(局長)うわ〜。
ブ〜ッ!キ〜ッ!かっこいいなあ。
どっちがいいかなあ。
局長車買うんですか?そうなんだよねえ。
ほしい車がたくさんあってねなやむんだよ。
うっうん…見られてた?おはよう。
プロジェクトメンバーのしょ君。
今回のテーマは「自動車」だ。
自動車?ぼく大好きですよ。
(キラト)ぼくもですよ!今の自動車がどのようにつくられているのかそのひみつを調べてCMにまとめてほしい。
…というわけで局長クイズ!何台でしょう?さあ何台?100万台ぐらいかな?でも海外にもゆ出してるって聞くから500万台かな?正かいは1,000万台でした!え〜!すご〜い。
そんなにたくさんどうやってつくってるんだろう?せんぱいし料ありました。
わたしたちの生活に欠かせない便利な乗り物自動車。
いったいどのようにつくられているのでしょうか。
愛知県岡崎市にある自動車メーカーの工場です。
広さはここの小学校…工場のこの一角は自動車の車体をつくる所です。
これは車体のもととなる鉄の板がまかれたもの。
カットした鉄の板にプレス機であつ力をかけると…。
形が出来上がります。
これが車の横の部分になります。
このほか天じょうやボンネットなどそれぞれの形がつくられます。
次は車体をつなぎ合わせる溶接作業です。
溶接ロボットが1,000度もの高熱で鉄をとかしてくっつけます。
車1台につき溶接するか所は3,500もあります。
車の形になると次は塗装です。
色をつける前に仕上がりがきれいになるよう下地をぬります。
車体の色はほこりが入らないようにみっぺいされた部屋でロボットが一台一台ていねいにぬっていきます。
塗装が終わると次は車体にエンジンやライトドアなどを取り付けていきます。
車をのせて一定の速さで動くコンベヤーは組み立てラインとよばれ流れ作業で取り付けが行われます。
重要な部品は人が一台一台ていねいに手作業で取り付けていきます。
組み立てられた自動車は正しく動作するか800項目もの検査が行われます。
これで完成です。
この工場では1日1,000台の自動車がつくられています。
へえ〜自動車ってこんなふうにつくってるんですね。
ところがわれわれはわがままだ!やれ「速い車がいいぜ」だの「乗り心地のいいのがいいわ」だの「色は青だよな」だの「赤でしょう」だのほしい車はみんなバラバラだ。
2人は新しい車を買う時どうやって注文するか知ってる?それはやっぱはん売店のスタッフ…。
いや「スタッフ〜!」にたのむんじゃない?当たってるわ。
はん売店のショールームにいろんな車がならんでいるのを見たことがあるわよね。
お客さんはたくさんの車の中から種類を決めてそのあともこうやって色をためしてお好みの車を決めていくの。
ハンドルやシートの色材しつも細かく選んで注文するのよ。
この自動車会社では1万通り以上もの組み合わせになるの。
(カノ)1万?ってことはほとんど一台一台ちがう車をつくってるようなものだ。
ぼく見に行きたいです。
キラッとリポート!
車を買う人一人一人の注文にどうやって合わせるのでしょうか?さっそく自動車の部品を取り付ける組み立てラインに案内してもらいました。
ラインにはグレーや青赤など色とりどりの車が流れていました。
車内のシートや部品も車ごとにちがっています
作業する人は一台一台ちがっている部品をなぜまちがえずに取り付けることができるのでしょうか。
そのひみつはこれ。
車のじょうほうはこの指示票とよばれる紙にまとめられ作業をする車に取り付けられていました。
これは車の色。
これはハンドルの種類。
まるで暗号のようです。
作業をする人は指示票をかくにんしながらお客さんの注文どおりの車を組み立てていくのです
とはいっても車ごとにちがう部品を正かくにすばやく組み立てるのはとってもたいへんそう
それをささえるのがこの人たち。
この工場では車1台ごとの部品を事前に整理しておくたん当の人がいるんです
ランプがついたたなから取れば必要な部品がそろうような仕組みになっています
さらに…
へえ〜!
部品を積みこんだカートは自動で工場内を走り組み立てラインにとどく仕組みになっているんです
組み立てをする人は遠くに部品を取りに行くことなく作業にせん念することができるのです
ただ1台の自動車に必要な部品はなんと3万個。
注文にきめ細かくおうじるのはたいへんです
そこでもう一つ工夫がありました。
例えばシート。
実は自動車工場ではなくこちらの工場でつくられていました
ここはシートだけをせん門につくる工場です。
形やそ材機のうがちがうおよそ200種類のシートをつくっています。
自動車工場からの注文を受けて必要なシートを必要なだけ送りとどけています。
ハンドルやワイパーシートといった部品を手分けしてつくる工場は関連工場とよばれています。
そしてシートの部品もまたおよそ50社もの関連工場でつくられているのです
自動車工場。
そしてたくさんの関連工場がつながることで買う人の好みに合わせた自動車ができていました
なるほど。
大きな工場一つでつくるんじゃなくていろんな工場がつながってるんだな。
うん。
せんぱいCMにまとめましょう。
よし!
街を走る車。
色も形も使いみちもさまざま。
いろんな工場がつながることで一台一台ちがう車をすばやくたくさんつくり出していた。
すごいぞ!
ジャパン!そういえば局長。
うん?ほしい車は決まりましたか?うん。
色も部品も選びぬいてわたしの好みにぴったりの車をつくってもらうよ。
お金はあるんですか?ミツキ君。
(ミツキ)えっ?アハハ。
出しませんよ。
えっ?ちょ…ちょっとなんとかなりませんでしょうかね。
これ。
2016/01/06(水) 15:30〜15:40
NHKEテレ1大阪
未来広告ジャパン!「自動車はどうつくられる?」[解][字]
「日本の国土と産業」を学ぶ小学5年社会科番組。日本の未来を考える「ジャパン広告社」の取材現場やCM制作を通して、日本の産業や自然環境、社会のなりたちを探る。
詳細情報
番組内容
舞台は、日本の未来を考える広告を手がける「ジャパン広告社」。その取材の過程での発見や、取材結果をCMの形にまとめていく様子から、日本社会が特徴的な自然環境やさまざまな人々の活動によって形づくられていることを知っていく。今回のテーマは「自動車」。工場では、お客のニーズや好みに合わせて、一台一台異なる車を作っている。たくさんの車をどのように正確に素早く作っているのか、その秘密にせまる。
出演者
【出演】狩野英孝,若山耀人,遠藤三貴,芋洗坂係長,【語り】濱中博久
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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