救命病棟24時 #01【帰ってきた天才外科医!命と向き合う使命感とは…】 2016.01.05


見つかったということですね。
≫もちろんネットでは疑いの声もあります。
子どもを誘拐したかもしくは誰かから買ったんじゃないかと。
(救急車のサイレン)
(救命士)木村弘さん30歳。
男性。
工事現場で重機に挟まれて受傷。
血圧80の60脈拍126呼吸数22サチュレーションは92です。
木村さん。
分かりますか?
(馬場)木村さん。
聞こえますか?病院ですよ。
動かしますよ。
はい。
123。
(ナースたち)123。
(救命士)はい。
ストレッチャー取ります。
(神林)血ガス血算生化。
(城島)脈圧弱いな。
超音波。
(佐智)血圧触診で60。
(馬場)やばいな。
ショック状態だ。
挿管行くぞ。
(ナース)はい。
こう頭鏡。
(ナース)はい。
何やってんだ?お前。
早くラインとれよ。
はいはい。
分かってますよ。
肝臓破裂してる。
CT行くよ。
(紗江子)酸素ボンベ用意して。
(みどり)あっはい。
誰か酸素ボンベお願い!
(朋子)はい。
(小田切)港北医大救命救急センター。
「救急指令センターです。
三次の外傷患者1名お願いします」ケガの程度は?「患者は民間ヘリでもうそちらに向かってるんです」
(小田切)えっ!?「空港の飛行機整備員が作業中に8メートルの高さから転落。
頭部顔面を強打しており鼻腔口腔より大量出血。
ヘリに乗せられた時点で意識障害もあったようですがそれ以上の詳しい状況がよく分かりません」救命士はついてないわけ?バイタルは?分からないの?
(操縦士)おい!ちょっと!
(奈津)あのストレッチャーは?ヘリポート。
はい。
男!お前も。
(矢部)はい。
あっ。
何やってんだよ!?ほら。
すいません!
(北村)たまき。
論文掲載されてるじゃないか。
心筋培養細胞と遺伝子操作による心臓の再生医学。
(たまき)大したことじゃないわよ。
(北村)うれしくてしょうがないくせに。
お祝いしなきゃ。
(小田切)いいな?まずは気道確保だ。
(奈津)はい。
(矢部)はい。
(小田切)123で引くぞ。
(一同)はい。
(一同)123。
(操縦士)お願いします。
呼吸ありません。
ない!?脈は?はい。

(進藤)それで気道確保してます。
(進藤)口腔に血液が詰まって窒息状態だったので。
進藤先生!?恐らくサチュレーション下がってます。
早く運んだほうがいい。
行こう。
(一同)はい。
O26リットルで酸素投与。
(一同)はい。
それから気管切開の準備して。
(一同)はい。

(オープニングテーマ)
(神宮)おはようございます。
(秋山)神宮教授の回診です。
(医師)おはようございます。
おはようございます。
(患者たち)おはようございます。
(医師)おはようございます。
(神宮)おはようございます。
(神宮)心臓のバイパス手術後3日目ですね。
この手術方法は比較的新しいんですよ。
ミッドキャブの最初の報告いつだっけ?あっ。
香坂先生。
アルゼンチンのベネッティが1994年に。
てことは7年前ですね。
はい。
どうしてわたしに?君の論文読んだんだよ。
(城島)ここに非常用マスクのチューブをねえ。
このチューブをダイレクトで気管まで通して気道を確保したんだ。
(城島)どこの医者だろ。
むちゃしますよね。
(馬場)戦場じゃこういうことやるんだよ。
(城島)僕戦争映画見ないから。
「見ませんから」だろうが。
おい!山城さんはやっぱり恋愛映画が好き?
(馬場)クールだね。
でもビューティー。
うん。
ねっ?でも手出したらヤケドするかも。
(馬場)クールだけど触るとヤケドする。
うん。
うまいね。
うまいねゆきちゃん。
ねえ?医局長。
(神宮)よく書けてるね。
これからどんどん視野を広げていくことだ。
専門バカは柔軟な発想ができないからね。
はい。
救命救急センターの小田切医局長がスタッフをほしがってるから。
香坂君。
しばらく行っといで。
はっ?
(神宮)現場での経験は必ず役に立つ。
あの。
神宮教授。
おっしゃってる意味が。
あしたからだよ。
いいね?あしたからって。
えっ?
