人生の楽園 傑作集 2015.12.31


今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ…。
皆さんこんにちは。
西田敏行です。
ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?さて本日は美味しい食べ物でみんなを元気にしている素敵な女性を2人ご紹介しましょう。
『人生の楽園』傑作集。
まずはじめは幼い頃の小さな落書きによって新しい人生の扉が開かれたお母さんのお話です。
ご家族みんなが協力してお母さんの夢を支えています。
美味しそうなお料理もたくさん登場しますよ。
何年もの間開けられる事のなかった倉の扉。
この扉が開いた時今日の主人公の夢がかないました。
どういう事かって?それはあとのお楽しみです。
そんな夢への扉があるのがこの倉。
江戸末期麻を保管するために建てられた麻倉です。
3年前町の活性化のためギャラリーに改修され木工や陶芸など個性豊かな作家の作品を展示しています。
その倉の一部を仕切って作られたカフェここが今日の主人公のお店です。
cafe&BAR麻倉。
ギャラリーとはつながっているんですね。
ただ今お昼時です。
ランチのお客様ですね。
料理を作っているのが今日の主人公。
ご紹介しましょう。
お店の料理は全て幸子さん1人で作ります。
幸子さんが作るのでこう呼ばれています。
しょせん素人なので勉強しながら…。
「サチめし」は幸子さんがずっと作ってきた家庭料理の事。
麻倉ではそれをメニューにしています。
そして幸子さんと一緒に働くのは店の共同経営者林剛さんです。
すみません。
お待たせいたしました。
はいすいません。
お待たせいたしました。
ランチは週替わり。
今日の「サチめし」はしいたけの肉詰めフライです。
しいたけがさっぱり感を演出しています。
小鉢ももちろん全部「サチめし」です。
いかがですか?すごい薄味で美味しかったです。
美味しかった…そうですか。
店の雰囲気はどうでしょうかね?すごいおしゃれな感じ。
倉ですよね。
元々はね倉で…ねえ。
そうなんです倉なんです。
では桃ちゃん!はい!こんな素敵なカフェ・アンド・バー麻倉どこにあるのか教えてクラさい!今日の舞台は長野県北西部に位置する大町市です。
はるかに望むのは北アルプス。
標高3000メートル級の山々が連なります。
大町市は塩の道として知られる千国街道の通過点にあります。
郷土料理といえば「おざんざ」と呼ばれるうどんです。
こしの強さを引き出す塩を一切使わず代わりに納豆菌を使うという珍しいうどん。
ツルツルしこしこの食感が特徴です。
いやこれからの季節冷やしがいいですね。
わあ小田さん。
はいこんにちは。
こちら倉をギャラリーに改修した時のリーダー木工作家の小田時男さんです。
かつて麻を保管していた麻倉。
時の流れと共に朽ちていった倉を小田さんたち作家仲間が中心となって手を加え2011年ギャラリーとして再生させました。
(幸子さん)麻倉がきれいになったっていううわさを聞いたんですよね。
うちの兄のいたずら書きがしてあったもんだから…。
倉を改修する時あえて残したのが…壁の落書きでした。
アが消えちゃってるんですよね。
近所の悪ガキを探すと。
当時の…。
あえて残しておいたんですよ。
(幸子さん)そんなこんなで盛り上がってたら小田さんがこの扉を開けてくださったんですよ。
もっと面白いもの見してあげようって。
そうなんです。
その扉に残っていたのが子どもたちが書いた落書きでした。
(幸子さん)何書いてあるんだろうって見てフッと見たら今度私がここに名前書いてあるんですよ。
フハハハ…。
お兄さんの真似をして幼い頃の幸子さんが書いた自分の名前。
ん?せチコ?
