独自の改憲案策定着手へ
参院選に向けて戦略本部会議設置へ
おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長は5日の記者会見で、夏の参院選に向けて党内に戦略本部会議を設置し、独自の憲法改正案の策定に着手する方針を明らかにした。同党は安倍晋三首相が目指す参院選後の憲法改正に協力する姿勢で、参院選で改憲を争点化する狙いもある。
同党は綱領の中で、地方自治体が国家の意思決定に関与できる仕組みの創設を掲げている。馬場氏は地方自治の原則を定めた92条や94条の改正を盛り込む考えを表明。安倍政権が目指す大規模災害などの「緊急事態条項」の新設についても「ぜひ加えなければならない項目だ」と前向きな考えを示した。
党内には「個人の権利を排除する話だ」(松井一郎代表)との慎重論もあり、今後調整する。【田所柳子】