マッサン 愛と冒険の日々をもう一度!「第13週〜第15週」 2015.12.30


・「なつかしい人々なつかしい風景」・「その総てと離れてもあなたと歩きたい」操業開始から4年。
ウイスキー工場では順調に原酒が蒸溜されていました。
(政春)よっしゃ。
(英一郎)工場長!おお!来ましたよハイランドケルト!スコットランドで造られてる世界的に有名なウイスキーです。
わしゃいつかこのハイランドケルトを超えるウイスキーを造ってみたいんじゃ。
(エマ)ニンジン嫌!
(エリー)何でも食べなきゃ駄目!何で?エマが元気に大きくなるためです。
エマ元気やもん。
お母さんの言う事が聞けない?
(戸が開く音)・ただいま!お父さんや!エマ!
(エマ)お父さんお帰り!ただいま。
どうしたんじゃ?エマがまたニンジン食べない。
ええ?こないだちゃんと食べとったじゃろうが。
お父ちゃんが半分食べたろか?センキュー。
ユアウェルカム。
(鴨居)何や皆お通夜みたいな顔して。
・「ハイランドケルトハイランドケルト我らが大好き」
(白井)大将…このままやと鴨居商店は潰れます。
全く売り上げに貢献してないろくでもない部署があります。
すぐにでもウイスキーの出荷を決めて下さい!ウイスキーは最低5年の熟成が必要なんです!
(紺野)「熟成熟成」てもう聞き飽きたわ。
(白井)原材料費が値上がり続け太陽ワインですら売り上げは下がり続けてます。
経費の節減も併せてもっともうけが出るようにせんと。
いやそもそもウイスキーはほんまにちゃんと出来てるんでっか?何じゃと!
(白井)ほなすぐに出荷できるやろ?今出荷したらせっかくの原酒が台なしじゃ!ほんなら製造の中止を提案します!ウイスキーの製造はやめへん!このビール工場の事知ってるか?これはいけるで。
(紺野)ビールに進出するいう事ですか?ビールの稼ぎが今の鴨居商店を救うっちゅう事ですね?
(鴨居)紺野横浜行ってくれるか?
(紺野)分かりました!そや工場長!わてらのウイスキーが今どんな味になってるか一遍飲んでみたい。
一番うもうなってる樽を選んでブレンドしてみてくれ。
じゃけど大将熟成が…。
やれる事は皆やるんや!熟成の足りん原酒でええウイスキーは出来ん。
マッサンならできる。
大丈夫!ハイランドケルトだって最初から最高のウイスキー出来なかったと思う。
ほうじゃのう。
こうして予定より早くウイスキーの試作が始まりました。
ちいと固さも残っとるがスモーキーフレーバーの利いたしっかりした味わいじゃ。
よっしゃ!年数の古いもんから順にサンプル採って研究室に運んでくれ。
分かりました!
(梅子)休みも返上で?
(桃子)世の中不景気やいうのに鴨居商店は忙しいねんな。
(キャサリン)なあ。
だけどマッサンいないとエマどんどんわがまま。
(キャサリン)おてんばぐらいがちょうどええねん。
(エマ)あっおばあちゃん!
(早苗)エマちゃん達者にしとったか?エマちゃんにちゃんちゃんこ縫うてきた。
キャラメルもたくさん買うてきたで。
わ〜キャラメルキャラメル!
(早苗)エリーさん。
あ〜丈もピッタリじゃ。
エマおばあちゃんにお礼言いなさい。
センキューベリーマッチ!ここは日本じゃ。
日本語使いんさい!おばあちゃんキャラメル!はいはい。
エマおやつはごはんのあとね。
え〜。
(早苗)今日は特別。
(鴨居)ええ色やないか。
もっと熟成すりゃ角が取れて柔らこうなります。
何年かかる?あと10年。
あと1年でなんとかならんか?そりゃ無理です。
できません。
せやけど10年待っても100点のウイスキーが出来るとは限らんわな。
これ借りてく。
ちょっと考えてみるわ。
考えてみるて何を?商品化や。
(俊夫)はっ!?大将!大将!会社も苦しい。
大将いろいろ考える。
それしかたない。
熟成しとらんもんをどがいに頑張ったって…。
会社潰れる困るでしょ?頑張って大将についていくしかないじゃない。
本気なんですかのう?大将は。
(紺野)競売はあさってや。
設備に200万も投資したウイスキーがどないもならんならビール事業に全面切り替えいう手もある。
ビールに全面切り替え?
(ドアが開く音)
(鴨居)皆そろてるな?お〜ご苦労さん。
なんぼや?占めて60万です。
あ〜そうか。
ほな現金で120万ほど都合してくれ。
120万!?絶対に落とす。
落札したら4月には発売に持ってく。
紺野ビールはお前に任せた。
はい!
