米家電ショー 主要メーカーが新製品を披露

1月6日 22時06分

アメリカのラスベガスで世界最大規模の家電ショーが開幕するのに先立ち、主要なメーカーが次世代のテレビや最新の白物家電などを相次いで披露しました。

世界最大規模の家電ショー「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」は６日からアメリカのラスベガスで開幕し、３６００を超える企業が出展します。それに先立って５日、世界の主要なメーカーが最新の製品を披露しました。
このうちソニーは、液晶の裏側にあるＬＥＤを制御する技術によって映像の明るさの濃淡がより鮮明になる次世代のテレビを発表したほか、見た目は照明のインテリアで、筒状のガラスを振動させることで音が出るスピーカーを披露しました。
また、企業向けのビジネスを強化しているパナソニックは、ＩＴ企業などで需要が増えているデータセンター向けに、光ディスクを使うことで電力消費を抑えながら大量のデータを保存できるシステムをアメリカのフェイスブックと開発したと発表しました。
このほか、ライバルの韓国勢はＬＧ電子が冷蔵庫の下にあるセンサーに足をかざして扉を開けられる冷蔵庫などを披露したほか、サムスン電子はバックライトに「量子ドット」という微粒子を使用して、色彩が鮮やかになったという新型テレビを発表していました。
ことしは東芝とシャープが出展を見送り、日本の存在感の低下が指摘されていて、世界中の人が訪れる家電ショーで日本メーカーがどこまで話題を集められるか注目されます。