(幸子さん)1文字間違えて書いてるんですよね。
本当はサチコなんですけど「せチコ」になっちゃってるんですよね。
もう衝撃的なこの…なんて言うんですかね。
ウワッと引き戻されたような感じでしたね。
かつてこの麻倉は近所の子どもたちの遊び場でした。
幸子さんはいつも大好きな兄の明雄さんのあとを追いかけて遊んでいました。
そして遊びのあとの楽しみはお母さんの手料理でした。
私小っちゃい頃にクリームコロッケを食べた覚えがあるんですよ。
それも手作りの。
ああすごいんだなあ…と思って。
商売をしていた幸子さんの実家には絶えず人の出入りがありもてなしの料理を作るお母さんは憧れの存在でした。
22歳の時松本市出身の孝宇さんと結婚。
1男1女が生まれます。
子育てをしながらご近所に振る舞う料理が評判になり幸子さんのご飯はいつしか「サチめし」と呼ばれるようになりました。
その頃から料理でみんなをもてなす店を開く事が夢になりました。
そして20年。
49歳の誕生日に幸子さんは生まれ変わった麻倉に再会しました。
もうサインしちゃってるじゃんみたいなね。
この倉で夢をかなえよう。
2013年麻倉の一角を借りる事が出来た幸子さんはカフェ・アンド・バー麻倉を始める事にしました。
というわけでよみがえった倉で幼い頃書いた落書きと出会いその落書きに導かれるようにしてカフェを始めたお母さんのお話です。
愛情込めて作る「サチめし」と太陽のように輝く笑顔にみんながみんなクラックラでーす!舞台は北アルプスのふもと長野県大町市。
まずはこの重たい扉を開けるところから店の一日が始まります。
(幸子さん)「今日も一日頑張るよ」みたいな。
小っちゃい頃の私に言ってる感じですね。
エヘヘヘ…。
カフェ麻倉は10時にオープン。
ご注文は麻倉ハンバーグ。
焼き色を付けたら大量のお湯で蒸し焼きしふっくら仕上げるのが幸子流です。
お〜なるほど。
ハンバーグには大根おろしとナメタケをのせます。
うん。
幸子さんの作る「サチめし」はこってりなのにさっぱり頂けるのが特徴です。
へへへ…。
いいですね。
かぶりついちゃってますね。
ヘヘヘ…。
どうですか?「サチめし」。
お家じゃ作れないような味で美味しかったです。
いや大好評じゃないですか。
これが幸子流のおもてなしなんですね。
この日はお友達が遊びに来てくれました。
幸子さんは34歳から松本市の郵便局でパートタイムで働いていました。
その時の同僚小泉圭子さんです。
意気投合した2人に同じく同僚だった林さんも加わりいつかみんなで飲食店を開こうと語り合いました。
3人ともお酒が好きで温泉が好きで…。
(幸子さん)みんな意見が違ったからね。
そっちは居酒屋やりたいって言うし…。
でも小泉さんは家の事情で茨城に帰る事になり店を開くという夢を2人に託します。
本当に夢のようなお店が出来たなって…。
3人の夢は今カフェ・アンド・バー麻倉という形で実現しました。
大変長らくお待たせいたしました。
カフェ・アンド・バー麻倉バータイムでございます。
美味しいお酒ご堪能くださいませ。
本日は気心の知れたお客様でございますのでおまかせという事で作らせて頂きます。
適当にエヘヘヘ…。
マダム幸子特製の納豆オムレットでございます。
はいどうぞ。
先生お待たせ。
美味しそう…。
「美味しそう」じゃない。
「美味しい」の!そうなんですよね。
そうなのそうなの。
うん。
トマトにモッツァレラチーズのカプレーゼでございます。
ミョウガを刻んで…。
はーい大葉ものせて和風にアレンジするのが幸子流でございます。
どう?美味しい?
(男性)ああ美味しい。
美味しいってどんなふうに美味しいのかな?それ言わないと…。
幸子さんの愛情の味が…。
ね。
とうとう言わされちゃいましたね。
この日はカフェの定休日。
幸子さんは月に1度のペースで家族が暮らす松本市の自宅へ帰ります。
かつては夫婦でパンのお店を開いていましたが現在は夫の孝宇さん1人で保育園などに納めるパンを焼いています。
うーん大変だ。
ただいま!