(鴨居)工場長。
はい?今日ちょっと会うてほしい人がおるんや。
(山之内)え〜こちら澤田取締役です。
(鴨居)欧米に何度も足を運ばれて日本では唯一無二のウイスキー通やとお聞きしまして。
面白いもん飲ましてもらえるらしいですな。
(鴨居)国産初のウイスキーをご賞味頂きたいと。
あんた評判悪いで。
はい?よそより何でもかんでも安うやってたたき売ったらそれでええ。
そんなもんやない。
ええもんを安う飲めればそれにこした事おまへん。
それはね商人の建て前や。
どないだす?中途半端やな。
そもそもね日本と本場では歴史が違い過ぎます。
歴史には必ず始まりがあります。
あんたイミテーションの鴨居さんやな!太陽ワインか…あれもあかんな。
何でも偽物でよろしいんでっしゃろ?確かにこれはまだまだです。
しかし研究を重ねて着実に。
そもそもねそんな財力おまんのか?イミテーションの鴨居さんはとことんイミテーションでよろしいやないか。
香料バンバン足してもっと甘うせな。
それでなかったらあんたの酒やないで。
(英一郎)なんぼ何でも「イミテーションの鴨居」やなんて…。
(鴨居)それが現実。
今の鴨居の評判や。
何を言われようが構へん。
要はこれからや!売り出そう。
ウイスキー売り出すんや!今ですか?条件は完全に整ってないかもしれん。
そやけどこれは本格的な国産ウイスキーである事は間違いない!これがマッサンのウイスキーやいうもんをもう一回ブレンドしてみてくれ!わてに力貸してくれ!分かりました!ウイスキーは4月に出す!太陽ビールにぶつける。
同時にですか?やるならとことんど派手にいく!やってみなはれ!
(政春英一郎)はい!これからわしと英一郎はブレンド作業に集中する。
皆はそれぞれの持ち場をしっかり支えてつかぁさい。
(一同)はい。
(俊夫)ほんまにええんですか?今までさんざん長う寝かせた方がうもうなる言うとりんさったのに。
わしゃやりたいんじゃ!へじゃお坊ちゃまの覚悟に従いまひょう!行くど!絶対やったるど!政春の会社が潰れたらどうするつもりじゃ?3人で広島に帰ってきたらどうね?心配してくれる私すごくうれしい。
エマの心配をしとるんじゃ。
あんたの事は嫁とは認めとらん。
この先も認めるつもりはない。
それとのうおなごが男の仕事にいちいち口出しするもんじゃなぁで。
自分の思った事言うなぜいけない?女も男も同じ人間。
人はみんな平等でしょ?母親になって強うなったの。
どうですか?スモーキーフレーバーの利いたしっかりとした味わいじゃ。
あの樽じゃ!これが工場長の結論か?はい。
ええやないか!せやけど少しスモーキー臭が強すぎる気が…。
最後にスモーキーフレーバーが強い原酒を少したらしたんです。
そしたらそこには全く違う世界が広がったんです。
難しい酒やのう。
奥が深うてこまやかで。
これでいこう。
早速商品化に向けて動いてくれ。
ありがとうございます!出荷じゃ〜!出荷するど〜!決まったんでがんすか?はい!万歳!
(一同)万歳万歳!お〜!こうしてついに日本初の国産ウイスキーが誕生する事になったのです。
今日は特別な日やからエマもサイダー飲んでええねんで。
ほうか。
えかったのう。
ほれエリー。
ありがとう。
はあ…。
やっと出来たね。
マッサンの夢…。
おめでとう。
ありがとう。
チアーズ。
チアーズ。
チアーズ。
どうじゃ?おいしい!ほんまにうまいか?ほんまにほんまにほんまにうまい!
(春さん)おっこれか!マッサンのウイスキーは。
「目醒めよ日本人舶来品の時代は去りぬ!メイドインジャパン」。
文句わしが考えたんじゃ。
鴨居ウイスキーは大将のねらいどおり世間の注目を集めました。
今日からまた新しい船出や思て変わらぬ努力を続けてもらいたい。
(一同)はい!これからもしっかりウイスキーを仕込んでいきたいと思うとりますんでどうかよろしくお願いします。
(一同)はい!
(千加子)買うてきたよこれ。
(すみれ)お兄ちゃんのウイスキー?
(千加子)うん。
(島爺)もう…。
みんなで飲んでみょう。
ねえ?うちはそがなもんは飲まん!お母ちゃん!どうしても飲んでほしかったら政春が持ってきて「どうぞ飲んでつかぁさい」っていうのが筋じゃろう。
のう?政志さん。
(政志)ん?うん…。
それまで飲まんでええ。
ハハハッ…。
ところが発売から半年たっても鴨居ウイスキーは全く売れませんでした。
ほんまにすいませんでした。
これは間違ってない。
わての見込みが甘かったんや。
もっともっと今の日本人に合わせたウイスキーにせな売れんいう事や。
もう一遍やってくれるな?ちいと時間をもらってええですか?頼りにしてんで!これ以上どうすりゃええんか。
どがぁなウイスキー造りゃええんか。
大将も苦しんでると思うよ。
会社とウイスキーを守るために…。
そがな事は分かっとる!マッサン…大きな声出さないで。
エマ起きる。
すまん…。
(規子)本日までの鴨居ウイスキーの売り上げは当初の目標本数の約2割。
最終的には目標の1割から1割5分程度の達成率になると思われます。
(白井)太陽ビールですが残念ながらこちらも厳しい状況です。
今後の戦略も大幅に見直すべきちゃいますか。
(紺野)ビールの売り上げが上がらんのはウイスキーの不人気が原因やと思われます。
やはり日本人には煙臭い西洋の酒は受け入れられなんだいう結果やと思います。
確かにスモーキーフレーバーは強すぎたかもしれません。
じゃけどそれこそがスコッチウイスキーの特徴で…。
もうちょっと工夫でけへんかったんですか?責めを負うのは工場長だけやないと思います。
英一郎。
(鴨居)わての責任や。
全ての過程でわては工場長から逐一報告を受け了承してきた。
責任は全てわてにある。
ワインの次に安定して売れとるんはダックスモーカーやな?商標ごと売却する。
(黒沢)え!?
