報道ステーション 2016.01.05


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫「報道ステーション」です。
今日のコメンテーターをご紹介いたします。
おなじみの朝日新聞の立野純二さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
まず、お伝えするのはご存じの方非常に多いと思いますけどスンニ系のサウジアラビアがイランと国交断絶というニュース。
スンニ系の国々が歩調をサウジと合わせているという動きも出ている。
これは大変な中東の地殻変動が起きているんじゃないか日本にも大変な影響があるんじゃないかと詳しく今日はお伝えしたいと思うんですね。
まずサウジアラビアはアメリカといい関係同盟関係にあったわけですね。
アメリカがイランをずっと抑え込んでいたということも最近でいえばいえるんですがここへきて大きくそれが変わってきたといえるんです。
どう変わったかといいますとまず去年の7月になりますけどアメリカ、ヨーロッパが核合意をイランとしました。
ということは、経済制裁も解くしイランの囲い込みを取るということでもしかしたら核兵器を作るかもしれない、イランは。
そういう疑念が強くあるわけですね関係がよくないサウジアラビアとしてはサウジアラビアはそうやって近づいてきたイランとひびが入ってしまったという流れを見て取るようにしてもともとイランと関係が深かったロシアがそんなにサウジとも関係が悪くなかったというところでサウジアラビアにも接近するロシアのプーチン。
ということになりますとイランとサウジアラビアの間に入ってアメリカじゃなくてロシアが仕切るぞということになればプーチン大統領としてはウクライナで傷ついた自分たちのイメージ。
国際舞台でもっといいところを見せられるという思惑もある。
とすると、これはどういう日本への影響があるのか。
≫大使館襲撃をきっかけにした中東の大国、サウジとイランの対立が激化している。
≫1つの大使館から上がった火の手が世界経済を大きく揺るがすきっかけになるかもしれない。
大使館を燃やされたイスラム教スンニ派の盟主サウジアラビアはシーア派の大国イランとの外交関係の断絶に加えて一切の経済関係をも断絶すると明言した。
≫サウジに近いバーレーンスーダンも国交断絶。
更にアラブ首長国連邦やクウェートもイランから大使引き揚げに踏み切った。
しかし、イランは強気だ。
≫これに対して中東への影響力が弱まっているアメリカは自制を求めるにとどめている。
≫国連も…。
≫サウジとイランを隔てるペルシャ湾のホルムズ海峡は海上輸送される世界の原油のおよそ4割が通過する要衝だ。
しかも日本は石油輸入の実に8割を中東に頼っている。
世界経済の不安をあおるかのようなサウジとイランの対立。
更にサウジの怒りは大使館を燃やされたというだけではない。
中東の政治の大きな地殻変動も背景にある。
これまで、イランと対立してきたアメリカやヨーロッパが去年7月、核合意し制裁解除に踏み切ろうとしているのだ。
サウジ側からすれば核の保有を事実上、許したともとられかねない合意は到底、許すことはできない。
その隙間に入り込むロシア。
ロシアは、そもそもイランとの関係が密接だった。
そのイランにアメリカが急接近したことでサウジアラビアは同盟関係にあるアメリカとの関係を悪化させる流れになり付け入るようにしてロシアがサウジアラビアに手を伸ばそうとしている。
今回の問題でロシアの外務省はサウジとイランの外相をモスクワに招き仲介する用意があると語った。
更にサウジには恐れていることがある。
中東の経済的な地殻変動だ。
これは、去年10月イランで行われた大規模な国際見本市の様子。
日本の主要企業だけでなくドイツ、インド韓国などの企業も合わせて800社が参加した。
イランとの核合意を受けて今月20日ともみられる制裁解除を目前に各国がイランの市場を目当てに押し寄せているのだ。
それほどイランには大きなポテンシャルがある。
イランの人口およそ7800万人に対してサウジは3000万人ほど。
しかも、イランは若者の人口比率が高く15歳から29歳が3割近くに達する。
今後、イランの人口は増え続け中東の一大消費市場に急成長する可能性を秘めているのだ。
更にイランは革命後36年間にわたりアメリカから経済制裁を受け続け核開発が明らかになったあとは国際社会から孤立。
