クラウド化するIT部門──
グローバル企業が夢見るITインフラの未来
ITなくして現在の企業のグローバル化は困難だ。だが、グローバル規模でのITインフラの導入には、さまざまな課題がつきまとう。日本IBMの入澤由典が、最新の日本企業のグローバル化における...
2015.11.19 Thu
Man hands working photo from Shutterstock
デジタルネイティヴなIT企業が勢いを増し、あるいは欧米では国家レヴェルでの産業界へのてこ入れが、着実に歩みを進めている。いまささやかれる「日本のものづくり」の危機に対し、日本IBMのコンサルタント、鈴村敏央は、この国がもつ可能性の大きさに目を向ける。
IBMグローバル・ビジネス・サービス オペレーションズ&サプライチェーンストラテジー担当。コンサルティングファームでの経験を経て、現職。
ドイツにおける「インダストリー4.0」、米国の「インダストリアル・インターネット」の勢いを、さまざまなメディアで目にする機会も増えてきました。そのとき同時に起こっているのが、「日本は出遅れているのではないか」という議論です。しかし、わたしは、日本こそが次世代のものづくり──サイバーフィジカルシステム(CPS:Cyber Physical System)を完成できると思っています。
こうした議論において、日本はドイツと、よく比較されます。なぜならドイツは、GDPにおける製造業の割合が非常に高く、一方で少子高齢化が問題化している。日本とまったく同じ状況にあるのです。
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