スタジオパーク大みそかスペシャル ▽第2部ゲスト 堺雅人 長澤まさみ 2015.12.31


雷を伴って雨足の強まる所があるでしょう。
生字幕放送でお伝えしています吉田⇒「スタジオパーク大みそかスペシャル」ここからは、いよいよ第2部です。
早速、ゲストをお呼びしましょう。
来月から始まります大河ドラマ「真田丸」からこのお二人です。
よろしくお願いします。
真田信繁役の堺雅人さんとヒロインきりを演じる長澤まさみさんです。
大河ドラマ「真田丸」いよいよ10日となりました。
意気込みのほうは?堺⇒まだ10日あるんだね。
「紅白歌合戦」という話があるから直前のような気がしているけどまだ10日あるんだね。
きょう伺って悪いなという気がしたけれども。
きょうはよろしくお願いします。
テレビの前の皆さん「真田丸」待ちきれないという方からたくさんのメッセージが届いています。
長野県20代女性の方からです。
堺さん、長澤さん、「真田丸」の舞台である信州上田からメッセージを書いています。
東京から実家の上田に帰省したが町全体が「真田丸」一色でした。
友達も家族も、新大河ドラマを楽しみにしています。
私も真田カラーの赤い服を買って2016年を迎えたいと思いますということです。
本当に上田は盛り上がっています第2部スタートです。
どうぞお座りください。
重厚感のあるスタジオですね。
後ろによろいがあると。
地方のお金持ちの家に来たみたい。
大河ドラマ「天地人」で使用したときのものです。
そのとき幸村が着ていたものです。
堺⇒今回のではなく?後ろから見守られながら。
やりにくいな。
改めましてご紹介します。
「真田丸」から堺雅人さんと長澤まさみさんです。
撮影ですけれども、9月から始まっていたということですがいかがですか、ここまで。
堺⇒楽しく本当に、すばらしいキャストスタッフに囲まれて楽しく楽しくやっています。
長澤⇒本当に和気あいあいとした現場で皆さんに楽しませてもらっています。
堺⇒楽しませてもらってるって。
長澤⇒自分の役が結構まあ、今までにはない大河のキャラクターだったりもするので伸び伸びと皆さんのおかげでやらせてもらっています。
お二人のキャラクターを確認します。
まず堺さんが演じるのは真田家の次男坊です。
真田幸村として有名な真田信繁です。
幸村という名前はあくまで通称なんです。
本名は信繁なんですって。
後に付けられたんですね。
でもそういうふうに幸村のほうが有名だけれども信玄ではなくて武田晴信みたいな感じでね。
そして一方、長澤まさみさんが演じるのは信繁の生涯のパートナーとなる真田家重臣の娘、きりです。
幼なじみなんですよね。
堺さんどうですか。
幸村、信繁ですけれどもこのお話がきたときは。
人気のキャラクターじゃないですか。
あんまり考えずに、やりますと言っちゃったのでやると決めてからいろいろ調べて責任重大だなと思いました。
すごく真田幸村人気があるんですよね。
だからなんか慌てていろいろ勉強して大変な役を引き受けてしまったなと。
ずっしりきました。
最初はあんまり考えなかったんですか。
三谷幸喜さんの台本ということだったので三谷作品を50本できる喜びでやりますと言っちゃったんです。
1年間ずっとですね。
前回「新選組!」で三谷さんの脚本で出たんですけれども33回で切腹で死んでしまったので50回フルで出続けるというのが。
長澤さんはきりですけれども戦国のヤンキーの異名があるということですね。
そうなんですよね。
ちょっとものの言いぐさだったり態度だったりというのが結構。
態度が悪いんですか?堺⇒台本を読んだかぎりでは長澤さんのせりふは時代劇ではないですよね。
長澤さんとしゃべってると現代劇をやってるような感じです。
きりさんだけは違うんですね。
堺⇒そんなに違和感があるわけではないです、それが三谷大河のおもしろいところです。
時代劇とかないわけじゃないんですけど会話がすごく現代風というのが普通の会話をしている感じなんです、おもしろいです。
お二人は幼なじみという設定なんですよね。
ということはお二人ちょっと甘酸っぱい恋みたいなものも描かれていくんですか。
長澤⇒初めは結構一方的な感じです。
堺さんからの?逆なんです。
女子から?堺さんの最初の初恋は黒木さん演じる梅さんですよね。
最初はライバルと書いてありますけれどもね。
三角関係とかもあるんでしょうか。
生涯のパートナーと書いてあるしな。