(いびき)
(奈津)矢部君。
電話じゃないの?
(矢部)うん?ああ。
アラーム。
もう起きなきゃ。
サザエさん!?
(矢部)あっあの。
ごめんなさい。
携帯のアラームです。
ああ。
びっくりした。
もう夕方になっちゃったかと思ったよ。
昨日はお忙しかったんですか?朝まで患者途切れなくてさ。
(たまき)じゃあ徹夜?もう体もたないよ。
誰?
(奈津)知らないんですか?知らない。
(小田切)あっ。
香坂先生。
待ってたよ!
(たまき)ごぶさたしてました。
小田切先生。
あの。
今度第一外科からウチに来ることになった香坂たまき先生。
将来有望な心臓外科医だ。
あっ。
こちら神林先生。
あっあの。
救命ですか?よろしくお願いします。
(神林)いやあどうも。
こちらこそ。
あの。
研修医の矢部です。
(奈津)同じく研修医の太田川です。
よろしくお願いします。
ねえ。
中案内するよ。
荷物そこに置いといていいから。
ああ。
はい。
(奈津)心臓外科医だって。
(神林)格好いいな。
(奈津)矢部君。
はい。
見とれない。
バカ言うなよ。
(浜)痛たたた!痛い!痛い!痛い!痛たた!痛い痛い…。
(小田切)運ばれてきた患者はまずこの初療室で治療を受ける。
(浜)痛たた!
(早苗)動いちゃダメです!
(佐智)男でしょ!我慢して。
先生早く!
(馬場)しっかり押さえて!
(みどり)はい。
最新設備だろ。
日本で一番新しい救命救急だからね。
よーし取れた!ほら。
ミツバチの針。
うわっ。
ちっちゃーい。
(佐智)何で足の裏なんか刺されたの?
(小田切)馬場先生。
はい。
今日からウチに来た香坂たまき先生。
ああそうすか。
どうも。
馬場武蔵です。
よろしく。
(小田切)それから大貫婦長。
分からないこと何でも聞いて。
(みどり)あっ。
わたしには聞かないでください。
あの。
内科にいたんでまだ分かってなくって。
(佐智)賀茂さん。
ブリッコしてる年じゃないでしょ。
(小田切)婦長。
ブリッコは古いよ。
あらやだ。
言わない?ブリッコ。
だって僕がケニアに行く前にはすでに死語でしたよ。
(浜)痛たたた!馬場先生はねこの2年間青年海外協力隊の医師としてアフリカを飛び回ってたんだよ。
そりゃもうデンジャラスツアーでしたよ。
よく生きてるなって感じですかね。
アハハハ!でも生きててよかった。
だって柔らかいもん。
(小田切)ここがICU。
(城島)左下腿部に感染兆候あったから培養出しといた。
(ゆき・紗江子)はい。
(小田切)城島先生。
今度ウチに来た香坂先生。
どうも。
山城です。
(ゆき)桜井ゆきです。
よろしくお願いします。
よろしく。
(小田切)いろんな患者が来るからね。
僕たちはあらゆる状況に対応しなきゃならない。
将来はウチの看板になる救命救急センターだ。
これこそが医療の原点だよ。
結局救命なんて24時間営業のコンビニよ。
でも専門医が集まってるんだろ?いたわよ。
高カロリーの出前のものを主食にして風呂にも入らないでソファで眠る人種が。
わたしには耐えられない。
ねえ。
心臓外科に戻れるように頼んでよ。
教授に?僕が!?わたしのためなんだからできるでしょ。
(ゆき)右肺にアテレクあるので吸引してください。
(みどり)はい。
じゃああとお願いします。
(みどり)はい。
随分しっかりしてきたな。
桜井。
(ゆき)進藤先生。
これあの人のだ。
返しといてくれ。
(ゆき)ありがとうございます。
空港でたまたま事故に居合わせた。
患者の容態は?順調に回復すれば来週中には一般病棟に移れるそうです。
そうか。
はい。
港北医大救命救急センター。
「こちら救急指令センターです。
三次の患者の受け入れをお願いします」どうぞ。
メモ。
はい。
「交通事故の男女2名。
男性は意識レベル300血圧60脈120呼吸22。
女性は…」馬場先生。
馬場先生。
患者さん来るよ。
はい。
はい。
それじゃ。
隣室準備お願いします。
(ナース)はい。
レベル300だから挿管の準備も。
(ナースたち)はい。
(ゆき)これ小笠原さんの私物なんでお願いします。
(救命士)青田葉子さん24歳。
女性。
胸痛を訴えてます。
車内では血圧脈拍とも変化はありませんがサチュレーションが90パーセントに低下しました。
青田さん!聞こえますか?病院ですよ。
(救命士)その少年の車が彼女の車に正面衝突したそうです。
もう大丈夫ですよ。
(佐智)病院ですよ!分かりますか?
