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(発行=10.11.10)
哀れ! 講員の不祥事に命を縮める
極悪坊主・坂田正法の堕地獄への足跡 ㊦
本山で赤っ恥、法要の席で思わず泣き言
坂田正法の直接の死因は肝硬変とのことだが、実は、こんな裏話がある。ネ
ットで騒ぐ愚かな問題講員の黒川和雄のことだ。ロサンゼルス・妙法寺で講頭
だったと称している黒川が、平成十八年からネット上で「法華講員の広場」を
標榜する「サークル」なるものを立ち上げ、百名を越える会員を集めていた。
それに対し「在家の信者が寺を越えて勝手に『講』作りをしている」等と各
地の法華講員や坊主から激しい非難とか苦情が出始め、その件で黒川の指導教
師の坂田は、今年夏の猛暑の中、宗務院から何度も呼び出しを受けて、厳しく
注意されていたのだった。
この一連の「黒川騒動」が、持病を抱える坂田の体力を消耗させたのだと思
う、と坂田を慕う婦人講員が憤って告白してくれた。
事実、ある人物が八月に妙輪寺で対面した際の坂田は痩せ細り、骸骨に皮を
被せたような感じで杖なしでは立つことも座ることもできない程、衰弱してい
たが、黒川の件をもち出すと「寺も大変な迷惑をかけられている!」と語気を
荒げていたということだ。
この辺りの心情を坂田は、死亡する一ヶ月前、九月度の彼岸法要でも愚痴ま
じりに吐露していた。
それによると、坂田が本山に登山した際、坊主仲間から妙輪寺の黒川という
男の身勝手な言動が宗内で問題視され、噂になって広がっている事実を聞かさ
れたばかりか、同寺の講頭も他の坊主や他寺の法華講幹部数人から妙輪寺の騒
ぎについて「大変なことになっとるね」「妙輪寺さんは大丈夫か?」等々と言
われた、とのことだ。
激しく動揺していた坂田の法要での話を再現する。
坂田は「観心本尊抄」の中の「六波羅蜜」の「忍辱」に触れて「この忍辱と
いうのは耐え忍ぶということです。こりゃあ、難しいです。
私も体験がありますから、少々お話したいと思いますが、こないだ、総本山
に登山したんです。その総本山では僧侶の間で、いや、本山だけじゃなく、全
国の僧侶の間で妙輪寺の噂が飛び交っているそうです。
それを僕は知らなかった。そして講頭も二人ぐらいの僧侶と、他の寺の法華
講の幹部数人に囲まれて『講頭さんも苦労されたでしょうね』と言われたよう
です」
坂田の話は、まだ延々と続くが、問題講員の黒川に振り回され、本山で赤っ
恥までかかされた坂田は自身の本心を「忍辱」という法門を通して語っていた。
住職が講員の不祥事にからみ、法要の場で愚痴めいた話をするとは、余程、
心身に堪えたのであろう。
しかも、今年の異常な猛暑の中、登山を繰り返したことは、衰弱していた坂
田の命を確実に縮めたようだ。
更に、十月の支部登山の引率で疲れ果て、極限状態の中で倒れ、死亡したの
ではないかと言われている。「あしき弟子をたくはひぬれば師弟・地獄にをつ
といへり」(華果成就御書)
講員に恩を仇で返されて命を縮めるとは忘恩の坂田にふさわしい末路である。
この坂田の後任としては山口・弘法寺の盛岡窮道(五五歳)が入ることになっ
た。
長年、荒稼ぎした「サカタ商店」は坂田の死により、学会創立八十周年の佳
節に閉店した。(この項 終わり)
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