そういうふうにありつつもね。
なるほど。
堺⇒ずっと不思議な縁で結びついているんです。
長澤⇒年を重ねるにつれてどう変わるのかということです。
相性はどうですか。
堺⇒相性?悪いとは言えないよね。
いいに決まっています。
でもなんか長澤さんは僕がというより物語全体としてすごく大事な役です。
物語を前に進ませるというトリックスターというかひっかき回す役なんですよね。
長澤さんが登場することで物語が大きく変わるので全体としてとても大切なお役をしていただいています。
楽しみですね。
ここからは真田一族についてひもといていきましょう。
最初のキーワードはこちら。
日本一の兵です。
信繁は日本一強いとたたえられていくようになりますが、そのきっかけは信繁49年の生涯その最後の最後に見せた活躍からだったんです。
1614年大坂の豊臣家に激震が走ります。
徳川家康が20万の軍勢をもって攻め込んできたのです。
対する豊臣方は10万。
そんな窮地を打開したのが当時48歳の真田信繁。
信繁は大坂城の守りを固めるため真田丸という出城を築きます。
周囲およそ1200m。
ここには、信繁によるある仕掛けが施されていました。
鉄砲隊を上下に配置。
遠くの敵にも近くの敵にも攻撃ができるようになっていました。
真田丸は徳川方の侵攻を許しませんでした。
その後、豊臣家は家康が出した和睦案を受け入れます。
それは、本丸を除くすべての堀をなくし守りの要である真田丸も破壊するというものでした。
しかし5か月後再び家康が、兵を率いて大坂城に攻め込んできます。
豊臣方が総崩れになる中信繁は3000の兵を率いて反撃に出ます。
目指すは家康の首、ただ1つ。
信繁隊は多くの部隊と交戦しながら本陣に攻め込み家康に迫ります。
信繁の攻撃に家康は、2度も切腹を覚悟したといわれています。
家康を追い詰めた信繁は後に日本一の兵とたたえられたのです。
すごいですね、活躍が。
だってあそこで家康が切腹をしていたら江戸時代がないわけですからね。
日本の歴史も変わっていると思いますが、すごいですね。
49歳ですか、人生が。
最後の最後ですからね。
堺さんも40代ですからすごい人生ですよね。
堺⇒そうですね。
でも当時は人生50年ですから、49歳で武士として戦場で死ぬことができたというのはある意味人生を全うできたというすばらしい悔いのない人生だったかもしれませんよね。
長澤さん、どうですか?こういう信繁という人生は。
長澤⇒うーん、そうですね。
今の時代にはちょっと想像つかないところもありますけどでもやっぱり人生のギャンブラーといいますかそういう感じでいいなと思います。
かっこいいなと思います。
やるしかなかったんですものね。
堺さん歴史の表舞台でわれわれよく知っている幸村、信繁の活躍は最後の2年間ですよね。
それまでをドラマで描いていくわけですね。
そこをどう演じていこうと思われていますか。
演じていくのは15歳からなんです、実は。
15歳を演じているんです。
長澤さんは14とかですよね。
その辺りはみんなでないしょにしておこうねと。
そこも楽しみです。
でもそれまで自分の活躍の場がなかった人が14年間ちっ居生活を送るんですよね九度山というところでそこで窓際族だった人が最後の最後に一大プロジェクトを任せられて、それを一生懸命成功させて、亡くなった。
成功か失敗かよく分からないけれどもそれが人生の大きな流れとしておもしろいドラマになるのではないかなと。
どうやって信繁が日本一の兵になったのか、キーワードです。
父の昌幸が大きな影響を与えたわけです。
真田家が置かれていた状況に由来します。
信繁が青春時代を送っていた当時の地域の勢力図をおおまかにまとめてみました。
真田家の所領は本当に小さなところなんです。
赤いところだけ。
その北を見ると、上杉謙信のあとを継いだ「天地人」でもおなじみの上杉景勝直江兼続と一緒に活躍した上杉景勝ですね。
そして南東を見ますと北条氏ですよ。
そして南には後の天下人徳川家康がいる状況です。
時代によっては織田や豊臣も近くにあるという。
どうですか?ビビる⇒私なら、もう逃げます。
すぐ逃げそう。
そこで昌幸はどうしたのかといいますと時には3家それぞれの配下についたこともあれば3家それぞれと戦ったこともある。
時流を読んでどうしたら真田家のためになるかということで考えていたのが父親なんですね。
堺⇒台本を読んでいて今週誰と戦うのか分からなくなるんです。
