京都は銭湯もアツい!冬は個性豊かなお風呂で身も心もほっこり♪
他にも最新設備を備えたスーパー銭湯や、少し足を延ばせば各地に温泉もあり、冬は一段と冷え込む京都だからこそ湯船の温かさも格別です。
今回は、市中の歴史ある銭湯や、ふらりと立ち寄れる早朝営業の大浴場など4件をご紹介します。
京都を代表する由緒と趣ある銭湯「船岡温泉」
国の有形文化財にも登録されており、京都はもちろん日本を代表する銭湯として有名な西陣の「船岡温泉」。
大正12(1923)年に料理旅館「船岡楼」として創業された後、公衆浴場として屋号を改め、周辺に住む西陣織の旦那衆などに親しまれてきました。
現在では、銭湯ファンや観光客も多く訪れるスポットとなっています。
唐破風の風格ある佇まいをはじめ、脱衣所にある透かし彫りの欄間、鞍馬天狗と牛若丸の彫刻、壁の色鮮やかなマジョリカタイルなど、随所に芸術的な装飾がなされています。
2つの浴室は異なる造りとなっており、日替わりで男女が入れ替わるので、通えば両方の浴室が楽しめるのも嬉しいですね。
近くには、銭湯を改装したカフェ「さらさ西陣」もあるので、こちらもぜひ訪れてみてください。
○船岡温泉(フナオカオンセン)
[住所] 京都市北区紫野南船岡町82-1
[TEL] 075-441-3735
[時間] 15:00~翌1:00(日曜は8:00~)
[定休日] 無休
[入湯料] 大人430円
早朝営業が嬉しい!「京都タワー大浴場~YUU~」
京都のランドマークである京都タワー地下3階の「京都タワー大浴場~YUU~」。
京都駅前という好アクセスな立地に、早朝7時からの営業で、夜行バスで到着した人や朝からランニングをした後に訪れる地元の人の利用も多いそうです。
石鹸、シャンプー、リンスなどが浴室に完備されており、タオルも料金に含まれている(バスタオルはレンタル1枚100円)ので、手ぶらで立ち寄ることができますよ。
なかでも女性に好評なのが清潔感あるパウダーコーナー。基礎化粧品や小物も完備しており、身支度をするのに嬉しいスペースです。
お湯に浸かってリフレッシュした後は、朝9時から営業している展望室で爽快な眺めを楽しむのもおすすめです。
○京都タワー大浴場~YUU~(キョウトタワーダイヨクジョウユウ)
[住所] 京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1
[TEL] 075-361-3215
[時間] 7:00~22:00(最終入場21:30)
[定休日] 無休
[入浴料] 大人750円、土日祝は890円
銭湯価格で充実したお風呂タイムを♪「五香湯」
さらに、入浴料と別料金で、あかすりコーナー(要予約、2500円~)、岩盤浴(650円)も利用できます。
種類豊富なお風呂の効能と合わせて、日頃の疲れを癒してください。
脱衣所を出るとカウンターとテーブル席がある飲食スペースもあります。こちらは、入浴しなくても利用できるそうです。
うどんやそば、丼といったメニューが手頃な価格でいただけるほか、生ビールやおつまみに嬉しいメニューもあり、お風呂上りの一杯が楽しめますよ。
[住所] 京都市下京区黒門通五条上ル柿本町590-12
[TEL] 075-812-1126
[時間] 14:30~24:30、日曜7:00~24:00、祝日11:00~24:00(祝日のみ変更の場合あり)
[定休日] 月曜、第3火曜(1月4~6日は休み)
[入浴料] 大人430円
若手番頭さんによる今後の活動にも注目!「サウナの梅湯」
五条木屋町から少し南、高瀬川に架かる橋の袂に佇む「サウナの梅湯」。白塗りの壁に灯るネオンが目印です。
浴室は、床のレンガ風タイルが温かみある少し洋風な雰囲気。明るい時間なら採光窓から柔らかい自然光が入ります。
色鮮やかなステンドグラス風の天窓が印象的な脱衣所を出ると、番台の周りでは、コーヒー牛乳やビールといったお風呂上りに嬉しい冷たい飲物に、古本や雑貨なども販売。椅子やテレビが置かれ、訪れた人が語らう憩いの場となっています。
学生時代に銭湯サークルを設立、京都府内をはじめ全国各地の銭湯巡りを行うなど、銭湯を愛してやまない湊さん。
以前アルバイトで通っていたこちらが廃業をすることになったのを聞き、引き継いで運営することを決めたそうです。
訪れる人の半数以上が常連さんとのことですが、周辺のゲストハウスに泊まっている人など一見さんも多いこちら。
梅湯はもちろん、銭湯業界を盛り上げるべく、銭湯へ通う習慣のない若い世代を呼び込めるような雰囲気作りや催しを今後も行なっていくそうです。普段銭湯へ行かない人も気軽に訪れてみてください。
○サウナの梅湯(サウナのうめゆ)
[住所] 京都市下京区木屋町通上ノ口上ル岩滝町175
[TEL] 080-2523-0626
[時間] 15:30~23:00(最終受付22:30)
[定休日] 木曜(1月5~7日は休み)
[入浴料] 大人430円
大きな湯船にゆったり浸かれることはもちろん、そこに集う人たちとお風呂ならではの交流が生まれるのも魅力のひとつです。
この冬は、京都の銭湯を巡って身も心もほっこりと温まるひとときを過ごしませんか。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
文:岩永 茜
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