(救命士)車内で脈呼吸とも弱くなりました。
名前年齢は分かりません。
(神林)免許証は?
(救命士)見当たりませんでした。
(城島)無免許運転か。
香坂先生。
女性のほうついて。
はい。
(一同)123。
レントゲン撮りますか?バカ野郎お前。
テンションだろうがテンション。
チェストチューブ持ってこい。
(奈津)はい。
(小田切)レベルワン持ってきて。
(朋子)あっはい。
おお。
優先順位が違うだろ。
そんなのあとにして。
(警告音)
(奈津)ショートランです。
リドクイック。
いくつ入った?
(紗江子)1,500入りました。
レベルワン準備できた?
(ナース)はい。
じゃあつなぐよ。
はい。
急速輸液。
(城島)ペアン。
(佐智)はい。
早く。
(佐智)はい。
リドクイック1個入ります。
(矢部)チューブ取ります。
消毒ください。
(警告音)ああっ。
どうしてこんな?
(ゆき)血圧下がってます。
先生。
このままじゃ。
うるさい。
パンピング。
はい。
(ゆき)ちょっと。
これ代わって。
(ナース)はい。
(ゆき)進藤先生。
助けてください。
患者さんが危険な状態です。
何を言ってんだ?俺はここの人間じゃないぞ。
先生方が別の患者さんにかかりっきりなんです。
桜井。

(足音)
(健一)青田葉子の夫です。
妻は?処置中ですのでこちらでお待ちください。
葉子。
あっ。
あの。
(健一)助けてください!葉子!助けてください。
お願いします。
もっと自分のとこのスタッフを信頼しろ。
信頼してます。
でもバラバラじゃどうしようもないじゃないですか。
お願いします!進藤先生。
(ナース)桜井さん!輸血お願いします。
(小田切)250のチャージ。
(紗江子)はい。
チャージしました。
はい。
離れた。
(警告音)先生。
ブラディーです。
えっ?開胸するんだ。
まだ間に合うぞ。
肺か心臓から出血してる。
開胸して止血だ。
誰?
(ゆき)香坂先生。
開胸しましょう。
部外者は出てって。
つべこべ言わずに早くするんだ。
(小田切)香坂先生。
その人の言うとおりにして。
(城島)これ代わってください。
開胸なら僕がやろうか?わたしがやるわ。
代わって。
何グズグズしてんだ!?瓶ごとかけて消毒しろ。
メス。
第5肋間から開けるんだ。
サテンスキーでクランプ。
お前だ。
はい。
サテンスキー。
血ガスもう一度とろう。
誰だ?あいつ。
3−0プロリン。
(ナース)はい。
葉子。
ナースから聞きました。
救命の先生ですってね。
外から口出しするぐらいならご自分でやればよかったのに。
ああいうのすごく不愉快。
わたしの専門は心臓再生医学なの。
そんなことが患者に関係あんのか?まだ危険な状態は続くぞ。
必ず臓器障害起こすから気を付けろ。
分かってるわよ。
(小田切)あの。
医局長の小田切です。
お名前は?進藤といいます。
すいません。
出しゃばったマネをして。
進藤先生には二度も助けられた。
礼を言います。
失礼します。
(小田切)君が初療室に呼んだのか?
