マッサンとエリーが北海道へ渡って6年。
北の大地でウイスキーが静かに熟成を重ねていたそのころ…。
(ハナ)一日一回窓を開けて風通し。
あとはぬか床の世話ね。
(エリー)はい。
ごめんね。
いろいろお願いしちゃって。
いいのいいの。
いつも世話になってんだから。
ゆっくり旅行楽しんできて。
うんはい。
ハハハッありがとう。
いいえ。
ゆっくりね。
はい。
エリーマッサンエマは冬期休暇を利用し初めての家族旅行に出かけます。
(政春)へじゃ行ってきますけん。
家の事はおらが。
ウイスキーの事は俊夫さんがしっかり見とくから。
(政春)すまんのう。
(熊虎)家族水入らずで楽しんでこい。
はいありがとうございます。
じゃあ行こうか。
の?・
(チエ)マッサンエリーさん!2人にお客さんだって。
何じゃ?
(好子)あっ…!
(政春)好子さん!
(池田)ご無沙汰しております。
あっ池田!好子さん!エリーさん!元気やった?はい。
どうしてここに?
(政春)ああ。
来るんじゃったら来る言うてくれりゃえかったのに。
堪忍堪忍。
えっエマちゃん?
(エマ)お久しぶりです。
大きなって。
もう女学生?
(エマ)はい。
で2人はどうしたんじゃ?その…かくまって!かくまう?しばらくここにおらせてもらえませんか?どういう事だ?うちら…駆け落ちしてきてん。
か…駆け落ち!?
(政春)え!?まあそういう事です。
何言ってるの?これからうちら人生の冒険旅行や!
(2人)フフフ…。
・「なつかしい人々なつかしい風景」・「その総てと離れてもあなたと歩きたい」・「嵐吹く大地も嵐吹く時代も」・「陽射しを見上げるようにあなたを見つめたい」・「麦に翼はなくても歌に翼があるのなら」・「伝えておくれ故郷へここで生きてゆくと」・「麦は泣き麦は咲き」・「明日へ育ってゆく」・「麦は泣き麦は咲き明日へ育ってゆく」どうぞ。
すいません。
とにかく2人どうしたの?ほうじゃ。
駆け落ち言うて。
亀山君のせいやで。
いや…はっ?わしのせい言うて。
あんたがおらへんようなってから住吉酒造火が消えたようやで。
ああ…。
小さな事からコツコツと。
堅実に堅実にって仕事のしかたも変わってしもて。
亀山君がおった時はうちも活気があったで。
まっ次から次にややこしい事持ち込むからどないしてくれんねん思てたけどな。
すいませんその節は…。
とにかく今の大阪は死にそうに退屈な毎日や。
そんな時池田君から夢があるって聞いたんや。
(政春)夢!?僕…亀山さんが住吉酒造辞めてからず〜っと考えてたんです。
僕も亀山さんのようにでっかい夢を追いかけて世界を股にかけた…。
池田池田…。
貿易の仕事を始めようって!貿易の王様目指すんやな?はい!それ聞いたらうちの体カ〜ッと熱うなってなうちが欲しかったんはこれや!池田君の夢に賭けてみようって思たんや。
それで貿易の会社をやってる知り合いに雇てもらおう思て小樽までやって来たんですけど大陸での戦争の影響で貿易の仕事は今はやってないって。
当てが外れたって訳だ。
ここまでの旅費と宿代で貯金も底をついて…。
脇が甘い!甘すぎるわ!頼むわ。
しばらくここで住み込みで働かせて!それより私さっきから気になってたんだけど…。
(政春)おお…。
好子さん旦那さんはどうしたんですか?だ…?
(エマ)人力車のムネさん。
(秋)どした?
(春さん)何か訳ありじゃの。
(政春)ほうじゃ。
あの飛車角どうしたんじゃ?まだ籍は入ってるの?うん。
(チエ)って事は2人は…不倫?不倫!?いやいや…。
ちょっと好子さん早よ帰った方がええって。
嫌や。
うちは何があっても池田君の夢を支えるんや。
そのために旦那も置いてきた。
そがな…どうするんじゃ?あっそう…。
分かった分かりました。
ほな野宿やな。
池田君行こ!はい!何言ってんだ!北海道の冬なめんなよ!凍えて死んじゃうよ!でもほかに行くとこもないし…。
どないしたら…。
(泣き声)好子さん。
分かりました。
しばらくうちに泊まって下さい。
ありがとうございます!このご恩は一生忘れません!いや〜助かったわ。
エリーどうするんじゃ?マッサン。
好子さんにも池田君にも大阪でとてもお世話になった。
ほっとけないよ。
(政春)いやほうじゃけど…旅行は?旅行。
それは…。
中止ね。
うわ〜…。
行ってきたらいい。
初めて家族3人での旅行でしょ?今まで頑張ってきたんだから羽伸ばしてきたらいい。
でも…。
何かあったらおらたちがきちんと助けっから。
ね?お父ちゃん。
(熊虎)ああ。
こっちの事は心配すんな。
私も手伝う!ハナみんなありがとう。
ほうか。
へじゃ行こう。
よっしゃ。
エリー汽車の時間もあるしのう。
楽しんできて。
(政春)うんうん…。
(熊虎)気ぃ付けてな。
(政春)うんうん。
土産もたっぷり買ってくるしの。
(熊虎)アハハハッ!いや〜そりゃ楽しみだ。
(政春)ハハハッ…エリー行くど!