(鴨居)その資金でウイスキーおよびビール事業を改める。
大幅な改良してともに来年の春発売や!大将ちょっと待ってつかぁさい!止まったら最後それは鴨居商店が終わる時や。
大衆の中にウイスキーいう言葉が残ってるうちに次を売り出すんや!日本にウイスキーを定着させるにはそれしかない。
(俊夫)好きにすりゃええんです!あの大将に何言われようが。
旦那様は信念を絶対に曲げんかった。
ものづくりしんさるんなら自分の信念貫いてつかぁさい。
俊兄…。
何があってもお坊ちゃまの味方ですけん。
鴨居ウイスキーが何で売れんかったか。
やっぱり熟成が足りんかった。
それかわしの感覚技術が未熟じゃった。
(鴨居)そやない。
スモーキーフレーバーや。
煙臭さを取り除いてまずは日本人の味覚に合わせたウイスキーを一緒に造っていこうやないか。
それはできません!わしゃ…自分の信念を曲げとうありません!自分がうまいと思うた目指しとった味を捨てる事は信念を曲げる事になります。
お前は誰のためにウイスキー造っとる?なんぼ自分がうまい思たかてお客がまずい言うもんは売れへん。
ウイスキーの味も分からん人に飲んでもらいたいと思うとりません。
何!?客にこびてまで売れる商品を作る事には賛成できません。
もうええ。
お前には頼まん!
(英一郎)お父さん。
お父さん!ご苦労さん。
その数日後。
今日からブレンドを手伝うてもらう京都帝大の久我山先生。
初めまして。
いろいろと助けたってや。
おはよう!おっ工場長。
大将…。
こちら久我山先生。
醸造学の権威や。
久我山と申します。
外の人の新しい感覚でブレンドしてもらうのも手やと思うんや。
わしのウイスキーをその人にブレンドさせるいうんですか?どこにお前のウイスキーがある?ここにあるのは皆鴨居商店のウイスキーや!あっ先生…どうぞどうぞ。
工場長大変や!え?
(俊夫)来るな〜!ここは立ち入り禁止じゃ!こら出ていけ!早よ早よ出ていけこら!俊兄…。
ここにある樽は全部お坊ちゃまとわしらのもんじゃ。
大将や大学教授なんぞに一滴たりとも渡しゃぁせんど!アホな事はやめろ!アホはどっちじゃ〜!大将あんたひきょうじゃ。
ウイスキー造りは全部お坊ちゃまに任せたんじゃなぁんか!なんとかせえ。
俊兄!落ち着いてつかい。
これが落ち着いてられますか?
(紺野)ええ加減にせえよ!警察呼ぶぞ!ブタ箱放り込まれたいんか?放り込めるもんじゃったらやってみい!どうじゃおら〜!分かった!ああ?お前ら全員解雇。
クビや!一遍は許したる。
明日から職なしになりたない者は今すぐ出てこい。
あとは任せた。
みんなクビにならない?明日大将にちゃんと話してみる。
わし自身どうしたらええか…。
どうして?わし自身…よう分からんのじゃ。
どうしたい?「どうしたいどうしたい」いうて分からんて!マッサン!もうええ言うとろうが!
