ここには冬の間一日中日の光がさしません。
北極圏のとある島。
このオーロラが消える頃人々が待ちわびた季節がやって来ます。
冬から春へ闇から光へ。
それがこの島の世界で一番美しい瞬間。
(イリス)私たちはずっと待っているの。
一年の大半をただ待ち続けるんです。
まるで待つ事が人生のようにね。
冬の間太陽が一日中昇らない極夜に包まれる北極圏。
長い間闇に覆われていた街に2か月ぶりに姿を現した太陽。
(イリス)太陽が戻ってくると赤く染まった海にタラの大群がやって来るの。
今度はそれを待つんです。
島の人々が待ちわびた海と太陽の贈り物です。
しかしこの辺りは幾多の命をのみ込んだ荒れる海。
男たちは危険を冒しながら海に出ます。
それをひたすら待つ女たち。
(イリス)この島の女は昔からずっと待っているんです夫の無事の帰りをね。
港に「漁師の妻の像」があるでしょう。
あの像は私たちそのものなんです。
太陽を待ち海の幸を待ち愛する人を待ち続ける。
太陽がよみがえるとともに止まっていた時間が動き出す。
ノルウェーロフォーテン諸島の一年で一番美しい瞬間。
旅の始まりはノルウェーの街トロムソ。
北緯70度北極圏の玄関口として知られています。
1月街は一日中太陽が昇らない極夜のさなかでした。
昼間なのに街を包むのは夕暮れのような淡い光。
やって来たのは山田大樹アナウンサーです。
いや〜それにしても薄暗いですね。
だって今まだ2時45分ですよ。
2時45分でこの薄暗さ。
もう夜ですね。
夜。
やっぱり全身がしんしんと冷えますね。
さすが北極圏の街っていう感じがします。
去年の11月からもう2か月も日照時間ゼロ。
しかし人々はすぐそこに来ている春を感じ取っていました。
私初めて北極圏に来たんですけどこの時間でだいぶ暗いんですね。
暗いけれどきれいですよ。
こっちとあっちでは空の色が違うでしょう?ここで生まれ育った者はこの暗闇の季節を満喫していますよ。
でも北極圏以外の人にとっては太陽の光を浴びないときついでしょうね。
そういう人のためにこういうライトがあるんですよ。
太陽光と同じ成分の光を発する健康器具です。
よそから来た人は太陽がない事に慣れていないから暗さで気がふさがってムンクの絵みたいにこんなふうになっちゃうんですよ。
私たちには必要ないですけどね。
トロムソに2か月ぶりに太陽が戻る日。
午前11時半待ちに待った太陽を見ようと子どもたちが繰り出しました。
ハロー!ハ〜イ!これ何?これ何?もう少しの辛抱です。
2か月ぶりの日の光。
太陽ってこんなに暖かくてまぶしいものだったんですね。
やっと戻ってきた太陽。
しかし高くは昇らず再び山の中に隠れていきます。
今日はひとまず太陽とお別れ。
でもこの日を境に日照時間は少しずつ長くなっていきます。
冬の暗闇の中で待ちわびた光のある暮らしが戻ってきます。
太陽の訪れとともに人も生き物も動き出す北極圏。
この土地の一番美しい瞬間を探して旅は続きます。
旅の足は沿岸急行船フッティルーテン。
ノルウェーの西岸を2,400キロにわたって縦断する大型フェリーです。
一面ガラス張りのラウンジ。
ノルウェーの海岸線を巡りながら北の海がつくり出した奇跡のような風景が見渡せます。
トロムソから400キロ南西にあるロフォーテン諸島。
氷河とフィヨルドに囲まれた島々は世界で最も美しい場所の一つといわれています。
山がきれいだ。
ここがロフォーテンですか。
4つの大きな島と無数の小島が連なってできたロフォーテン諸島。
この時期島の日照時間は4時間ほど。
ロフォーテンは雪を頂く険しい山々の景観から海の上に突き出たアルプスとも称されています。
