韓国の外貨準備高 2カ月連続で減少=ドル高影響

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が6日に発表した昨年12月末の外貨準備高は3679億6000万ドル(約44兆7164億円)となり、前年比で44億ドル増えたものの、前月比では5億ドルの減少となった。

 韓国の外貨準備高は9月から2カ月連続で増加したが、11月から再びマイナスとなった。ドル高の影響でドル以外の外貨建て資産のドル換算額が目減りしたという。

 外貨準備の内訳を見ると、有価証券は3452億4000万ドルと、前月から87億7000万ドル増加した。預金は132億7000万ドルで91億2000万ドル減少した。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)は32億4000万ドルで1億5000万ドル減少した。IMFリザーブポジションは14億1000万ドルで前月と変わらなかった。金保有は2013年2月から変動がなく、47億9000万ドルとなっている。

 韓国の外貨準備高は11月末現在、ロシアを抜いて世界6番目の規模となった。1位は中国の3兆4383億ドルで、日本(1兆2330億ドル)、サウジアラビア(6355億ドル)、スイス(5883億ドル)、台湾(4246億ドル)と続いた。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース