1月6日、北朝鮮が4度目の核実験を成功させたという報道が流れた。しかも今回は原爆の何百倍も破壊力のある水爆実験の成功だという。朝鮮中央テレビでは女性アナウンサーが「小型化された水素爆弾の威力を科学的に解明した。」と読上げた。
私がこのニュースを知ったのは市議会の広報編集特別委員会の休憩中にテレビを付けたときである。思わず、「うわ。。。」という声が出てしまった。実験成功の真否はさておき、日本より遠い中東等で起こったことではなく、日本間近で核実験が成功してしまったからだ。

しかし、同時に思ったのは米国は全くこの実験を前もって気づいてもいなかったのだろうか。

2016年年頭で金正恩第1書記は「ことし我々は国内外の反統一勢力の試みを撃退し自主統一の新時代を切り開いていこうというスローガンを高く掲げ、祖国統一運動をより力強く進めていかなくてはならない。」と新年の辞を述べており、さらに12月には「水爆の爆音を轟かせることができる」と朝鮮メディアが報じていたという。

結構、察知しやすかったのではないかと素人ながら思ってしまうがもし仮に米国が全く気付いていなかったとしたら北朝鮮の水爆技術もさることながら、米国や韓国等の陸海空・宇宙からの監視の目をすり抜けて成功させた能力も注目されるべきだ。

一方、米国が実は気づいていた場合、これはどういった評価をすればいいのだろう。私は現職の市議会議員なので憶測の域を出ないことは書けないが、本当に水爆実験が成功したのか、ということも気になるが、米国が気づいていたのか、気づいていなかったのかということも気になるところである。


東猴史紘
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