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 2月5~11日に開かれる「さっぽろ雪まつり」に向け、雪像を造るための雪の輸送が7日、始まった。今月28日までの22日間で、札幌市郊外のモエレ沼公園や豊平峡ダムなどから、5トントラック約6500台分の雪が会場に運び込まれる。

 会場の一つとなる札幌市中央区の大通公園では開始式があり、トラック3台から最初の雪が搬入された。輸送を担当する陸上自衛隊員ら約50人が作業の安全を誓った。

 実行委員会によると、今シーズンは暖冬で雪不足。年明けに急きょ札幌市郊外の定山渓(じょうざんけい)豊羽(とよは)鉱山を採雪地に加えた。担当者は「採雪地が遠いと費用も増えてしまう。早く近場でどんどん降ってほしい」と話した。