1月3日は大家族石田さんチSP…鬼怒川決壊で石田家が被災した! 2015.12.30


それは今から…
ひと組の男女が…
若かった2人ももう還暦すぎ
もうお分かりですね
たまの贅沢はピザの宅配
夫婦の歴史は壮絶な子育ての歴史でした
取材を始めた19年前は連日35キロの洗濯物が風にたなびいていたものです
月日は流れ今やこれだけ
1週間で20リットルの牛乳を飲み干していたのが近頃はほんの2パックで間に合ってます
カメラは子供達の成長ぶりをず〜っと追い掛けて来ました
例えばいつも転んでばかりだった末っ子の隼司君
それが今…
(千子さん)ギリね。
ギリ?
専門学校で…
とはいえ…
一抹の不安あり
肖像権にうるさかった五男の元基君
ついに大学院を修了し就職氷河期を乗り越えてIT企業で働き始めることになりました
晴れ姿には私達も感無量です
2006年長男の孝之君がお花屋さんのバイト先で知り合った洋子さんと結婚
まな娘の穂華ちゃんもこんなに大きくなりました
(千子さん)おなか痛い?大丈夫?大丈夫?
一方でお母ちゃんには新たな試練
(千子さん)持ってるから。
(みさ子さん)ダメ。
(千子さん)す〜っと大丈夫。
痛っ痛い。
おばあちゃんの認知症が次第に進み介護に追われる日々が始まっています
お父ちゃんは定年後も契約で仕事を継続
退職金をめぐって思いがけない言葉が飛び出しました
取材19年…
石田さんチはどこへ行く?
1月3日の放送を前に予習・復習スペシャルをお届けしちゃいます
大家族石田さんチは茨城県常総市にあります
(スタッフ)お邪魔します。
お母ちゃんお元気でした?
あ〜!
新たなグッズで美と健康の追求に相変わらず余念がありませんね
(千子さん)やっぱり!首首そうだよね首頭。
(千子さん)何かすごい…。
フフフ…。
あ〜。
物体は残りあくびもします
昔はもっとパワフルでした
エネルギッシュだった頃のやりとりを少々
(晃さん)お前さ…。
アホ!
あれは16年前
相談なしにノートパソコンを買って帰ったお父ちゃん
よりによって洗濯機が壊れた日の出来事でした
(千子さん)東芝って何で?何?それ。
(晃さん)東芝の洗濯機だよ。
あれが洗濯機に見えるかバカタレ。
(千子さん)忙しいのに何で…バカタレ。
ちょっぴり遠慮をして選んだのは重たいけれど安い機種
お母ちゃんぶちキレましたっけ
バカ!
(千子さん)あっそ。
(千子さん)いつもそうやってゴチョゴチョ言い始めるからさ今のうち言っとかないと。
私達が石田さんチに通い始めた19年前末っ子の隼司君はまだ1歳
どうです?この強烈なかわいらしさ
それなのに…
あ〜イライラするな見て。
鼻ピアスか!
痛って〜!
成長するってこういうこと?
大家族石田さんチの末っ子が反抗期を乗り越えた
分かんねえのかって言ってんだよバカ。
分かんねえのかって…!
(千子さん)分かったから!
ただ今美容師目指して特訓中
そこに襲いかかったあの洪水
・肩肩…・はい。
足元気を付けてください。
家族の絆が試される
大家族石田さんチの末っ子…
ただ今19歳
(スタッフ)眉毛ない。
あるかは分かるでしょ?
お母ちゃんに染めてもらったらしいのですがまるで剃ったみたいです
高校を卒業した隼司君は美容専門学校への入学を決めていました
帰って張り出してあるわけ。
これは学校に掛かる純粋なお金ね。
最後のすねかじり隼司君の場合は…
けれど確か去年の春定年を迎えたお父ちゃんの退職金が入ったはずでは?
(スタッフ)あの…。
これは聞き捨てなりません
僕のお金は家族のお金…じゃないんでしょうか?
定年後も1年間の延長契約をしたお父ちゃんは外資系化粧品会社に踏みとどまっています
でも部署は変わるわ見知らぬ新製品は登場するわ若い後輩に教わることだらけ
ところで退職金は一体どうなったんでしょう?
