開運!なんでも鑑定団【200万の刀と交換した美しき宝に仰天値!?】 2016.01.05


こんばんは。
いや〜「鑑定団」今日も始まりましたけども…。
はい明けましておめでとうございます。
(一同)明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
あ安河内さん。
すてきなお着物着て…。
さすがでございますね。
いや〜2015年見事になんにもなかったですね。
俺2015年の今日もこんなこと言うてませんでした?おっしゃってましたよ。
今年はみたいなねぇ。
もういいんじゃないですかね?来年からオープニング撮らなくてももう。
御年77歳の双子デュオ…
山あり谷ありの歌手生活も今年で57年。
ひと言では語りつくせぬその半生ほんのさわりだけご紹介しましょう。
生まれは昭和13年北国釧路の炭鉱町。
臨月のとき母が井戸に落ちてしまいあわやの仮死状態で生まれました。
ほどなく炭鉱夫の父に連れられ樺太へ。
この頃は羽振りがよかったものの終戦後父が体調を崩して職を失うと食べることにも事欠き空腹のときは食べ物の絵を描いて我慢していました。
ついには夜逃げし駅の待合室で寝泊まりしながら民謡を歌って日銭を稼ぎ13歳のとき新天地を求め一家で上京。
以来浅草の歓楽街で流しをする日々を送りました。
すべては生活のため歌手になりたいと思ったことなど一度もありませんでした。
しかしそんなあるとき音楽関係者の目に留まり21歳でレコードデビュー
「二人そろって」
すると三味線を抱えて歌う可憐な姿が評判を呼びいきなりしかし…。
人気絶頂の昭和41年リサイタルの最中に姉栄子さんの熱狂的ファンが刃物を持って乱入。
間違えて妹の敏子さんを傷つけるという事件が起きてしまいました。
以来次々と不幸が2人を襲い人気も低迷。
もはやこれまでと引退公演を行いましたが10年後に活動再開。
以来姉妹二人三脚で全国を飛び回り現在でも仲よく歌い続けています
元気の秘訣はよく食べること。
大好きなラーメンはほぼ毎日で一度に二杯はあたりまえ。
たっぷりとコショウをふり早く食べるために水を入れてスープを冷まし一気にペロリ。
しかも町を散歩しているといまだにナンパされるほどの人気者です
依頼人の登場です。
東京都からお越しのお願いします。
お正月ですね。
華やか。
さぁ鑑定してもらいましょうかオープンザプライス!
(笑い声)もう五十何年ですか?デビューして…。
(2人)57年です。
57年…。
(2人)はい。
好きなラーメンの種類あるんですか?なんか。
やっぱりねさっぱり系の。
あぁそこはさっぱり系なんですね。
でも妹はねお肉が好きなの。
私は魚。
はぁラーメン食べてお肉。
そりゃ声も出ますわね。
いやいやもうほんとにね…。
じゃあこちらのほうへどうぞどうぞ。
これどういうものをね持ってきていただいたのか。
さぁそれでは…。
はぁさぁこれは?横山大観さんだと流し時代にねごひいきにしてくださった社長さんがご病気になられたと聞いてお見舞いに行ったんですよ。
そしたら喜んでくださって困ったときにはこれを売って生活を支えなさいと言ってくださったんで困った時は何度もあったんですけれども…。
あぁそれまで?えぇ私たちは寅年なもんですから寅はね丑が守り神なんですって。
それで流し時代からずっと持ってたらね歌手にもなれましたしがんの第4期になって1週間の命も助かりましたしみんなこの牛の絵のおかげだと思ってますので…。
もう売るに売れない。
売れないです。
守ってもらってると。
牛らしい性格と牛らしい座り方。
まぁ牛が描かれてますからね。
牛そのものの表現力がすばらしいんで。
本物?