それぐらいおもしろい時代なんです。
策士なんですね。
お父様がどういうところを学んだんですかね。
一族を大事にするんだよ。
おじいちゃんがすごく策士なんです。
真田幸綱、幸隆と言われているその人がすごい人でお父さんもすごい人で。
それを見ていたんでしょうね。
一方でそういう人は、なんとなくひきょうなんじゃないかなと思われかねないですよね。
ひきょうと紙一重ですよね策士は。
でも生き延びるためにはね。
みんなそうですもんね、全員が生き延びるにはどうするんだと。
この地図を見ると大ピンチですよね。
シミュレーションゲームならすぐにゲームオーバーですよね。
本当にそう。
堺さん、昌幸演じる草刈正雄さんの背中を見て芝居に臨んでいるんですね。
「真田太平記」というドラマがあって、そのときに草刈正雄さんが真田幸村を演じていたんだそうです。
それがDVDを見るとかっこいいんです、草刈さんの真田幸村が。
それが今回は真田昌幸をやるということで丹波哲郎さんが、そのときは真田昌幸だったんですけどね。
丹波さんの演技を見て、影響があったと草刈さんはおっしゃっていました。
それを僕は見ているんだなと思うと不思議な感じですよね。
それは参考にされたりもするんですか?参考にできるようなスケールのお芝居じゃないんです草刈さんは本当にすごすぎて。
なんかアドバイスのようなものはありましたか?アドバイスというか…日本刀、模造刀みたいなものをいただいたんですね真田の家紋が入った。
初顔合わせの日かな、いただいて。
丹波さんから十何年前にいただいたんだそうで。
受け継がれたんだ。
どうすればいいんだろう?これって。
とりあえず押し入れにしまってあります。
でかいんだよね。
本当にありがとうございます。
頑張ります。
いずれね、10年後20年後堺さんが誰かに託すかもしれませんね。
僕がもし真田昌幸役をやるとしたらそういうことがあるかもしれません。
長澤さんは草刈さんと初共演だということですが、どうですか?長澤⇒リハーサルとかで一緒になるくらいでまだそんなに絡みはないんですけれどいつも大事な決断をしなくてはいけないというところにいらっしゃるのでそのときのことばの重みであったりたくましさというのがお芝居を超えている感じがしてすごく大きな父親なんだなというのを感じさせてもらっています。
現場では先輩ばっかりでしょう?そうですね。
緊張の現場じゃないですか?和気あいあいとしていますね。
堺⇒あんまりみんな真面目にしていないんだよね。
楽しく。
長澤⇒笑いの絶えない現場です。
続きまして、信繁は生涯戦地を駆け抜け続けたと思いきや続いてのキーワードです。
人質。
なんといっても、信繁は真田家の次男ですから有力大名が周りにいる中では真田家を守るために人質に出なければいけないこともあったんです。
1585年、信繁19歳のときといわれていますが、上杉景勝の人質になりました。
今回は遠藤憲一さんが演じています。
そしてそのあと豊臣方の人質です。
小日向文世さんが演じています。
たらい回しになる人質時代なんですよね。
青春時代の信繁が人質生活をどのように送っていたのか。
その痕跡をこの方に訪ねていただきました。
信繁が人質となったことが記されている文献が長野県の歴史館にありました。
お待たせしました。
こちらの資料です。
真田家の歴史がつづられた「左衛門佐君伝記」。
「源次郎信繁後の左衛門佐幸村越州春日山へ相詰める」。
信繁は、上杉景勝の居城春日山へ人質として送られました。
このとき、信繁はまだ若かったため家臣の矢沢三十郎とともに向かったと記されています。
ということで春日山のある新潟県上越市へ。
案内人は、この方。
信繁様、おきりさん元気ですか。
見てのとおり私とっても元気です。
どうも皆様、はじめまして。
私は、信繁様の忠実な家臣矢沢三十郎頼幸を演じます迫田孝也です。
よろしくお願いします。
迫田さんは真田源次郎信繁の家来矢沢三十郎頼幸を演じます。
さて皆さん、あちら小高い丘になっているところに見えます春日山城があったといわれている場所でございます。
春日山城は、標高180mの山の地形をそのまま生かした難攻不落の山城でした。
郷土研究をしている花ヶ前さんに春日山を案内してもらいます。
上がって行くにつれて急ですしね登ってくるのも、すごく、一苦労。
ここを毎日、登り下りしていたら信繁様も体力つくわ、よいしょ。
山道を歩くこと20分。
本丸のあった頂上へやって来ました。
