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中国 国営メディア「南沙諸島への試験飛行に成功」1月7日 0時44分
中国国営の新華社通信は、ベトナムやフィリピンなどが領有権を主張している南シナ海の南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島で、中国の民間機が、人工島を造成して建設した飛行場に着陸し、試験飛行は成功したと伝えました。
中国国営の新華社通信によりますと、中国の民間機2機が、6日南部の海南島の空港を離陸し、およそ2時間後に、南沙諸島にあるファイアリークロス礁で人工島を造成して建設した飛行場に着陸したということです。その後、民間機2機は海南島に戻り、試験飛行は成功したということで、新華社通信は、「新たな飛行場が、民間の大型旅客機を安全に運航できることを、今回の試験飛行が証明した」と伝えています。
インターネット上には、ファイアリークロス礁の飛行場で撮影したとされる写真が掲載されていて、航空機2機の前で、関係者とみられる大勢の人たちが、横断幕を持ちながら手を上げている様子などが確認できます。
中国によるファイアリークロス礁での試験飛行を巡っては、ベトナム政府が、中国が今月2日に試験飛行を行ったと発表して抗議し、中国は飛行を認めたうえで、「完全に中国の主権の範囲内のことだ」として反論しています。
南沙諸島では、ベトナムのほか、フィリピンなどが領有権を主張していて、中国の海洋進出の動きに懸念を強めるアメリカなどからも今後、中国を批判する声が一層高まりそうです。
インターネット上には、ファイアリークロス礁の飛行場で撮影したとされる写真が掲載されていて、航空機2機の前で、関係者とみられる大勢の人たちが、横断幕を持ちながら手を上げている様子などが確認できます。
中国によるファイアリークロス礁での試験飛行を巡っては、ベトナム政府が、中国が今月2日に試験飛行を行ったと発表して抗議し、中国は飛行を認めたうえで、「完全に中国の主権の範囲内のことだ」として反論しています。
南沙諸島では、ベトナムのほか、フィリピンなどが領有権を主張していて、中国の海洋進出の動きに懸念を強めるアメリカなどからも今後、中国を批判する声が一層高まりそうです。