入り江に囲まれた内海は穏やかな天然の漁場。
この土地の人々は太陽が連れてくる海の恵みと共に生きてきました。
グッドモーニング。
グッドモーニング。
こちらの方ですか?小さい時からロフォーテンで育ったんだ。
この海でずっと漁師をやっていたんですよ。
おじいちゃんはどんな魚を取ってたんですか?もちろんタラですよ。
あ〜タラ。
もうすぐこの海にやって来るタラは私たちにとって掛けがえのない魚なんだよ。
へえ〜。
じゃあ特別な魚なんですかタラは。
あれを見てごらん。
タラ漁に欠かせないこの土地の名物だよ。
え〜これは大きい!高さ10メートル以上はある木のやぐら。
ここに取れたばかりのタラを干すというのです。
高いですねこれ。
干しダラが始まるのはタラ漁が本格化する2月下旬。
すばらしい眺めだよ。
何かちょっと見てみたいな。
春になってこの棚いっぱいにタラが干されると圧巻だよ。
干しダラは1,000年の歴史を持つ私たちの伝統であり誇りなんだ。
太陽と共にこの海にやって来るというタラ。
水温が上がると北極近くの深い海にいたタラが産卵のため群れを成してやって来るのです。
800キロの海を渡り生まれた場所へと帰ってくるタラ。
太古の時代から営まれる命をつなぐ旅です。
島の人々はこの海と太陽の恵みを糧に生きてきました。
漁の最盛期の3月には浜いっぱいを大きな干しダラが埋め尽くします。
太陽がよみがえり日ざしの中での漁が再開された1月下旬。
あ〜ちょうど揚がってきてる。
タラが取れ始めたと聞いて山田アナは港を訪ねました。
この時期に取れる魚に交じって一足早く水揚げされたタラ。
まだ数は僅かですが北極の海から産卵のためロフォーテンに帰ってきたタラです。
今年はタラはたくさん取れるんですか?いいですね。
漁師のボルゲ・イワーセンさん。
40年間ロフォーテンの海でタラ漁を続けています。
港の前にあるボルゲさんの家にお邪魔しました。
父と同じ漁師になろうと今地元の水産学校に通っています。
娘は海の怖さを本当に分かってるのかしら。
ロフォーテンの天気は変わりやすいんです。
急に嵐になったりしますからね。
お母さんは海は危険だって言うけどそんなに深刻に考えていないわ。
私は漁師になりたいだけなの。
お母さんは心配し過ぎなのよ。
娘の将来が気がかりな母。
しかし父は…。
いつか娘が操るこの船でロフォーテンの海に出たい。
ボルゲさんの夢です。
学校が休みの日シーヴヘーゲさんは父の船に乗り漁のイロハを学んでいます。
船は14メートルの小型船。
シーヴヘーゲさんは幼い頃からこの船に乗せられ父の背中を見て育ちました。
この海のタラ漁は何千年も前から続いている俺たちの伝統なんだ。
バイキングもタラを取っていたんだよ。
目指す先は島の沖合。
そこにもうタラが来始めているといいます。
(ボルゲ)この海は特別なんだよ。
タラは毎年産卵のためにロフォーテンへ戻ってくるんだ。
何千年もの間繰り返し繰り返しね。
タラの大移動は神秘としか言いようがないよ。
ボルゲさんは冬の間は太陽の昇らない海でニシンやカレイなどを取り漁を続けてきました。
水産学校の卒業を間近に控えたシーヴヘーゲさん。
2月遠洋実習で5週間家を留守にします。
戻ってきた頃タラ漁は最盛期を迎えているはずです。
3月になると海はもっと青くなってタラがたくさん来るのよ。
そんなこれからの季節が大好きなの。
幼い頃遊び場だったこの船がこれからはシーヴヘーゲさんの仕事場です。
タラの大群がロフォーテンのすぐそばまで近づいてきた3月海の表情が一変しました。
2つの大きな嵐が立て続けに島を襲ったのです。
(取材者)ハロー。
ハ〜イ!
