春日部市の市立豊春中学校の男性教諭(53)が昨年、共産党機関紙「赤旗」のコピーを教室で配布した問題で、上田清司知事は6日の定例会見で「学校現場での配布は言語道断で、非常識だ」と批判した。
上田知事は政治教育について「教師の主観が全くないわけではなく、力が入ってしまうかもしれない」とした上で、「各党の考えなどに多様性があることを教えてほしい。社会現象で絶対的な正義は難しいが、大多数が考える正義を実現しようというふうに教えてほしい」と要望。「教師も教え方を学ばなければならない」と強調した。
教諭は昨年9月、ホームルームで安全保障関連法案の反対デモに関する赤旗記事を配布。同12月には「マイナンバー違憲訴訟」の記事を配った。
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