TOEIC受けてる人に聞きたいんですけど、何回も受験していると、『壁』が出てきませんか?
ある一定のところまでは、勉強すればどんどんスコアが上がるのに、急にスコアが頭打ちになってしまう現象です。
僕の壁は900点でした…。
以前、TOEIC800点台までの軌跡をまとめた記事を書きました。
600、700ブッ飛ばして800台まで一気にスコアを上げられたとこまでは良かったんですが、こっから先が大変でして。
半年で300点以上スコアアップできたものの、その後は、
845...
795...
880...
845...
840...
865...
上がんねー!!!
かれこれ、3年以上も800台をウロついてました。
勉強はずっと継続していたのに…!
こうなると、モチベーションも徐々に下がっていきます。
受験料もバカになりませんからね。
こりゃもう抜本的に勉強法を変えないとあかんと思ったんですよ。
んで、まぁ結果を先に言いますと、
やっほい!!
ギリギリだけど…。
この前に910も一回取ってるんですけど、スコアシート無くしたっす。
ほんの数十点のスコアアップですが、この壁がとにかくデカかった…。難易度がダンチでござった。
そんなわけで、今回は、僕がTOEIC900点を超えるために実践した勉強法を解説しまっす!
【目次】
TOEIC900点に必要な得点率は?
TOEICはリスニング、リーディングそれぞれ495点、合計990点満点です。
ほぼ、正答率=スコアですが、統計処理が加わるので、平均点が低いと100%の正答率じゃなくても満点を取れますし、0%の正答率でも0点にはなりません。
偏差値的な計算方法が導入されてるわけですね。
とはいえ、60%だと大体300点前後、80%だと400点前後に落ち着きます。
まず、僕がちょうどTOEIC900点を取った時の得点率が以下です。
リスニング465点の時のスコアシートがこちら。
この時のリスニングは神がかってて、全部のセクションで90%以上の正答率でした。
元々リーディングが得意だったんですけど、リスニングの勉強法を変えてから完全な得点源になりやした!
だから最後まで見てね!
平均すると、だいたい93%位の正答率ですね。
次が、リーディング435点の時のスコアシート。
文法と長文は調子良かったのに、語彙やダブルパッセージ(※)でやらかしてます。
(※)180問以降にある、2つの文書から問題がでるヤツ
こん時はリスニングの調子が良かったからいーんですけど、正直…
リーディング450点を狙うには、文法と語彙では100%を狙え!!
って思います…。
ここについても後述しますね。
それでは、具体的な勉強法について解説していきます。
リスニングの勉強法
あらゆるリスニングを1.2倍速に
ここについては、以前軽くまとめました。
正直、リスニングはこれに尽きるんすよね。
英単語帳や参考書に付属のCDも、模試のCDも、全て1.2倍速に録音し直して聞いてました。
正直、リスニング400点とか超えると、大体のTOEIC英語は聞き取れるんですよ。
なんで、普通にCD聞いてても、それ以上聞き取れるようにはなりません。
かといって、ネイティブのニュース等を聞くのもまた違うんです。
TOEICの丁寧で良い発音の英語は、ネイティブの会話とは全く異なる英語と捉えてください。
TOEICのリスニングスコアを伸ばす場合、『TOEIC英語』に特化したトレーニングが必要です。
それもどーなの?って話ですが……。
なので、『TOEIC英語』に対応した英語力の向上には、『TOEIC英語』を使って負荷を強くするのが効率的なんですよ。
そのため、TOEICの参考書や問題集のCDを高速(と言っても聞き取れる程度)で聞くのがめっちゃ効くんです!!
模試を1.2倍速にすると、問題を解く時間等のインターバルも全部短くなるので、解答スピードもどんどん上がります。
TOEICの勉強を始めたばかりのような、『なにこれ聞き取れない!!』な感情をもう一度味わえますよ。
1.2倍速に慣れてしまえば、正直、本番はヌルいです!!
リーディングの勉強法
文法、語彙は100%を目指せ
これはマストですね。
出る範囲が決まってるんですから。
Part5、6は正答率100%を目指しましょう。
長文でスコアをいくつか落とすことを考え、前半でスコアを落とさないことが重要です。
基本的にリスニングよりリーディングの方が平均正答率は高いです。
なので、1問間違えたときのダメージが大きいんですよ。
リスニングは1、2問間違えただけなら満点取れることもあるんですが、リーディングはそうはいきません。
間違える度にスコアはどんどん下がります。
平均点が高い時だと、90%前後の正答率でも、スコア400前後になってしまうこともあります!
