イベントレポート
NEC、「LAVIE Hybrid ZERO」の11.6型液晶搭載新モデルをCESで公開
〜簡易計測では本体重量は400g台
(2016/1/7 02:32)
NECパーソナルコンピュータは、CES 2016のLenovo展示スペースにおいて、現在開発中の「LAVIE Hybrid ZERO」の新モデルを同社顧客や報道関係者に対して公開している。11.6型の液晶ディスプレイを採用している新モデルは、13型の従来モデルと同じく2in1デバイスだが、液晶回転式から脱着型に変更されており、ピュアタブレットとしても利用できるようになった。
特徴的なのはその重量で、タブレット単体で500g以下、キーボード込みでも1kg以下という非常に軽量さを実現している。実際に触ってみると非常に軽く、NECパーソナルコンピュータの関係者は明確にはしなかったものの、400gを切っている可能性すらありそうだった。本体側、キーボード側に、ほぼ同じ容量のバッテリが入っている構造になっているのも特徴だ。
NECパーソナルコンピュータでは、この製品を2016年の春モデルとして発表する計画になっており、まもなく世界最軽量の11.6型液晶搭載タブレット兼世界最軽量の11.6型液晶搭載2in1デバイスが市場に登場する見通しだ。
タブレットとキーボード側にバッテリを配置することで、軽量さを実現
今回公開されたLAVIE Hybrid ZEROの新モデル(以下本製品)は、NECパーソナルコンピュータの発表によれば、以下のようなスペックになっている。
| 【新製品の現時点での仕様】 | |
|---|---|
| CPU | 第6世代Core m |
| ディスプレイ | 11.6型ワイド |
| バッテリ | キーボードにセカンドバッテリを搭載 |
| Webカメラ | RealSence 3Dカメラ(フルHD解像度対応) |
| 発売日 | 2016年春モデルとして発売予定 |
液晶ディスプレイはタッチ対応で、段差があるタイプになっており、表面にガラスが貼られていないタッチパネルである。このため、液晶ディスプレイと縁の枠部分には段差が生じているが、Windows 10になって縁からのスワイプジェスチャーの機能はほとんど使われなくなっているので、それで問題ないと判断したと言うことだろう。ガラス面を1枚貼り付けると、それだけで重量増となってしまうので、その点を考慮したと考えられる。13型のLAVIE Hybrid ZEROでも、ダイレクトボンディングFFFタッチパネルというタッチパネルを採用しており、タッチパネルそのものがフィルム形状になっている軽量なセンサーを採用している。おそらく今回のモデルでもそれと同じようなタッチパネルを採用していると推測される。
Windows 10のpowercfgコマンドで調べてみたところ、バッテリは本体内部に2つあり、それぞれが約15Whだった。現時点ではNECパーソナルコンピュータはバッテリ駆動時間を明らかにしていないが、システム全体で30Whで、SoCがCore mであることなどを考えると、JEITA 2.0で平均消費電力が3Wあたりだと想像されるので、10時間というあたりが妥当なのではないだろうか。
タッチセンサーに軽量なFFFタッチパネルを採用し、表面のガラス面を省く設計にし、本体側のバッテリは15Whと割り切り(PCとして使う時にはキーボードと合体して使うから30Whの容量で使えるので問題ない)、それをNECパーソナルコンピュータが得意としているマグネシウムリチウム合金を使った軽量で強固なカバーを使って包む、それにより500g以下という重量を実現したと言えるだろう。
USBポートはキーボード側に集中
USBポートやディスプレイ出力などはすべてキーボード側に集中しており、本体側にはUSB Type-C(ただしUSB 3.0でPower Deliveryには未対応)とmicroSDカードスロットのみとなっている。設計したエンジニアが、PCとして使う時にはキーボードにドッキングしてクラムシェル型PCとして利用し、タブレットの時にはPCとしてのポート類は必要ないと考えたことが見て取れる。
タブレットとキーボードのドッキングは、専用のコネクタで行なわれており、タブレットはそのコネクタとゴムの圧力によって本体に固定されるようになっている。脱着型2in1デバイスの弱点は、ドッキング機構が複雑にならざるを得ないことで、それがクラムシェルモードにした時の重量増に繋がってしまう。しかし、この形であれば、必要最低限の構造になり、大幅な重量増にならない。実際に秤を持ち込んで測ってみると、800g台であることがわかった。11.6型のクラムシェル型ノートPCだと考えると、かなり軽量な部類であると言える。