(エマ)けんかやめて!エマ…。
ニンジンちゃんと食べる。
ごはんの前はおやつ食べへん。
せやからもうけんかやめて!エマ大丈夫。
ほんま?ほんまじゃ。
へじゃそういう事で。
俊兄!大将これどういう事ですか?昨日の一件は全て自分が言いだしてみんなを唆してやった事やから工場長やほかの奴らを処分するのは勘弁してくれいうこっちゃ。
信念曲げたら男はしまいじゃ!それが旦那様の教えでがんす。
お前はどないするんや?鴨居商店に残るんか?もしうちに残んなら営業に回れ。
営業?工場の方は今後英一郎に任せる。
お前は当面鴨居ウイスキーの営業に回れ。
・「大好きな人々大好きな明け暮れ」・「新しい『大好き』をあなたと探したい」
(政春)営業に回れ言うんじゃ。
大将の命令じゃ。
(エリー)マッサンいいの?そがな…造りとうもない酒造るよりはマシじゃ。
それにわしゃエリーとエマを食わしていく責任がある。
マッサン…。
でもウイスキー売るできないでしょ?こうやってのう愛想笑いで売るんじゃ。
わしのウイスキー飲んでもらってお客さんがどがぁな顔するかしっかりこの目で確かめてくるんじゃ。
どこに行く?北海道はどうじゃろう?料理のしかたもよう似とるし北海道の人じゃったらウイスキーをうまい言うてもらえるかもしれん。
マッサンのウイスキーおいしい言ってくれる人たくさんいるといいね。
よっしゃ。
(鴨居)北海道?北海道にはウイスキーを受け入れてくれる土壌がある思うんです。
気候や地形だけじゃのうて魚をくん製する料理のしかたもスコットランドによう似とるそうです。
ほな北海道行ってこい!はい!ただしお得意さん増やしてこなんだら鴨居商店にはもうお前の居場所はないと思え。
はい。
はいお弁当。
ああ。
ありがとう。
ハハハッ…。
こうしてマッサンは北海道へと旅立ちました。
まずは小樽じゃ。
北海道で頑張ってまた元気になって帰ってきてくれる。
(キャサリン)あんたとことん前向きな女やな。
「笑う門には福来る」。
(梅子)オホホッ!・電報です。
あ?ありがとうございます。
「ハハキトクスグカヘレ」。
昨日はどうなるか思うて肝が冷えましたがのう。
なんとか山越えたようですわい。
(千加子)分かった?養生せんにゃいけんよ。
(早苗)あがなやぶ医者の言う事は当てにならん。
(島爺)奥様…エリーさんが。
え?
(政志)おう来てくれたんか。
ご無沙汰しております。
(政志)ああハハッ…。
(エマ)こんにちは。
あ〜大きゅうなったのう。
おばあちゃん。
(すみれ)お兄ちゃんは?マッサンは今北海道です。
(すみれ)北海道!?あっ…ウイスキーいかがですかのう?
(早苗)まずいウイスケ持って北海道まで売りに行って…。
(千加子)まずいってお母ちゃんいつ飲んだん?飲んどらん。
(せき)現にウイスケは売れんかったじゃろう?だけどマッサン諦めていません。
私も。
バカタレが…。
(せき)お姉さんレモンある?
(千加子)ホットトディー?スコットランドではせきが出るみんなこれ飲む。
エリーさんが作ってくれたせき止めの薬。
要らん。
お母さん多分せき止まる。
要らん言うとるじゃろう。
ほんじゃあね。
酸い!一口飲んでつかぁさい。
おにいさんどう?ウイスキーが売れず困っているマッサンの前にある男が現れます。
あんちゃん行商がい?ええ。
何売ってんだ?これねウイスキーです。
ウイスケ?うめえのか?え〜…。
何だうまくねえのか。
いやいや…。
わしを助ける思うてねっ1本買うてつかぁさい!これからの日本には新しいウイスキーの時代が必ず来ます!その新しい時代を作るためにもわしゃ命を懸けてみよう思うとるんです!新しい時代?買うてつかぁさい。
名前は?亀山政春です。
おら森野熊虎だ。
森のくまとら?おら明日余市さ帰る。
大酒飲みが大勢いっから来てみっか?連れてってつかぁさい!よし!ついてこい!ありがとうございます。
これもエリーさんこしらえたんよ。
要らん。
もうええ加減認めてあげたら?祝言もしとらんおなごを嫁として認める訳はなぁで。
じゃったら挙げてあげたら?政春がこっちに帰ってきたらその折に祝言挙げてやりゃええじゃないの。
何じゃやぶから棒に。
あの山さ越えたら海が見えっから。
そこが余市だ。
海はおらの仕事場だ。
熊さん漁師なんですか?違う!いいからさっさと歩け!熊さん…熊さ〜ん!大丈夫じゃ…。
無理しないで。
部屋戻る?大丈夫じゃ。
エリーさんも人間なんじゃのう。
世界は広いのう。
お母さんまた元気になる。
ん?いつか私の国スコットランド来て下さい。
私のお母さん紹介したい。
そりゃ無理じゃ。
会うても挨拶もでけんわ。
ううんそれは問題ない。
ありがとうはセンキュー。
ありがとうはセンキュー。
そう。
センキュー。
センキュー。
…とさよならはグッバイ。
さよならはグッバイ。
大したもんじゃエリーさんは。
異国へ来て異国の言葉を覚えて。
マッサンがいてくれた。
あのバカタレのどこがええんじゃ。
一生懸命なところ。
えらいぎょうさんあるのう。
ええ?
(一同)親方〜!親方〜!お帰りなんしょ!おっお〜親方!お帰りなんしょ!
(熊虎)仕事ははかどってるか?へえ!これニシンか。
浜も大騒ぎでしたけんど。
したら今夜魚坪洗とすっか!へえ!
(歓声)熊さん!おお。
これがおらの家だ。
おらこの海の殿様だ!これはおらが建てた城だ!ご苦労さんす!いいからいいから。
飯食ってていいから!