リスニングよりシビアっすね。
そういった点では、リスニングを得点源にできれば、かなりデカイんですよ。
なにより、リーディングと違って、リスニングは能力が落ちにくいですからね。
スコアの維持にもつながります!
文法の要注意事項まとめ
文法のスコアアップにおいて、特に注力したい項目をまとめます。
あ、基本的に、高校レベルの英文法はほぼ理解できている前提で話しますね。
そうでない人は、まずはForestで基本を身につけましょー!僕はForest信者!
①品詞
例えばこんな問題。
Affiliate service (------) a lot of bloggers because of its profitability.
ーアフィリエイトサービスは、その収益性から、多くのブロガーを惹きつけます。
(A) attract
(B) attracts
(C) attractive
(D) attraction
適当に作文しましたけど、正解は(B)ですよね。
主語が単数で、動詞が来るから…合ってるはず…
(間違ってたら早急に連絡を…)
ここに関しては、マジで頻出!そして間違えやすいとこ。
冷静に考えればわかる問題が多いんだけど、TOEICのPart5、6は、1問30秒以内で解きたいから、その時間内でSVOCを把握して、適切な品詞を当てるって結構難しい。
問題をこなして、判断力、速読力をつけましょ。
②関係代名詞、関係副詞
意外と穴だと思います!
とりあえず例題。
I went to the restaurant (-----) the most popular blogger recommended.
ー私は、最も人気なブロガーさんがおすすめしていたレストランに行きました。
(A) where
(B) to which
(C) that
(D) what
正解は(C)。
場所だからwhereにしたい気もするけど、recommendは目的語を取れるので関係副詞は使えまへん。"recommend"じゃなくて"work"とかなら関係副詞ですね。
僕はこの関係代名詞が苦手。例題作るのもめっちゃ緊張した。
頻出というわけではないけど、確実に何問かは出てくるトコロ。
文法で正答率100%を目指すなら避けては通れない項目ですね。
その他に重要な単元は…
③時制(の一致)
④比較級、最上級
⑤接続詞
ですかね。
教材はForestで十分だと思うけど、問題集付きならこの本がおすすめ。
単語帳はこれが鉄板。
下手に難しい単語帳を買っても時間の無駄ですよー。
キクタンのSuperも買ったけど、難しすぎてTOEICを超えていた。笑
あ、付属のCDはもちろん1.2倍速で!!!
長文読解の勉強法
これはもう数をこなすしかないんですけど、2通りの解き方があります。
①スキミング能力をつける
いわゆる王道の解き方がこれ。
問題を最初に読んで、文章を全部読まずに、 必要な所だけ読解して効率よく問題を解いていく方法です。
Part7は、1問1分で解きたい!
速読力をつけるのはもちろんですが、このスキルを身につければ、問題を解くスピードはさらに上がります。
普段の問題集から、この解き方を意識して解かないと身につかないですよ!
②速読能力をつける
とは言いつつ、僕はスキミング…
めっちゃ苦手!
やってみたんだけど、結局、
『(あれ答え見つからない…どうしよう…あぁ時間が…)』
って感じで焦ってばかり…。
なので、僕は、
速読力をめっちゃつけて、長文を全文読んでから問題を解くスタイルにしました。
いや、外道ですよ。苦笑
ただ自分に合ってるのがこの方法だったんで。
この方法だと、めちゃくちゃ早く読まないと時間内に終わらないんでおすすめはできません。
ただ、問題の答えを見失うことは無いです。
正答率を上げるって意味では、時間内に長文を全て読めるに越したことはないですからね!
以上です!
とにかく、 TOEICのスコアアップには、普段の勉強から時間制限を設けて、本番と同じ解き方で問題をこなしていくことが重要ですな!
900点取ると、さすがにどの企業の面接でも聞かれます。笑
ただし!それに見合う英語力が無いと、後々後悔しますよ…。
TOEIC900点!でも英語は話せません!なんてダサいことにならないように………
みるおか