いわば鎖国状態だった。
世界1位の天然ガス埋蔵量に加え原油埋蔵量は世界4位を誇る資源大国だがインフラなどへの投資は進んでいない。
つまり世界各国の企業が開発する場が豊富に残されているのだ。
世界最大級のイランのアザデガン油田。
日本が開発の権利を獲得したがアメリカの制裁強化を受け2010年、撤退。
≫その後、中国が参入したが油田の開発技術の不足により契約は破棄された。
イランは、このアザデガン油田を今も技術のある日本に開発してほしいと期待しているという。
≫今日イランへの進出を検討している日本のプラント企業や石油関連企業など4社に電話で話を聞くと全ての企業がイランのマーケットは非常に魅力的だと答えた。
しかし、具体的な計画を尋ねると皆、一様に口を閉ざし経済制裁の解除前今は非常に微妙な時期であることを匂わせた。
≫確かに日本にとってはエネルギーにしても自動車にしても環境にしても医療にしてもイランというのは本当に魅力的だと思うんですけど今のお話VTRなどを見ていてもやっぱり、ペルシャじゅうたんの複雑な模様を見るようでそんなふうに簡単にイランへ行けという話ではないわけですよね。
そこで中東に詳しい立野さんに伺いますけどどう見ますか?≫私は、この問題はサウジアラビアがアメリカとヨーロッパに向けて送った警告であるという可能性があると思っています。
といいますのはサウジの立場からしますとここ近年ずっとアメリカに裏切られっぱなしだったわけです。
まずは、2003年にあったイラク戦争。
スンニ派だったフセイン政権が倒されてシーア派のイラン寄りの国にイラクがなってしまった。
そして昨年の核合意。
アメリカはイランと握手をして、イランを今、制裁から解こうとしてイランは国力を立て直す準備が整いつつある。
なんだ、イランばかりが得してきたじゃないかという思いがサウジにはあると思います。
そのサウジとアメリカの関係というのはずっと石油と安全保障の交換と呼ばれる同盟関係があったんですね。
それは、アメリカはサウジから石油を売ってもらう。
その代わり、アメリカはサウジに安全を守ってやるということで利害が一致してずっと仲よくやってきたわけですが昨今、アメリカのシェールガス革命によりアメリカは自前で石油ができるようになった。
サウジにしてみればイランの核開発を認めている以上自分たちの安全を守られていないじゃないか。
この石油と安全保障の交換はもたなくなっているわけですね。
そこに不満を高めているサウジがこれ以上、サウジを侮ってイランを利する方向ばかりにヨーロッパが進めば我々は黙っていないぞというメッセージを送っている可能性があると思っています。
≫考えてみるとかつてはとんでもないですけどいろいろなヨーロッパを中心とした国々が植民地を求めそして、そこで何かを収奪することによって経済が膨らんできたという流れがずっとあったと思いますけどもうそういうものはほとんどなくなってきているという中でイランはさあ、これからというところで狙いたいところではあるはずなんですけどじゃあ、サウジはどうかということなんですね。
≫イランという国がいかに魅力的かということはアメリカ政府もかなり前から意識していると思います。
それは資源大国としてもあるいは経済大国としてもです。
といいますのはあのブッシュ政権は2001年政権に就いた直後に出したエネルギー報告書でなんとかしてイランと仲よくなってイランの手付かずの石油を利用できないかという方針を出していたんですね。
そうすると、たまたま9・11テロが起きてしまった。
するとアメリカはがらりと照準をイラクの石油に変えてイランのほうは悪の枢軸というほどになってしまった。
そして今、時間は流れアメリカはまた、イランと仲よくしようとしている。
そういうアメリカの内向きな政策で中東というのはずっと翻弄されてきたわけですね。
今、アメリカのたががだんだん緩んできた。
もうここから先は私たちは自分の身は自分で守るという思惑でそれぞれバラバラに動き始めている。
今そんな混沌の状況の中にあるんだと思います。
≫それをロシアのプーチン大統領がじっと見て動き始めているという流れもあるわけですね。
さて、そういうふうに石油に依存する日本ですから中東からの石油がという不安も当然、出てきている中で日本経済全体を今日は見ようということで。
≫こちらも注目なんですけど今日は各所でいろんな経済界の賀詞交歓会が開かれました。
3か所取り上げます。
