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【エクセルでイラスト制作】72歳のLINEスタンプ作者・田澤誠司さんにインタビュー

2016年1月7日 12時50分

ライター情報:スズキナオ

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友人とLINEで新年の挨拶を交わしていたら、見たことのないテイストのスタンプが登場して目を疑った。

工事現場でヘルメットをかぶった作業員がケーブルのようなものを巻いており「せーの せーの 大声で号令」というメッセージが添えられていたり、上司に「わかったか」と言われている会社員のイラスト横にでかでかと「さからえぬ」の赤文字が。

思わずスタンプの詳細をチェックしてみると、作者の「seiji tazawa」氏が制作したスタンプが他にもたくさん出てきた。

「工事現場の安全促進スタンプ」や「団塊の世代」をテーマにしたスタンプなど、どれも独特のセンスが漂うものばかり。作者である田澤誠司さんの公式サイトにたどりつき、プロフィールを見てみるとそのお年はなんと72歳! おそらく現在最高齢のLINEスタンプ作者であろう。また、あの味わい深いスタンプのイラストはエクセルを使って描いたものだという。

1秒ごとに田澤さんへの興味が湧きだして止まらくなってきたので取材を申し込んだところ、お電話でのインタビューを受けていただけることになった。

52歳からパソコンを独学



――田澤さんのLINEスタンプ、すごく可愛いので私も早速購入して使わせていただいています。ここ数日、ツイッターなどでもすごい反響ですね。

「はい。これまでに27種類(台湾限定バージョンも含めると29種類)作っていたんですが、昨年の暮れまではさっぱりで、もうやめようかなと思っていたんです。それが(2016年)1月2日になってみたらびっくりするぐらいの反響で、最初にツイッターに投稿して下さった方にお礼が言いたいです」

――田澤さんの公式サイトのプロフィールに52歳でパソコンを独学で覚えた、とありました。

「私は日立製作所に勤めておりまして、昨年、71歳で退社しました。そこで電気の分電盤、配電盤などの制作の仕事をしていました。52歳になったときに、現場の仕事を若手に引き継いで、私は書類作りなど施工管理の方にまわりました。

ライター情報: スズキナオ

1979年生まれ水瓶座・A型。立ち飲みや無目的な街歩きが趣味。チミドロっていうテクノバンドをやっています!

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