(ゆき)申し訳ありませんでした。
(小田切)救命のプロだね彼は。
都立第三病院の救命救急で一緒だったんです。
今は病院を変わられて一般外科にいらっしゃいますけど。
どうして?進藤先生が救命にいたのは奥さんがICUにいたからなんです。
「奥さん」?交通事故で植物状態に。
でも奇跡的に意識を回復されて転院されました。
じゃあ今進藤先生は?その病院でリハビリにつきあわれてると思います。
いつも奥さんのそばにいる人でしたから。
あれほどの腕があるのに!?一般外科じゃもったいないね。
おう。
わたしが心臓の研究をしてきたのは心マッサージがうまくなるためじゃない。
たまきさ論文で投薬療法否定してたろ。
君が名指ししていた薬神宮教授が開発に加わってたんだよ。
でもいちばんの理由は君の論文の出来がよすぎたんだな。
教授もほら人間だから。
何よ!?それ。
じゃあわたし心臓外科に戻れないわけ?研究どうなるの!?僕たちのつきあいは終わりにしよう。
教授ににらまれたくないんでね。
もうやだ。
帰っちゃおうかな。

(一重)香坂先生。
(健一)先生!ちょっと待ってください。
(ゆき)先生。
気道内圧が上がってます。
ブロンコファイバー持ってきて。
急いで。
(一重)はい。
(ゆき)青田さん。
頑張って。
吸引してみよう。
はい。
(神宮)小田切君。
君たちはもう十分貢献してるよ。
はっ?
(神宮)とにかくトラブルさえ起こしてくれなきゃいい。
部外者を治療に加えたという話を耳にしたけど。
そんなことはまさか。
わたしの責任で君を医局長にしたんだ。
体制が整うまでスタッフの採用は一任するよ。
(秋山)議事録です。
(神宮)うん。
じゃあ行ってくる。
行ってらっしゃいませ。
秋山。
今のどういう意味?今教授が言った俺たちが「十分貢献してる」って。
よくやってるってことだろ。
こら。
ホントのこと言えよ。
救命救急センターに下りてくる国と県からの補助金は年間1億だ。
最新設備を備えても何年かで元は取れる。
だから…だからウチは救命を作ったのか!?小田切。
いいじゃないか。
問題だけ起こさなければ助教授になって第一外科に戻れるかもしれないんだからさ。
・はい。
もしもし。
あっ秋山です。
肺の次は腎臓。
でも呼吸状態は安定してきてますからいい方向に向かってると思います。
意識が戻ってくれるまでは安心できないわ。
あんまり無理しすぎると先生のほうが倒れちゃいますよ。
ほかの先生に代わってもらったほうが。
桜井君。
(ゆき)はい。
ちょっと。
今進藤先生はどこの病院にいるの?えっ?会いたいんだ。
自宅を訪ねたほうがいいかな。
思い出せない?この橋は見覚えあるんです。
進藤先生!進藤先生。
我々の救命救急センターは病院の利益のための患者の受け入れ窓口らしい。
僕はそんな考え方にはとても納得できません。
患者の命を救うために全力を注ぐのが救命救急でしょう。
進藤先生。
あなたの力を貸してください。
あなたの病院には僕からお願いしてもいい。
勝手なことを言ってるのは分かってます。
でもウチにはあなたのような専門医が必要なんだ。
お断りします。
進藤先生!奥さんのそばにいるためにですか?奧さんのケアはウチでできるようにします!妻は…。
早紀は死にました。
順調に回復してたんですが1年後に意識レベルが低下して肺炎を併発したんです。
失礼。
進藤先生!俺は医者を辞めたんだ。
がっかり。
偉そうなこと言うからどれほどの名医かと思ったらとっくにリタイアしてたなんてね。
医者をお辞めになって毎日何してんの?関係ないだろ。
悪いけど関係あるのよ。
あなたがウチに来てくれれば医局長がわたしを心臓外科に戻してくれるかもしれない。
何を言ってんだ?救命なんて全然やる気ないの。
わたしがこのままいたら間違いなく患者殺しちゃうわ。
脅かしてるつもりか?まじめに言ってるのよ。
わたしが医者になったのは今日の10人より10年後の10万人を救うためなの。
救命救急はあなたに任せるわ。
随分ごう慢だな。
あなたに言われたくないわね。
どうして逃げるのよ?奥さん一度は目を覚ましたんだからよかったじゃない。
そのまま亡くなってもおかしくなかったのに1年一緒に過ごせたんでしょ。
あなたは自分の能力を生かすべきよ。
医者が人の命を助けるのに理由なんかいらないわ。

(爆発音)
(爆発音)おい!どうした?おい。
どうしたんだ?
(男)現場でボンベが作業中に爆発して。
おい誰か!救急車呼んだか?おい!大丈夫か?
(男)親方!
(うめき声)おい。
どこが痛い?
(うめき声)
(男)痛ーっ!ううう。
おい。
何突っ立ってんだ!?救急車が来る前にトリアージだ。
トリアージ?ケガの具合でグループ分けするんだ。
軽傷者は放っといていい。
重傷者は分かるようにヘルメットをそばに置くんだ。
診せて。
どこが痛いの?