(風の音)じっと待つしかありません。
漁に出られない日が10日間も続きました。
港にあるボルゲさんの倉庫も被害を受けました。
桟橋も風に飛ばされバラバラです。
タラ漁の最盛期に島を襲った嵐。
大きな痛手です。
タラが目の前まで来ているっていうのになんて事だ。
いたずらに時が過ぎていく。
これから失った分を挽回しなきゃいけないね。
5週間の遠洋実習を終えシーヴヘーゲさんが帰ってきました。
あっちもきれいだね。
男ばかりの中で女の子は2人だけだったので5週間海の上で共同生活するのはちょっと大変でした。
21歳の女の子が5週間海に出るってすごく勇気がいる事だと思います僕は。
(シーヴヘーゲ)海が大好きなんです。
長く海に出ていると遠く離れた家族への思いが強くなってその感じが逆にいいんです。
遠洋実習はロフォーテンから遠く離れた外海。
北大西洋の1,000キロに及ぶ航海はシーヴヘーゲさんにとって驚きに満ちた体験でした。
ロフォーテンでは味わう事のなかった広く深く大きな海。
同じ漁船といってもお父さんの小型船ではロフォーテンの近くにしか行った事がないんです。
遠洋漁業に行ってみたら風景が違ったわ。
周りは一面海だけの世界。
とても広かったんですよ。
心が揺れていました。
父の後を継ぎ慣れ親しんだ海で生きるのか。
それとも遠洋漁業に挑み未知の世界に乗り出すのか。
嵐が去ったロフォーテン。
10日間の漁の遅れを取り戻さなければなりません。
港に次々と帰ってくる船。
傾いているのはタラを満載した証しです。
暗く長い冬を経て今年もまたおなかに卵をいっぱいに詰め込んだタラが戻ってきました。
ロフォーテンの人々が待ち望んだ季節の到来です。
遠洋での実習を終え一回り大きくなった娘と共にボルゲさんも海に出ます。
娘のシーヴヘーゲさんはある決意を胸に船に乗り込んでいました。
私は学校を卒業したら何年かは大型船に乗って世界中の海を航海して漁をしたいと思っているんです。
結婚して家庭を持つ頃にはこの海に戻ってタラ漁をしてもいいわ。
でも今はほかにやるべき事があると思うの。
でも娘はいつか船を継いでくれるっていう訳ですよね。
それがずっと先の事でもその日を楽しみにしているよ。
しばらくお預けとなったボルゲさんの夢。
親子で一緒に漁をするのもあと僅かです。
しかし娘はきっとこの海に帰ってくるはずです。
ロフォーテンで生まれたタラが年月を重ね成長し再びこの海に戻ってくるように。
(ボルゲ)ここはタラとタラが愛し合い卵を産むすてきな場所なんです。
娘の代までタラ漁とこの海は大切に守っていかなければいけないんです。
想像してみて下さい。
娘が日の光を浴びてタラを釣り上げる光景を。
それが私にとって一番の美しい瞬間でしょうね。
2か月足らずの間に島の日照時間は10時間に延びました。
この季節ならではのもう一つのタラの風景があります。
それは取れたばかりのタラの天日干し。
そう。
旅の初めにすばらしい眺めだと島のおじいさんが教えてくれたあの干しダラです。
8世紀から11世紀にかけて北欧の海を支配したバイキング。
長い航海をする彼らにとって干しダラは大切な保存食でした。
現在は高級食材としてイタリアやポルトガルなどに輸出されています。
干しダラの輸出額は50億円以上。
島に大きな富をもたらしています。
干しダラの伝統を支えているのは今ほとんどが海外からの労働者です。
加工場の一角に彼らの宿泊所があります。
ここで暮らしているのは13人のポーランド出身の若者たち。
干しダラのシーズンのおよそ2か月間ここで共同生活を送ります。
金だよ。
蓄えがあれば何かの時も大丈夫だろ?ロフォーテンは最高だよ。
ポーランドでの7〜8倍は稼いでいるよ。
みんな節約して金をためているんだ。
結婚資金をためています。
来年には結婚したいんです。
デスクトップには恋人とのツーショット。
こちらはインターネットで今まさにつながっているところ。