(孝宇さん)はい!おかえり!ヘヘヘヘ…。
(幸子さん)お!焼いてるね。
これ袋入れる?もう。
(孝宇さん)まだまだ。
まだ?エヘヘヘ…。
ねえ幸子さんここでパン屋さんやってた時はどんな感じだったんですか?子どもをおぶってね働くんだけどこういうとこにね子どもがね頭をぶつけて…。
幸ちゃんいなければ配達から…。
(幸子さん)そうよ私がいなければ。
いやあ本当働き者だったんですね。
家に帰れば孝宇さんのために料理の腕を振るう幸子さん。
この日の「サチめし」はあんかけ焼きそばにしました。
おお〜!あんかけ焼きそばいいですねぇ。
野菜たっぷり今日も「サチめし」うまいぞ!完成しました西田さん。
ヘヘへヘ。
ごま油で香り付けしているのが幸子流です。
いやあうまそうだな。
いただきます!はいいただきます。
孝宇さん久々の「サチめし」いかがですか?さすが幸ちゃんの味だねぇ。
エヘヘへ。
(幸子さん)だろ?うん。
久しぶりで涙が出るよ本当に。
フフフ…。
幸子さんがカフェ麻倉始めたいと言った時孝宇さんは?おおすげえ!ありがたいですね。
落書きがあったから一つ踏み込めたあれじゃないですかね?いやあ孝宇さんの応援に感謝感謝ですね幸子さん。
休み明けのこの日はたくさんのお客様です。
ギャラリーからもいらっしゃいます。
林さん1人ではてんてこ舞いです。
いやあ今日は彩香さんもお手伝いをしてくれています。
ああ「サチめし」いい具合に出来てます。
お待たせ。
待ってた。
こちらは本日のランチアスパラの肉巻き。
みそダレで香りよく仕上げるのが幸子流です。
召し上がっているのは中学校の同級生です。
同級会もね。
ここでやってくれたりとか。
うーん倉での同級会。
これぞまさにクラス会。
アハッアハッアハハ…。
この日麻倉の仲間たちが集まって恒例のパーティーが開かれました。
カンパーイ!さあ始まりました。
まずはジンギスカンで腹ごしらえです。
焼き手は幸子さんの息子修一朗さんですねぇ。
今日の「サチめし」は生地から手作りしたピザです。
さあ!ここにいるみんなで造った自慢の石窯でピザを焼きましょう!う〜ん。
おおふっくら焼けてますね。
私断言します。
絶対にBUONO!間違いなくうまい!アハハ!はい!ピザ!焼けました。
焼けましたよー!さあ皆さん今日の「サチめし」いかがですか?う〜ん…。
シズル感!うまい!シズル感溢れてる…。
サクサク!う〜ん!美味しい!うん美味しい!いやあ幸子さんの愛感じていただけたようです。
あの人柄のよさでお客様も来てくれてると思いますね。
気さくで分け隔てなくねお付き合いが出来てる。
ああそうですか。
では池内家を代表して長男の修一朗さんひと言お願いします。
とにかくやりたい事をやればいいんじゃないかなって。
あと残りの人生楽しんでくれたら…。
(幸子さん)アハハハ…!幸子さん残りの人生目一杯楽しみましょう!偶然出会った幼い頃に書いた落書き。
たった6文字のつたない文字が新しい人生の扉を開きました。
美味しい家庭料理でたくさんの人たちをもてなしたいという夢。
素敵な仲間たちとの出会い。
そして優しい家族の後押し。
みんなが1つになってカフェ・アンド・バー麻倉は生まれました。
幸子さんこれからも素敵な「サチめし」作り続けていってください。
幸子さんに幸あれ〜!!続いてはふるさとの見晴らしのいい丘の上に小さなお惣菜屋さんを開いたご夫婦のお話です。
テキパキと仕事をこなすお母さん。
そしてどこかのんびりとしたお父さん。
まさにナイスカップルです。
山肌を駆け上がってくる気持ちのいい風。
どこか甘〜い香りがします。
それもそのはずこの山の斜面で今日の主人公はお花を栽培してるんです。
ご紹介しましょう。
栽培しているのは美しいバラの花。
よいしょ。
あれ?つぼみ摘んじゃうんですか?なぜ?どうして?はいつぼみで摘んでこれは明日のお弁当の天ぷらにします。
えっ?天ぷら!?はい。
このバラはダマスクローズという品種で食べられるバラなんです。
ほお〜。
香りが高く化粧品などにも使われているんですよ。
はあ〜。
天ぷらにした時のこのピンクが最高に色が出てそして香りがいいからですね。
フ〜ってした時に鼻にフォ〜ってきてまあいい匂いがしますよ。
フォ〜っとしてみたいです僕も。
では公子さんと一緒にどうぞ!よろしくお願いします。
