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キム第1書記 最近の動静と発言は
1月6日 18時28分

キム第1書記 最近の動静と発言は
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北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)第1書記の最近の動きです。
キム・ジョンウン第1書記を巡っては、飛行中の航空機の操縦かんを握る姿が国営テレビで公開され、飛行機嫌いとして知られていた父親のキム・ジョンイル(金正日)総書記とは違った、新鮮なイメージを国民に植え付けようとしているという見方が出ました。
国民生活の向上を掲げるキム第1書記が、なまずの養殖施設など経済関係の視察を繰り返す様子もたびたび伝えられています。
去年10月、朝鮮労働党の創立70周年に合わせて行われた軍事パレードでの演説では、「人民」ということばを90回にわたって繰り返し、「国民思いの指導者」だとアピールしました。
このとき、キム第1書記は、中国共産党序列5位の劉雲山政治局常務委員と会談し、中国との関係改善を印象づけました。
しかし先月、「水爆の保有」を示唆したキム第1書記の発言が国営メディアで伝えられた直後、中国を訪問中だったキム第1書記肝煎りの女性音楽グループが急きょ公演を中止して帰国しました。
その後、今月1日にキム第1書記が行った新年の演説では、核開発に関する直接的な言及はなく、朝鮮半島の非核化を重視する中国に配慮したもので、中朝関係の改善の流れに変わりはないとみられていました。
ところが、北朝鮮の国営メディアによれば、キム第1書記は、その2日後に水爆実験の実施を命じる最終命令書に署名していたのです。

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