(エリー)はい!気を付けてな。
こうしてマッサンたちは旅立っていきました。
はあ…はあ〜。
やっと落ち着いたわ。
あっ…。
これ亀山君がいつも持ち歩いてたやつや。
相変わらずウイスキーバカやな。
でも亀山さんすごいです。
こうやって工場建てて夢かなえたんですもん。
大した男やで。
好子さん…。
好子!大丈夫か?うん。
この手離すなよ!はい!
(笑い声)おい!おっ…ああっ好子さん!ん?こ…こ…このこの手…。
お邪魔しま〜す。
今日はごはんはどうする?もしよかったらあっちで一緒に食べない?あっありがとうございます。
助かるわ。
ほら池田君。
はい?お茶!ああはい!いいよお茶なんて。
ありがとう。
お茶飲みたかった!みんなでお話ししましょう。
ちょっと…。
ねえ何で旦那さんに愛想尽かしちゃったの?チエさん!だって駆け落ちでしょ?どんだけひどい旦那さんだったんだろうって。
人の家の事に首突っ込むもんじゃねえ。
すいません。
ええよ別に話しても。
もうあかん思たんは正月や。
(チエ)新年早々…。
もしかして修羅場?違う違う。
旦那とけんかしてん。
どっちの実家に帰るかってもめて。
え?結局どっちも折れんでな。
それから口利いてない。
それだけで?うん。
そんな事だけで旦那さんほったらかして出てきたの?そうやな。
心配して損した。
あんた帰った方がいいべ。
そんなくだらない事で旦那さんほったらかして信じらんねえ。
なあ?チエさん。
分かるわ〜。
え!?分かる。
うん。
分かる分かる!それは大変な問題だわ。
ちょ…ちょっと待ってよ!それ本気で言ってんの?本気も本気よ。
うちも毎年大論争になるもん。
旦那の実家に決まったら大変だよ。
正月がパー!ええお手伝いさん来たってこき使われて。
そうそうそう…!分かるわ〜!でしょ?ちょ…ちょっと待ってよ!おら全然分かんねえ。
何で分からへんの?ハナちゃんは自分の父親と同居してるみたいなもんだからね。
婿養子?…じゃないんだけどまあ似たようなもんだね。
それに結婚してまだ4年目でしょ?もう4年だよ。
(2人)まだまだ。
4年やなんてまだ新婚さんやで。
5年目の壁越えてないでしょ?そこ越えてごらん。
ガラッと変わるから。
10年以上結婚しててみ。
あんたが言う小そうてくだらん腹の立つ事がなコップに水がたまるみたいにピチョンピチョンってたまってっていつしかドバ〜ッとあふれるねん。
こぼれたらもう終わりよ。
「覆水盆に返らず」。
そういう事や!我慢できない事があるんだったらきちんと話し合えばいい。
違ぁ?結婚するいうんは誰かの飯炊き女として一生終わるって事や。
飯炊き女ってそりゃ言い過ぎだべ。
あんたもそのうち分かるって。
分からないと思う。
うちはそうならないもの。
すごい自信。
俊夫さんは何だかんだで優しいしそりゃけんかもするけどそれは言いたい事は何でも言い合うからだし。
その日のうちに仲直りしようって決めてるし。
そりゃ結構やな〜。
そうだね〜。
池田君!お茶まだ?
(池田)あっはっ…はい!
(俊夫)おお!ただいま帰ったど!あれ?ハナ?ハナちゃん!エリーハウスにいるぞ。
え?
(三郎)あの…チエ来てませんか?
(進)飯どきになっても帰ってこねえんで捜しに来たんだ。
(俊夫)え?チエさんも?うん。
あっちの家で女3人でず〜っと話してる。
こんな時間まで?
(一馬)エリーさんまだ出かけてないのか?違ぁ!エリーと入れ代わりに変な女が来たんだ。
亭主捨てて間男と駆け落ちしてきたんだと。
何じゃと!そんな女と話し込んでるんですか?不純じゃ。
おいどこ行くんだ?飯の支度もせんと遊び歩いてそりゃ嫁失格じゃ!旦那としてガツンと言うてやらな格好がつきまへん!おっ俺も!