まず、大企業を中心とした経済3団体によるパーティー今年は華やかでした。
そして、労働組合が集まる連合のパーティーなんですがここには、なぜか日銀の黒田総裁が登場しまして物価上昇率2%を達成するには賃上げが大事だと訴えました。
一方ですね、こちらは中小企業の集まるパーティー。
心なしか冴えない表情が描かれています。
三者三様といえますけどこれ、どれもアベノミクスの断面です。
≫新年恒例の経済3団体のパーティー。
企業トップからは今年の株価について強気の見通しが相次いだ。
≫2万3500円高値ということで。
≫日本自体は本当にそれほど悪くないんだろうと思います。
≫年初から600円近く値下がりしたにもかかわらず取材した経営者の多くが2万2000円から2万3000円台にまで上がると答えた。
なぜ上がるのか。
7月に参院選があるからだという。
≫今年の経済界のパーティー。
キーワードは官民一体だとされる。
GDP600兆円を掲げる安倍政権は経済界に対し賃上げと設備投資を要求してきた。
すると、去年11月経団連の榊原会長は更なる賃上げを呼びかけると表明。
設備投資についても今後3年間で10兆円増えるという見通しも示した。
それとの引き換えなのか。
政権側は経済界が求めていた法人税の引き下げを決めた。
≫政府が後押しする設備投資について企業のトップはどのように考えているんでしょうか。
≫一方で、否定的な見方も…。
≫また、変化が見られたのが賃上げするかどうかだ。
政府は3年連続賃上げを要求してきてちょうど1年前の去年のこの経済3団体の新年会では取材した経営者の7割が必ず賃上げするまたは検討していると明言したが今年は4割ほどに減った。
≫一方、労働者側。
連合も今日、新年会を開いた。
この労働組合のための新年会には日銀の黒田総裁も姿を見せた。
賃上げに向け頑張るようにエールを送った。
≫日銀はこれまで異次元の金融緩和を続けてきたがそれでも2%の物価目標には程遠い状況が続いている。
先月には新たな資産買い入れを発表したが市場の反応は限定的だった。
もはや金融政策だけでは物価上昇は難しいということなのか。
≫乾杯。
≫景気模様には3つ目の顔もあった。
川崎市で行われた中小企業が集まる新年会。
景気がよくなったという声はまだまだ少なかった。
≫東京・大田区にある社員11人の部品工場。
去年夏におよそ5000万円かけて板金用の新しい設備を買った。
しかし…。
≫宴が3つあってアベノミクス3つの景色という感じですよね。
中小零細にトリクルダウン。
果実が滴り落ちるって当初、何年か前からいわれたんですけどねそれはやっぱり予想どおりそうじゃないということが見えてきました。
立野さん、どういうふうにご覧になりますか。
≫今年は7月に参議院選挙があります。
安倍さんはもしかしたら衆参同日選挙にするかもしれないと言っています。
それを同日にするかどうか。
その判断材料の一番大きいものはこの夏までの景気の行方そして政権の支持率でしょう。
それを見据えて、安倍政権は引き続き過去最大の予算を今、組んだ。
軽減税率も1兆円の大盤振る舞い。
低年金の高齢者向けに3万円を支給しましょう。
ありとあらゆる選挙対策に予算措置を動員しているわけですね。
これまでの安倍さんの選挙の手法を見ますと選挙が近づくと経済の話をする。
選挙が終わると急に憲法と安保の話をし始める。
その繰り返しだったように私は思います。
今度こそですねもしご本人が本当に憲法改正を視野に入れているのであれば正々堂々と、今国会そしてまた7月の選挙に向けて正面から国民にそれを説いてほしい。
それを見極めたいと思っています。
≫今日は立野さんはいつもそうですけど特に今日非常に印象に残る言葉を出してくれましてサウジアラビアとアメリカの関係さっきのところで石油と安全保障の交換とおっしゃいましたよね。
今のお話を聞いていると選挙関連でいうと何か、もうけと予算とこの憲法の交換というようなサイクルのようにも去年から今年見えちゃうわけですね。
≫今の金まみれの日本に、どこにそんな余裕があるんだろうか。
これで、将来の世代にどれだけのつけを残してしまうのか。
そこが心配ですね。
≫軽減税率はいいですけど≫17歳の少年がなんと、2度、2回川に落とされて亡くなった。