バラの畑を上って行くとありました。
公子さんが始めたお惣菜の加工所「ファームガーデン野の風」です。
地元の道の駅などに出荷するお惣菜と注文でお弁当も作っています。
ああ〜早速うまそうなものが完成しました!はい。
こちらはとろとろに煮込んだ豚足。
ワオ!2日間かけて作るやわらかい焼き豚。
オーマイガーッド!そしてご自宅で揚げて頂く手作りコロッケ。
いやあたまりませんねぇ。
ああそして例のバラの天ぷらですね。
はい。
バラのシーズンを待ってお弁当のおかずとして使っています。
ああそうなんですね。
どんな味がするんだろうかな?そこにやって来たのはもう1人の主人公公子さんの夫廣海さんです。
野の風の企画営業部長であり味見部長です。
バラの天ぷらの味いかがですか?廣海さん?どうなの?好き好きやろうねこれね。
ええっ!そうきましたか。
どっちかといえばどどどどっちなんですかね?どっちかといえばやねうまい。
ああうまいんだ。
ハハッ!結局うまいんだね。
うんよかった。
よかった!今日の舞台は長崎県の中央部に位置する波佐見町です。
四方を山に囲まれた盆地で美しい棚田と焼き物の町として知られています。
町を歩くと目に入るのがたくさんの煙突。
中でも中尾山は17もの窯元が集まる焼き物の里です。
およそ400年にわたり普段使いの食器を作り続けてきた波佐見焼。
最近ではかわいらしいデザインの食器も人気です。
そんな焼き物の里波佐見町の北部に美しい茶畑と棚田が広がる野々川地区があります。
いやあのどかですね〜。
ファームガーデン野の風は絶景を見渡す丘の上にあります。
1年前夫婦力を合わせ風がそよぐ気持ちのいい場所に立ち上げました。
(廣海さん)このプレハブはですね中古をもらってきて。
あと雨漏りしてね。
私が屋根をかけんといかんねと思って材木を集めて建てました。
このベンチとかなんとかもですねほとんど手作りですよ。
買った物はですねあんまりありません。
野の風という名前は友達が付けてくれました。
野々川に新しい風を起こしてほしいそんな願いが込められています。
波佐見町の隣町で生まれ育った公子さんは24歳の時畜産農家をしていた廣海さんと結婚。
馬や牛の飼育と子育てで働き詰めの毎日でした。
朝早〜く3時とか4時に起きて馬をトラックに積み込むんですよね。
子どもが夜中に目が覚めて横に母親がいないもんだからお母さん!ってですね…それがつらかったですね。
大手畜産会社の牛を預かり育て始めたのが10年ほど前。
一時は300頭にまで増えましたが3年前その会社が経営破たん。
全ての牛を手放し生活の糧を失いました。
いやもう人生終わったと思ったですよ。
これから何をしようかね…っていう事ですたいね。
このマイナスをなんとかプラスのきっかけにしよう。
公子さんと廣海さんは発想を変え野々川を元気にする場所を作ろうと決意します。
少しでもよそから人を呼んできてどげんか出来んかっていう事が頭にありまして…。
自分はもう何もないんですもう他に。
何かしないと食べてもいけないしだったらまずは私がやってたら誰かが集まってくれるんじゃないかなって。
まあ幸いに私にはいい仲間がたくさんこの地区にいるんで…。
こうしてお二人は…。
お弁当などの注文が多い時には地元野々川の主婦がサポートしてくれます。
本当頑張り屋さんです。
朝も早くから夜遅くまで…。
明るくって前向きでかわいい人ですよ。
いやあ素敵な仲間たちです。
元気がもらえます。
元気を吸い取ってます。
吸い取ってます。
ハハハ…吸い取っちゃうんだ。
吸い取られてます。
というわけで心地よい風が吹き抜ける山里でお惣菜の加工所ファームガーデン野の風を開いたご夫婦のお話です。
マイナスをプラスへ。
持ち前の明るさで明日へ繋がる風を起こしますぞ!長崎県で唯一海に面していない町波佐見町の野々川地区。
山々に囲まれ優しい風がそよぎます。
この地でお惣菜の加工所ファームガーデン野の風をオープンしたのが柿本廣海さんと公子さんご夫婦です。
バラのつぼみでポプリの試作品を作っています。
ああいいですね。
お昼過ぎには食材の仕入れに出かけます。
まず近所でアスパラガスを育てている山下さんのビニールハウスへ。
(公子さん)すいません。
この前頼んでたアスパラを…。
えっこれアスパラ?はい。