意味不明の言葉は直面する現実に悶えている証しでしょうか
せめて家に帰った時くらいは何もかも忘れてリラックスしたいもの
大黒柱はまだまだリタイアできません
(晃さん)あぁ〜。
あ〜あ〜気持ちいい。
あ〜気持ちいい。
果敢に切り込むのは今井ディレクター
実は退職金をめぐる意外な成り行きに私達も驚くんですがそれは後ほど
去年春美容専門学校に進んだ隼司君
ダメな子なんて一人もいないって誰かが言ってましたっけ
(泣き声)
千葉県柏の駅前で待ち合わせたのは石田さんチの末っ子隼司君
おっ!髪の毛を染め直してすっかり好青年風です
通い始めたのは美容専門学校
本はといえばお父ちゃんも若かりし頃美容師でした
その影響もあったんでしょう
ん?ロッカーに何か見せたくないものでも?
汚ったねぇじゃねえんだよ違ぇよ。
見て。
押し込まれていたのは実技テストの成績表
およそ120人中92位
まっビリよりいいか
この時は年に一度の校内コンテストに向けて特訓中でした
…という技術だそうです
でも何と言ったらいいか…
(隼司君)この形が正解。
(隼司君)ここは別にいいんだよな。
・22分経過あと3分・ヤバいヤバい…これはヤバいぞ。
制限時間は25分
完成したセットを先生が評価します
果たして本番で入賞できるんだろうか?
(穴田先生)はいじゃあとにかく全員1位を目指して結果出してください。
(チャイム)
目を疑ったのは放課後でした
教室の片隅であの隼司君が一人黙々と自主練習
石田家最後のやんちゃ坊ずがまさかこんなふうになるなんて
(隼司君)ニャンニャンニャンニャン。
猫のモエちゃんに片思いを寄せていたあの頃
これも石田さんチファンにおなじみの名場面です
隼司君のピンチにもモエちゃんは知らんぷり
(隼司君の泣き声)
末っ子はお兄ちゃん達のおもちゃでした
あ〜は〜。
あ〜!はいフルーチェ食えフルーチェ食えよ。
そしてこちらは初公開
おこづかいの隠し場所はパンツの中?
これねチ○コじゃ…これね…。
・キャッツアイ!・
無条件にかわいかったちびっ子時代はしかし短かったんです
夏休み宿題が間に合わないことをお兄ちゃん達のせいにして猛烈に怒られましたっけ
(千子さん)いいかげんにしなさいよ!さっきから!!…ばっかり言ってんじゃない!言ってない。
お母ちゃんこういう時は真剣です
ですが隼司君の口答えもかなりのもの
(千子さん)置いて行ったでしょうよ!
(隼司君)だから!
(千子さん)もうそう言って素直じゃなかったら何にもやってあげないよ。
だから!何でも自分のせいにしてる…!何でいっつも俺なんだよ!母ちゃんだって自分が悪いと思ってねえくせに!お前を産んでしまったお母さんが悪かった!それ以外何もない!ねぇ…いい?ダメ!
(隼司君)うるせぇよ!
(千子さん)うるさいじゃないでしょ!何で!
中学生になった時ほほ笑ましい風景は嵐の前の静けさでした
うっとうしい。
やがて成績は石田家でワーストワンに
口の利き方も荒れる一方でした
(スタッフ)隼司はあれだよな…。
(スタッフ)そうだよな。
(隼司君)証明とか何なんだよバカじゃねえの?頭イカれて…。
おめぇ証明使ってんのかよバカチクショ〜!
(千子さん)使ってるよ。
(隼司君)怖い怖い人間?ホントに人間?お前。
じゃあ俺も人間じゃないのかもしれない!キャ〜!説教説教タ〜イム!ちゃんとテレビの真ん中に説教タイムって書けよ。
高校時代は夜遅くまで遊び回って遅刻ばかり
(千子さん)よっこいしょはい起きて隼司!起きて。
ばあちゃん間に合わないじゃないのよ。
撮ってんじゃねえよ…。
家にいる隼司君は当時不機嫌の塊でした
ほら。
隼司!
(隼司君)うん。
(千子さん)「うん」じゃないよ早く動け。
隼司動けよほら〜!うるせぇ死ねよてめぇクズ触ってんじゃねえよボケ。
(千子さん)早くして!うるせぇ黙れハゲ。
隼司動けって早く。
(隼司君)話し掛けんな…。
話し掛けるなじゃないでしょだったら動けよ。
(隼司君)話し掛けんな。
それでもお母ちゃんはこう言います
やっぱりひと様に迷惑掛けられないっていう…。
それだって散々迷惑掛けて来たし自分だって散々ひとに迷惑掛けてる…。
でも…。
っていうぐらいの気持ちは持ってます。
世の中には反抗期のお子さんに頭を抱える親御さんも多いはず
(一同)イェ〜イ!・石田隼司・隼司〜!
けれど大概のことは時が解決するんです
校内コンテストで挑戦したあのオールウエーブ
不安げに見守る先生の前で何とか時間いっぱいで仕上げました
・3・2・1・
入賞は逃したものの出来はまずまずです
最悪の時期を知っているだけに余計頼もしく見えるのかもしれませんけどね
(今井)だけど頑張ってんじゃないの?それ学校が楽しいからとか何かそういう理由があんの?楽しいっつうか…。
楽しい…。
でも…。
この日はお母ちゃんの誕生日
ハハハハ!
(今井)「ちえこ」…。
(千子さん)そう。
ハハハハ…!そうそう…。
とそこへ…
隼司だ。
(今井)おっ!
(今井)マジ?
(今井)どうしたの?どうしたの?隼司。
(千子さん)ハハハハ…!「母ちゃん」って。
お母ちゃんわが子を見捨てずに来たかいがあったというものです
(今井)「マミー」。
しかしこの変わりよう
何だかちょっと気味が悪いくらいだ
♪〜ハッピーバースデートゥユーハッピーバースデートゥユー♪〜ハッピーバースデーディア母ちゃん♪〜ハッピーバースデートゥユーハハハハ!
(千子さん)ハハハハ…。
(隼司君)違う違う…!
美容学校卒業まではあと1年
子育ての最終章が終わり良ければ全て良し…と行きますように
何しろお母ちゃんには別の試練がのし掛かっているんです
(千子さん)イチニのサン!
(みさ子さん)危ないよ!
大家族石田さんチがあの洪水に襲われた
今家族の絆が試される
それは去年の冬のこと
(千子さん)みさ子さん痛い?おなか痛い?
(みさ子さん)痛くない。
(千子さん)大丈夫?ほらお見舞いに来てくれたよ。
誰が?
(千子さん)今井君昨日も来てくれたでしょ?昨日来た?
(千子さん)うん来たよ。
お母ちゃんの母親みさ子おばあちゃんが腸閉塞で緊急入院
しばらくこのまま様子を見たほうがいいと診断されて気に掛かるのは認知症の進行です
(千子さん)痛い?抜いちゃったから痛いんだからねここに鼻に入れてたの抜いちゃったんだからみさ子さんが。
また入れてもらわなくちゃダメだよ。
お母ちゃんは大急ぎでおばあちゃんのご近所にあいさつ回り
姿が見えなければ周りにいらぬ心配をかけてしまいます
(玄関のチャイム)すいません…。
うんだから…。
深刻な話題が愚痴っぽくならないところがさすがお母ちゃん
退院できたのはひと月後
介護方針についてケアマネジャーと話し合いが行われました
お母ちゃんに頼まれ私達が記録したのはお母ちゃんとみさ子おばあちゃんの現状です
でもこれはまだね…。
他の人いるしまだ…。
でもこれはまだ「助けてくれ」とかっていうのがない分だけ私もまだ…。
(千子さん)ちゃんと掛けたんだもんいいじゃないですか。
(みさ子さん)ダメだっぺ脚!