(俊夫)おい…!とにかくおらと俊夫さんは大丈夫だべ。
・ハナ!俊夫さん。
ハナ!三郎さんもどうしたの?おい何時じゃ思うとるんじゃ!え?夕方には帰る言うたじゃろうが。
飯は?ごめんごめん…すぐ作っから。
気がたるんどるんじゃ。
だからごめんって。
今日は一日何をしとったんじゃ?大阪から来たお客さんの事でエリーさんに頼まれったから。
どうも。
お邪魔してます。
出たの不純女…。
いろいろ教える事あってチエさんにも手伝ってもらってたんだ。
うんうん…。
どうせ茶でも飲みながらダラダラ話し込んでたんだろう?はあ!?気楽なもんだよ。
こっちは一日中立ちっ放しでフラフラだっていうのに。
(俊夫)ほんまじゃ。
井戸端会議する暇があったら茶わんの一つでも洗え。
旦那様が帰ってきたいうのに温かい飯もないいうのは嫁失格じゃ!ほれ行くど。
飯!飯ほら!何だその言い方!イタタ…!おらは俊夫さんの飯炊き女じゃねえ!はあ!?信じてたのに。
このアンポンタン!何でそがなふうになるんじゃ。
私も帰らないよ。
はあ!?
(チエ)口を開けば「飯風呂」って。
たまには自分でやったらどうなの!それぐらい自分でできんでしょ!いやその…。
おいおい…。
何で怒ってんの?そんなに…。
(2人)出ていって!ハナ?ハナ!ちょっ痛い痛い痛い…!ああっ!アタッ…!あっ!ほらな男なんかあんなもんや。
(池田)いやでも…。
何?あの2人もそない悪気があって言うた訳やないと思うんですけど。
はあ!?何?あんたどっちの味方やの?いやいや…味方とかそういう事やないです。
ああ…もう何ゴチャゴチャ言うてんねんな!あんたも出ていき!何で?えっ…?ちょっ…。
ああっ!もうこの家は男子禁制や!
(池田)好子さん!
(三郎)あっ…チエ!ごはんでも作ろう!もうそうしようそうしよう!あっち?あっちあっち!ごはんにしよ。
夕飯面倒だし謝っちまいますか?いや…そがな事したらあいつらの思うつぼじゃ。
おい!女どもよう聞け!お前らが謝ん限りわしゃ絶対に許さんけんの!いや…あ〜。
あ〜あ今夜は店屋物だ〜。
あっああ!待って下さい!僕は?僕は!?
(俊夫)知るか!ええ〜っ!?よし!今日はもうみんな好きなものを食べよう!う〜ん…おら茶漬けにする!いいね!手間のかからないもの賛成!何かあるかね?あっリンゴワイン!おっ飲むか?
(チエ)いいの?飲まねえとやってらんねえ!あんたええ面構えになってきたで。
ええ?全部飲んじゃおう!うん飲んじゃおう飲んじゃおう。
おお出た!いろんなのがあんな。
寒かったですよね。
すいません。
どうぞ。
(熊虎)おお。
おめえ一人でのこのこ追い出されてきたのか?情けねえ!そういう時こそ首根っこつかまえてでも言う事聞かさねえと駄目なんだよ!女の教育ができてねえな。
なら叔父さんが説得してきたら?それは…他人が言う事じゃねえべ。
すんません。
こんな事になってしもて。
おめえもとんでもねえ女連れてきてくれたな。
ハナもチエさんもその駆け落ち女にそそのかされたんでねえか?駆け落ち女って…。
好子さん確かに気ぃは強いですけど決して悪い人やないんですよ。
随分かばうでねえか。
あっ…ほれた弱みか?それは…そうですけど。
しかしおめえもそんな純朴そうな面して人の女房に手ぇ出すとはええ?太え野郎だ!手ぇ出すって…。
なにカマトトぶってんだよ。
やっぱり人妻の魅力に溺れた口か?やめて下さい!僕たちはまだ清い関係ですから。
え?一緒に旅行してお布団は別々?はい!な…何ですか?おめえ保険金かけられてねえか?はあ!?
(進)ここまで一緒に来て何にもねえってそりゃおかしいべ。
いや…。
(進)だまされてんだよ。
保険金目当てだ。
間違えねえ。
ああ。
殺されんのはもう時間の問題だな。
いやそんな訳ないでしょう!いや怪しいな。
うん。
そうだ!あの女阿部定に似てねえか?阿部定…?
(熊虎)妙な色気があんだよな。
おめえのポコチンも切り取られるぞ。
いやもしかしたらおめえのポコチンはもうポコチンでなくなってるかもしれねえぞ。
このポコチン野郎!ハハハハッ…!まだついてます!
(2人)ハハハハハッ…!気にしなくていいですから。
(2人)ハハハハハッ…!僕は阿部定の相手の男と違て好子さんとの先の事をきちんと考えてますから。
それはいつか結婚するって事ですか?僕はそのつもりです。
結婚ね〜。
ささやかな幸せでええんです。
ただ好子さんと一緒におられたらそれで…。
幸せになりてえならやめとけ。
え?断言する!幸せな結婚なんてものはこの世に存在しねえ!
