城真弓
2016年1月7日15時13分
野菜中心でスパイスたっぷり。バターや小麦粉を使わない、さらりとしたカレー。そんな南インドの料理を提供する店が福岡で目立っている。ブームのきっかけになったのは、現地の味にほれ込んだ、あるサラリーマンの取り組みだった。
昼時に若い女性らでにぎわう福岡市にある飲食店「ゼリージュ」(中央区赤坂3丁目)。人気メニューは、南インドの定食にあたる「ミールス」だ。野菜と豆のスープ「サンバル」や、野菜のマリネ「サンダル」など11種類のおかずとご飯を混ぜて食べる。
創作カレーを出していたが、一昨年からミールスを始めた。反響は大きく、今では客の大半がミールスを注文し、多い時で1日に50皿が出る。昼は1150円から、夜は1450円から。オーナーの水田亮輔さん(36)は「受け入れられるか不安だったが、わかる人もいるんだと思った」。
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朝日新聞社会部
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