富士山上空。
先ほど午前7時前の映像です。
平成28年1月1日。
初日の出です。
あけましておめでとうございます。
ニュースをお伝えします。
中東のUAE・アラブ首長国連邦のドバイにある高層ホテルで、先月31日夜、大規模な火災が発生し、火の勢いは弱まりましたが、少なくとも16人がけがをして、病院に運ばれ、手当てを受けました。
世界一の高層ビルのブルジュ・ハリファ、すぐその隣のホテルで、ご覧のように、今、火災が起きています。
大きな火災が起きています。
中東のドバイでは、先月31日夜、中心部にある高層ホテル、ジ・アドレス・ダウンタウン・ドバイで火災が発生しました。
地元の当局によりますと、建物の中にいた人たちは、全員避難しましたが、煙を吸うなどして、少なくとも16人が病院に運ばれ、手当てを受けたということです。
火の勢いは1時間後には弱まりましたが、消防などが原因を調べています。
ドバイにある日本の総領事館によりますと、この火災による日本人のけが人はいないということです。
一方、火災が起きたおよそ2時間半後には、火災による煙が漂う中、すぐ近くにある世界で最も高い超高層ビルのブルジュ・ハリファから花火を打ち上げる新年のイベントが予定どおり行われました。
ビルの壁には、アラビア語や英語で、新年おめでとうなどといった文字が映し出されましたが、一部が煙で見えなくなっていました。
日本の理化学研究所が人工的に作り出した113番目の元素が、国際機関によって新たな元素として認定され、名前を付ける権利が日本に与えられました。
元素の命名は、これまで欧米とロシアに限られ、アジアでも初めての快挙です。
日本に命名権が与えられたのは、理化学研究所のグループが人工的に作り出すことに成功した、113番目の元素です。
実験に使われたのは、加速器と呼ばれる装置です。
113番目の元素は、11年前の平成16年7月、ビスマスという金属に亜鉛を衝突させる方法で、人工的に作り出すことに成功しました。
ロシアとアメリカの共同研究グループも、日本より5か月早く、別の方法で113番目の元素を作り出したと発表しましたが、データに不明確な部分もあり、元素の命名権がどちらに与えられるか、注目されていました。
化学に関する国際機関は、およそ10年にわたる検証の結果、十分な確認作業を行った日本の研究成果を認めて、113番目の元素の命名権を日本に与えることを決めました。
新たな元素の認定は4年ぶりで、ほかに115と117、118の3つも同時に認められました。
これまで欧米とロシアに限られていた元素の発見の歴史に風穴を開け、日本が初めて元素に名前をつけることになり、アジアでも初めての快挙です。
グループの代表を務める九州大学の森田浩介教授は、今後、より難しいとされる119番目以降の元素の発見を目指し、研究を進めていく意欲を示しました。
年が明け、各地は初詣に訪れる人でにぎわいました。
どんな願いを込めたのでしょうか。
3、2、1、0!
松山市の観光名所、道後温泉本館や商店街の周辺には、観光客や地元の人たちおよそ4000人が集まり、午前0時を回ると、一斉に歓声を上げて、新しい年の訪れを祝いました。
和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社でも、初詣に訪れた家族連れなどでにぎわいました。
熊野那智大社のご神体とされる、落差133メートルの那智の滝も、特別にライトアップされ、勇壮な姿が浮かび上がっていました。
東京の明治神宮でも、訪れた人たちが拝殿の前に設けられた畳400畳分の巨大な囲いに向けて、次々とさい銭を投げ入れ、それぞれの思いを込めて手を合わせていました。
一方、ここ数年、大みそかの夜に大勢の若者が集まり、物を投げるなどの騒ぎが起きていた渋谷駅前。
数百人の警察官が警戒に当たるとともに、昨夜10時半ごろから、スクランブル交差点やハチ公前広場などで、歩行者の通行を制限しました。
スクランブル交差点での混乱はありませんでしたが、日付が変わる午前0時近くになると、駅周辺には大勢の人が集まり、一部の人が店舗の屋根に上るなどして、一時騒然となりました。
警視庁によりますと、一連の騒ぎで5人が公務執行妨害の疑いで逮捕されたということです。
一方、こちらは日本より2時間早く新年を迎えた、オーストラリアのシドニー。
観光名所、オペラハウスの前に広がるシドニー湾では、新年となった日本時間の昨夜10時から、10万発を超える花火が打ち上げられました。
続いて、日本より1時間遅く新年を迎えた香港では、恒例の新年のカウントダウンの催しが行われました。
ユニークで色鮮やかな花火が打ち上げられ、大勢が楽しんでいました。