(千子さん)自分でしたことでしょうよ。
じゃあ脚やってくださいどうしたいんですか?脚を。
(みさ子さん)私分かんねえ…。
これがいんねえんだ。
それパジャマですよ。
自分ではくって言ってはいたんですよ!絡まっててヤダ…。
絡まってないず〜っと自分で…。
自分ではきますよっつったくせにまたそうやって始まるんだよねずっとね。
極力寄り添おうと決めているお母ちゃん
厳しい言葉は優しさの裏返しでしょう
(千子さん)それは脱がないんだよ!これパジャマだから!何で脱いじゃうの?後ろから行きますよ。
よっしゃあ〜。
(千子さん)布団の上はふわふわしてるから。
ねっ行くよ?
(千子さん)できました?家族もどんだけ大変だかっていうのがこれ見ると分かるよね。
石田さんチの取材を始めた18年前にはまさかお母ちゃんが介護に追われるなんて想像もしていませんでした
(小島さん)そうそう…頑張り過ぎないように頑張ればいいんだよ。
牛乳…。
牛乳。
誰の上にもいつか必ず訪れる老い
(みさ子さん)できないんだよ。
(千子さん)何が?
夜中には30回以上もトイレに立つといいます
これねゴチャゴチャなって…。
(千子さん)自分でやったから自分で直してね〜。
私もう疲れちゃったから寝せて。
お母ちゃんが大変だ
状況は石田家の六男有志君も分かっていました
こんなライトついてるわけないのにな。
久しぶりに実家に帰って来ました
(有志君)あっいたやん。
お前だけか俺のことを出迎えてくれるのはホントに。
お母ちゃんは毎晩みさ子おばあちゃんの家に泊まり込みです
(有志君)いやねぇ…。
…かなってぐらいだよね。
ここにも子育ての成果がありました
そうだね誰もいないね。
ディシディシ。
初めて出会った頃はまだ4歳
(泣き声)
お兄ちゃん達にいたぶられるうっぷんを弟の隼司君で晴らしてはそれをたしなめられる悪循環の毎日でした
痛い!
(有志君の泣き声)
(千子さん)もう!殴られた〜!
最後の頼りはお母ちゃん
たたいた〜!
(千子さん)だから何をやったの?
(泣き声)
こちらは語り継がれる有志君の名場面
題して網戸事件
(有志君)はめちゃってるからだ。
子供達が幼かった頃散髪はもっぱらお父ちゃんの仕事でした
敷き詰めた新聞紙の上で美容師のお父ちゃんが昔取ったきねづか
石田さんチならではの心温まる光景でしたね
(晃さん)ちょっとこっち向いてこっち向いて。
かわいかったのはやっぱりこの頃まで
ちょっと待ってここはちょっとちょっと待ってここは…。
中学生になるとカメラを嫌がりお母ちゃんへの態度も変わり始めました
(千子さん)高校行かなくたっていいぞ。
さっさとさ自分でさ生活してくれれば。
時にはこんなメールまで
(スタッフ)ちょっと待ってください17時32分「死ね」。
17時33分「死ね」。
高校に進んで反抗的な態度はますますエスカレート
(有志君)あ〜…。
(千子さん)「あ〜」じゃないよ。
(有志君)マジムカつく。
あ〜!
(壁を殴る音)
辺り構わず怒りをぶつけていましたっけ
(スタッフ)それそこ…。
(千子さん)ん?あっ…。
(スタッフ)全員嫌い?
(有志君)全員嫌い。
そして長い長い取材拒否が始まります
有志君の様子を知る唯一の手掛かりはお母ちゃんが描いてくれる似顔絵だけ
そんな時代が続きました
去年5年ぶりに姿を見せた有志君
嬉しい衝撃でした
お父ちゃんのDNAを受け継いだのか美容師の道を歩き始めていたんです
今も職場は同じ店
カットこそまだ任されていませんがシャンプーの腕はお客さんの間でも好評だとか
いつも水を扱うひび割れた指が真面目さを物語っています
1人で行ったんですか?
