北朝鮮が、初の水爆実験に成功したと発表したことを受け、国連の安全保障理事会は、6日、緊急会合を開き、北朝鮮を強く非難する声明を発表し、制裁を強化する新たな決議の採択に向け、協議を始めることで一致した。
安保理は緊急会合で、「北朝鮮の核実験は、安保理決議に明白に違反している」として、北朝鮮を強く非難する声明を発表した。
これまで安保理は、過去3度の核実験で、北朝鮮に核実験や弾道ミサイルの発射を禁じたうえで、武器関連物資の禁輸などの制裁を科している。
吉川国連大使は「(今回の会合では)より強い、より具体的な合意があったと思います。新しい安保理決議をこれから目指していこう、つくっていこうと」と述べた。
緊急会合では、制裁を強化する新たな決議の採択に向け、協議を開始することで、中国も含めて一致したが、今後は、決議にどれだけ踏み込んだ制裁措置を盛り込めるかが焦点となる。