(一同)はい!ありがとうございます!お父ちゃん!お帰りなんしょ!娘のハナだ。
よかったら嫁にもらってくんねえか。
嫁!?お父ちゃん!ハナです。
よろしくお願いします。
いやいや…わしゃ所帯持ちですけん…。
冗談だ。
なに赤くなってんだ。
ハハハッ…!おいみんなもらったか?ほ〜ら急げ急げ!みんな!乾杯!
(一同)乾杯〜!乾杯。
(一同)ああ〜!
(拍手)あ〜!
(拍手)
(手拍子)・「ヤーレンソーランソーランソーランソーランソーラン」
(一同)ハイハイ!
(一同)・「にしん来たかと鴎に聞けば」・「わたしゃ立つ鳥波に聞け」
(拍手)ハハハハハッ!すごいのう。
(拍手)一気じゃ一気じゃ!
(歓声)オ〜!ハハハッ。

(歌声)
(熊虎)紹介すんのを忘れった。
大阪から行商に来たカメだ。
鴨居商店から来ました亀山政春いいます。
何売りに来たんだ?ウイスキーです。
何だ?それ。
ほうじゃ!これからはウイスケの時代が来るんだとよ。
よいしょ。
一口飲んでうまかったら買うてつかぁさい。
あ〜ありがとうごぜえます。
あっこれ回してつかい。
はい。
これが西洋の紳士の酒ですけん。
一馬!こっち来!あれがせがれの一馬だ。
こんばんは!…ったく!うあっ…。
なんしたこりゃ!まず!ひどい!こんなまずい酒飲めるか!なあ?ハナちゃん。
ハナちゃん?うっ…。
(熊虎)大丈夫か?ハナちゃん大丈夫か?あいつは詐欺師でねえか?ハハハッ…。
何じゃと。
何だ?やるか〜!わしゃのう…わしゃ言うとくけど柔道黒帯じゃ!やめ!やめ!ウイスケはおらがまとめて全部買い取ってやる。
ハハハハハッ…!ほんまですか?ありがとうございます!ほんま助かった。
・「ソーランソーランソーランソーラン」とにかくこの町はな夢の町だ。
敗者が生き返る復活の町だ。
ハハハッ…。
おめえもこの町に来て殿様になれ!わしも?そっだまじい酒の行商なんかやめちまってニシンさ賭けてみろ!いや…わしゃウイスキー一筋ですけん。
いいがら飲め!そして全部忘れろ。
・「エンヤンサーノドッコイ」翌朝の事です。
ああっ…。
霧…?あった。
ハハッ!おっおお!あったど〜!ホ〜ッ!おお…ハナちゃん!この辺見下ろせる高台に登ってみたいんじゃが。
あれが余市川。
あの川近くにピート…泥炭が取れる場所もあるはずなんじゃが。
デイタン?泥の炭じゃ。
あった!やっぱりここじゃ!ハナちゃんありがとう!うん…。
熊さんいろいろ世話になりました。
また来いよ。
おらこの町の殿様だ。
ここに来たらどんな事でもおらとおらの仲間たちが世話してやっから。
はい!あっもしもし大将ですか?えっ!?・お兄ちゃん!?お母ちゃんほんまに病気なんか?マッサン?おおおおエリー。
どこいるの?何を考えとるんじゃ。
あの親不孝は。
すいません。
ごめんなさい。
じゃけどえかったわ。
政春が帰ってくりゃエリーさんとの祝言挙げられるが。
祝言!?言うたじゃろ?祝言さえ挙げたら嫁として認める言うて。
うちはそがな事ひと言も…。
(せき)大丈夫?
(千加子)エリーさんちょっとこれ開けてみて。
着物?お姉ちゃんの花嫁衣装じゃ。
はいエリーさん早よ。
すばらしい。
(千加子)お母ちゃんああ言よるけど楽しみにしとるんよ。
ほうじゃね。
着てみょうエリーさん。

(島爺)旦那様!千加子お嬢さん!ああっ!奥様!どうしたん?奥様!お母ちゃん!代わるわ代わる!医者を医者を!お母ちゃんお母ちゃん!
(千加子)大丈夫!明日の朝までもつかどうか。
エリーさん…。
はい。
酸いの飲ましてつかい。
はい…。
(せき)まさかお母ちゃんがエリーさんの薬のみたい言うとはね。
えかったねエリーさん。
はい。
大丈夫?政春帰ってきたら簡単でええ…祝言挙げてやってつかい。
(政志)分かった!
(千加子)エリーさん行こ。
ありがとう。
お兄ちゃん何しとるんよ!お母ちゃんおなか減った。
我慢しんさい。
男の子じゃろ?