感心したのは有志君の接客ぶり
お母ちゃんと同じ世代のお客さんにも臆しません
(有志君)卒業式は大体…。
(有志君)フフフ…。
まさかここまで変わってくれるとは
休み返上で実家に戻った有志君
忙しいお母ちゃんのためにカットと白髪染めを買って出ました
そうなんです
忙しいお母ちゃんのためにカットと白髪染めをしてあげるのが有志君の一番の目的でした
10歳代の頃散々親に心配をかけた有志君
世の中はこうしてバランスが取れて行くのかもしれません
(千子さん)よいしょよいしょ。
じゃこれね。
うんOKいいよ。
あっクリーム付けんの?ちゃんと。
めっきり白髪が増えたお母ちゃんに22歳の息子は何を思うんでしょうか
ツートンにしたりとか。
(千子さん)そう。
(有志君)フフフ…。

おっとそこへ隼司君ご帰還
(千子さん)あっおかえり。
(有志君)顔周りって軽いほうがいい?触ってみて。
美容師を目指す末っ子にとってプロとして活躍する兄貴がまぶしく映らないはずはありません
無理でしょ。
カットの手さばきに注がれるまなざしは結構真剣です
(隼司君)髪の毛落っこってるから。
市販で売ってるやつじゃなくない?
(千子さん)そうだよ私がいつも使ってるやつだよ。
後ろちゃんと理想通りになりました?でもあんまり多分ラインのほう崩し過ぎちゃっても多分…。
介護に疲れたお母ちゃん
さぞ癒やされたんじゃないでしょうか
(スタッフ)有志君の…。
えっ?
(有志君)そう?
(有志君)そう?そう?
(千子さん)うんでもホントに。
(千子さん)ほんじゃ気を付けて帰ってね。
つかの間の休息を終えてお母ちゃんはまたみさ子おばあちゃんの元へ
残された2人
何を隠そうこんなツーショットが撮れたのは実に数年ぶりのことでした
兄弟の歴史にも紆余曲折があったんです
19年前はチューが大好きな仲良し同士
(有志君)はいもう終わり。
有志君はまだ言葉も話せなかった隼司君の通訳でした
(隼司君)ニャニャあ〜ニャニャ。
タァパッパッパッパ!パッパッパッ!隼司なっ。
たわいない兄弟ゲンカが日常茶飯事
(泣き声)
けれど2人とも切り替えの早さはピカイチだったんです
ケンカした後ほらね
(隼司君)車用意しといて。
なのに関係が険悪になりだしたのは8年ほど前
痛ぇ痛ぇ痛ぇよ!殺す!絶対殺す!だからもう分かったから。
痛ぇなこの野郎!触んじゃねえこのクソ!ホントにもう!
(隼司君)絶対ぶっ殺す!刺し殺す!
(千子さん)いいかげんにしてよもう!うるせぇよ!あいつ絶対殺してやる!じゃフライパンでも殺してやる!じゃあいつ殺して来いよ!じゃ何で怒んねえの?
(千子さん)有志!いいかげんにしてよお前もね!もう学校で散々やられてることうちでやってんだよあいつは。
学校でケンカして来いよ思いっきり…。
目いっぱいボコボコやって来い。
なぜかこの数年口も利かない犬猿の仲でした
だからこれはアメリカとキューバの和解にも似た貴重なツーショット
(スタッフ)どれ?ちょっと見して。
あ〜。
(スタッフ)全然肌違うもん。
(有志君)こうなるんだよ。
今や兄貴は美容師の先輩です
サロン見学?ハハハ…。
その行ったほうがいい理由は俺も就職して思ったのは…。
俺も学校の説明会に自分で行ったからその時に言ったのは行かないとその店の雰囲気が分かんないから。
実際何だろ美容師になって辞める人が大体「あっ思ってたのと違かった」みたいな。
ダメ。
やっぱり時が全てを解決する
どこの家庭にもよくある話じゃないでしょうか
菜の花の花言葉は小さな幸せ
石田家の長男孝之君は今年で結婚して丸8年が経過しだいぶ貫禄も増して来たようで
あっおはよう。
(今井)ご無沙汰してます。
(スタッフ)お邪魔します。
リビングには妻の洋子さんと一人娘の穂華ちゃん
すっかり大きくなりました
(スタッフ)こんにちは。
(洋子さん)ほのちゃん「こんにちは」って…あれ?
穂華ちゃん今5歳
今日は楽しみにしていたお出掛けです
(孝之君)そうそう…言ってやって。
(孝之君)「あのデブ」なんて言わないよ。
いや〜子供はウソがつけません
長男として折に触れ頼りがいのある存在感を光らせて来た孝之君
初めて出会った頃はまだ高校生でした
お兄ちゃん速い。
速い〜。
何で!離したらダメだよ!
