池田良
2016年1月6日20時19分
路上に寝込んだ人が車にはねられる事故が相次いでいる。東京都内では2015年、死亡事故が前年の5件から10件に増えた。飲酒の機会も多いこの時期、警視庁は元日から「寝込まナイトキャンペーン」を始めている。
昨年11月4日午前0時半ごろ、東京都墨田区の区道で無職の70代男性が道路中央に横たわり、トラックにひかれて死亡した。近くの居酒屋で酒を飲み、店を出た後に路上で寝てしまったという。
警視庁によると、東京都内で昨年に路上寝で死亡した10人のうち、飲酒していたのは7人。警視庁は、送別会時期の3月末まで、トラックやタクシー、バス協会にビラを配り、飲み屋などの飲食店や街頭で注意を呼び掛ける。路上寝込みに絞った活動は初めてだ。
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朝日新聞社会部
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