風が強い。
また今までの眺めとも。
さらに上がりましたから。
海岸線が向こうに見えるんですけど。
あれは?直江津港、日本海。
見えますね。
本丸からは、日本海や頸城平野そして眼下に広がる城下町まで一望することができます。
おきりさんも来たかったでしょうね、ここ。
たぶん、おいしいごはんとかもいっぱいあったと思いますよ。
でも、ごめんなさい。
三十郎がついてきました。
続いて向かったのは…。
あれは何ですか?大井戸です、春日山城の。
直径10m。
本当、大きいですね。
本丸近くにある大井戸です。
山頂付近にあるにもかかわらず今でも水が湧き出ています。
人質に来られてた源次郎様もこの水を飲んだかもしれないと。
可能性としてはね。
私、三十郎も。
山城を居城とした上杉家。
その中で信繁は、どんな思いで生活をしていたのでしょうか?ここで人質として過ごした時間とか出会った人々とかが源次郎様に、新しい世界を見せてくれたんでしょうね。
どこまでもついて行きまーす!今回「真田丸」で矢沢三十郎頼幸役を演じる迫田孝也さんお付きの人。
堺⇒いつもずっと一緒にいるんです。
リポーターとして先に登場していただきました。
元気な、お付きの方ですね。
元気なんです、本当にあの人は。
寒そうだったのに眺めもいいところですね。
たぶん今は埋め立てをしているんだけれど当時は、海だったと思いますね。
井戸も大きかったですね。
あれだけ大きくないといけなかったんでしょうかね。
どうなんでしょう。
ろう城を考えると食糧の確保と水が大事だったかもしれませんね。
きりさんも来たかったでしょうとおっしゃってましたけど一緒に行かなかったんですね。
長澤⇒誘いは来ていなかったんです。
迫田さん、今度誘っていただいて。
実際ですね、ただ人質になっていただけではないんですよね?堺さん。
堺⇒そうそう、そうなんです。
人質にとられている間にどんどん気に入られていくわけなんです。
なるほど。
実は上杉景勝の人質時代には人質にもかかわらず領地を与えられるんです。
そうなんですか?本来人質だったら領土を与えられないんですか。
言ってしまえば真田家の領土が増えてしまうわけですよね。
よくとし秀吉方にいきますよね領地はどうしたんだろう。
真田家の所領になったわけですよね。
そして秀吉方にいったときは後の話ですけれど秀吉の家臣の名将大谷吉継の娘を正妻に。
本当に気に入られてたんだ。
その一時期は豊臣の姓を名乗っていたんですね。
堺⇒人質というのは裏切ったら殺されるという感じで残酷な感じがするけど今で言う留学生みたいな感じだと思うんです。
向こうの文化を学んでそこで上杉のことを好きになってくれたら真田が上杉の味方になるわけじゃないですか。
だからそんなにむげに扱わなかったんじゃないかなと思うんです。
人質といっても悪いことばかりではなかったんじゃないかなと思います。
そういった中、信繁はどういう思いで過ごしていたんでしょうね。
1年ですからね。
今回は遠藤憲一さんが上杉景勝なんですけれど真田家と上杉と北条全然カラーが違うんです。
違う方が撮っているような感じ全然違うからお邪魔していて楽しい全然違う雰囲気でやっているので全然違うのお芝居になっていてやっている俳優からしてみるとすごく刺激になります。
信繁も、家の違いをそこで見ていたかもしれませんね。
秀吉のところに行くと全然話が違ってくるので別のドラマじゃないかなっていうぐらい。
いろいろな影響を受けていたんですね、信繁は。
それぐらい文化が交錯する場所が真田だからいろいろなところにいって、影響を受けていたんじゃないですか。
後の天下人を近くで見ていたんですもんね。
それは大きいね、考え方とか。
最後の最後は秀吉方について大坂城に立てこもって何かあったんでしょうね。
そして今回リポートしていただいた矢沢三十郎頼幸役の迫田孝也さん元気よかったですけれどもずいぶん堺さんと仲がいいと伺いました。
そうでもないですよ。
でも本当によくしてくださってねみんなでごはんを食べたりとかそれぐらいかな?ふだんからあんなに元気なんですか?元気、元気。
そんな迫田さんから、お二人と共演して意外だったことを聞いてきました。
堺さんについてです。
堺さんと共演して感じたのはオーラが見えないということ。
撮影のとき堺さんが1人で喫茶店に行っていることがあるのですが周りのお客さんに溶け込んでいて誰からも気付かれないんです。