(2人)どうだかわかんないですけども…。
アクションまで揃いますね。
なんかテレビ局出たらもう1人になりそうですけどね…。
(笑い声)だってお見舞いに来たお礼で偽物渡します?すごい大きい会社の社長さんが。
でも私たち流しをしてたからねかわいそうだと思ってね…。
ご本人の評価額は?1人50万ずつでね…。
合わせて100万で。
このくらいは本物やったらねいくやろうと。
わかりましたそれじゃ100万でまいりましょう。
オープンザプライス!え〜!?3万!?あら〜もっと高いように見えんのに。
横山大観の作品ではありません。
ない?はい字が違うんですよ。
大観の「観」の字が歓迎するとかの「歓」なんですね。
長崎県出身の柳生大歓という人。
別の大歓さんが自分の作品として普通に描いただけ?そうですね。
ただこの柳生大歓という人はそんなに著名な方ではないんですけどもこの牛は非常によく描けていて頭の部分ですねそこはちょっと余白を残してですね立体感出してるんです。
下手な人は埋没しちゃうんですよ。
いずれにしろ偽物ではないですので。
いかがですか?描いた方がわかっただけでもすばらしいですしこれからもっともっと守っていただいて。
これからも飾って?そいでもうちょっと長生きしたいですから。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
番組も最後まで楽しんでいってください。
続いては…
早速ご自宅にお伺いするとお友達と一緒に手芸を楽しんでいらっしゃいました。
次なる依頼人は主婦の…
いったい何を作っているんでしょうか?
紙バンドはもともと荷造り用の紐として開発されたものですがとても扱いやすく丈夫なことから最近では手芸用としても用いられています。
これを編んだり切ったり貼ったりすることで初心者でも簡単にカゴが作れるそうです
完成品がこちら。
すてきですね。
更にアイディアしだいでおしゃれなバッグやこんなかわいい人形も
できあがったものを子供にあげたり友人にあげたりするとすごく喜んでくれるのでそれとあとこうやってたくさんでみんなでこうワイワイやりながら作るのがとても楽しいです。
ところで
父通元さんはかつて浜松で織物工場を経営。
そのためとても羽振りがよく数々の美術品も収集していたそうです。
今回のお宝はそのなかのいちばん自慢の品で四十数年前手に入れたのですが…
というわけで一度も飾ることなく…
そこでその際にかかるお金を捻出したいので鑑定のほどよろしくお願いいたします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
神奈川県からお越しのお願いしますさぁどうぞこちらのほうへ。
さぁお父さんが絶対上がると?はい。
拝見しましょうこちらです。
なんか独特のタッチの…。
そうですね。
これ作者の方は?アンドレ・ボーシャンというフランスの画家なんですけども。
お父さんいくらで買われたんですか?当時280万。
え?なんで?そんな…あの手作りのカゴ何個作れますかね?お父さんもともとご存じやったんですか?この作者の方。
いや知らないと思います。
絵を見てこれはいい絵だっていう…。
そうですねなんとなくって…。
なんとなく将来上がるんじゃないか。
ちょっと見たところわからないですけどね。
280万で買います?買わないなぁ。
値打ちありそうな絵っていう感じに見せないですもんね?この絵は。
そうなんですけどね。
水に躍動感がないねん。
きれいにしぶきが上がってる感じ一切しないです。
なんかちょろちょろって水道流してるみたいな感じの。
がっつり塗ってるんですよこれ緑。
ねぇ?ベタ塗りってこれなんでなんですか?だったらこれもなんか芝っぽいか。
ねぇ?これ二重塗りしてまっせ。
これ。
明らかにこれなんかここだけこんなんあります?この足まで。
1か月いただいたら俺描けると思う…。
20世紀の初頭伝統的な絵画理論にとらわれず独学で個性溢れる絵を描いた…
などの日曜画家を素朴派という。
その画風は押しなべて具象的で細密描写にこだわる一方前衛性や暗示余韻などはなくまた遠近法には無頓着である。