(早苗)政春!男じゃろう!勝つまで帰ってきたらいけん!はい!どげな事あっても諦めたらいけん!はい!お母ちゃん…。
しっかりせえ。
(千加子)お母ちゃん支度できたけん。
(政志)ああそうか。
よしよし。
あ〜…。
エリーさん…。
べっぴんな花嫁じゃ。
ありがとうございます。
本当は男に生まれたかったんじゃ。
おなごじゃけん蔵にも入れてもらえんかった。
じゃのに政春は…。
思いどおりにはいかんもんじゃ。
じゃけど…ウイスケの話してる時は目がキラキラしとった。
見てるあんたもキラキラしとった。
あんたらが羨ましい。
エリーさんつらい事ばっかり言って許して下さい。
政春の事マッサン…よろしくお願いします。
日本一…世界一の嫁じゃ。
(せき)奥様…奥様!お兄ちゃん来たよ!マッサン…。
お母ちゃん。
政春…。
ん?バカタレ遅かったのう。
悪かったのう。
政春。
何じゃ?最後に…言っておく事がある。
お前の造ったウイスケは…まずい。
え?エリーさんサンキュー。
グッドバイ。
グッド…。
お母ちゃん!お母さん。
(泣き声)お母ちゃん…。
お母ちゃん…。
(泣き声)えかったのう。
最後の最後に…嫁として認めてもらえて。
はい。
飲んでもらいたかった。
心の底から…ほんまにうまい思えるウイスキー造って…。
お母さん本当は「頑張れ!」言いたかった。
お母さんのために絶対造らなきゃいけない。
わし…いつかお母ちゃんにもうまい言うてもらえるような世界一のウイスキー造ってみせるけん。
・「大好きな人々大好きな明け暮れ」・「新しい『大好き』をあなたと探したい」
(政春)母の葬式に立派な花まで出してもろうて。
(鴨居)いろいろ大変やったな。
わしのウイスキー造りを応援してくれとった事も分かって。
ほなますます頑張らなあかんな。
はい!それで大将…。
憧れの北海道はどやった?やっぱり理想の地か?わしのにらんだとおりすばらしい土地でした。
北海道にもう一つ工場を造ってつかぁさい!今無理や。
時期が悪すぎる。
そもそもお前北海道の話するためにここに来たんか?あかんあかんあかん。
わしゃ何を言うとるんじゃ。
わしを工場に戻してつかぁさい。
そやけどお前「客にこびてまでウイスキー造りたない」言うたやないか。
あれは言い過ぎました。
ついカッとなってしもうて。
「焦げ臭い煙臭い」言われへんスモーキーフレーバーを抑えたウイスキーが造れるんか?はい!お前が目指しとる理想のウイスキーとは全く違う。
いつか理想のウイスキーを造るためにもここで飲みやすいウイスキーを造ってみせます!駄目ですかの?ほな工場長に復帰せえ!ありがとうございます!はい皆待っとるで。
はい!
(英一郎)そこが終わったら小野さんと第3貯蔵庫の換気をお願いします。
工場長!工場長!工場長!実はまたここでみんなと働かしてもらえる事になったんじゃ。
よろしゅう頼むの!ハハハッ。
工場長!おっみんな入れ入れ!おおエリー。
工場に復帰できるようになった祝いのパーティーじゃ。
回してくれ。
すんまへん。
ああ。
わしゃこれまでほんまにうまいウイスキーを目指してきた。
じゃけどこれからはほんまに飲みやすいウイスキー造りを目指す。
まあそういう訳じゃけんみんなも明日からよろしゅう頼むわ。
(中村)へえ…。
(一同)はい…。
(大宮)工場長が目指されるハイランドケルトは?それは…もうええんじゃ。
こうしてマッサンは飲みやすいウイスキーのブレンドを始めました。
焦げ臭さはなくなりました。
じゃけどコクと力強さはしっかり残っとるじゃろう?はい。
早速大将にも飲んでもらいます?まだ飲んでもらわんでええ。
一から樽を洗い直そう。
もう一遍!?ほうじゃ。
全部の樽をですか?ピート臭の薄い原酒を徹底して洗い出す。
そこまでせんとほんまに飲みやすいウイスキーは出来ん。
あの樽全部って何日かかるか分かりませんよ。
何日かかってもええ!とことん飲みやすいウイスキーを追求するんじゃ。
マッサンと英一郎は来る日も来る日も同じ作業を繰り返しました。
あ〜やっぱりこれがウイスキーの香りですよ。
ハイランドケルトはこがいに焦げ臭いウイスキーじゃったか?
