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交通事故の死者 平成12年以来の増加1月4日 12時34分
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去年1年間に交通事故で死亡した人は全国で4117人と、前の年より4人増えました。死者数は14年連続で減少していましたが、平成12年以来の増加に転じました。
警察庁のまとめによりますと、去年1年間に交通事故で死亡した人は全国で4117人と、統計が残っている昭和23年以降、最も多かった昭和45年のときの4分の1以下でした。しかし、前の年より4人増え、14年連続で減少していた死者数は、平成12年以来の増加に転じました。
都道府県別では、愛知県が213人で13年連続で最も多く、大阪府が196人、千葉県が180人などとなっています。
逆に最も少なかったのは島根県と徳島県で、それぞれ27人でした。
一方、死者のうち65歳以上の高齢者は、2247人と前の年より54人増え、全体に占める割合は54%に上り、統計を取り始めた昭和42年以降、最も高くなりました。
交通事故の死者数が増えたことについて、警察庁は高齢化が進んでいることなどが背景にあるとして、高齢者向けの交通安全教室といった高齢者の事故防止対策などを進めていくことにしています。
また、河野国家公安委員長は4日の閣議のあとの記者会見で、「事態を重く受け止めたい。去年の交通事故の死者数の目標は3000人以下に抑えることであり、それに比べると1000人以上も多い。警察としてしっかり分析を行い、抜本的に対策を見直していかなければならない」と述べました。
都道府県別では、愛知県が213人で13年連続で最も多く、大阪府が196人、千葉県が180人などとなっています。
逆に最も少なかったのは島根県と徳島県で、それぞれ27人でした。
一方、死者のうち65歳以上の高齢者は、2247人と前の年より54人増え、全体に占める割合は54%に上り、統計を取り始めた昭和42年以降、最も高くなりました。
交通事故の死者数が増えたことについて、警察庁は高齢化が進んでいることなどが背景にあるとして、高齢者向けの交通安全教室といった高齢者の事故防止対策などを進めていくことにしています。
また、河野国家公安委員長は4日の閣議のあとの記者会見で、「事態を重く受け止めたい。去年の交通事故の死者数の目標は3000人以下に抑えることであり、それに比べると1000人以上も多い。警察としてしっかり分析を行い、抜本的に対策を見直していかなければならない」と述べました。