しかし彼らはフォービスムやキュビスムの画家たちとは異なり自らの意思で結集したグループではない。
そのため横のつながりはなく互いの作品にはまったく無関心であった。
アンドレ・ボーシャンは…
そこで1919年に除隊すると46歳から本格的に絵を描き始めたがほどなく苗木栽培業に失敗したうえ妻が精神に変調を来したため近郊の森に隠棲。
その後は畑仕事で暮らしを支えながら黙々と創作に励んだ。
転機が訪れたのは
このときいち早くボーシャンの才能を見抜いたのが後に世界的建築家になったル・コルビュジエでル・コルビュジエはすぐさまボーシャンの絵を購入すると更にパリの一流画商に紹介。
これによりその名は広く世に知られ
ちなみにこのとき音楽を担当したのがバレエ音楽の第一人者このことからしていかにボーシャンが高く評価されていたかがうかがえよう。
しかしボーシャン自身は一切名声を求めずあくまで田舎にとどまり質素な暮らしを続けた。
ボーシャンが描くテーマは歴史や神話に材をとったものや風景画静物画人物画など実に幅広いがそこには測量技師だったときに培った空間のとらえ方園芸家としての植物に対する豊富な知識や深い愛情が随所に投影されておりこれらがデッサンを本格的に学んでいないがゆえのアンバランスな人物の描き方と相まって独特の雰囲気を醸し出している。
また鉛白を多用するやわらかな色彩は人々を拒絶せず優しく受け入れ知らぬ間に別世界へといざなってくれる。
詩人アンドレ・ブルトンはこう語っている
改めて依頼品を見てみよう
岩の間をなだらかに水が流れそのほとりでのんびりとくつろぐ人々が描かれている。
サインに1955とあることからすると他界する3年前82歳のときの作か
『進撃の巨人』ってこの人の絵から来てるみたいな感じやったね。
似てた巨人の顔が。
巨人の顔?はい似てたわ。
さぁご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう。
500万で。
500万やはり。
280万で買いましたからね。
まいりましょうオープンザプライス!どうやろう?600万!やっぱりね。
本物だ。
1955年82歳のときの作ですね。
最晩年ですけれども。
本当に独特の世界ですよね。
いわゆる正規の美術教育を受けてないだけ非常に自由なんですよね。
ですからこれも滝を中心とした風景そこに集う人々なんですけど現場を見て描いてる絵ではなくて自分の中にあるイメージですよね。
ただ庭師という仕事もしてたってこともあって個々の石とかですね水とか緑の描き方非常によく観察されてるので必ずしも一つひとつ細かく描くというよりも全体をつかみながら核心をついた表現になってますね。
構図にしても色彩にしてもしっかりとした基本にのっとってます。
描くうちにそういった基本ができてくるわけですよね。
油絵ですけれども独特の淡い雰囲気のなかに夢の世界に見る人を引き込む表現になってる。
ボーシャンまだまだこれから評価されるべき人だと思います。
いや〜私も半々かなとは思ったんですけど。
もうちょっと持っとけば永井さんは上がるとおっしゃってますから。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お宝列島日本縦断…
今回の舞台は
町のシンボル岡山城は宇喜多秀家が8年に及ぶ大工事の末…
外壁の下見板に塗られた黒漆が日に照らされカラスの濡れ羽色に見えることから別名烏城とも呼ばれる
その膝元に広がる後楽園は岡山藩第2代藩主池田綱政が造らせたもの。
1万7,000坪の広さを誇る回遊式庭園で…
そしてこの庭をこよなく愛したのが岡山出身の画家にして大正ロマンの旗手とうたわれた
夢二生誕100周年を記念し1984年に開館。
貴重な作品や資料3,000点あまりを収蔵しており夢二芸術の粋を存分に味わうことができる。
その一つ『秋のいこい』は1920年夢二37歳の作。
鮮やかに紅葉したプラタナスに囲まれベンチでもの思いにふける女の表情は憂いに満ちまさに夢二美人の傑作といえよう。
その前に佇み我を忘れて見入っているのは本日の鑑定士…
会場は早速いってみよう
出張!なんでも鑑定団IN岡山!
まずはとにかく動物が大好きな過去に飼っていた動物っていうのは?何でも…。
ずっとお腹押さえてますけども。
早うからここをやられよるんじゃ。
どうしたんですか?爪が引っかかる?どういうことですか和男さん。
出してもええん?って何をですか?カメ!?和男さん!あらかわいらしい!かわいらしい!ココちゃんかわいいよ。
「帰りました」言うたらなこここっちへ…あっ。
あ〜雑に扱うなぁ。
「帰ったよ」言うたら…。
こうやって出てくる。
和男さん。
こっちに現物ありますからわかります。
こんなふうに出迎えてくれると1日の疲れが吹き飛んでしまう。
お宝は…
数年前友人から遺品の整理で困っている方がいるので手伝ってあげてほしいと頼まれた。
そこで行ってみると…
そしたらなすみません何をおっしゃってるかがまったくわからなかったんです。
要するにたいしたものはなかったが唯一この徳利だけはとても気に入ったのでその方の了解を得ていただいてきた
すら〜っとこうきてこの女性のふくよかなお尻のような形がええな思うて大事にしております。
なるほど。
もしも高ければ現在ボロボロの軽自動車に乗っているので…
それでもしこれが高く売れたらわかりました。
というわけで本人評価額は期待を込めて250万円。
会場の皆さんはそんなのガラクタに決まっているという表情をしているがこれでも骨董を見る目はあるつもり。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
大幅ダウンも大健闘
30万ですよ!お客さんたちがリアクション困っちゃった。
おおっ意外と…みたいな。
なかなかいい徳利ですよ。
これは江戸時代の後期に肥前地方で作られた古伊万里の徳利ですよね。
絵がおもしろいですね。
蛇篭の図でもってそこに水草が生えてる。
水辺を表してる絵なんですよ。
おそらくね祝い徳利としてお配りしたり使ったものだろうと思います。
続いては何がいちばん大変ですか?子牛を引っ張り出さなきゃいけないってことですもんね。
もう何匹も出してきたわけでしょ?何をおっしゃってるかがまったく…。
ストレス発散するために趣味とかあったりするんじゃないですか?十八番は何でしょう?十八番は?カラオケの。
「背なかを合わせて」「あばよと言えば」「おまえの震えが伝わるぜ」よっよっ!
お宝はこちら。
作者は…
いやおるん?って。
知らんのやけどそのようなことをちょっと聞いた思うたけん。
いますよビッグネームです。
44年前結婚した際媒酌人を務めてくれた叔父から手渡されたもの。
てっきり結婚祝いかと思いきやなんと10万円要求された。
とても世話になっていたので断るわけにいかず月賦で支払いその後4万円かけて表装を直した。
この鳥がとても気に入っているが残念ながらその種類まではまったくわからない
本人評価額は今ならこのくらいと100万円。
実はその後わずか半年で離婚してしまったのでこの掛軸を飾ったことはほとんどないのだが…
今のお気持は?真太さん誰か操ってませんよね?
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念!
偽物です。
鳥が止まってるじゃないですか。
枝が垂直ですよね。
そこに止まるっていうことはですね非常に微妙なバランスが必要じゃないですか。
画家の技量の見せどころなんですよ。
何度見ても足が描かれてないんですよ。
やはり非常に難しい部分なので描けるだけの技量がなかったと。
さぁ真太さん!ほんなら終着駅…。
もう大丈夫ですよ!そんなお時間はございません。
続いては育児に奮闘中の新米ママ「鑑定団」には珍しいねぇ。
おいくつくらいの方ですか?若い!ねぇフレッシュでございます。
新米ママさん。
育児大変なんじゃないですか?夜寝てくれるんでほんとに助かってます。
赤ちゃんが?
こちらが現在3か月のお父さん大変でしょ今?いやまあ一生懸命頑張ってます。
骨董品とか興味ありますか?はぁ〜かなりあると。
お宝は
去年父が骨董好きの親戚からいただいたもの。
その父を差し置いてなぜ自分が出場したかというと…
もし
本人評価額は車の購入費用として100万円。
きっと父もかわいい孫のためと力説すればこのお宝を快く手放すに違いないと期待している。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やった〜!
鳥肌立っちゃった。
魯山人の作品間違いございませんね。
魯山人っていう人はね日本の伝統に基づいて焼物を作ったんです。
ですから当然備前にも挑戦したわけですね。
岡山県備前の伊部に陶芸家の金重陶陽を訪ねて作ったんですね。
ですから本来豪快な魯山人の作風というものが影を潜めて教えられるとおりに作ったというその謙虚さ魯山人のいい人柄がにじみ出てますね。
見込みに3つの白い抜けがありますね。
徳利や茶碗を乗っけて窯に入れる。
そうするとそこだけ炎が当たりませんから白く抜けるわけですね。
いいものお持ちですね。
いかがですか?
続いては趣味がないのが悩みのいろいろあったんですけどね若いときにはね。
若いときにはどういったものを?音楽とか魚釣りもしたりゴルフもしたりいろいろしたんですけどね新しくなんか始めようっていう…。
何か挑戦はしてみたんですか?ウォーキングとかもやってない?お酒飲みに行ったりする?外に。
行きますよ。
岡山はお酒のあてには何がいちばんいいんですか?何かね…。
何を聞いても何も出てこないですね。
お宝は…
昔からあるんです我が家に。
昔から我が家にある?
しかし入手経緯に関するエピソードは趣味と同じく何もない
父から話を聞いとるのは結構いいもんだと。
そのため父は空襲で家が焼けたときもこれだけは大事に守り抜いたらしい。
しかし…
応援団がいないんですね今日。
というわけで本人評価額はやや控えめの30万円。
趣味も入手経緯に関するエピソードも家族の応援もなし。
まさにないない尽くしでまことに申し訳ない。
しかし…
登場したのは…
しかし入手経緯に関するエピソードも家族の応援もなくまさにないない尽くしだが果たして結果は!?
ジャカジャン!
これはすごい!
やりました!ありがとうございました。
本物ですね間違いありません。
鍾馗がロバに乗っていますけども衣の線なんかが非常に一蝶の特徴がよく出ています。
太い線と細い線の対比ですね。
非常に力強く描いてます。
左の獅子一見岩のように見えるんですけども…。
獅子なんですね?ええ。
よく見ると真上を向いた獅子が現れてきますね。
この視線というのは一蝶の非常に特徴的な描き方なんですね。
それから真ん中の落款は隷書体で書かれてます。
両脇は行書体になってますね。
わざと変えてます。
表装もそのままですしそしてその箱ですけども非常にいい箱です。
えっ!江戸の中期からもうすでにこの箱があったと思います。
よく残されたと思いますね。
うぶなりっていいまして非常に僕ら喜ぶものですね。
続いてはゴルフが趣味のどのくらい行きますか?月に。
月にっていうかちょっとたしなむ程度なんで年間に数回くらいですね。
数回。
どのくらいですか?腕前は。
腕前はボチボチですね。
お宝は…
10年前ほどにでちょっと足の骨を折るというか潰すというか…。
あまり大きい声では言えないんですけどちょっとお金が入りましてで退院したら父親が急に?急に。
でも日ごろそんなこという親じゃないんで何も聞かずにええよと。
そして後日
あのお金何使ったん?って聞いたら保険金で骨董買うて。
そうそう…。
でまぁケンカになりますわね。
ケンカになりますよそりゃ。
そのためしばらく父とは疎遠になっていたが7年前実家が引っ越すことになりやむなく手伝いに行った
そのときにあっそういえばふと思い出しちゃった。
そうそうなんです。
お金返してもらってないと。
仏壇の裏にちょっとした物置がありましてコロっと出てきてこれが。
そこでそのまま無断で持ち帰った次第。
その後自宅でじっくり見たところ絵付けがすばらしいので今ではとても気に入っている
富士山の絵描いてるんでそれがきれいかないう感じなんですよね。
あぁこれね。
そうそう…。
こちらが高額ついたらどうします?
本人評価額は父に貸した金額と同じく50万円
父はこの皿の価値よりもとにかく自分から借りたカネがチャラになればそれでいいらしい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
よかった〜!
幕末から明治にかけての古伊万里ですね。
普通の絵だったらばせいぜい15万円。
これはデザインがおもしろいですね。
富士山が描いてあっておそらくこれを描いた職工さんていう人は富士山を見てないと思いますよ。
江戸時代の後期になりますと旅行ブームが起きる。
富士山を見てきた人がいろいろしゃべるんですよ。
それを聞いて富士の絵というのが全国に広がっていく。
そういうような感じの絵ですよね。
ちょっとまじめなようでいて漫画みたいなんですよね。
おもしろみがありますね。
大切になすってください。
最後は木工が趣味の結構ご自身で作られるんですか?まぁ作っているんですけどこれね…。
ゴルフと木工って書いたんですよ。
しようがないなということで。
とりあえず初めて作った作品を持ってきてみた。
子供がボートに乗っており…
動かせばこの櫂がこういうふうに動きます。
ほんとだ動く。
漕いでる…。
どんどん出したくなってきてるじゃないですか。
お宝はこちら
誰の作品ですか?来ますね今日はビッグネームが。
何が描かれてるんですか?鬼の金棒の。
靴べらじゃないですよ。
おそらく骨董好きだった父が手に入れたもの。
守屋家は祖父の代から茶道教室を開いており今でも稽古のときにこの掛軸をちょくちょく飾っている。
本人評価額は本物と信じ50万円。
実を言うとこの細長い絵は誰でも描けそうな気がしないでもないが…
今のお気持は?