オーラを消すのがうまいのかもしれないですがとても意外でした。
消すというかオーラがないんです。
スイッチがあるんじゃないんですか。
喫茶店のときはこのスイッチとか。
いやいや。
結構、普通に1人で、お食事に行かれたりするんですか。
NHKの喫茶店とか食堂本屋さんとか行ってます。
溶け込んでるとおっしゃってますね。
オーラがないんだね。
気をつけます。
オーラを消しているんでしょうね。
長澤さんは堺さんをご覧になってどうですか。
長澤⇒地方ロケにはそんなに行っていないので迫田さんほどふだんの堺さんをまだ見ていないんですけれどオーラ…ありますけどね。
堺⇒迫田さんには見えないオーラがあるんですよ。
迫田さんが悪いんですね感じ取っていないということで。
続いて長澤さんです。
長澤さんと共演して感じたのは意外と女子力が高いということ。
もっと、どんと構えている感じかと勝手に思っていたんですが場を和ませてくれたり食事のときなど率先して取り分けてくれたりして女子力高いなあと思いましたということです。
みんなの取り分けも。
長澤⇒その日は結構頑張って、やったんです。
堺⇒意外と、というところが腹が立ちますよね。
どんと構えているというイメージがあったんですね。
長澤⇒やってもらう側ということかな。
堺⇒全体に迫田さんに寄りかかりすぎなんじゃないかな、今回。
堺さんから長澤さんをご覧になっていて、ふだんはどんな方ですか。
堺⇒僕なんかには想像もつかないくらいの大きな方だと思います。
なんかね長澤さんが、どんな役をなさってもびっくりしないじゃないですか。
どういうキャラクターでどういう役をなさっても。
それぐらい懐の大きな方だと思うんですね。
今回ちょっとコミカルな演技もあったり現代劇と時代劇をつなげるような役目をなさる、すごく難しい役なんだけど軽々となさっていて本当に何て言うのかな…スケールの大きい女優さんじゃないかなと。
もともと知っていたし、今回ごいっしょして、その思いを強くした感じです。
長澤⇒ありがとうございます。
べた褒めですよ。
うれしいです。
堺さんにそう言ってもらえて大先輩に。
堺⇒とんでもないです。
続いてまいりましょう最後のキーワードです。
究極の選択。
天下分け目の合戦、関ヶ原の戦いで親兄弟とともに思い切った決断をするんです。
続いて迫田さんが訪れたのは栃木県佐野市犬伏新町。
本当、風情があるというかのどかというか落ち着きますね。
皆さん、こちらをご覧ください。
こちらは真田の歴史を語るうえで外せないポイントで犬伏の別れがあった舞台がこちらの薬師堂なんですね。
県道沿いにひっそりとたたずむ薬師堂で真田親子による密談が行われたといわれています。
それは、天下分け目の決戦関ヶ原の戦いを前に信繁と父・昌幸が豊臣に兄・信之が徳川につくというものでした。
親兄弟が敵味方に別れたこの密談は、犬伏の別れとして語り継がれています。
今回、特別に、お堂の中へ入らせていただきました。
中の広さは10畳ほど。
この狭い空間で密談が行われたのです。
あの有名な犬伏の別れの絵でいうとここら辺に昌幸様が座っていてこちらに、ご兄弟が座ってこういうふうに話をしたのかなあ。
この場で発言してその場で敵味方と別れることによってその場で斬り殺されてもおかしくないような時代ですからそこは話し合いとはいえ真剣勝負の空間がここにできたような気がしますね。
結果論かもしれませんけどそれが、のちのち真田家、続いていく結果話し合いになったわけですから。
関ヶ原の戦いは徳川が勝利し兄・信之が真田家を背負っていくことになったのです。
堺⇒迫田さん名リポート頑張った。
犬伏の別れを補足します。
振り返りますと、真田は関ヶ原の合戦にあたって2つに分かれました。
信繁と父・昌幸は西軍豊臣方につくことになりました。
兄の信幸は東軍徳川方につきました。
親子兄弟で分かれるんです。
一説には、どちらが勝っても負けても真田家が残るようにしたのではないかということです。
すごいな、これは。
お兄さんと敵対するわけですね。
結果としては。
お兄さんの信幸の奥さんが徳川方なんです。
吉田羊さんが演じる小松姫なんですけれどもまさにそういう親戚づきあいもあったのかもしれませんし先ほどおっしゃったように生き残りをかけたかもしれませんが、信繁は死ぬことで名前を残して信幸は生きて松代11万石置くというところまでいけることで名を残したという2人の兄弟の人生の岐路それがまた見どころになると思います。
