大隈崇
2016年1月7日12時42分
北朝鮮による「水爆実験成功」の発表から一夜明けた7日、被爆地・広島で抗議の座り込みがあった。被爆者ら計約150人が正午すぎから平和記念公園(広島市中区)の原爆死没者慰霊碑前で横断幕を掲げ、核のカードをちらつかせる北朝鮮を強く非難した。
「被爆を語り継ぐ会」など複数の被爆者団体・グループのメンバーらが公園にそれぞれ集合。北朝鮮の核実験に対し、「核兵器廃絶と世界の恒久平和への思いを踏みにじる到底許せない行為」ととらえ、急きょ抗議の座り込みをすることにした。
北朝鮮が核実験を2006年、09年、13年と繰り返すたび、被爆者らは座り込みをしてきた。広島市中心部の7日昼前の気温は10度ほど。高齢の被爆者たちはコートやマフラーで身を包んで訴えた。(大隈崇)
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朝日新聞国際報道部
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