3,000キロ離れたポーランドの恋人。
恋人はポーランドで大学に通いながら彼が帰るのを待っています。
これは相当なほれ込みよう。
ここが干しダラでいっぱいになったら愛する人の待つふるさとへ。
夜。
空に光の帯が踊りました。
冬の北極圏を彩るオーロラです。
日照時間が長くなるのと入れ代わるようにオーロラは見えなくなっていきます。
ロフォーテンの港の先端灯台の上に一つの像が建っています。
「漁師の妻の像」。
海に出た夫の身を案じているのか帰らぬ夫を待ち続けているのか。
男たちは荒れる海からこの像を目印に島へ戻ってきます。
この日も。
すみません。
今日はどれぐらい取れたんですか?男たちの仕事は陸に上がっても終わりません。
その日のうちにタラを解体しなければいけないからです。
すごい!え〜っ!タラは足の早い魚です。
新鮮なうちに内臓を取り出しておかないとおいしい干しダラは作れません。
作業を終えたら僅かな睡眠をとって翌朝また海へ。
そんな暮らしを続けるトシュテンさんです。
これはどうするの?え〜っ!是非持って帰りたいですね日本に。
これは大きい卵ですね。
こっちはタラコだよ。
中に何万もの卵が入ってるんだ。
今は一番の稼ぎ時だからね。
なかなか家に帰る事もできないんだ。
男たちが港で働く夜。
トシュテンさんの妻イリスさん。
この季節は家で一人過ごす時間が増えます。
冬の間この辺りは本当に暗いから部屋にいろいろなライトを飾っているのよ。
一番のお気に入りはねこれ。
この天井のスポットライトは気がめいらないようにと主人がつけてくれたのよ。
代々タラ漁を営む家で生まれたイリスさん。
幼い頃から母や祖母が男たちを待つ姿を見て育ちました。
(イリス)この季節は不思議な気分になります。
夫がすぐ近くの港にいるのにいつ会えるのかすら分からないんですから。
例えば玄関の鍵を閉めて寝てしまっていいのか…。
そういうちょっとした事を日々気にしながら待っているんですよ。
それでも少しずつ外が明るくなって夫がたくさんのタラを取って帰ってくると何だか幸せな気持ちになるんです。
それが私たち家族の3月なんです。
海難事故が多く幾多の犠牲者を出した歴史を持つロフォーテン。
女たちが待ち続ける海です。
今日も漁を終えたトシュテンさんの船が港に帰ってきました。
トシュテンさんの帰りを待っていたのは長男のホーコン君です。
あっ息子さん?親子なんだ。
ホーコン君にとっても3月は待ちに待った季節です。
タラの最盛期には学校を休んで加工場で働く事が認められているからです。
子どもたちの目当てはこれ。
タラの舌と呼ばれています。
タラの舌のソテーは人気の郷土料理です。
切った舌は子どもたちのもの。
自分で売る事ができます。
1キロおよそ1,000円のお小遣い。
最初はちょっと怖かったけど今は慣れたから平気よ。
僕の最高記録では一日で130キロ切った事もあるんだよ。
子どもがタラの舌を切るのは昔からの伝統ですが現在ではむしろ教育のために切らせています。
島を支えているのはタラです。
次世代の子どもたちに私たちがタラと共に生きているという事を身をもって学んでほしいからです。
ホーコン君はタラの舌切りを小学生の頃から続けてきました。
夢をかなえるためです。
それはタラ料理のレストランを開く事。
その資金に充てようとコツコツお金をためてきました。
両親に頼らず夢のために自分のお金で買いたいものがあるんです。
ホーコン君が切った舌を売りに行くのは母のイリスさんの仕事。
シェフになりたいという息子の夢を応援しようと少しでも高く買ってくれるレストランを探して回っています。
久しぶりにトシュテンさんが家族と夕食を共にできる日。
料理をするのはホーコン君です。
豪快にさばいて…。
お〜見事だ!父が取ったタラを僕がさばいて調理して家族みんなが食べる。
全てのプロセスを体験できるのが楽しいんです。
