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人民元続落 4年9か月ぶりの元安水準に
1月6日 20時43分

中国の通貨・人民元の6日の相場は、中国経済の先行きへの不透明感などから人民元を売ってドルを買う動きが強まり、ドルに対して、およそ4年9か月ぶりの元安水準となりました。
6日の上海外国為替市場の人民元相場は、中国当局が朝方発表した1日の取り引きの目安となるドルに対する為替レートの基準値が、7営業日連続で値下がりして始まりました。
その後、ドル買い元売りの動きが強まり、日本時間午後5時半時点では、ドルに対して、5日より0.0376元、安い1ドル=6.5575元と、およそ4年9か月ぶりの元安水準となりました。
これは、中国経済の先行きへの不透明感が改めて意識され、人民元を売る動きが広がったほか、6日朝発表された基準値が、当局が通常、参考にする前の営業日の日本時間午後5時半時点の値よりも大幅に安かったことで、中国政府が元安を容認しているという観測が出て、ドル買い元売りが一段と強まったことによるものです。
市場関係者は「金融の自由化を進める中国当局は、人民元が、IMF=国際通貨基金によって世界の主要な通貨に位置づけられたあと、先月以降は大規模な介入を以前より控えているとみられ、当面、元安が進みやすい状況が続くのではないか」と話しています。

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