そして、4人が捕まったということなんですけどどんな事情があろうとも理由があろうとも4人がかりで1人の少年を死に追いやっていると考えますとこれ人間ですから普通、自分がやられてこんなにもいやなことつらいことっていうのは人も同じことを感じるはずだからという想像力というものが丸っきり欠如していることに恐ろしさを感じます。
≫千葉県柏市を流れる手賀川。
川辺には花を手向ける人の姿があった。
≫現場は周りを広大な田畑に囲まれた人目につきにくい場所です。
佐藤さんはちょうどあの橋の下辺りに転落させられました。
ちょうど今その場所では警察がボートを使って現場の検証作業を続けています。
水深は深いところで3mほどあるということです。
≫建築関係の会社で働く17歳の佐藤龍太さん。
佐藤さんの遺体は川の底3mほどのところで見つかった。
服は着ておらず裸だった。
衣服は川岸で見つかっている。
今日、佐藤さんを殺害した容疑で同僚らが逮捕された。
主犯とみられる小島庸平容疑者、22歳。
自分は横にいただけと話している。
ほかは小島容疑者や死亡した佐藤さんと同僚の19歳の少年。
自称会社員の岡田潤太容疑者と自称無職の渡辺真純容疑者の合わせて4人。
小島容疑者以外の3人は間違いないと容疑を認めている。
亡くなった佐藤さんは一時、小島容疑者の家で同居していたことがあるという。
≫その小島容疑者は…。
≫2人が勤める建築関係の会社の社長。
≫金銭トラブルがきっかけとなったのか。
こんな証言をする人もいる。
≫今日新たにわかったことがある。
≫佐藤さんは、こちらの川に転落させられる前に千葉県内の別の川でも落とされていました。
≫佐藤さんは、ひと晩に2度も冬の川の中へ入ったことになる。
当然、体は衰弱するはずだ。
佐藤さんが亡くなった現場手賀川で小島容疑者はこう詰め寄ったという。
≫佐藤さんは服を脱ぎ飛び込めないまま自ら欄干につかまり、途中からは容疑者2人に手を取られおよそ10分間にわたり宙づり状態が続いていたという。
そして、川の中へ。
これらのことは午前6時ごろのことだ。
当時の現場の気温は2.9度。
水温は、午前11時の段階でも9.5度。
事件当時はもっと低かったかもしれない。
17歳と若い佐藤さんはなんとか自力で川岸へたどり着くことはできなかったのか。
専門家に聞いた。
≫佐藤さんの遺体には目立つ外傷はなく死因は溺死とみられている。
≫いまさら遅いんですけど4人のうち誰かが正気に戻って≫こちら中国で起きたことなんですが燃えているのは大型の路線バスです。
朝の通勤時間帯の出来事で多くの人が乗っていて17人の方が亡くなりました。
この原因は放火でした。
場所なんですがちょっと聞き慣れないところなんですけども中国の内陸部です。
寧夏回族自治区の銀川というところです。
イスラム教徒の少数民族、回族が人口の3分の1を占める地域なんですけれども。
逮捕されたのは33歳の漢族の男でした。
≫夜明け前の街にけたたましいサイレンが鳴り響く。
オレンジ色の炎を上げ激しく燃えているのは路線バスだ。
この時点で、車内にはまだ多くの人が閉じ込められている。
≫今朝、中国内陸部の寧夏回族自治区の銀川市で走行中の大型バスが突然、炎上した。
時刻は午前7時ごろ。
通勤や通学の時間帯で車内には多くの乗客がいた。
バスは10分ほどで鎮火したがこれまでに少なくとも17人が死亡。
32人が怪我をしたという。
≫なぜバスは突然、火を噴き炎上してしまったのか。
地元警察は夕方になって銀川市に住む33歳の男を逮捕した。
逮捕容疑は放火だ。
寧夏回族自治区はイスラム教徒の少数民族、回族が人口の3分の1を占める。
銀川市が先ほど行った発表によると逮捕されたのは漢族の男でガソリンスタンドでポリタンク2個にガソリンを入れバスに乗りライターで火をつけたあとに運転席の窓から飛び降りた。
動機についてはこう話しているという。
≫社会に報復。
男の住む銀川市は内陸部に位置し中国の中でも発展が遅れている地域の1つだ。
ただ、近年その成長ぶりが目を引く。
2014年のインフラ投資は前年比2割増し。
各地で道路や鉄道太陽光発電所の建設も進んでいる。
また、フランスの巨大資本がスパークリングワイン事業を大々的に展開するなど多くの外資を呼び込み2014年の輸出入総額は前年比およそ9割増し。
減速する中国にあっても急発展を遂げている。
急成長のひずみ。
広がる格差。
こうした問題が事件の背景にあるのか。
実は中国では、ここ数年社会への不満などを理由に一般の人が巻き込まれる事件が相次いでいる。
3年前には南部の福建省アモイで50代の男がバスに放火。