すごく大泉さん、すてきなんです。
コメディーのお芝居のうまいイメージだけれどもまっすぐにいちずな大泉さんの芝居というのはすごくすてきなんです。
ぜひご覧になっていただきたいと思います。
実際、役柄的にもキャラクターがこの2人、違いますね。
真面目なお兄ちゃんとやんちゃな弟みたいな。
ゆくゆく戦うんだ。
切ないな。
この決断に至るまでにどのようなドラマがあるのかご覧いただきたいと思います。
1つ訂正です。
秀吉の家臣、重臣の家臣後に信繁のを正妻となる家臣のことを大谷ひでつぐと言ってしまいましたが正確には大谷吉継
(よしつぐ)です。
名前が似ているんですよね。
1話の映像は、どうですか。
ベールに包まれているんですよね。
予告映像です。
戦国時代という荒波の中にこぎ出す小さな1そうの船。
その船の名は、真田丸。
真田一族は周囲を有力大名に取り囲まれ滅亡の危機に直面する。
これは、わが真田家にとって未曽有の危機。
この苦難、われら一丸となってどんなことをしてでもこれを乗り切る。
好奇心あふれる信繁。
偉大な父の背中を見ながら成長していく。
父の戦いぶりをしかと目に焼き付けておけ。
お前の目には何が見える?誰もが先が分からず必死にもがいている。
天才的武将の父・昌幸。
真田安房守昌幸。
この荒波を渡りきってみせる。
正義感あふれる兄・信幸。
ためらうな!一族のためだ。
誇り高き母・薫。
なんでこんな思いをしなくてはならないのです。
私は、真田安房守の妻ですよ!明朗な姉・松。
真田家のために松も働きとうございます。
肝のすわった祖母のとり。
無礼者!そして、信繁を慕い支えるきりと梅。
どんな状況になろうともそこには、いつもかけがえのない愛と絆があった。
父上!窮地に立てば立つほどにやる気を起こすのが真田の気風。
すぐに出陣じゃ!はっ!大ばくちの始まりじゃ!真田は、まだ終わってない。
大河ドラマ「真田丸」10日、スタート。
拍手
堺⇒初めて僕も見ました。
結構な話数分入っていますよ。
すごいですね。
みんなキャラクターがいいじゃないですか。
かっこいいですね。
でも幕末のほうが好きなんでしょ?何を言っているんですか。
気持ちは「真田丸」ですから。
戦国もおもしろいよ。
もともとそっちですから。
ご専門がね。
気になることが多いんですが真田家の女性たちはキャラクターがとにかく濃いそうです。
ここからは真田家の個性豊かな女性たちをきりさんは、どう見ているのか伺っていきたいと思います。
題して「真田丸」の気になる女たち。
包み隠さず教えてくださいね。
まずはこの方です。
黒木華さん演じる梅ということで信繁、初恋の人です。
きりさんとは一波乱ありそうですね。
長澤⇒そうですね、梅ちゃんも同じ、真田の里の幼なじみで里の1人です。
そうですね、私が演じているきりには持っていないものをすべて持っている人。
どういうことですか。
すごくいい意味も悪い意味もないんですけれどもしたたかな女性なのかなと。
堺⇒一見優しくていい奥さん風なんだけれども、よく考えると結構したたかなところも持っているのではないかなという。
かたや戦国のヤンキーですからね。
おもしろい対決ですね。
けんかしたりする場面もあるんですか?長澤⇒けんかはないんですけれども何て言うんですかね女のちょっと駆け引きみたいなものはあるのかなと。
挟まれるんですか?堺さんは。
長澤⇒堺さんのいないときに。
気付かないんですね。
長澤⇒戦国の世に生き抜くための女の人たちの知恵というかその強さがそのように現れてくるというか。
三谷さんは女子の闘いも描くんですね。
戦国時代にもそういう女性どうしのどろどろもあるんですね。
堺⇒大小さまざまな戦いがいろいろとあるんですね、長澤⇒言い方がちょっと。
楽しみです、続いてはこの方です。
信繁の祖母、映像ではゴッドマザーとありましたね。
長澤⇒本当に、どしっと構えて何でもどんとこいと座っているというかそこにいるという人ですね。
どんなときでも動かない。
体幹がしっかりしているみたいな。
堺⇒うまい表現を使いましたね。
好奇心旺盛な方で僕らがロケに出ているときに僕らが馬に乗っていたら私も乗りたいわねと。
でも台本になかったので。
でも後半ひょっとしたら草笛さんの乗馬のシーンが出てくるかもしれませんゴッドマザーがね。
ついに出陣するみたいな感じで。
長澤⇒すごいかわいらしくてそれこそ、みんなの気持ちをやわらかくしてくれて場を和ませてくれる。