育つと高さ2メートルにもなるんですよ。
へえ〜!親木を大きく育てる立茎栽培という方法です。
あっ花も咲いてますねぇ。
これ下から今度また新しくこんなして出てくるんですよ。
その養分が根元に戻るっていうのがアスパラなんですよ。
親木からの栄養をたっぷり吸収した新芽を摘むんです。
なるほど。
そういう事だったんですか。
今日も新鮮なアスパラを分けて頂きました。
公子さんにとってご近所の畑はお店の冷蔵庫代わりになっています。
必ずチェックはしてます。
なんか食べられるものはないだろうか。
へへへへ…。
(公子さん)こんにちは。
そして見つけたのがこちらの畑。
新玉ねぎが育っていました。
畑の持ち主は雨の日も雪の日も休む事はないそうです。
畑に出てない日がないんですよ。
みんな本当一生懸命頑張っとらす。
なんでもやっぱし自分が作ったら楽しみがあるですもんね。
いやあ素晴らしき働き者ですね。
早朝4時。
すでに野の風には明かりがともっていました。
あっこれ例のアスパラですね。
それにしてもこんな時間から大変ですね。
こちらは魚のすりみのしそ巻き。
油で揚げる手前のものを売っています。
最後のひと手間を奥さんに愛情を込めてやってもらうようにと思ってですね。
なるほどね。
揚げたて美味しいですからね。
季節の野菜がたっぷり入った野の風定番のひと品です。
ウメノさんの新玉ねぎを挟んだ串揚げ。
こちらも家庭で揚げて頂きます。
仕込みが一段落する頃にはもう夜が明けています。
すると猛ダッシュでご自宅に向かう公子さん。
時間との勝負はまだまだ続きます。
はい出来上がり。
おばあちゃんの朝食の時間です。
ああ〜そうだったんだ。
食べてください。
はい。
そしたらここはそのまま…。
ハハハハ…大変だねこりゃ…。
すると7時を回った頃のこのこっと…。
いやもとい満を持して廣海さん登場です。
廣海さんが担当するのは…。
(公子さん)笑うですよね。
「寝とります」。
廣海さんは毎朝配達のドライバーを務めます。
移動中は公子さんにとって貴重な仮眠時間です。
まずは波佐見町の直売所どろんこの里へ。
(公子さん)おはようございます。
こちらには串揚げやコロッケを置いています。
野の風のお惣菜評判が気になります。
お店のスタッフにちょっと伺ってみましょうかね。
結構夕飯も…。
主婦は忙しいんで助かるみたいで。
美味しいと言われています。
(公子さん)ありがとうございます。
よかった。
先日試しに作ったバラのポプリをちょっと渡して次に向かいます。
続いてやってきたのは道の駅です。
陳列は公子さんにお任せ。
廣海さんはというと何やら向こうで話し込んでますね。
なんかもう興味深く聞いてますね。
ねえ。
廣海さん何話してるんですか?を作ろうかねって。
おお面白そうじゃん。
アイデアだけはですね。
それが実際伴うかは心配ですけど。
ええなんやかんやとまあ絶妙なコンビネーションですね。
朝食を食べる暇もなかった公子さんにさりげなくサンドイッチの差し入れです。
廣海さん優しいじゃん。
毎日忙しい公子さんが一日の中で唯一ほっとする時間があります。
えっ?はーいおかえりなさい!こんにちは。
どうもありがとうございました。
孫の颯夏ちゃんのお迎えです。
うちの長女のですね孫なので私にとって初孫なんですよ。
ありがとうございました。
どうも。
はい行こう。
はい行こう。
お迎えのあとにはいつもこうして野の風の前でおままごとをします。
この時間があるからこそ公子さんはまた頑張れるんだそうです。
颯夏ちゃんおばあちゃん好きですか?好き。
エヘヘヘヘ…。
優しいもんねおばあちゃん。
颯夏ちゃんから元気をもらった公子さん。
このあともまた夜遅くまで働きます。
この日野の風は大忙し。
お弁当を50食作ります。
バラの花やお茶の葉の天ぷらをはじめ地元の野菜がたっぷり入った野の風弁当500円です。
ああいいですね〜。
今すぐ食べたい!あっこれなんだろう?はい。
豆腐の磯辺揚げです。
ああ〜もう至れり尽くせりだ。
野の風弁当を販売するのはこの日開かれている一大イベントの会場です。
全国から陶器ファンが集まる波佐見陶器まつり。
こちらは第2会場。
このテントの中に野の風の販売ブースがあります。
ああじゃあもうじゃんじゃん買って頂きましょうよ。
ねっ!お弁当の中身はですねこれ野々川でとれましたバラです。