47人が死亡する火災が起きた。
また、その翌年にも杭州市で33歳の男がバスに放火し、30人以上が怪我をする事件が起きている。
≫私、よく知らないのでこの回族の自治区。
慌てて調べたんですけどやっぱりここも貧困との戦いの場所のようで平和は少ないしそして砂漠化が全体の2割まで進んでいる。
その貧困との戦いの中でなんとかしようということで鉄道のインフラ、道路の整備こういったところはやっぱり中国の大企業が≫ニュースを続けてお伝えします。
まず、11月に豊洲への移転が決まっている築地市場。
最後の初競りです。
≫午前5時過ぎ響きわたる仲買人の声。
このにぎわいも今年で最後。
80年の間、東京の台所として親しまれてきた歴史に幕が下ろされようとしている。
11月に豊洲への移転が決まった築地市場で今日、初競りが行われた。
≫築地市場の跡地利用はまだ決まってないことも多いが今後、オリンピックに向け道路が通るほか船着き場を作る案もあるという。
≫銃による犯罪を防ぐことができるのか。
オバマ大統領が銃の規制強化に乗り出す。
銃規制に慎重な共和党が多数を占める議会での採決を必要としない大統領令を出すことを決めた。
≫アメリカで2014年に起きた銃犯罪は、およそ8000件。
去年12月、14人が死亡したカリフォルニアの銃乱射事件は記憶に新しい。
今回の大統領令でこれまで野放しだったインターネットや銃の即売会を通じた販売でも購入する人の身元調査が義務付けられる。
オバマ大統領はこれから3時間後この強化策を正式発表する予定だ。
≫安保関連法への反対運動を続けてきた学生団体SEALDsの中心メンバー奥田愛基さんのもとに殺害を予告する文書が送られた事件。
今日、愛知県に住む無職の19歳の少年が脅迫の疑いで逮捕された。
去年9月、奥田さんのもとに届いた文書。
そこにはお前と家族を殺害するなどと手書きで書かれていた。
奥田さんは脅迫状が届いたあともツイッター上で何か意見を言うだけで殺されたりするのはいやなどとコメントした。
少年はストレス発散のためにやったと容疑を認めている。
≫厚生労働省は4月から大規模な病院を紹介状なしで受診した患者に対し最低5000円の追加負担を求める方針を固めた。
これは初診料とは別に請求される。
追加負担の対象として検討されているのはベッド数が500以上の病院や高度な医療を提供する大学病院などの特定機能病院で全国でおよそ250の医療機関だ。
症状の軽い患者はかかりつけの診療所などで受診してもらい大病院が重症患者に集中できるようにするのが狙いだ。
ただし、救急車で搬送された場合などやむを得ない場合は例外になるという。
制度の詳細は今後、厚労省の専門家会議で議論される。
≫ある意味、わかるんですけど反面でいろんな無駄がいっぱい見られるのでこういうところからやるんですかという気も強くします。
≫ここ最近の暖かさのせいでしょうか。
東京ではすでに梅の花が咲いています。
こちらの公園では12月中旬から咲き始めて今は五分咲きまで進んでいる木もあるそうです。
一方で、こちら同じ公園なんです。
真っ赤に色づいた紅葉もまだ残っていました。
暖冬によって、例年になく長く持っているようです。
そしてほかにもツツジも咲き始めていました。
植物も季節を勘違いするほどの陽気が続いているんですね。
今日の東京15.4度まで上がって関東から九州を中心に春の空気に包まれました。
更に、那覇では1月だというのに夏日を記録しているんですね。
今日この時期らしい寒さとなったのは北日本だけでした。
ということで今日の日本列島冬と春、夏と3つの季節が同居している状態なんです。
明日は寒の入りですが本格的な寒さとなるのは北日本止まりとなりそうです。
≫スポーツです。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
こちらはサッカー元フランス代表の司令塔、ジネディーヌ・ジダン。
スペインのレアル・マドリードでは中心メンバーとして活躍しました。
2006年この頭突きで退場。
これが現役最後の姿となったんですね。
あれから10年です。
レアル・マドリードの監督に就任です。
≫4シーズンぶりのスペインリーグ制覇を目指すレアル・マドリード。
現在首位との差わずか勝ち点4ながら開幕から4か月で監督交代を決めた。
それが決定的となったのがこの試合。
ライバル、バルセロナとの伝統の一戦で屈辱の大敗。