料理が得意なホーコン君は幼い頃から時折イリスさんに代わって腕を振るってきました。
タラコか。
お〜っ!この朝お父さんが取ってきたタラ。
タラコは塩ゆでに頭はだしに肝はソースにと丸ごと一匹余す事なく使います。
早春のディナータラづくしの出来上がり。
カンパイ!乾杯!乾杯!乾杯!カンパイ!これここにかけるとおいしいんですね?頂きます。
あっおいしい!じゃあこれお父さんの力の源ですね。
一人で夫を待つのはつらいものだけど子どもたちがいる事で救われているわ。
息子はこうして時々料理を作ってくれるしね。
嵐のため落ち込んだタラの水揚げを挽回しようと男たちは昼夜を問わず働きます。
今日は10トン近くタラが取れたよ。
全く長い一日で女房に電話もできなかったよ。
この日は家に帰れないと聞いて妻のイリスさんが加工場にやって来ました。
持ってきたのは手作りのチョコレートケーキ。
家に帰らず働き続ける夫と仲間への心尽くしです。
(イリス)家族はいつも夫の帰りを待っています。
私たちはいろんなものを待っているんですよ。
一年中待って待って待ち続けるの。
冬の闇の中で待つのは太陽。
(イリス)それからタラを待つの。
夫がたくさんのタラを持ち帰ってくれるようにね。
(トシュテン)どんなに忙しくても家族が私を待っていてくれる。
そう思うから私も頑張れるのさ。
(イリス)季節の移り変わりの中でいろんなものを待ち続ける。
待つ事もあながち悪くないものよ。
3月の終わり。
ロフォーテンの浜を名物の干しダラが覆い尽くします。
1月にはゼロだった日照時間が今は12時間に延びました。
ふるさとで待つ愛する人のため遠い北極圏までやって来た出稼ぎの外国人たち。
ガールフレンドにプロポーズしたポーランド人の青年。
この島の太陽と海が夢をかなえてくれそうです。
僕たちの夢は一つだけだよ。
永遠に離れないで幸せに暮らそうって話してるんだ。
それで十分さ。
ホーコン君の夢それはこの島でレストランを開く事。
その夢に近づくために今父のトシュテンさんに車の運転を習っています。
今年16歳のホーコン君。
ノルウェーの法律では熟練のドライバーが同乗すれば練習のため運転が許される年齢です。
(トシュテン)見てごらん。
きれいな海だろう。
この先に砂浜が広がっている。
ここからの眺めは格別だろ?フィヨルドに囲まれた島々を結ぶ幹線道路。
父の帰ってくる港にも母の待つ家にもこの一本道がつながっています。
(ホーコン)僕はこの島に似合うレストランを開きたいんだ。
その時は毎日自分の車でこの道を通って店に通うのさ。
太陽を待つ人が自分の人生を切り開く瞬間。
ノルウェーロフォーテン諸島の世界で一番美しい瞬間。
モノづくりの技を紹介する…2016/01/01(金) 04:00〜04:50
NHK総合1・神戸
世界で一番美しい瞬間(とき)「北極圏に太陽が戻ってくる瞬間 ノルウェー」[字]
冬、太陽の出てこない極夜が続く北極圏。1月、太陽が戻ってくる。それは人々の営みが始まる瞬間。タラの大群が押し寄せ、漁師町には活気がみなぎる。太陽の恵みの物語。
詳細情報
番組内容
ノルウェー ロフォーテン諸島。冬、太陽の出てこない極夜が続く北極圏。1月、太陽が2か月ぶりに戻ってくる。それは人々の営みが始まる瞬間。タラの大群が沿岸に押し寄せ、漁師町には活気がみなぎる。荒海へ漁にでる父と娘、干しダラを作る職人。稼ぎの大半をこの時に手にする。干しダラはバイキングの時代から貴重品。今もこの地方の干しダラは高級品で、人々に富をもたらす。太陽の恵みで生きる人々の物語を旅する。
出演者
【リポーター】山田大樹,【語り】有働由美子
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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