ジャニーズＷＥＳＴ 今年は全国制覇だ！！　アリーナツアー横浜公演

　７人組アイドルグループ「ジャニーズＷＥＳＴ」が６日、２枚目アルバム「ラッキィィィィィィィ７」（昨年１２月９日発売）を引っ提げた、初の全国アリーナツアー（７都市２５公演）の横浜アリーナ公演を開いた。

　「待たせたなー。ただいま！！　明日のことなんて気にするな。きょうはオマエらを絶対に離さへんからな！！」。桐山照史（２６）の殺し文句に、ファン１万５０００人が悲鳴のような歓声を上げた。

　昨年５月から６月にかけて開催したツアーでは１５万人を動員したが、今回は４月２、３日の宮城・セキスイハイムスーパーアリーナまで、倍となる３０万人を動員予定。

　ステージの構成や演出を考案している中間淳太（２８）は「去年のツアーに（関ジャニ∞の）村上（信五）くんが来てくれて、ダメ出しの紙をもらった。『フレッシュさがない』『もっと走れ』と。村上くんのアドバイスを参考に、今年は勢いのある感じにしました」とアピールした。

　アルバムタイトルは、申（さる）年にちなんでサルの鳴き声「ウッキー」と「ラッキー７」を掛け合わせ、メンバー７人分の「ィ」を付けた。また、ステージや衣装はカジノをイメージし、トランプやスロットマシンの柄を取り入れた。

　デビュー曲「ええじゃないか」でオープニングを飾り、メンバーもファンも序盤から気分はウッキウキ。それぞれが自身のイメージカラーのサルの着ぐるみを着用したユニット「モンキー７」を結成し、ゲームコーナーでも盛り上げた。

　今年の抱負は、全国ネットのテレビ番組へのレギュラー出演と単独ドーム公演の開催で７人の思いが一致。濱田崇裕（２７）は「僕らは大阪で育って、ファンの皆さんも『私たちが育てた』という思いがあると思う。恩返しの意味を込めて、京セラドーム大阪でライブをやりたい」と目標を掲げた。重岡大毅（２３）は「焦らず、ゆっくり、着実に頑張ります」と飛躍を誓った。

　濱田はこの日、初主演舞台が決まったことを報告し、ファンから大声援で祝福を受けた。４月２２日から５月８日まで東京都新宿区の東京グローブ座で上演される「歌喜劇／市場三郎〜温泉宿の恋」（東京グローブ座）で、濱田演じる主人公・市場三郎が社員旅行で訪れる温泉宿が舞台となる。

　メンバーから「よっ、座長！」と掛け声が飛ぶ中、濱田は「いつかやりたいと思っていた舞台が、こんなに早くできると思っていなかったのでうれしい」と話した。