危機感を抱いた名門は伝説の指揮官にチームを託した。
今シーズン、レアルの下部チームを指揮していたジネディーヌ・ジダン43歳。
かつて多くのスター選手を擁し銀河系軍団と呼ばれていたレアル・マドリード。
その中でも世界最高の選手と評されていたのが…。
新監督となったジダンだった。
チャンピオンズリーグ制覇など数々のタイトルを獲得。
チームの黄金時代を築いた。
≫続いては高校サッカーです。
全国4144校の頂点を目指して今日は準々決勝です。
≫初優勝を狙う青森山田。
その武器は高さ。
今日の試合も高さを生かし攻撃を仕掛ける。
緑の青森山田、コーナーキック。
長身センターバックの高さで攻める。
空中戦を何度も演出してきたのが最長飛距離が40m原山のロングスロー。
空中から攻める。
試合は後半31分左サイドからのクロスに高橋!その高さで青森山田が2009年大会以来の準決勝進出を決めた。
連覇を狙う黄色と緑の星稜は前半26分。
ペナルティーエリア内でファウルを受けると相手選手はレッドカードで退場。
このPKをキャプテン阿部が確実に決め先制する。
数的有利となった星稜一気に攻め立てる。
40分に追加点。
エンドが変わった後半には右からのクロスに阿部が2点目。
完勝した星稜が連覇へまた1つ歩みを進めた。
インターハイ王者、白の東福岡は後半22分。
橋本がゴールに押し込み接戦を制した。
白の國學院久我山フォワード内桶が試合を決めた。
後半12分、内桶が仕掛ける。
右足を振り抜くと豪快にネットを揺らした。
國學院久我山は初のベスト4進出。
次は準決勝全国制覇まで、あと2つだ。
≫続いて、日本代表です。
来週から23歳以下の代表がリオオリンピックをかけてアジア最終予選に挑みます。
決戦の地カタール・ドーハに澤登さんがいらっしゃいます。
澤登さん、あけましておめでとうございます。
今年もお願いします。
≫あけましておめでとうございます。
ドーハはですね暑いと思っていたんですけど現在の気温が18度です。
少し風も吹いているので体感温度はもう少し低いのかなという感じがしますので上着が必要なんですね。
こちらは、少し異常気象で日中でも30度を超えることがないんです。
今、中東はサウジアラビアとバーレーンがイランと国交を断絶したことで注目されています。
僕が立っているこの周りは宗教施設それから政治施設が多くあるためカメラを向くことができないんですけどこちら側、およそ60km先にサウジアラビアの国境があるんです。
そしてビルの向こう側なんですが海を挟んだ隣の島がバーレーンなんです。
ですから、非常に近いんですね。
そしてカタールもですね近々なんですけどイランと国交を断絶するのではないかといわれているんです。
そのカタールとイランは今回オリンピック最終予選同じグループで戦うため別の意味で注目されています。
そんな中、日本は6大会連続オリンピック出場を目指すわけなんですけどこの最終予選一筋縄ではいきません。
≫20年前、1996年のアトランタオリンピック最終予選キャプテンの前園真聖城彰二らを擁しグループステージを1位で突破した日本。
勝てば28年ぶりにオリンピック出場が決まるサウジアラビアとの準決勝。
前園のゴールで2点をリード。
オリンピック出場権を手にしたかに思えた。
しかし、試合終盤。
サウジアラビアにゴールを許し1点差。
更に度重なるピンチ。
キーパー川口能活がなんとかしのぐ。
そして…。
苦しんだ末、28年ぶりにオリンピックへの扉をこじ開けた。
≫1999年シドニーオリンピック最終予選。
イタリアでプレーしていた中田英寿。
黄金世代とも呼ばれた高原直泰、稲本潤一がメンバーに名を連ねる中で特に輝きを放ったのが背番号10、中村俊輔。
出場を決めたカザフスタン戦では…。
試合を決定付けるフリーキック。
アジア予選を12戦無敗で2大会連続のオリンピック出場を決めた。
すると、試合直後中村の目には涙が。
実は、この前日誰よりも応援してくれた祖父を亡くしていた。
祖父への思いを左足に込めて…。
シドニーへの切符を手繰り寄せた。
2004年アテネオリンピック最終予選。
日本は敵地UAEで窮地に立たされる。
主力の大半が原因不明の腹痛に襲われたのだ。
体調が戻らないまま舞台を日本に移し正念場のレバノン戦を迎える。
この試合、一度はメンバーから外された大久保がスタメン出場する。
先制した日本だったが後半22分。
同点に追いつかれ遠のくオリンピック。
その直後の24分。