堺⇒お菓子もくださるし。
いいお菓子を持ってきそうだな。
確かに、確かに確かに。
最後は、この方です。
薫さん、高畑淳子さん演じる信繁の母。
何やらプライドが高そうなお母さんですけれど。
どんなお母さんですか?長澤⇒それを言うと堺さんのほうが詳しい気がします。
堺⇒僕、「篤姫」のときにも高畑さんと親子だったんです。
でもそのときとはまた違う感じの。
なんかこう、何て言うのかな京都のご出身で信濃にやって来たという設定です。
だから地元に溶け込みきれていない。
どこかでまだ京都の何かがプライドとして残っている。
その悲しさと、でも生き生きとした感じがすごく出ているのでコミカルだし、時に悲しいしそういう女性かな。
お父さんの草刈さんは押されている感じですか。
そういうわけじゃないですか。
この2人のシーンは台本を読むとおもしろい力関係です。
長澤さんも同じシーンを撮られたんですか。
長澤⇒本当に少ししかなくてまだまだこれからという感じです。
生涯のパートナーのお母さんですからね。
お母さんは、梅さんがいいとかきりさんにしないとか。
堺⇒どっちも同じだと思います。
つまり家柄なんですよ。
どっちもなしだと思います。
家臣の娘と地侍の娘ですから。
お姉ちゃんの木村佳乃さんもすごくすてきですよ。
女性どうしの仲も気になりますね。
以上「真田丸」の気になる女たちでした。
戦国時代を駆け抜けた真田一族と信繁ですが信繁は大坂の陣であと一歩まで家康を追い詰めるんですが力及ばず討ち取られることになります。
そんな信繁が生きた証しをこんなところに発見しました。
福井県福井市。
真田家とゆかりのない、この地に信繁の遺品がありました。
それは…。
すみません、こちらは何ですか?これが、大坂夏の陣で真田信繁が最後に討ち取られた際に最後まで持っていたとされるなぎなたです。
このなぎなたは福井藩士・西尾宗次が信繁を討ち取った際に持ち帰ったとされるもの。
使った形跡があまりないのでこれで激しく戦場で実際にやり合ったという感じではもしかしたらないのかもしれないなと。
刃こぼれが全く見られないなぎなた。
もしかすると一度も振るうことなく不意をつかれ、信繁は命を落としたのかもしれません。
徳川家康をあと一歩のところまで追い詰めながら天下を取れなかった無念さが伝わってくるようです。
刃こぼれしていないんですね。
討ち取られる寸前までつかんだけれどもつかむには至らなかったと。
想像が広がりますね。
堺⇒これは、うそなんじゃないかな。
いや、分からないけれど福井のその人というのは討ち取ったという人なんです。
だから勝った側の人なんです。
教科書もそうなんだけど勝った人たちが教科書を作っているわけですよね。
負けた人たちの真実や歴史は残らないわけでだからドラマがあるのかな。
本当かもしれない、だけどそうじゃないかもしれないという可能性が大河ドラマで1年間描かれるわけです。
負けた人の話ですから。
では大河ドラマ「真田丸」の見どころをお願いします。
堺⇒真田丸は大坂城の南にできたとりでなんですけれど、1そうの船に見立てて家族が、荒波を乗り切るという話なんです。
歴史物が大好きな方もファミリードラマとしても楽しめる作品だと思います。
1年間の長い航海ですがどうぞおつきあいください。
長澤⇒家族ドラマというか、家族の愛がどれだけ強いものなのかというのを感じさせてもらえるドラマになっていると思います。
いろんな世代の方に見てもらいたいです。
大河ドラマ「真田丸」1月10日スタートです。
ななみ⇒われこそは日本一の兵、真田信繁なり!堺殿、長澤殿ごきげんうるわしゅうごきげんよう。
ななみちゃん、きょうのこれは信繁なのかな?うん、かっこいいでしょなりきってますね。
ところで堺さん、長澤さんお二人は真田信繁のどういうところがかっこいいと思える?堺⇒そうですね。
勇ましい武将なんですけれど実は裏方なんですよね。
お兄ちゃんやお父さんを支える裏方さんなのでスタッフさんに近い立ち位置だったんじゃないかなって、それがかっこいいなって。
かっこいいよね。
長澤さんは?長澤⇒もちろん戦とかでは活躍されているんですけれど対女性に対しては結構うじうじして瞬間が見えるんだ。
そこが魅力的かな、人間らしくて。
母性本能くすぐり系なんだね。
堺⇒母性本能なんだ。
堺さんも言っていたけれどビビるさんは幕末専門だから真田信繁には全く興味ないんでしょう?ビビる⇒幕末、真田、いろいろあっても大木は大木です。