忙しい両親を助けて弟達の面倒を見る役回り
けれど不平ひとつ聞いたことがありません
お母さ〜ん!
(千子さん)はい。
考えてみれば反抗期とも無縁でした
そんな孝之君が結婚を決めた相手がアルバイト先のお花屋さんで知り合った洋子さん
今や子煩悩なパパは家族の思い出づくりに精を出しています
何だか若き日のお父ちゃんにそっくりだ
その傍らに寄り添う洋子さんも幸せを満喫しているみたい
(カメラのシャッター音)
どうです?このお弁当
息子達は親父の背中を見て育つもの
ところでお父ちゃんあの退職金はどうするんだろう?
休日の早朝
お父ちゃんが車を飛ばした先は房総の海辺でした
そのいでたちはフィッシング?
岸壁にはすでに人影があります
待っていたのは三十路を迎えた二男和寛君
珍しく親子で釣りの約束をしていたんです
(晃さん)ねぇ。
契約社員となった今お父ちゃんにもようやくこんな時間が持てるようになりました
いや〜いいもんですねぇ
(晃さん)ん?
なぜか話題はお母ちゃんのこと
(和寛君)そんなん俺にはもったいないですよ!
やがて意外な言葉が飛び出しました
(晃さん)えっ?
(晃さん)あ〜あ…。
お父ちゃん和寛君に諭された
「子はかすがい」なんていうけれどそれってこういうことでしょうか
(晃さん)サメが来たよって…ヘヘヘヘ。
大家族石田さんチがあの洪水に襲われた
今家族の絆が試される
独立した息子達の元を行脚するようにこの日お父ちゃんが訪ねたのは大学院を卒業した元基君のアパートです
(晃さん)ハハハ。
(元基君)・開けちゃっていいよ・うん開けちゃっていいの?
(晃さん)あれ?何で靴いっぱい誰かいんの?あっいや違うよ。
さぁ今回のMOTO’Sキッチンは手軽に作れるペペロンチーノです
お父ちゃんにも絶対に喜ばれますよ
自分で作って自分で食ったのは…。
質素だけれど麗しい父と子の食卓
さぁお味のほうはいかがでしょう?
食事が済んで…
それじゃあね。
うんそれじゃあ。
何だかまるで何かを決意したように息子達の元を回るお父ちゃん
そして長男孝之君と向き合った時
(晃さん)本題頼みがある。
衝撃の言葉が
え〜!?
大家族石田さんチの末っ子が反抗期を乗り越えた
分かんねえのかって言ってんだよバカ。
分かんねえのかって…!
(千子さん)分かったから!
ただ今美容師目指して特訓中
そこに襲い掛かったあの洪水
・肩肩…・はい。
足元気を付けてください。
家族の絆が試される
「今夜は孝之と酒を飲む」
家から2時間かけてお父ちゃんは長男一家のスイートホームを訪ねました
(晃さん)こんにちはう〜。
(穂華ちゃん)じいじ…。
(洋子さん)こんばんはってどうぞって。
(穂華ちゃん)どうぞ。
ここに来るとお父ちゃんは優しいおじいちゃんです
(孝之君)じゃあ行くか。
(笑い)分かんない。
どうやら家で飲むわけではなく近所の居酒屋に行く様子
(泣き声)
(晃さん)あ〜!
(泣き声)
(洋子さん)何で泣くの?
穂華ちゃんただならぬ気配を感じたのかな
でもお父ちゃんは慌てず騒がず
これをパパに…。
(穂華ちゃん)ハハハ…。
単なる世間話ではなさそうです
じゃあ遠路はるばる。
ご無沙汰。
はいご無沙汰。
遠路ははるばるです。
1杯飲んで何を言い出すかと思えば…
フフフ!
いきなりぼやきですか?
