2016年1月7日03時00分
会津若松市の竹田綜合病院が「医療被ばく低減施設」に県内で初めて認定された。X線やCT装置、マンモグラフィーを使った検査で放射線被曝(ひばく)を抑える取り組みなどが昨年11月、日本診療放射線技師会(東京都)に認められた。
間島一浩副院長は記者会見で「東京電力福島第一原発事故以降、医療機関での被曝への関心が高まっている。認定は、(受診者の)安心感を生み出す点で意義がある」と話した。これまでに全国で57施設が認定された。
同院は2012年10月の総合医療センター開業を機に放射線診療機器の更新を進め、被曝の低減を図ってきた。例えばCTは体の部位によって放射線量を調節できるようになった。肺の映像は線量が比較的低くても鮮明に撮れ、以前より3割以上減らせたという。
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