2016もいろいろよろしくお願いします。
抜かりないね。
お正月は「真田丸」の番組がいっぱいあるよ。
「まるNフラッシュ」!最初の話題は、こちら。
今回は、いよいよ始まる大河ドラマにちなんで「真田丸ボイス」。
長野県上田市などゆかりの地を巡り真田にときめく50人に突撃インタビュー。
幸村が好きなのはやっぱ忠誠心なんですけど私も忠誠心を持とうと思ってこういうふうに歴史の旅に出かけるときは毎回ネイル、六文銭やって出かけることにしています。
地域の誇りですね。
400年たってるんですけど守ってきた人とかの心やっぱりロマンを感じます。
小池⇒中1じゃないでしょ。
30過ぎだよ、この落ち着きは。
真田信繁が一躍、武勇をとどろかせた要塞・真田丸。
実はこれまで、その正確な位置や姿は分かっていませんでした。
真田丸の謎解明に向け今回初めて科学のメスが入ります。
こちらは非常に幅の広い堀の跡だと。
地中探査から浮かび上がった驚きの事実とは。
まさにこの場所が真田丸の本体。
400年の時を超え真田丸の全貌がよみがえります。
あの真田丸は大阪を南北に走る上町台地にありました。
番組では、その地形に注目して歴史をひもときます。
古地図を頼りに真田丸の跡地をたどります。
右側に見えてきたのが…。
これは高いわ。
一段高い。
これは、石垣。
結構な段差が。
歩くことで実感する真田丸の巧みな地形利用術。
最終防衛線になると。
だから、ここはやっぱり取られるわけにはいかない場所だったっていう。
さらに、地形に秘められた壮大な歴史も見えてきました。
ここから日本ができたという。
人生に役立つヒントが満載。
「先人たちの底力知恵泉
(ちえいず)」テーマは小さな組織が生き抜く極意。
乱世を巧みに生き抜いた真田一族の知恵に学びます。
小が大を食う。
幕末まで生き抜いていくわけですからね。
大勢力とも対等に渡り合った真田家。
親子3人にはそれぞれ独自の知恵がありました。
父・昌幸は徳川家の力を利用して自分たちではなしえなかった城を造ることに成功します。
その後、徳川と決裂。
今度はその城を活用し徳川の大軍を見事に打ち負かします。
いやあ、すばらしいですね。
職人気質の人なんです昌幸っていうのは。
ななみ⇒これだけ「真田丸」の番組を勉強したら、ななみも「真田丸」に出演できちゃうかも。
以上「まるNフラッシュ」でした。
ななみちゃん、ありがとう。
「真田丸」!ファックス、メールご紹介します。
長澤さんに質問です。
宮崎県20代の女性です。
1年間「真田丸」の撮影でいちばん心がけていることはありますか?長澤⇒やっぱり大河ドラマに出演させていただくのは3回目なんですけれど今回が、初めて長いのですでに、長いことの大変さを感じていて体調も、いつも万全でいなくちゃいけないし気持ちがどんどん大人にはなっていくんだけれどモチベーションを保っていくのが難しいなと思います。
堺さんにもメッセージです。
神奈川県の方です。
「真田丸」待ちに待っていました。
2016年は堺信繁様の大河を見るためにいきます。
大好きですということです。
(すみれ)お兄ちゃん大事な報告いうて何?2015/12/31(木) 13:05〜14:00
NHK総合1・神戸
スタジオパーク大みそかスペシャル ▽第2部ゲスト 堺雅人 長澤まさみ[字]

▽第2部は大河ドラマ「真田丸」から主演の堺雅人さんと長澤まさみさんが登場!

詳細情報
番組内容
第1部(12:15〜12:45)は「第66回NHK紅白歌合戦」からAKB48と三山ひろしさんが登場。本番直前の意気込み、紅白最新情報をお届けします!▽第2部(13:05〜14:00)は大河ドラマ「真田丸」から真田信繁(幸村)を演じる堺雅人さんと信繁の生涯のパートナー・きり役の長澤まさみさんが登場!数奇な運命をたどった信繁の生涯から、きりが見る真田家の人々など「真田丸」を楽しむ情報が満載!
出演者
【ゲスト】第1部…AKB48,三山ひろし,第2部…堺雅人,長澤まさみ,【出演】ななみちゃん,【司会】ビビる大木,大沢あかね,吉田一貴アナウンサー,【語り】鈴木麻里子
キーワード1
紅白歌合戦
キーワード2
真田丸

ジャンル :
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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