(村上)俺はいいから。
親方を先に。
親方!大丈夫ですか?分かりますか?
(親方)うーん。
顔を横に向けるんだ。
気道閉塞に気を付けろ。
血圧は?血圧計なんかないわ。
けい動脈触れるか?触れれば60ある。
ちょっと誰か!この人の頭こうやって押さえてて。
(男)はい。
触れる。
おい。
大丈夫か?おい!何グズグズしてんだ!?トリアージは治療じゃないぞ!緊急度を見極めろ!ヘルメット取って。
(男)親方。
この人はお医者さんだ。
安心しろ。
もう少しだから頑張って。
(男)親方!おい。
何してんだ?上下2関節を含めて固定するんだ。
シーネください。
(うめき声)
(男)ほどくのか?痛がってるじゃないか。
もっと長い板探してきて。
(男)親方!
(村山)村山です。
分かりますか?親方。
(救命士)城西病院に向かってください。
よし。
搬送頼む。
(救命士)はい。
(救命士)神奈川中央病院に向かいます。
残りの五人は港北医大に運ぶぞ。
ウチに全部!?あとは軽傷者だけだ。
何とかなる。
(男)おい村山。
おい!どうした?村山!村山!
(男)急にぐったりして様子がおかしいんです。
これ痛いか?感じるか?
(男)村山。
懐中電灯あるか?
(男)はい。
脈は触れてるわ。
どう孔不同。
急性硬膜外血腫だ。
さっきまで大丈夫だったのよ。
おい!次の救急車は?
(警官)まだです。
村山。
村山!どう孔が両方とも散大してきたわ。
切迫脳ヘルニアだ。
ドリル貸してくれ。
(男)はい。
どうするの?すぐに血を抜かないと脳が圧迫されて死ぬ。
ガスバーナーとカッターだ。
それで頭に穴開ける気!?よし。
とりあえずこれでいい。
(神林)はい。
「マンション建設現場で爆発事故。
負傷者を搬送します。
三次1名二次2名一次2名です」五人!?そんなに無理だよ。
貸してみろ。
(男)村山!村山!患者の容態言いますから準備してください。
一人目は急性硬膜外血腫の男性。
脳ヘルニア症状が認められました。
「大開頭の準備お願いします」「大開頭」!?誰だ?こいつ。
「二人目は腹壁損傷の男性…」暴れないで!痛いのは分かってるから。
ちょっと。
「DPLの準備お願いします。
三人目は左下腿の開放性骨折」ちょっと何か書くもの。
はい。
残りの2名は軽傷で左橈骨骨折と頭部挫創。
(神林)はい。
分かりました。
よし。
行こう。
右ですか。
よし。
行きますか。
(佐智)落ち着いて急ぐ。
(ナース)はい。
香坂先生!?この人が腹壁損傷。
じゃあじゃあ先に初療室!
(みどり)前空けてください。
進藤先生!?整形専門は?あっはい。
開放性骨折の患者お願いします。
何者だ?あれ。
(一同)123。
(一同)せーの。
123。
開腹が必要だな。
痛!
(ナース)太田川先生。
こちらお願いします。
(神林)血ガス血算生化。
(ナース)はい。
俺が引き受けますから腹壁損傷の患者お願いします。
分かった!