(英一郎)においの薄いウイスキーを探してるからそう感じてしまうんちゃいます?スモーキーフレーバーはウイスキーの命です。
もっと飲みやすうせんと。
そこまで妥協する事ありませんよ。
別に妥協しよう言うとる訳じゃなぁ。
目標をはっきりさせよう言うとるんじゃ。
ある日。
(エリー)これ。
おおリンゴか〜!熊さんじゃ!ウイスキー買ってくれた?ほうじゃほうじゃ。
懐かしいのう。
またいつか行ってみたいのう。
これでどうじゃろか?さすがに…コクがなさすぎちゃいますか?大丈夫じゃ。
ギリギリ風味は残っとる。
そうですか?味も香りも前に発売された鴨居ウイスキーよりはるかに柔らかくなってますよね?煙臭い。
(英一郎)これでもですか?まだやれる事はあるはずや。
なんとかやってみます。
工場長…。
(鴨居)頼んだで!はい!おい英一郎!そこでマッサンが考えたのは…。
ピート臭がない。
この麦芽はのうピートを炊かずに乾燥させたんじゃ。
初めからピートを炊かんかったらピート臭い原酒にはならんけんのう。
そうやけど…全くピートを使わへんウイスキーやなんて工場長のウイスキーやありませんよ。
わしのウイスキーとは違うわ。
ジャパニーズウイスキーを造るんじゃ!今わしらに求められとるんはのう日本人が飲みやすいと思えるウイスキーじゃ。
そうですけど…。
この麦芽をもろみにして出来次第蒸溜してみよう。
工場長!ほんまによろしいんですか?使えるか使えんかは蒸溜したあと考えりゃええんじゃ。
これで間違いなくスモーキーフレーバーのない原酒が出来るど。
おい貸してくれ。
そして…。
希釈したんじゃ。
においがない。
わしにはもうこれしか考えられん。
工場長!このウイスキーうまいと思います?わしがうまいと思うかどうかは関係ない。
お客さんが飲みやすい思うてもらえりゃそれでええんじゃ。
何じゃその目は。
とにかくこれで大将らに飲んでもらおう。
(紺野)飲みやすい。
(黒沢)今までのと全然ちゃいますな。
(規子)焦げ臭さがなくなってますよね。
(白井)これやったら売れるんちゃいますか?よし!これでいこう!ちょっと待って下さい!これは工場長のウイスキーやありません。
工場長はわての注文どおりにブレンドをやり遂げてくれたんや。
ご苦労さん!
(一同)ご苦労さまでした。
(拍手)ありがとうございます!あ〜おめでとう!
(拍手)
(エマ)お父さんのウイスキーおいしい?ハハッ…おいしいど!エマも飲んでみたい!大きゅうなってからのう。
さあ食べよう。
頂きま〜す。
エマお皿。
やっぱり無理してる。
うれしそうじゃない。
マッサンの本当の気持ち教えて。
大将の会社辞めたい?何を寝ぼけた事言うとるんじゃ!仕事の事なんか何も分からんくせに首突っ込んでくな!
(由紀子)まあおいしそう!どうもありがとうございます。
いいえどういたしまして。
それでお話というのは?
(鴨居)鴨居ウイスキーレッドラベルの大成功を願うて。
(一同)乾杯!再び鴨居ウイスキーが発売され大勢の記者を招き大々的な宣伝活動も展開されました。
密造した透明な酒を樽の中に詰めて隠しまくりました。
もうひとつやったな〜。
ところが1年たっても全く売れず…。
原因は宣伝や営業にあるんやなくてもっと根本的なところにあるんやないでしょうか。
ウイスキーの造り方そのものです。
(紺野)ワインやビールが売れない事もウイスキーのせいやと思うんです。
ウイスキー事業から撤退した方がええのではないでしょうか!分かった。
ほなビールから撤退しよ。
(紺野)ちょっと待って下さい!もっとビール事業に宣伝費をつぎ込むためにもウイスキーから手を引くべきです!ウイスキーからは絶対に撤退せん!まだまだ攻め続ける。
工場長!次に何ができるか考えといてくれ。
(中村)今日も蒸溜するんですか?
(英一郎)とりあえず稼働の準備はしましょう。
(中村)へえ。
(物音)工場長!大丈夫ですか?しっかりして下さい!工場長!工場長!
(英一郎)工場に来てもろた医師の話では特に悪いところは見当たらないので過労やないかって。
何で工場長変わってしまったんでしょう?今の工場長はスモーキーフレーバーのないウイスキーと一緒です。
飲んで。
ありがとう。
どう?おいしい?うん。
リンゴをジュースにしたらこがいにうまいジュースになるんか。
もう我慢しなくていいよ。
これ以上我慢したらマッサンはマッサンじゃなくなる。
マッサン頑張った。
大将のため私とエマのためたくさん頑張った。
ありがとう。
分からんのじゃ。
何がうもうて何がうもうないんか。
どうしたら飲みやすうなるんか。
日本でウイスキー造っても無駄なんじゃなぁかって。
もういいもういいもういい…。
もういい…もういい。
(泣き声)これからはマッサンはマッサンのために頑張って。
ん?だから大将の会社もう辞めていいよ。
マッサンの工場…造ろう。
マッサンの工場…。
あっご苦労さまでございます。
ご無沙汰しとります。
そろってお待ちですよ。
しっかり説明してね。
(野々村)こちらの渡芳利さんは飲食店を何軒も経営してはってな私を投資の世界に引っ張り込んだ悪い人なんですわ。
ハハハハッ…!あんたその人聞きの悪い。
あんたええ?どうぞごゆっくり。
失礼します。
北海道で工場を造ってウイスキーを造りたいとこういうこっちゃな?はい。
ほんでなんぼほどかかんねん?50万は。
50万!?かっ…。
そないかかんのかいな?はい。
