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 中部電力は7日、廃炉に向けて作業を進めている浜岡原発(静岡県御前崎市)2号機のタービン建屋3階で火災が起きたと発表した。外部への放射性物質漏れや、作業員のけがはないとしている。

 中部電によると、7日午前11時5分ごろ、建屋3階で火災報知機が作動し、社員が向かったところ、タービンの排気ファンの軸受け部分から出火していた。ファンを止めたところ炎は収まり、延焼はないという。

 放射線量を測るモニタリングポストなどの値に放射能漏れなどを示す変動は見られなかったという。中部電は安全協定を結ぶ静岡県と御前崎市など地元4市に通報し、詳しい状況を調べているという。