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やった〜!
若冲の作品といっていいと思います。
落款はありません。
工房作と言われる可能性もないとは言えません。
こういった金棒が描かれているっていうのは珍しいんですけどこの発想自体は白隠という禅僧がいますけど白隠がこの金棒を地獄を象徴してよく描いています。
若冲の場合は意外性を狙って描かれてるのではないかというふうに思いますね。
だいたい80歳くらい。
ですからほとんど最晩年に近い作品。
このサイズも非常にお茶をされるのにはいいサイズだと思います。
ぜひ楽しんでください。
出張鑑定IN岡山はこれにて無事閉幕
続いては…
早速ご自宅にお伺いしました。
次なる依頼人は真剣な表情で生け花をしているこの方
あまり見かけない植物ですがこれはいったい?
これを生け花にするとまた印象がまったく違いますね。
さすが
農業のかたわら師範の資格を取り現在は週に一度教室を開いているそうです
これからも頑張ってくださいね。
ところで
2年前なじみの刀剣店で刀を購入した際店主が
と言うので東京の鑑定会に出品したところ…
そこで店主にそれを伝えると返品ではなく今回のお宝との交換を勧められたのでした。
その美しさに一目ぼれしたため了承したのですが…
鑑定をよろしくお願いいたします。
果たしてそのお宝とは?
依頼人の登場です。
岡山県からお越しのどうぞこちらのほうへ。
すてきな生け花。
70年やられてるんですか。
なかなか最近では男性がお花やってるっていうのは聞かないですもんね。
もうちょっと普通に男性の方もやってもらいたいですか?そうですね。
どんどん若い人にもね。
やればおもしろいかも…。
それでは拝見しましょうか。
これ何ですか?ふだんはどないされてるんですか?しまっております。
飾らないんですか?この中にお花入れたくなったりしないんですか?花のほうが負けます…。
でも最初の刀もちょっと偽物やったらすぐ返品いいですよって言うてるのにこれどうですかって見て一目ぼれしちゃったんですか?いいもんじゃと私は思ったんです。
たしかにきれいですね。
それは刀と交換だけでよかったんですか?40万追加出したんです。
200万プラス40万?はい。
300万言いよったのを40万にしてくれた。
1回高く言うの常套手段ですから。
60万引かれてるのが気になってますけど。
40万多めにとられてますけどね。
お店の人に言いました?今日鑑定行ってくるわって。
言いました。
汗だくになってました?いや自信満々でした。
自信満々。
どうぞ行ってきてくださいみたいな。
こまどり姉妹のお二人いかがですか?光沢があってね。
ピカーっとね。
なんかすごく魂が入っているような感じ。
こうやって見たらこまどり姉妹に見えてきましたよ。
紙に絵筆を走らせるがごとく自在に鏨を操り世界に名をはせた金工師である
7歳で刀剣商を営む加納家の養子になるとごくしぜんに鍔や柄の美しさに魅せられ見よう見まねで鏨を握るようになった。
その才能を認めた養父母の勧めにより12歳の頃から彫金師の下で修業。
線彫り象嵌などの技法を身につけた
更に14歳にして円山四条派の絵師中島来章に師事し花はつぼみから開花するまで刻々と変化する様を魚はあらゆる角度からその動きをとらえ写実を極めた
19歳で念願叶い独立。
6年後江戸に下り神田に店を構えるとその後は小柄や鍔などに生命を宿すことに心血を注いだ。
下絵帖『剣具下図草稿』を見ると夏雄が限られた空間の中でいかに躍動的な動きを表現するかに心を配っていたかがうかがえる。
例えば雲海に浮かぶ富士。
あるいは今にも開きそうな朝顔のつぼみ。
その構図は実に見事で大幅の名作に勝るとも劣らない
鏨を斜めに傾け刃先の片方の角で彫っていく片切彫は夏雄が最も得意とした技法である。
彫られた線の断面は片方だけ深く片方は浅い。
それは筆の穂先と腹を用いて描く日本画の付立筆のごとくで実に味わい深い。
明治維新を迎えると夏雄は新政府からその高い技量を買われ新貨幣の原型製作を依頼された。
当初はそれをもとにイギリスで型を作る予定だったがその見本を目にしたイギリス人技師が完成度の高さに驚嘆し辞退。
そのため新貨幣はデザインから型の製作まですべて夏雄に一任された
更に1876年廃刀令が公布されると多くの同業者は廃業を余儀なくされたが夏雄だけは注文が引きも切らず煙草入れや根付の名品を作り続けた。
