このサイトを読んでいる読者には一つ、気がかりなことがあるのではないだろうか。
そう、少年Aこと八神太一はあの後どうなったのか?ということだ。
唐澤貴洋に完全に話題を持って行かれ鎮火したのか?
それともさらなる特定活動が進み、現在も嫌がらせを受けているのだろうか?
結論から言ってしまうと、残念ながら後者である。
八神太一はその後住所を特定され、唐澤貴洋弁護士に負けるとも劣らない熾烈な嫌がらせを、
3年以上にも渡り受け続けている……
そして、普段からこの炎上騒動を追っている方には意外かと思われるかもしれないが、
弁護士・唐澤貴洋の炎上と、コテハン・八神太一の炎上は本質的には別物だと考えられる。
確かに八神太一の依頼がきっかけで唐澤貴洋が降臨することになったのは間違いないし、
両者ともなんJが炎上の舞台であり、唐澤貴洋に興味を持つ者はそのほとんどが八神太一にも興味を持ち、
その逆もまた然りである。
が、しかしそれだけであり、
両サイドの炎上で登場するキャラクターはそれぞれ関わりが全く無い。
唐澤貴洋がいなければ八神太一はたとえ炎上したとしても、鎮火するのは時間の問題だっただろう。
しかし八神太一がいなくても唐澤貴洋はほぼ確実に炎上していたと考えられる。
第一章の第一次~第三次開示戦争を改めて見て欲しい。
唐澤貴洋は、どんな弁護士でも沈静化が不可能であろう案件に手を出し、
無差別開示という明らかに悪手な方法を取っている。
たとえ第一次開示請求はミスだったとしても、当時のなんJの反応を目の当たりにすれば、
普通ならそこですぐに手を引くことはできただろう。
だが、そうでなかったのは、当サイトを読んでくれた読者には周知の通りである。
つまり、唐澤貴洋が当時2chでのIP開示ビジネスを請け負っていた限り、
八神太一がこの世に存在しなかったとしても、別の炎上案件に手を出し、
致命的な状況になるまで開示を繰り返していたであろうことは容易に想像が付く。
その場合炎上の舞台となるのは、現在なんJと1,2を争う勢いを誇るニュース速報VIP板かもしれないし、
嫌儲板や鬼女板かもしれない。なんであれ、唐澤貴洋はかなりの高確率で同じ運命を辿っていたと考えられる。
八神太一はたまたま時期と場所が悪かっただけで、
別の誰かが当サイトの序章で紹介される可能性は十分にあったのだ。
特殊性が強いのは明らかに唐澤貴洋の方であり、
当サイトのメインコンテンツと銘打っているのもそのためである。
前置きが長くなったが、
当サイトは以上の理由から特殊性のある唐澤貴洋弁護士の炎上について焦点を当てているため、
八神太一の炎上経過を専門にしたサイトではないということだ。
よって、今回は番外編である当記事に収まる程度の長さで、八神太一のその後の炎上を見てみよう。
本名特定から1年後、なんJ民は八神太一の住所をかなりのところまで絞り込んでいた。
この後消去法により絞り込んだ1軒が有力説とされたが、
確定的な証拠があるわけでもなく声高に決めつけることはできなかった。
しかしそんなある日……
「大学生にありがちな髪型」と称した、八神太一の卒アル写真のコラ画像が2chまとめブログに取り上げられ……
元同級生にその記事を発見させられてしまい、
完全に住所を特定されてしまう。
当然なんJ民は八神太一の過去の書き込みを載せた大量の嫌がらせハガキを彼の実家に送りつけるのだった。
また、大学関連の情報も得ようとするなんJ民であったが、やはり捜査は難航していた。
しかし……
判例データベースという、判例を閲覧できる有料のサービスで、
よりにもよって唐澤貴洋に八神太一の学部学科を開示されていたところをなんJ民に発見されてしまう。
そしてさらに数カ月後。
大学の同級生を名乗るなんJ民が登場。
所属しているサークルを開示されてしまい、
集合写真から本人と確定。
当然サークルからは身を引くはめになってしまう。
また、彼の実家では
玄関に置かれたウサギの置物が人気となり
後に擬人化され3Dモデルにもされるほどの人気になるが、
そのあまりの人気ぶりに窃盗されてしまう始末。
また、出合い系サイトで男性を八神太一の実家に誘導するように仕向けるイタズラが大流行し、
八神家には毎晩何人もの男たちが出向き大混乱に。
……と、このように八神太一は2012年3月7日に特定されてから3年以上、
少なくともこの記事を投稿した2015年12月6日も未だイタズラを続けられており、
残念ながら収束の気配は一向に見えない。
この話を読んだ読者は胸に刻んでおいて欲しい。
ネット上に住所や氏名等の個人情報を晒さなかったとしても、
断片的な情報が記録されていれば、彼のようにパズルのピースを組み合わせられ、
特定されかねないこともあるということを。
もしも炎上が起こった時は、脅迫する素振りなど見せずに素直に謝り、身を消すということを。
そして何よりも、人に迷惑をかけないように心がけることを。
八神太一や、彼の雇った唐澤貴洋弁護士のように嫌がらせをされたくないのであれば、
また、彼らに嫌がらせを行うなんJ民のような加害者にならないためにも、
モラルや道徳など、基本的なことを改めて考える必要があるのではないか。