(熊虎)う〜ん。
(進)しねえ!え?ああ〜幸せ〜。
今頃あっちは腹減って困ってっぺな。
うちらのありがたみを感じればいいのよ。
ほんまにな。
男っちゅうんは寝っ転がってたらごはんが出てくると思てんねんから。
口を開けば「飯飯」って。
あ〜思い出しても腹立ってきた。
こっちも働いて帰ってきて疲れ果ててんのにごろ〜んと横になったまま「飯は?」。
先帰ってきてんねやったらあんたが作ったって罰当たらんのとちゃうの?どこの家も一緒だね。
うちも共稼ぎなんだけど全く同じ。
作ったって感謝する訳じゃないしね。
うん。
煮物出したらすぐにパ〜ッてしょうゆかけられた事あんねん。
せめて一口食べてからにせんかいって話やで!あるある!俊夫さん広島で西の味付けだから結婚した初めは「味が濃い濃い」ってしつこく言われて。
こっちの気持ちなんか何も考えてへんからな。
うちの旦那の好物はカニなんだけどね。
カニ?ん!確かに三郎さんカニそっくりだ。
もう何かもうこの辺からワ〜ッて生えてきそうやわ!共食いや!嫌!カニが好きだって言うんでねいろいろ工夫してよく食卓に出してた訳。
料理のしかたも研究して。
偉い!なのにあいつ人が苦労して作ったカニ料理を見て言ったの。
「またカニか」。
ぜいたくやな。
えっ…こっちの人は何なん?カニなんかいつも食べてるもんなん?まあそうだね。
だけどカニ大変なんだ。
殻むいたり。
こっちの苦労とか手間とか何にも分かってないんだから。
ああ分かんな。
ん?ハナちゃんも何かあんの?おら結婚してから一つだけ俊夫さんに頼み続けてる事があんだ。
何何?風呂入る時服は脱衣所で脱いで洗濯籠に入れてって。
はっ!?あの人風呂入る時こう…徐々に脱いでいくの。
歩いたあとに点々と服が落ちてて。
うわ〜子どもか!それを一枚一枚おらが拾って。
服たどってったらどこ行ったかすぐ分かんだ。
もうそんな道しるべいらねえっつうの!脱いだら脱いだで絶対畳まねえし。
そういう事…そういう事なのよ。
そういう小さい事が集まって…。
ドカ〜ンと爆発すんねん。
おらもようやく分かってきた。
そういえばあん時も!ちょっと聞いてよもう。
聞いたるで。
うん。
飲んで飲んで飲んで。
ありがとう。
もうたくさんたまってんだ。
何何?まあ女房なんてかわいいのは最初のうちだけだ。
はあ…。
結婚して最初の頃は何でも「はいはい」ってしおらしく聞いてんだ。
それが結婚して三月もたつとこっちが「おいちょっとお茶入れてくれ」って言ったって「自分で入れろ」と来たもんだ。
そういうもんなんですか。
機嫌がいいと思ってたら急に怒りだす。
で「何怒ってんだ」ってこっちが訳を聞くと…。
「何で分かってくれないの?」。
ハハハハハッ…それそれ。
それだ。
まあ女と一つ屋根の下で暮らしていくっつうのは本当に骨の折れっ事だぞ。
それ叔父さんのとこだけじゃないの?んな訳あっか!どこの女房だって同じようなもんだ。
でなけりゃ亭主ほっぽって女だけで結託するなんて起きっこねえ!なるほどね。
あっエリーさんは?エリー…?ああエリーはいい女だ。
いっつも亭主の事支えて夢を追っかけるのを手伝ってな。
おら…あん時のエリーさんの言葉が忘れられねえ。
いまだにウイスキーどころかリンゴ汁さえ売れねえありさまで苦労ばっかりだべ?私幸せです。
マッサンの夢必ず実現します。
けなげだね〜。
おら感心した。
マッサンのためならどんな苦労も構わねえんだ。
マッサンもウイスキーのボスになるためにここに来ました。
ウイスキーが出来るまでの間日本一の余市のリンゴで…。
(進)断る!おら知らねえ。
何も知らねえ。
みんな…みんなで頑張っていきましょう。
ああ…できた女だよ。
おらも…エリーさんみてえな女と夫婦になってればな〜。
ありゃ日本一。
いや世界一の嫁っこだ。
うん!あんないいお手本がすぐそばにいるのに何でそれ見習わねえかねあの女どもは!無理無理無理無理!エリーさんは私たちには無理。
いっつも旦那の事考えて背中押して料理も完璧で。
賄いも一生懸命作って。
えっ!こっちに来てからもエリーさん賄い作ってんの?社長夫人やろ?毎日作ってるよ。
少しでもマッサンの力になりたいんだって。
頭が下がるわ。
これがラブの力か。
なかなかできないよね。
ウイスキー造るっていう旦那にくっついて北海道まで来て。
…ってか売れるの?ウイスキーって。
分かんねえ。
いや売れないでしょう。
マッサン商売下手すぎだもん。
そんな旦那の大博打を「オッケー」のひと言で応援できるエリーさんは偉いって事やね。
けどね…。
ん?あんだけ完璧な嫁やられちゃうとさ私たちの立場ないよね。
子育ても料理も姑との関係も全部乗り越えてきた訳でしょ?完璧じゃない?うん…。
大阪で初めてエリーさんに会うた時こんなお人形さんみたいなお嬢さんはすぐ音ぇあげる思てた。
けどな…あの人は慣れへん異国でどれだけいじめられても旦那のために頑張って…。
うちはこの人には女としてかなわんって思たわ。
でもさそれってマッサンと結婚したからじゃないの?え?