また海外にも目を向け貿易会社を設立。
気品溢れるデザインは人気を博しその名は世界中に知れ渡った。
代表作はこの
夏雄が得意とした片切彫を駆使し左右合わせて100羽の鶴を彫り込んでおり1890年第3回内国勧業博覧会で1等妙技賞を受賞。
その後は宮内省買い上げとなり明治宮殿桐の間に飾られたと伝えられる
またこの年東京美術学校の教授に就任し栄えある
改めて依頼品を見てみよう。
加納夏雄の花瓶一対である。
牡丹や鶴など吉祥文様の周りを鳥や蝶が飛び交い銘の横に「戊子桜月」とあることからすると1888年夏雄61歳の作か
そんな新年…2016年一発目の「鑑定団」からそんな偽物が出てくるなんて…ねぇ。
そりゃないでしょう。
パンパンと景気つけていくんじゃないですか?さぁそれではご本人の評価額ですけども。
300万くらい…。
最初300万って言われたんですもんね。
それではまいります。
オープンザプライス!え〜!?え〜?ウソ…。
ウソ…ちょっと待ってくださいよ。
「夏雄」という銘と花押を後から入れてるんですね。
おそらくは高岡銅器かあるいは東京系の銅器がもとになっているんですが…。
時代は明治のおしまいから大正に入っている辺りの作柄なんですけれどもこれがもし銘のない無銘のその時代の銅器であるということであればもう少し高い値段がつけられるんですけれどもとにかく贋作に仕立て上げてしまっているということで悪意がもう入っていますので。
まず決定的に違うのが作風として装飾過剰でうるさいんですね。
加納夏雄は余白を大事にして作りますからそういうふうに全面に文様を散らすというのはまずない。
それから2点目が彫り方の技法がまったく違うんですよ。
夏雄独自の片切彫に代表されるような鋭さと厳しさがまったくなくて非常に甘い彫りであると。
3点目が象嵌するにしても盛り上がった象嵌はあまりないんですね。
わりと平面上にぴしっと揃っていくんですけどもこれはもう象嵌というより貼付技法に近いような形ですので。
そして「夏雄」という書体がまったく違う。
花押が読めないんです似せてはいるんですけれども…。
その横に斜めによれた形で制作年期が入っているんですけれどもこんなひどい作り方はしないだろうと。
これ返しましょう。
返します。
絶対返しましょう。
大丈夫ですかお一人で。
はい。
うちの前説のはりけ〜んずつけましょうか?ちょっと!みたいな。
これちゃうやんけ!ってめちゃくちゃ言うてくれますから。
どうもありがとうございました。
すみません。
ありがとうございました。
今年も「鑑定団」よろしくお願いします。
また来週です。
2016/01/05(火) 20:54〜21:54
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団【200万の刀と交換した美しき宝に仰天値!?】[字]

2年前、なじみの刀剣店で200万円の刀を買うも、訳あって返品。その際、代わりに別の凄いお宝と交換したが…幕末明治を代表する名工の傑作に驚きの鑑定結果が!?

詳細情報
番組内容1
【200万円の刀と交換した凄いお宝!】
依頼人は熱烈な刀剣収集家。なじみの刀剣店で200万円もする刀を購入したが、その際、店主が「もしこれが偽物だったら返品してもいい」と言うので鑑定会に出したところ、「偽物ではないが判断保留」となってしまった。そこで店主にそのことを告げると、返品の代わりに今回のお宝との交換を持ちかけられた。
番組内容2
作りが見事だったので承諾したが、よくよく考えてみると作者があまりにも有名だったので、不安になっている。幕末明治を代表するその名工の作品なら、もっと高くてもいいはず…。果たして鑑定や如何に!?
出演者
【司会者】
石坂浩二、今田耕司
【アシスタント】
吉田真由子
【ゲスト】
こまどり姉妹
【出張リポーター】
原口あきまさ
【ナレーター】
銀河万丈、冨永みーな
鑑定士軍団
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
田中大(「思文閣」代表取締役)
大熊敏之(富山大学大学院芸術文化学研究科教授)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

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