このほか、展示機のスペックは、CPUがCore m3-6Y30、メモリが4GB、ストレージが128GBのSSDというスペックになっていた(製品では異なる可能性がある)。
新しいLAVIE Hybrid ZEROはユニークな設計を施すことで、実機の計測で500g(簡易的な重量計は400g台)というタブレット重量、クラムシェル時で1kg以下(簡易的な重量計では800g台)という驚きの軽量さを実現している。とにかく少しでも軽いPCで、かつタブレットとしても使うことを考えると2in1デバイスであって欲しいというユーザーには福音となる製品だと言えるだろう。今後さほど遠くない時期(例年春モデルの発表は1月〜2月あたり)に行なわれるであろう正式発表を待ちたい。
URL
- NECパーソナルコンピュータのホームページ
- http://www.necp.co.jp/
2016年1月7日
2016年1月6日
- Razer、デスクトップPC向けビデオカード接続に対応した12.5型ゲーミングノート[2016/01/06]
- HP、12.5型4K液晶搭載で1kgを切るモバイルノート「HP EliteBook Folio」[2016/01/06]
- HP、13.3型有機ELディスプレイ搭載2in1を発表[2016/01/06]
- パナソニック、12.5型の堅牢着脱式2in1「タフパッドFZ-Q1」[2016/01/06]
- GalaxyブランドのWindowsタブレットが遂に登場[2016/01/06]
- Qualcomm、初のSnapdragon 820搭載スマートフォン製品を公開[2016/01/06]
- NVIDIA、1秒間に24兆回のディープラーニング演算可能なDRIVE PX2を発表[2016/01/06]
- Huawei、Kirin 950を搭載した6型スマートフォン「Mate 8」[2016/01/06]
- Oculus、Kickstarterの出資者にRift製品版を提供[2016/01/06]
- .bizSkylake世代で揃えた5万円台からのミニタワーPC 4機種[2016/01/06]
- ダイジェスト・ニュース[2016/01/06]
- アップデート情報[2016/01/06]
- Windows 10基本ワザ - [ごみ箱]に捨てたファイルを元に戻す方法 ほか[2016/01/06]
2016年1月5日
- 連載笠原一輝のユビキタス情報局リアルなポケットPCを実現するWindows 10 MobileのContinuum機能を試す[2016/01/05]
- ありそうでなかったハイエンドCPUを熱源にしたヒーター登場[2016/01/05]
- NEC、LAVIEシリーズに超軽量タイプの11.6型着脱式2in1を投入[2016/01/05]
- Lenovo、「ThinkPad X1 Tablet」など新モデルを展示[2016/01/05]
- Lenovo、コンシューマ向けPCも一挙に展示[2016/01/05]
- LG、15.6型で980gの超軽量ノート[2016/01/05]
- AMD、次期GPU“Polaris”を2016年半ばに投入[2016/01/05]
- オーディオアンプのMarshallが手がけたスマートフォン「London」[2016/01/05]
- Lenovo、12.5型で重量999g/12.8mm薄の2in1「YOGA 900S」[2016/01/05]
- Lenovo、狭額縁ディスプレイ採用の13.3型モバイルノート[2016/01/05]
- Lenovo、無線プロジェクタ付きの小型デスクトップ[2016/01/05]
- Lenovo、オーバークロック可能な17.3型ゲーミングノート「ideapad Y900」[2016/01/05]
- レビュー両面に1,300万画素のカメラを搭載したASUS「ZenFone Selfie」を試してみた。一部乙女目線で[2016/01/05]
- Lian-Li、ヨット型Mini-ITX対応PCケース「PC-Y6」[2016/01/05]
- Oculus Rift製品版の予約が1月6日からスタート[2016/01/05]
- NVIDIA、VRで遊べるPCが分かる認定ロゴを提供[2016/01/05]
- ダイジェスト・ニュース[2016/01/05]
- アップデート情報[2016/01/05]