(チエ)いや…あんな人と結婚したら無理やりにでも頑張るしかないじゃない。
それにエリーさん簡単には帰れないし。
う〜ん…そうだよね。
それだけやないとうちは思うよ。
(チエ)え?本気でほれてるんやろ心の底からマッサンに。
そうね。
羨ましいわ…。
え?あっ…飲んでる?うん。
今夜は飲むで。
うまいなこれ。
ありがとう。
おおっ…ここ一番んとこ。
貿易王に僕はなる!いいぞ池田!よし!夢をかなえて好子さんを幸せにします!けど知り合いにはもう頼れないんですよね?うっ…。
(一馬)これからどうするんですか?それは…これから考えます。
戦争が始まったら難しいと思うけどな。
(熊虎)まあまあまあ…難しい話今はすんな。
ああっ夢がねがったら男とは言えねえ!男なら一生懸けられる夢を探してそれを追いかけるべきだ。
さあ飲め飲め飲め。
すいません。
おい!つまみがねえぞ!おいハナ!姉ちゃんいねえだろ。
女ども今日は出てこねえつもりかな。
あっ小便か?連れ戻してくる。
ああ?え!?こうして池田が一生懸命好子を幸せにしようと思ってるのにその気持ちをないがしろにするのは許せねえ!え?やめとけよ!酔っ払って話したってけんかになるだけだ。
止めるな一馬!男にはやらなきゃならねえ時がある。
待ってました!熊虎!はあ…。
(進)日本一!
(熊虎)たっぷりやってくる!
(進)ハハハハッ…。
ハハハハハ…。
ねえねえ…一つ聞いていい?何?池田君のどこが好きになったの?どこて…。
私の見たところでは彼は本気で好子さんにほれちゃってるみたいだったけど。
そう?なにすっとぼけてんのよ。
駆け落ちまでしておいて。
ねえねえ…どこが好きなの?もしかしてさ好きって言われて好きになっちゃったとか?いや…そういう訳やないわ。
じゃあどこ?教えてよ〜。
う〜ん…。
あっ…。
随分盛り上がってるみてえだな!お父ちゃんどうやって入ってきたんだ?それはおめえその鍵をちょこちょこって…。
そんな事はどうでもいい!もういい時間だ。
なっ?そろそろ戻っていいんじゃねえか?ええ?ちょこっと謝れば終わりじゃねえか。
何でおらたちが謝んだ!謝んのは俊夫さんたちだべ!あっ!おめえらこんなに飲みやがって。
酒は男も飲むやろ。
何で男がよくて女が飲んだらあかんの?そうだ!そんな事言ってねえべ。
ちょちょちょ…ちょっと落ち着けって!何かあったらつきあいや何やって酔っ払って帰ってきて。
酒を飲むのは男で酔っ払いの世話するんが女の役目ですか?んだ!あ〜ん?「あ〜ん?」っておい…。
言ってやれもっと好子さん!帰ってきませんね。
ガツ〜ンと言ってんだろ。
はあ…どうかな。
親父女に弱いから。
おめえらの亭主は確かにひどい!でしょ?おとうさん話分かるやないの。
さあさあもう一杯。
おらには理解できねえな。
ほれた女より大切なものはこの世にねえはずなのに何で大切にできねえんだ?よく言うよ。
お父ちゃんもお母ちゃんにさんざん苦労かけたくせに。
確かにシノには苦労かけた。
けどな…夫婦生活にはちょっとしたコツがあるんだよ。
コツ?「あ〜やっちまったな〜」って時はちょっと甘いものを買って帰ったりとか肩もんでやったりな。
あ〜うちそういうの全然ない。
(熊虎)あとは魔法の言葉だべ。
どうにもならねえ時は「好きだ」。
これで一発よ。
「好きだ」…。
俊夫さん結婚してから好きなんて言ってくれた事もねえ。
うちも…。
よくねえな。
「アイラブユー」は夫婦円満の秘けつだべ。
どれだけ心の中で思ってても言わなきゃそら伝わらねえべ。
心の中でもうちの亭主はうちの事好きやなんて思ってませんよ。
そうなのか?いつも姑の味方。
夫婦っていうても血のつながりには絶対勝てんって思い知ったわ。
そうそう。
結局産んでくれた母親が一番。
私もさ子ども産んだ時に体つらいって言ってるのに毎日姑が来るっていうんでお茶入れたり掃除したり。
なのにあの人「我慢しろ。
おふくろの気持ちも分かってやれ」って。
うちは「子どもいつできる?」って何回も聞かれたんがつらかったわ。