大久保が値千金の決勝ゴール。
日本のピンチを帰ってきたエースが救う。
最終戦でも2ゴールを挙げた大久保。
復活したエースの活躍で日本は3大会連続の出場を果たした。
2007年北京オリンピック最終予選。
本田、内田などを擁したメンバーでもアウェーで苦しめられる。
1対1の同点で迎えた後半アディショナルタイム。
あとワンプレーで試合終了という場面。
ハンドの判定。
PKを与えてしまう。
≫ロスタイムに勝ち越し弾を許してしまいました。
まさに何が起こるかわからない最終予選。
≫最終戦、引き分け以上でオリンピック出場が決まる日本は必死にゴールを守る。
最後までゴールを守りきった日本。
4大会連続の出場権を獲得した。
ロンドンオリンピック最終予選。
一度は首位を譲るも最終戦、ホーム国立で快勝し、突破。
5大会連続の本大会出場を決めた。
そして、今年6大会連続出場を狙う日本。
しかし、出場枠が前回のロンドンオリンピックと比べ3.5から3に減少。
狭き門となる。
更に今回はアトランタオリンピック最終予選以来となる出場16チームが1つの国で戦うセントラル方式で行われる。
そこで懸念されるのがセントラル方式ならではの過密日程。
日本は最大18日間で6試合を戦わなければならないのだ。
また、今大会の舞台は中東カタール。
気温や食事など慣れない環境での戦いを強いられる。
今回の短期決戦を戦い抜くには…。
日本を率いるのはかつて19歳以下日本代表でのプレー経験を持つ手倉森誠監督。
当時、ともにプレーしていた中山雅史が聞いた。
≫セントラル方式を戦い抜くために重要なのは心が疲れないようにすること。
手倉森監督はピッチ外の部分にもある策を講じた。
≫こちらが、過去3度のワールドカップを含め50回以上の海外遠征に帯同。
A代表の胃袋を支えてきたという西芳照シェフ。
料理に込める思いは栄養面にとどまらない。
≫西シェフは8日からチームに帯同する。
≫今回、専属シェフを帯同するという話がありましたけど食事の部分ですねこれは非常に重要なんです。
僕も経験中東であるんですけれどもやはり中東の料理というのはスパイスが非常に強くてなかなか食べられなかったという苦い思い出があります。
ですからシェフの存在というのは日本の選手にとって非常に大きな力になると思います。
それから、短期決戦では過密日程で体力勝負になるので途中出場で流れを変える選手つまりスーパーサブ的存在が非常に鍵になると思います。
中でも僕の注目はフォワードの浅野選手です。
50mを5秒9というスピードがあります。
それから相手が疲れてきた時間帯に投入すると非常に効果的なんですね。
先ほど、話をしたときにコンディションが非常にいいと言っていたので期待したいです。
古舘さん、いかがですか。
≫本当にそうですね。
澤登さん、寒い中本当に恐縮なんですけど、さっきシェフの話がありましたけどかつてこの「報道ステーション」の中で原発作業の方々が疲れを癒やしにやってくる食堂があって、そこの生中継をやったことがあってそこで登場されたのが西シェフで今お店は別の方に任せて今回はシェフとして帯同してくれる。
心強いですよね。
≫やはりこういうアウェーの地で戦うにあたって日本食というのはすごい強みなんですね。
ですから試合の中でいいパフォーマンスをするためには西シェフの食事。
これが非常に重要だと思います。
≫ちょうどジャケットの色味と同じような感じでだんだん、カタールの空がインクブルーに暮れなずんでくる。
刻一刻変わっていますね、空が。
≫少し寒い感じはありますけれども先ほどちょうど、コーランが鳴っていたんですよね。
≫コーランというかお祈りにきたれというような呼びかけのようですね澤登さん、どうやら。
≫そうなんですね。
知りませんでした。
≫ありがとうございました。
風邪をひかないように頑張ってください。
ということでした。
2016/01/05(火) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

賃上げは?設備投資は?企業トップの胸の内▽豊洲移転で今年で最後…築地の初競り▽決して一筋縄ではいかない…サッカー五輪予選“激闘の歴史”

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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