（テーマ音楽）岩手県奥州市にある…震災発生直後全国から駆けつけた消防隊の拠点になりました。
サービスエリアの支配人…消防隊員たちのために食料や水を提供しました。
あの日菅原さんはサービスエリアの施設の裏にいる時経験した事がない大きな揺れに襲われます。
幸い客や従業員にけがはなく施設にも被害はありませんでした。
その後震災の状況を把握しようとしますが電話は不通。
停電でテレビも見る事ができません。
当時この施設には自家発電機もありませんでした。
情報がないままサービスエリアで一夜を過ごした菅原さん。
翌朝思いがけない光景を目にします。
駐車場を埋め尽くす赤い消防車両。
震災の発生を受けて全国の消防が東北自動車道を北上していました。
前沢サービスエリアは県沿岸の被災地に向かう消防の拠点になったのです。
急きょ移動してきた各地の消防は十分な食料や飲料水を確保していませんでした。
救援活動に当たる人たちを助けたい。
菅原さんは炊き出しを行う事を決意します。
施設にあった１，０００食分のうどんやそばはあっという間に底をついたため更にお握りを作る事にしました。
ところがふだん使っている炊飯器は停電のために使えません。
菅原さんは倉庫の中に使われていなかったガスの炊飯器がある事を思い出します。
地元のガス会社に連絡を取りプロパンガスも用意しました。
従業員と共にお握りを握り続けた菅原さん。
３日間で握ったお握りはおよそ２，０００個に上りました。
現在前沢サービスエリアでは次の災害への対策を進めています。
停電に備えて新たに自家発電機を導入しました。
更に事務所には衛星電話を配備。
災害時の連絡手段を確保しました。
2016/01/06(水) 10:50〜10:55
ＮＨＫ総合１・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県奥州市 菅原利幸さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県奥州市で高速道路サービスエリアの支配人をしていた菅原利幸さんは被災地応援のため全国から駆けつけた消防隊に食料を提供した。
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番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県奥州市で高速道路サービスエリアの支配人をしていた菅原利幸さんは被災地応援のため全国から駆けつけた消防隊に食料を提供した。
ジャンル :
ドキュメンタリー／教養 – 社会・時事
ニュース／報道 – 特集・ドキュメント
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