しまいにはうちが働いてるからあかんのやないかって。
それ旦那さん何も言わねえの?うん。
責められる事もなかったけど守ってはくれんかったわ。
はあ…ひでえ亭主だな。
けどなおめえらの話聞いてて一つこの分からねえのがな何でそんなひでえ男と結婚したんだ?何で…。
何でって…。
聞いてみろよ。
「私の事愛してる?」って。
そんな…。
ラブがねえなら別れちまえ。
うんそれがいいや。
あ〜…。
やっぱりこうなったか。
親父飲み過ぎだよ。
ん?まだ飲むぞ。
帰るよ!ほら!ほら…。
よいしょ!このまま戻らないつもり?向こうが謝るまで帰らねえ。
謝らないんなら離婚する。
ふ〜ん。
まあどうしても夫婦が続けられないっていうなら離婚したっていいと思うよ。
だってさ結婚も離婚もただ紙一枚の問題だもんな!
(熊虎)なに偉そうな事…。
熊さん酔っ払ってたね。
ごめんね。
でも何かズキッと来ちゃったな。
何であんな男と結婚したのか…か。
おらが俊夫さんと結婚しようと思ったのは…。
ハナの事が…。
…じゃ。
え?じゃけんハナの事が……じゃ。
え?はっきり言って!ああ〜!ハナわしの嫁になれ!ハハハッ…。
あの眼鏡男そんなかわいいところがあったんや。
そうね。
そんな時もあったね。
えっ…そっちのカニはどうやったん?うちはね幼なじみだったんだよね。
本当に頼りなくって何やっても鈍くさくてでもほっとけなくて…。
で気付いたらいつも一緒にいるようになったの。
チエちゃんがいないと俺は半人前だ。
けど…チエちゃんとずっと一緒にいると俺は頑張れる。
カニえらい頑張ったな。
泡吹いてたんちゃう?吹いてない。
何かさいつもこうナヨナヨしてる人が勇気を振り絞ってる姿見ると何かねえ?分かる〜。
いつもと違う顔が見えっとこうグッと来るよね。
ええな。
2人とも好き合うて一緒になったんや。
えっ好子さんはお見合い結婚?うん。
でもビビッと来るもんはあったんよ。
(ムネさん)一生わしが引く車に乗ってくれ!…ってな。
人力車?それでコロッと参っちゃったの?本気で。
ええやんか!男らしいやろ。
まあでも口だけやったけどな。
もう何年も人力車なんか乗せてもろてないわ。
どこも一緒だね。
何で結婚したんだべって考えたら結局好きになったから以外の理由なんてないんだけど…。
何でこんな事になっちゃったんだろうね私たち…。
旦那も同じ事思てんのかもな。
何であんなおなごと一緒になったんやろうて。
そうかもね。
さっき「何で池田君を選んだんや」って聞かれたやろ?うん。
旦那と違て池田君はうちの事見てくれてる。
いつでもうちの話聞いてくれて気ぃ遣てくれる。
池田君といたら寂しない。
それって池田君に逃げてるだけじゃないの?好子さんは池田君との逃避行を冒険だって言ったけどあんたには旦那さんがいっぺ。
まだ離婚してないんだべ?やっぱりおらは冒険旅行が長く続くとは思えねえ。
つらい事がきっと待ってる。
好子さんその覚悟ができてんの?覚悟…?池田君だって結婚したらどうなるか分かんないよ。
結婚って何なんだろうね…。
最初はただ2人でキュ〜ッてくっついてるだけでときめいたしすごく幸せだったのに。
いつから私旦那といてもドキドキしなくなったんだろう…。
わしらはこの日本で日本の魅力がギュッと詰まったウイスキーを造ってみたいと思うとります!みんな楽しみにしてるんやで。
えっ?亀山君が造る日本で初めてのウイスキーうちらも早よ飲んでみたいわ。
・
(物音)池田君。
ちょっと風邪ひくで。
何や好子さんの顔が見たなったんです。
何言うてんのよ。
寒いわ。
早よ上がり。
はい。
どないしても伝えたい事があるんです。
こ…この…この手離すなよ!僕は一生好子さんを守ります。
必ず幸せにします。
必ず?はい!旦那さんみたいな事はしません。
ずっとそばにいます。
僕が好子さんのマッサンになります!もう好子さんに寂しい思いはさせません。
せやから…僕とけっ…。
やめて。
知ったような口利かんといて。
えっ…。
あんたにうちの何が分かるん?あんた何も分かってへん。