ヨーロッパでは、新年を迎えるにあたり、各国の首都で恒例の年越しイベントが中止になったり、中心部の広場に人が集まるのを制限したりするなど、テロへの警戒を強めています。
このうちパリで起きた同時テロ事件の容疑者の捜索が続くベルギーの首都ブリュッセルでは、大みそかから新年にかけて予定されていた、恒例の花火の打ち上げや年越しイベントが、テロの標的になるおそれがあるとして、中止になりました。
ブリュッセルでは、年末にテロを起こす計画を立てていた疑いがあるとして、先月29日に男2人が逮捕され、先月31日にも、6人が拘束されました。
一方、同時テロ事件の起きたフランス・パリでは、新年を祝う花火の打ち上げが中止になったほか、観光客も多く訪れるシャンゼリゼ通りや凱旋門での恒例の年越しイベントが、時間を短縮して行われるなど、市内は厳重な警備が敷かれています。
このほか警備の目を届かせるため、ロシアのモスクワでは、中心部の赤の広場への一般市民の入場を制限したほか、スペインのマドリードでも、中央広場に集まる人の数を2万5000人に減らしました。
オーストリアの警察は、新年にかけて、ヨーロッパ各国の首都の人が集まる場所でテロのおそれがあると発表していて、各国は警戒を強めています。
東日本大震災の発生から、ことし3月で5年になります。
被災地では、住まいの再建が進む一方で、入居者が減少した仮設住宅を集約する動きがことしから本格化する見通しで、移転を求められる被災者へのケアが課題となります。
2万1000人を超える犠牲者を出した東日本大震災の発生から、ことし3月で5年になります。
復興庁のまとめによりますと、被害の大きかった岩手、宮城、福島の3県で、災害公営住宅は、今年度末までに1万7217戸、全体の59%が完成する見通しです。
また高台や内陸に移転する人たちに供給する住宅地は、今年度末までに9202区画、全体の45%が完成する見通しで、すべてが完成するのは、平成30年度以降になるとしています。
一方、被災地では、ことしから仮設住宅の集約や閉鎖の動きが本格化する見通しです。
NHKが宮城、岩手、福島の3県を調べたところ、合わせて10の市と町が仮設住宅を集約させる計画をすでに策定したほか、ことし中に17市町村が計画を策定する予定です。
しかし、集約や閉鎖に伴って、別の仮設住宅に移転を求められるケースもあり、移転先の希望を聞くなど、被災者へのケアが大きな課題となりそうです。
ことし・2016年は、南米初のオリンピックがリオデジャネイロで開催され、日本は4年後の東京大会も見据えて、前回の倍となる14個の金メダルを目指します。
リオデジャネイロオリンピックは、8月5日に開会式が行われ、21日までの17日間の日程で、28競技306種目が行われます。
日本は、これまでに15競技で出場権を獲得し、41人が代表に内定、または確実となっています。
この中では、体操男子のエース、内村航平選手や、競泳の世界選手権男子400メートル個人メドレーで2連覇した瀬戸大也選手、レスリング女子でオリンピック3連覇中の吉田沙保里選手と伊調馨選手などに金メダルの期待が高まります。
JOC・日本オリンピック委員会は、文部科学省が金メダルの獲得数で世界5位以上を目標に掲げている、2020年の東京大会も見据え、前回、ロンドン大会の倍となる14個の金メダル獲得を目指しています。
続いて気象情報、南さんです。
あけましておめでとうございます。
きょう元日は、太平洋側を中心に晴れる所が多い見込みです。
午前3時の天気図です。
大陸東岸に高気圧、関東の東に低気圧があって、弱いながら西高東低の冬型の気圧配置になっています。
日本海側を中心に、雪の所が多くなっています。
夜になると、高気圧の中心は西日本付近に移る見込みです。
冬型の気圧配置も緩んで、午後は日本海側のお天気も回復に向かっていくでしょう。
昨夜からの雲の移り変わりです。
日本海には寒気に伴う筋状の雲が広がって、特に新潟から北の日本海側は、雪の所が多くなっています。
きょうの天気の移り変わりです。
日本海側は、雲が多く、新潟から北海道にかけての日本海側は、お昼ごろまでは雪の所が多い見込みです。
午後になると、雪の降る所は少なくなって、天気は回復に向かっていくでしょう。
一方、太平洋側は、朝から晴れの天気の続く所が多い見込みです。
ではきょうの各地の予報です。
2016/01/01(金) 07:00〜07:20
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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