国内産のウイスキーを造ろうと思たら鴨居商店の後追いになるわな。
わしが目指すウイスキーは誰にもこびんウイスキーです。
わしゃ絶対負けません!どれぐらいで出荷できまんねん?5年の熟成期間が必要です。
5年!?そらちょっとあんた長すぎるで。
まあまあそこのとこをよう考えてもらわんとこの話は前へ進む事はできまへんな。
ウイスキーが商品になるまでの間別なもんを作って稼ぐ。
太陽ワインみたいなもんを考えんにゃいかん。
マッサン。
これは?リンゴ汁?北海道特にこの辺りはリンゴの産地でもあります。
日本にはまだ天然の果汁だけで作ったリンゴ汁はありません。
健康にええと宣伝すりゃ少々高うても売れる思うんです。
それに…汁にするんでリンゴの見た目にはこだわりません。
安う仕入れられる思うんです。
なるほどな。
ええんと違います?お願いします。
分かりました。
出資しましょう。
ありがとうございます!ありがとうございます!ただしや…我々が出資すんのは20万円ずつや。
あとの10万円は自分らで出しなはれ。
広島の親父に頼んでも10万円もの大金は無理じゃ。
その前に…この話をこれ以上前に進めるんじゃったらまずは大将にちゃんと話をしてみんと。
そうだね。
・こんにちは!おお。
英一郎。
お話があるんですけど。
おお。
はい。
どうぞ!入れ入れ。
お邪魔します。
工場長が復帰されたら次はやっぱりスモーキーフレーバーを適度に入れたウイスキーにした方がええと思うんです。
やはり飲みやすさを第一に考えたウイスキーの方がええと思います?実はの英一郎…鴨居商店を辞めさしてもらおうか思うとるんじゃ。
北海道に自分の工場を建てられんか思うてのう。
そのつもりで父からいろいろ言われてもずっと平気な顔してブレンドしてきたんですか?そりゃ違う!失望しました!失礼します!英一郎!英一郎待って!英一郎!明日…ちゃんと大将に話してくる。
私も一緒に。
お世話になりました。
いつか言いだすやろとは思てたけど…一番厳しい時にお前は鴨居を捨てるんか?北海道か?はい!金の算段ついたんか?いやまだ…10万円足りません。
じゃけど必ずなんとかします。
お前の理想はよう分かる。
そやけど理想と現実は違う。
お前の理想はいつかわてが必ず実現させたる。
自分なりによう考えて出した結論です。
何でや?自分の信じるウイスキーを造るためです。
わしゃ絶対に負けません!大将にもハイランドケルトにも負けんウイスキーをこの日本で!造ってみせます!無理や。
お前は経営者にはなれん。
経営者いうんは石にかじりついてでも利益を上げてみんなに分配せなあかん。
お前にはでけへんやろ?わてはやるで!従業員食わせていくためやメイド・イン・ジャパンのウイスキーを広めるためやったらわては何でもやったる!お前にはでけへんやろ?できます!ほな何で頭下げへんねん。
土下座してでも「10万円貸して下さい」言うたらええやないか。
大将に借りるんは筋が違うと…。
そんな事言うとる場合か!この際筋なんかどうでもええやろ?どないぶざまでも恥ずかしゅうてもなんとか10万円都合つけたろうと思わんのか!経営者は従業員とその家族を食わしていかなあかん!幸せにしたらなあかん!お前はほんまにそこが分かってんのか!持ってけ!10万円や。
このお金は必ず…。
返す必要ない。
お前の退職金や。
お互いしのぎ合うてウイスキー事業を盛り上げていかんとな!このご恩は一生忘れません!ご恩に報いるためにも日本一うまいウイスキーを造って新しいウイスキーの時代を作ってみせます!負けへんで。
ありがとうございます。
大将…。
あ〜言わんでええ。
エリーちゃんの気持ちは全部分かっとる。
この先何があろうとわてはエリーちゃんの味方や。
ありがとうございます。
英一郎。
自分が進むべき道を見つけ出せたのも新しい一歩を踏み出せたのも工場長とエリーさんのおかげです。
今度は僕がお二人の背中を押す番だと思い直しました。
頑張って下さい。
わしが教えられる事は全部お前に教えてから北海道に行くけん。
入れ入れ。
いよいよ北海道へ旅立ちます。
静かに飲むけん。
2015/12/30(水) 12:15〜13:15
NHK総合1・神戸
マッサン 愛と冒険の日々をもう一度!「第13週〜第15週」[字]

マッサンとエリーが帰ってきた!連続テレビ小説「マッサン」を第13週から第15週までダイジェストでお送りします。ついに発売した日本初の国産ウイスキーの行方は!?

詳細情報
番組内容
昭和3年、マッサン(玉山鉄二)とエリー(シャーロット)のもとでは養女エマ(住田萌乃)がすくすくと成長していた。大不況で経営傾く鴨居商店を立て直すべく、今ある原酒でブレンドするよう鴨居(堤真一)から指示され、ついに日本初の国産ウイスキーを発売するが全く売れない。営業に回るよう命じられ北海道へ向かったマッサンは理想の地・余市と出会う。一方、エリーの元に早苗(泉ピン子)危篤の知らせが届いて…。
出演者
【出演】玉山鉄二,シャーロット・ケイト・フォックス,八嶋智人,小池栄子,濱田マリ,西田尚美,早見あかり,高橋元太郎,前田吟,風間杜夫,泉ピン子,堤真一 ほか
原作・脚本
【作】羽原大介

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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