せやし…せやしうちはあんたの事なんかこれっぽっちも好きやない!うちはただ逃げたかっただけや。
その時たまたま横におったのがあんたやっただけや。
旦那と一緒におったって毎日毎日同じ事の繰り返し。
朝起きて退屈な仕事行ってろくに口も利かへん旦那の世話してお互い背ぇ向けて寝てうれしい事もない楽しい事もない。
それがうちの毎日や。
このままやと残りの人生でうちが主役になれるんは葬式だけや!そんな…。
うちかてな人生なんてそんなもんやって分かってるよ。
けどなせっかく生まれてきたんやからいっぺんくらい一花咲かせてみたい!うちもマッサンみたいな人と愛し合うてエリーさんみたいに生きてみたい。
そう思たらもう抑えられんかった。
会いたくて居ても立ってもいられんようになった。
ほなら…家族旅行やて!何これ。
ほんまにうちはアホやな。
アホや。
もう帰って。
帰って!飲め。
温まるぞ。
(熊虎)飲め!僕は好子さんの事が分からなくなりました。
あの人といると楽しいんです。
夢を後押ししてくれてるってほんまにうれしかったんです。
幸せにしたかった。
過去形か。
せやかて…僕があの人の事をどんだけ好きでも好子さんの気持ちが…。
もう…どうしたらええか分からなくなりました。
他人の心の内は誰にも分かんねえ。
けどな自分の事は分かっぺ?おめえが本当に好子にほれてんなら何をしてやれば好子が幸せになれるか考えろ。
それだけだ。
好子さんどうしたの?うちの家の近くにな汽車が通ってんのよ。
汽車?線路がな遠くまで延びてんの。
多分その線路は日本中につながってる。
すぐそばにあんねん。
汽車も線路も。
うちはどこにかて行けるはずなんや。
せやけどどこにも行かれへん。
息苦しいね。
逃げ出して何でも好きにできるはずやのにな。
またこうしてうちは家の中に閉じこもってる。
人力車!?うちの人や。
(チエ)えっ!?
(大作)おおきに。
社長!?好子さん?えっ…。
ちょちょっ…えっ…?おい!出てこんかい!こら〜!聞こえてんのか〜?好子〜!あっ…。
(大作)ああっ!やっぱりここにおったんか。
捜したど!社長何で?何でてお前お前小樽の知り合いの所へ行ったって聞いてなすぐに連絡したんや。
そしたら余市へ行きはったって。
お前との話は後や!好子〜!ここにおんのは分かってんねやぞ〜!
(俊夫)今日こそ首根っこつかんでガツン…。
何じゃ?人力車…。
好子!ここにおるんは分かってんねんぞ!へじゃ…。
もしかして…。
修羅場じゃ!あっ…。
(ムネさん)おい!好子〜!観念して出てこ〜い!おい!あっはい!うるさいて!好子さん!聞こえてんねやろ?好子さ〜ん!・
(大作)今出てきたら旦那さんも大事にはせえへんと言うてはる。
このまま逃げてたらあんたらのためにはならん!今にな姦通罪で訴えられるで!姦通罪?ああ。
ほかの男と密通した女房を亭主が訴えるっていう。
そりゃ大変な事だな。
ああ。
まあ何もなかったって話は通らねえだろうな。
早よ出ておいで!今なら勘弁したるから早よ出てこい!ほうじゃ!今なら許したるど!チエ出てこい!あいつら調子に乗って。
姦通罪って…。
好子さん。
もう〜面倒くさいやっちゃな〜。
早よ出てこいや。
こうやって迎えに来たからもうええやろ?・
(池田)「もうええ」って何ですか?「面倒くさい」とか「もうええ」とかやめて下さいよ。
間男がなに偉そうに言うとるんや!夫婦になるって一緒にいるのが当たり前になるって事なのかもしれません。
必ずいつか飽きるし退屈する。
楽しい事ばかりやない。
けんかだってするかと思います。
・
(池田)けど…僕はそれが羨ましい。
池田君…。
夫婦になって一緒に旅をするって決めたんでしょう?ぶつかり合ったってええやないですか!そんなすぐ諦めて手ぇ離さんで下さい。
お願いします!好子さんの気持ちに向き合うてあげて下さい!
(池田)お願いします!ぶつかり合っても2人で旅を続ける。
何だかそれってマッサンとエリーさんみたいだね。
速いな!どこまでも行けそうや。
おう!わしがどこにかて連れてったるさかいな!お願いします!