(ゆき)進藤先生。
次の輸液は?続行しろ。
はい。
輸液お願い。
村山さん。
分かりますか?わたしは誰を?お前は引っ込んでろ。
はい?患者を死なせたくない。
ちょっと診せて。
(赤松)この先生は嫌だ。
うるさいわね。
研修医手伝って。
あっはい。
(赤松)チェンジして…!チェンジじゃないわよ。
静かにして。
はい。
出血が続いてるな。
オペ室あと何分で入れますか?10分で入れると思います。
分かりました。
輸血でつなぎましょう。
えーとあの。
僕は?もう一度血ガスとろう。
はい。
大丈夫ですか?血圧とりますからね。
おい研修医!こっち来てラインとれ。
(奈津)はい。
レントゲン準備して。
(ナース)はい。
血管損傷あるか?足背動脈とれるか?とれます。
十分な鎮痛をしてから処置しろ。
はい。
DPLの結果どうでした?ああ。
どうやら大丈夫だ。
じゃああとは挫創を縫うだけですね。
そうだな。
お願いします。
ああ。
すいません。
夢から覚めたような顔しないでよ。
やっぱりあなたは医者に戻るべきね。

(神宮)どういうことかな?五人も同時に受け入れるなんて非常識だ。
でも患者はすべて完ぺきに処置できましたし。
僕はレベルに合った仕事をすればいいと言ったはずだよ。
(馬場)五人はきついっすね。
(城島)むちゃですよあれは。
部外者を治療に加えたのか。
君は医局長という自分の立場を分かってないね。
どちらの先生ですか?進藤といいます。
小田切医局長のお誘いを受けてこちらで働かせてもらうことになりました。
よろしくお願いします。
勝手に決めたのか?体制が整うまでスタッフの採用は一任すると教授はおっしゃいました。
君がそんなに熱心になるなんてね。
もっとおとなしい男だと思ってた。
将来はウチの看板になるよう皆さん頑張って。
よし。
ICUの様子見に行こうか。
教授。
わたしを心臓外科に戻してください。
教授が開発した薬を批判したことは謝ります。
知らなかったんですホントに。
あの研究はあきらめなさい。
教授。
ボストン医科大学の研究者が君と同じアプローチを試みて患者を死なせたよ。
おとといだったかな。
(秋山)はい。
(神宮)理屈だけで医学を考えずもっと臨床を経験すべきだね。
しばらくはここで頑張って。
ここで何しろって言うのよ。
(一重)香坂先生。
ICUの青田さんが。
えっ?お願いします。
どうしたの?青田さん。
分かる?わたしの声聞こえる?サチュレーション正常値に戻りました。
時間尿量は?80以上です。
(ゆき)よかった。
(健一)葉子。
すいません。
葉子。
(ゆき)青田さん。
聞こえますか?旦那さんの声ですよ。
葉子。
呼吸も意識もしっかりしてきました。
もう大丈夫ですよ。
はい。
港北医大救命救急センター。
「救急指令センターです。
三次の患者2名の受け入れを要請します。
火事による負傷者です。
受け入れよろしいでしょうか?」ちょっと待ってください。
受け入れオッケーです。
先生。
ホントにありがとうございました。
医者が人の命を救うのに理由なんていらない。
俺にそう言ったのはお前だ。
・『いつのまに』2016/01/05(火) 14:55〜15:50
関西テレビ1
救命病棟24時 #01[再][字]【帰ってきた天才外科医!命と向き合う使命感とは…】

「緊急ヘリ到着!帰ってきた天才外科医」

詳細情報
番組内容
 港北医大に二週間前、救命センターが設けられた。設立して間もない医局には、外科からやってきた医局長・小田切(渡辺いっけい)の元、神林(小日向文世)、馬場(宮迫博之)、城島(谷原章介)ら医師と矢部(伊藤英明)、太田川(田畑智子)二人の研修医がいるが、日々運び込まれてくる急患の対応には、まだまだ人材不足はいなめない状況だった。
 ある日のこと、ヘリで運ばれた急患につきそい、
番組内容2
あざやかな救急処置を行っていた男が救命センターに降り立った。それが名医といわれ、共に同じセンターで働いたこともあった進藤一生(江口洋介)と分り、思いがけない再会をよろこぶナースの桜井ゆき(須藤理彩)。 そんな中、外科から香坂たまき(松雪泰子)が救命にやってきた。心臓外科医としての研究に邁進していたたまきは、この移動を左遷と受けとり不満をあらわにする。戦場のような救命センターについていけないたまき。
番組内容3
 一方、部外者でありながら救命センターで力をかした進藤を、小田切は救命医師として高く評価するのだった。
出演者
江口洋介 
松雪泰子 
伊藤英明 
須藤理彩 
田畑智子 
小日向文世 
宮迫博之 
谷原章介 
田根楽子 
木村多江 
唐木恵子 
君嶋ゆかり 
三宅恵美 
山崎めぐみ 
宇崎慧 
小林すすむ 
津嘉山正種 
渡辺いっけい
原作・脚本
【脚本】
福田靖 
橋部敦子
監督・演出
【プロデュース】
和田行 
中島久美子 
樋口徹
【演出】
田島大輔 
水田英成
音楽
佐橋俊彦
【主題歌】
「いつのまに」DREAMES COME TRUE
【挿入歌】
「flow」bird

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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