さて、昨年末から学んでいたエニアグラムについてです。
サラはよく私に、「オーケストラは指揮者ばかりをそろえても音楽にならないよ。バイオリン、ビオラ、チェロ等全ての楽器を演奏する人々がいないと音楽にはならないよ…」 と言っていました。
私は自分のしていた信仰により、またその組織の指導等によって、自分を少しでもその信仰を土台として社会や世界を実際に変革できるような、全ての人を人生の様々な苦悩から救えるような、そんな輝ける人格や本当の力 (人間力) を身につけようと必死でした。
でも、今こうしてエニアグラムを学ぶと、悲しいですが私がいかに自分や人に対して厳しく、必死になって無理やりに指揮者にしようとしていたのかということがよく分かります。
世界には指揮者だけでなく、バイオリン等弦楽器を演奏する人もいれば、ピアノを演奏する人、管楽器を演奏する人、打楽器を演奏する人など、それぞれカラーや役割の違う様々な人々が本当に沢山いるのに…。
私が目指していた世界は、ある意味信仰からくるマインド・コントロールでもあったとも言えます。
しかし、それはその信仰の教義の真実ではなかったかもしれないし、その組織における指導の真実ではなかったかもしれない。
私は何かのせいに、誰かのせいにしようとは思いません。
「桜梅桃李」 (おうばいとうり) 等の言葉のように、各人の個性をきちんとそのまま開花させる方向性も、その信仰には確かにあったのだから。
いずれにしても、もう既に終わったことです。
だから、ただ私の視野が狭かったということだけです。
また、私が本当に純真でもあり、真面目なために、ちょっとばかり一途な方向・世界ばかりを見つめて追いかけていたということです。
でもそれも、今となってはとても悲しいことに思う。
何故なら、エニアグラムを学ぶと、人間には最低でも9タイプの人がいることを認めなくてはならないからです。
つまり、地球 (人類) は、少なくても 「9人家族だ」 ということが分かってしまいました。
元来私は、このような何かのタイプなどを特定の数で限定して説明するものには懐疑的で、受け付けない性格です。
血液型や星座・十二支など占いのようなものも、ある程度参考にはするものの、それ以上には振り回されたくないと思う。
知らぬ間に偏見を持ってしまい、限定された観念に縛られ振り回されるのは嫌だからです。
だからエニアグラムのことも、セミナー等にも参加していたというサラに、もう何年も前に教えていただいてはいたのに、ずっと興味を持たないできました。
でも年末に、ある友人のことについてどうしても理解を深めたいと思ったことがきっかけで、改めてエニアグラムの本を手にしたのです。
すると、そこには私には見えていなかった世界が描かれていました。
今は、時間をみつけて少しずつですが、その世界を学ぶのを楽しんでいます。
人間好きの私にとっては、本当にありがたい道しるべとなります。
自分は勿論のこと、あの人はどのタイプだろう、どのタイプだったのだろうと、今つながりのある友人・知人だけでなく、もう今は縁のない人々たちのことも探りながら見つめていくと、自分とうまくいかなかった関係の理由等も、リアルに見えてきたりします。
「自分は自分だ」 といつも割り切ってはきましたが、どうやらそれ (私) が、決して普通でもないことが分かり出すと、自分とは全く違うタイプの人にとっては、私という存在は大変に申し訳ない存在だったのだろうな…(笑)とか、その人に合ったもっともっと愛のある対応ができたのにな…、等と本当に悔しくも思います。
エニアグラムを学び、それにより身につける 「人間タイプの洞察力」 というアンテナは、これから私をもっともっと謙虚にし、愛のある人にしてくれると思います。
何故なら、私は本当に人間が大好きだからです。
このように大げさに表現する私は、サラに言わせるとエニアグラムでは芸術家のタイプ4 (ちなみにメインウイングのタイプは5) ということになるらしいです。 (笑)
確かにそうなのでしょう。
私も否定しません。
でも、自分のタイプの特徴の詳細を知れば知るほど、自分という存在の強烈さ (恐ろしさ) も痛いほどよく分かります。 (笑)
タイプの違う他の人たちから見ると、そうとう困った手に負えない人に見えるだろうことも理解できました。 (爆)
でもそれはまあ、互いにお互い様ですが。
それぞれの9タイプ全ての窓から色々なことを見つめると、人間関係や人間世界が、本当に立体的に多面的に見えてきます。
つまり、自分の中でそれらのタイプの見方を全て統合することが、私にとっての成長になるのです。
全ての人の見方・抱えている囚われ・魅力・弱点などを、私が全て完璧に統合することが、私が本当に人を理解する近道になるし、本当に私自身を救うことにもなります。
何故なら、私の目の前にある世界は、全てが私自身だからです。
だから、ゆっくりゆっくりですが、もう少しエニアグラムの洞察を深めようと思っています。
ありがたいことです。
エニアグラムについての書籍は、本当に沢山あるようですね。
ネット上でも様々なサイトがあるのですが、勝手な転載は禁止されているサイトが多いので、ここでは紹介はしません。
でも興味のある方は、是非検索して覗いてみて下さいね。
9タイプをベースにしながら、そのタイプの配置図による影響を受けている両サイド (ウイング) の特徴や、調子のいいときに現れるベクトル (矢印) の先にあるタイプ、また調子の悪いときに現れるベクトル (矢印) の先にあるタイプなど、図形を基にして多面的に見つめると、本当に深い世界が展開されて楽しいです。
とりあえず、Wikipedia のサイトのみ表示しておきますが、図形も載っていないし、これだけじゃさっぱり分からないね。 (笑)
では、また!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%8B%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
※ 追記
エニアグラムの各タイプ・カラー(気質)は、本当に細かくあらゆる角度から慎重に理解・把握していかなければならないものだと思います。
私も、前にUPした写真の本と合わせて3冊の本で学んできましたが、各タイプの詳細がまだまだ把握できずにいる部分が本当に多いです。 (判断を誤ってしまいます…)
だから、安易な、独りよがりなタイプ・カラーの理解・判断は、本当に要注意だと思っています…。
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