(大作)あっ…好子さん!好子…。
人力車持ってきたんやな。
うん…えらい長い間乗せてへんかったからな。
帰るで。
大阪までえらい時間かかるで。
えっ…ちょうどええわ。
話したい事山ほどあるやろ?そうやで。
覚悟しとき!ああっ…はいはいはい…。
おおすんまへん。
よいしょ。
(ムネさん)よいしょ…!僕…貿易王になりますから。
お金ためて計画立て直して好子さんが後押ししてくれた夢かなえます。
あんたはほんまにアホやな!え…?こんな年増のおなごにだまされて舞い上がって北海道まで来てあんたはほんまにアホや!おおきにな。
好子さん。
えらい世話になったね。
ううん。
私たちも楽しかったよ。
何かあったら今度は大阪に来ぃな。
うちがかくまったげる。
頼もしいな。
ほなさいなら!元気でね。
おおきに。
手紙頂戴ね。
おおきにな。
おとうさん!おとうさんも元気でな。
あっ…ああありがとう。
社長。
おっ。
お先に失礼します。
気ぃ付けてな。
ほな行くで!よいしょ!おおきにな!好子さん…。
お前は男だ!ありがとうございます。
わしどないしたらええねん。
あっ…。
はっ!おい!わしを置いてどうすんねんお前!おい!わしも連れてってくれ!おい!お気を付けて!ハハハハハッ…。
好子さんあれでよかったのかな?まだまだいろいろあるわよ夫婦だもん。
けど前とは少し変わるんじゃない。
そうだよね。
さてと…うちらはどうしようか?
(ドアが開く音)あんた…!昨日チエがいなくて困ったよ。
夕飯作ろうにも包丁どこにあんのかも分かんないし。
よっちゃんも寂しがってる。
いや…チエがいないと俺が寂しくて困る。
だから帰ろう。
全くあんたは私がいないと駄目なんだから!しかたないから帰ってあげる。
あっ。
でも昨日の洗い物はしないからね。
自分の後片づけは自分でして。
え〜っ!何か文句あんの?ないです。
帰ろっか。
帰ろ帰ろ。
(せきばらい)片づけはもう済んだんか?いつエリーさんが帰ってきても大丈夫。
ほうか。
俊夫さん。
ん?おらの事今も好きか?はっ!?好きか?そがな事…。
す…す…す…。
もういい!そういう人だって分かって結婚したんだしね。
行くべ。
好きじゃ。
え…?好きじゃ。
聞こえねえ。
もう!好きじゃ!わしゃハナにほれとるど!じゃけん戻ってきてつかぁさい!好きじゃ!好きじゃ!大好きじゃ〜!・そんな大声出さねえでいいから。
あんた加減ってもん知らないのか。
・
(俊夫)好きじゃ〜!分かったから!行くよ!この手離すなよ。
はい。
ハハハハッ。
(政春)そりゃ大変じゃったのう。
まあでも元に戻って何よりじゃ。
山あり谷ありだけがアドベンチャーじゃない。
一緒にいる事が当たり前になっちゃいけねえ。
毎日を楽しくするには頑張らなくちゃいけねえんだっておらもよく分かった。
でもボイコット楽しそう。
私もやってみようかな。
エリーあかんあかんあかん…。
何言うとるんじゃ。
うちもいろいろあるから。
ねっ?エマ。
ね〜!何じゃ?おいエリー。
あっあれか?旅行中エリーが買い物しとる時にわしがせかした事か?フフフ…。
違うか?
(エマ)旅行中の話はもうおしまい?んだ。
これでおしまいだ。
ハナは黙っていました。
好子さんが人知れずマッサンを慕っていた事を。
人生いろいろ。
いくつになっても女は女だ。
あの徳川家康が最も恐れた戦国時代最強の武将真田信繁。
2015/12/31(木) 15:05〜16:05
NHK総合1・神戸
マッサン スピンオフ(後編)「たそがれ好子〜女三人寄れば姦(かしま)しい〜」[解][字]
駆け落ちしてきた好子(江口のりこ)と池田(前野朋哉)。ふとした理由からハナ(小池栄子)やチエ(酒井若菜)を巻き込み家事をストライキする事態になって…。
詳細情報
番組内容
1938年のある日、好子(江口のりこ)と池田(前野朋哉)が突然マッサン(玉山鉄二)のもとにやってくる。なんと、二人は駆け落ちしてきたのだった。結局、留守中のエリーハウスで生活を始めることに。しかし、池田が思い描いた甘い生活はやってこないのであった。好子の暴走は、ハナ(小池栄子)やチエ(酒井若菜)を巻き込み、ふとした理由から女たちは男たちを家から追い出し家事をストライキする事態になって…。
出演者
【出演】玉山鉄二,シャーロット・ケイト・フォックス,江口のりこ,小池栄子,酒井若菜,八嶋智人,前野朋哉,優希美青,堀井新太,温水洋一,螢雪次朗,平井善之,及川いぞう,しるさ,西川きよし,風間杜夫
原作・脚本
【作】坪田文
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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