ああ早速お買い上げですね。
ありがとうございます。
えっお向かいさんだったんだ。
フフフ…。
ああありがとうございます。
ありがとうございます。
お客様野の風弁当いかがですか?全部がなんか優しい味がします。
美味しいですすごく。
ヘルシーな感じです。
彩りもよくて。
大好評じゃないですか。
野の風に追い風吹いてきました!野々川に古くから伝わるちまきを教わろうと公子さんちまきの師匠をお招きしました。
中川美代子さんと田カズ子さんです。
ああご苦労さまでございます。
お二人はかなりのベテランとお見受けしました。
ちまき歴はお長いんでしょうか?はいそうですね。
昔からですね。
ありがとうございます。
母と一緒に巻いて習ったとですよ。
はい。
それで70年ばかり前から。
えっ70年!ヘヘヘ…!今からでも遅くないなと思ってですね。
本当これ伝統的だからこの際1回しとこうかなと思って。
目標は三角に巻く事です。
(田さん)そしてジャージャーって水ば流してしめる。
しめる。
そしてこっちからこう被せる。
(中川さん)こっちは指で…。
(公子さん)フフフ…。
あっ公子さんどうしました?いや〜こっちから…反対から出てました。
あらら〜三角ってやっぱり難しいんだね。
はい!この紋所が…。
はい三角でございますよ。
よう出来とります。
よかった。
このまま1時間茹でれば出来上がり。
グリーンピースと塩味だけの素朴なちまきです。
いやうまそうですね。
ちまきの他にもごちそうが並びました。
いやあこれは豪勢ですね!
(一同)乾杯!どうも〜。
ちまき講習会に続いてご近所の皆さんが集まっての食事会です。
長女麻衣子さん家族も来てくれました。
はいでは盛り上がっていきましょうね!ちまきの師匠今日の出来はいかがでしょうか?上出来。
上出来です。
はい。
ちまきよちまき。
美味しいね。
美味しい美味しい。
さあ野の風を開いて1年が経ちました。
公子さん今のお気持ち聞かせてくださいな。
足踏みをしないで一歩ずつ前進していきたいと思います。
それには皆さんのご協力をよろしくお願いします。
(拍手)すいません。
活性化していくんじゃなかろうかと。
周りも頑張ろうかなって感じがですね徐々にこう伝わってきてるんですよ。
自分たちも手伝える範囲は手伝いながら支えていけたらなと。
廣海さんの番ですよ。
この際公子さんに言っておきたい事あるでしょ?まあぼちぼちケンカしながらですねぼちぼち今までよく支えてくれました。
どうもありがとうございます。
いや言った言った言った言った!初めて聞いた!初めて!みんな聞いた?みんな聞いた?大体男はこげな事は言わんよね。
(公子さん)ハハハ…!言わせちゃいました!言わせた。
やったー!ハハハハ…。
きっかけは突然の出来事でした。
マイナスからのスタートでした。
でもお二人が考えたのは過去を取り戻す事ではなく新たな事にチャレンジする事でした。
しかも自分たちだけでなくみんなが元気になるために。
今ファームガーデン野の風は多くの仲間たちに支えられ風を起こし続けています。
涙を乾かす風願いを届ける風そして夢の翼を広げる風。
公子さん廣海さんこれからも風をいっぱい受けてこの町を盛り上げていってください!応援してまーす!2015/12/31(木) 06:00〜06:50
ABCテレビ1
人生の楽園 傑作集[字]

幼い頃に遊んでいた麻倉でカフェを始めた女性、見晴らしのいい丘の上で惣菜屋さんを始めた女性…。美味しい食べ物で周りの人たちを元気にしている二人の女性を紹介。

詳細情報
◇番組内容
【落書きが導いた夢のカフェ】 料理が大好きな主人公は、ある時、幼少時によく遊んでいた長野県大町市の麻倉の扉に、幼い頃の自分の落書きを発見。運命的なものを感じ、その麻倉で、夢だったカフェを始めた。 【風そよぐ里の惣菜屋さん】 長崎県波佐見町の畜産農家に嫁いだ主人公は、大手畜産会社から牛を預かり育てていたが、その会社が倒産し、すべてを失った。そして“ゼロからのスタート”として仲間と惣菜屋さんを始めた。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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