨のメールが知人らに送られていたことが分かっていて、警察は森島容疑者が渡辺さんに成り済まして送った可能性もあると見て、携帯電話の解析を進めています。
経済情報です。
けさの東京株式市場で、日経平均株価は大きく値を下げ、およそ３か月ぶりに１万８０００円を割り込みました。
2016/01/07(木) 11:30〜11:45
読売テレビ１
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