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パスワードだまし取る詐欺 先月は10倍に
1月7日 11時16分

金融機関などをかたる電子メールを送りつけて偽のホームページに誘導し、パスワードなどを入力させてだまし取る「フィッシング」というサイバー犯罪の報告が先月は前の月の10倍以上に増加したことが分かりました。専門家は金融機関が休みに入る年末年始に合わせて犯罪グループが偽のメールを大量にばらまいたと分析しています。
情報セキュリティーの関連企業などで作る「フィッシング対策協議会」によりますと、増えているのは実在する金融機関をかたる電子メールがほとんどで、偽のホームページに誘導してインターネットバンキングを利用する際のパスワードなどの情報をだましとる手口だということです。
先月、協議会には「偽の電子メールが届いた」といった報告が相次ぎ、その数は、ひと月で2540件と前の月の10倍以上に上ったということです。
協議会では金融機関が休みに入り、届いたメールが本物かどうか確認しづらくなる年末年始に合わせて犯罪グループが偽のメールを大量にばらまいたとみています。フィッシング対策協議会の山本健太郎さんは「金融機関がパスワードの入力を促すような電子メールを送ることはない。パスワードをだまし取られると、銀行口座にアクセスされ金銭的な被害につながるおそれがあるため、絶対に入力しないよう注意して欲しい」と話しています。

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