もうあれだもん。
お父ちゃんの愚痴は毎度のこと
けれど孝之君黙って聞いてはいませんでした
無心してこうず〜っと…。
それで…。
(孝之君)自分が欲しいっつったんだかんね。
…ってのが1つある。
いつの間にか親子の立場が逆転したみたい
でもこの夜のテーマは愚痴ではなかったんです
それ何か厄介払いされて俺の所に全部来る…。
(晃さん)はいすんません。
一体どういうことなのか
お父ちゃんは多くを語らず孝之君もまた苦笑するばかり
(晃さん)はいどうも〜。
ん?何?
お父ちゃん61歳
その胸に一つの覚悟を秘めていました
数日後
石田家の掲示板には全員集合の文字があったんです
(スタッフ)いやいやいや…。
子供達に全員集合の号令を掛けたお父ちゃん
そこは地元の料亭でした
いよいよ退職金の行方が明かされるに違いない
乾杯乾杯。
(晃さん)穂華穂華じいじ面倒見てね。
(和寛君)ほのちゃん。
久々に子供達が集まると石田さんチの大家族らしいにぎわいが戻ります
(孝之君)何でドヤ顔なんだよ。
(和寛君)俺見てみろよ!
盛り上がったところでお父ちゃんから報告です
(晃さん)来月から…。
1年間だった会社との契約が終了するためさらに半年間延長するとのこと
(晃さん)ブランド商材を扱って新規を作れと。
・新規?・
(晃さん)うん。
さぁそして…
(元基君)そんなん『エヴァ』分かればできるじゃん。
『エヴァ』分かれば。
あらら?報告はそれだけですか?
肝心の退職金の話はどうなっちゃったの?
ここが番組のクライマックス
期待していた今井ディレクターがっくりです
愛犬のアリーちゃんも肩透かしか
ほろ酔いで家に戻ると昔懐かしいダラダラした光景が待っていました
・寒いぞムカデ出るぞ・何で?
ところが…
そうなの?うわ嬉しいな。
(穂華ちゃん)パパちょっと座って1回。
(孝之君)ちょっとまた後で来週来週。
孝之君はお母ちゃんを2階へ
(千子さん)何?
えっ?ひょっとして…
(孝之君)ん?あれ。
(千子さん)赤ちゃん?でもしも何かその…。
だから定期崩すとかそういうのやるんだったら…。
(千子さん)そういうのはやってるって…。
やんなくていいって…。
(千子さん)定期もう崩したよしょうがないもの。
(千子さん)ハハハ…!そうそうばあちゃんの…。
(孝之君)1億円あったら…。
そうね。
(千子さん)安泰だよ1億円あったら。
お母ちゃんこう言っちゃあなんですが霧が晴れたような笑顔
私達には分かりました
お父ちゃんは大切な何かを孝之君達にバトンタッチしたのです
けれど今皆さんがご覧の画面右上の文字をご覧ください
なんとこの夏石田さんチを過酷過ぎる試練が襲ったのです
その一部始終が明らかに
大家族石田さんチの末っ子が反抗期を乗り越えた
カメラが見詰めた19年
最悪の時期もあったのに
分かんねえのかって言ってんだよバカ。
分かんねえのかって…!
(千子さん)分かったから!
ただ今美容師目指して特訓中
子育ても終わりかけ第2の人生が始まるその間際…
襲い掛かったのはあの洪水
・肩肩…・はい。
足元気を付けてください。
なんとスイートホーム壊滅
今家族の絆が試される
2015/12/30(水) 10:00〜11:30
読売テレビ1
1月3日は大家族石田さんチSP…鬼怒川決壊で石田家が被災した![字]

9月の常総大水害で洪水が石田家をのみ込んだ…押し寄せる濁流…認知症の祖母と決死の避難…九死に一生…崩壊した我が家…家族のチカラが試される…衝撃の一部始終の全記録

詳細情報
番組内容
1月3日よる6時30分は「大家族石田さんチ最新版」をお届けします。お父ちゃんが仕事を辞める決断をし、お母ちゃんが子育て最終章を迎えた2015年…石田家を未曾有の天災が襲います。鬼怒川決壊による洪水です。水は石田家をのみ込み、家も家財道具も泥まみれに。一家は「ゼロからの再出発」を余儀なくされます。その特番を前にお届けするのは、石田家の過去を振り返りつつ、最新特番のポイントを紹介する予習復習SPです。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – その他
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz

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