刑務所で一般自動車の車検が受けられるのをご存知だろうか?
知り合いが利用したという話を聞いて、その存在を知ったので、簡単に紹介。
留意点
のっけからマイナス面を挙げてしまって申し訳ないが、やはりまず悪い点から確認して知っていただきたい。
- 台車が用意されない。
- 逃走用などに利用されないように、車に工具などが残っていないか徹底的に検査される。
技術面
日産が全面バックアップをしてるので安心
費用
格安車検を売りにしている民間車検場と同等か、それより若干安く受けられる。
申込方法
刑務所の窓口で直接申し込み
申し込み資格
誰でもOK
実施刑務所
全国8箇所の刑務所で実施
- 川越少年刑務所
- 市原刑務所
- 府中刑務所
- 松本少年刑務所
- 神戸刑務所
- 名古屋刑務所
- 函館少年刑務所
※要確認
上記のような留意点はあるが、実施刑務所の近くに住んでいて、台車不要の人は、申し込んでみたは如何だろうか?
刑務作業について
受刑者が行う刑務作業。 存在は知っていても、その内容まではイマイチ詳しく知らなかったが、調べてみると色々な業種の企業が利用しており、見えないところで、我々の生活を支えていたことに気が付かされた。
(Photo by Thomas Hawk)
刑務作業の詳細は下記参照↓
受刑者を労働力として使用すれば、通常の人間を雇うのに比べ、コストが安く抑えれれる。
刑務作業は我々消費者にプラスとなる訳だが、普通に生活する我々にとっては如何せん分かり辛い。
法を犯し多かれ少なかれ社会に迷惑をかけた受刑者達。さらに裁判制度の維持や刑務所の運営などもタダではない。そこには我々の税金が当てられている。
一般に生活する我々にとっても、もっと分かり易い形で、社会に償いをする場を増やしてみるのもいいのではないだろうか?
そういった意味で車検はひとつの良い例なのかも知れない。行政にはもっと社会に広くアピールすることで、利用者を増やす努力と共に、わかり易い形でのサービス拡充に努めてもらいたい。
ひとつの案だが、乳幼児がいる家庭に刑務所で作ったオムツなどのベビー用品(特に消耗品)を格安で販売するなんていう案も良いかも知れない。
既存のメーカーとの関係や、犯罪者が作った商品に対する親の理解など、クリアしなければ問題は多いだろうが、養育費の高騰が少子高齢化を推し進める大きな要因のひとつである以上、一計の価値有りでは?
勿論、刑務所に入る人間がいなくなり、刑務作業自体がこの世からなくなることが、理想なのは言うまでもないことだが。
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