6日午後4時5分頃、名古屋市名東区一社いっしゃ、市営地下鉄東山線の一社駅で、線路にいた同区内に住む中学3年の男子生徒(15)が、高畑発藤が丘行き電車(6両)にはねられ、病院に運ばれたが、約4時間半後に死亡した。

 乗客約200人にけがはなかった。愛知県警名東署は自殺の可能性が高いとみている。

 発表によると、生徒は線路上に立っており、運転士(39)が非常ブレーキをかけたが、間に合わなかった。遺書などは見つかっていない。

 生徒が通う名古屋市内の私立中学校によると、この日は始業式で、生徒は通院のため早退したという。昨年4月に市立中から転校してきたといい、校長は「いじめなどの問題は把握していない」としている。