本庄保険金殺人事件 八木茂と武まゆみの現在は?場所の住所はココ!
日本の保険金狙いの殺人事件としてはトップクラスの凶悪な事件と言われる「本状保険金殺人事件」。
主犯格の八木茂や武まゆみは現在どうしているのでしょうか?
概要のおさらいとともに、事件の起こった場所の住所なども確認していきたいと思います。
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事件が起こったのは、埼玉県本庄市。
このため、事件名は「本庄保険金殺人事件」と言われています。
住所はさすがに非公開でしたが、画像なんかは残っているので、ストリートビューとかで頑張れば探せそうです。
本状保険金殺人事件の主犯である八木茂は、金融業(街金融)を営む男でした。
結構羽振りが良かったようで、複数のパブやスナックを経営しています。
そして、そこで働くホステスを愛人としていたのです。
まぁこの辺はよくある話ですよね。
現代でも複数のクラブを経営する経営者の男性と愛人関係になるホステスはたくさんいるでしょうし、その経営者の指示で客とも愛人関係になるホステスもいるでしょう。
いつの世にもこういう男性はいるものです。
しかし、この八木茂という男は、ホステスを使って客に毒を盛り、その保険金をだまし取ろうとしたのです。
その被害者は3人にものぼりました。
3人の共通事項としては
・自身の店の客である
・店にツケや借金がある
といった特徴があります。
より騙しやすい弱った人間を狙ったということですね。
最初の被害者は工場労働者であった45歳男性客でした。
まず、客であったその男性にホステス「アナリエ・サトウ・カワムラ」を近づかせ、偽装結婚させます。
その後、保険金の受取人をそのホステスにすると、1995年6月に毒物である「トリカブト」入りのパンを食べさせて殺害してしまいます。
結果として、そのホステスには3億円もの保険金が支払われました。
このときの分け前は、どうやら主犯格の八木茂と、偽装結婚をしたホステスを含む3人のホステスで分配したようですね。
2人目の被害者は、パチンコ店員だった61歳男性。
味を占めていたのか、手口は1人目と大体同じ。
1999年5月29日に、客だった男性とホステス「森田考子」を偽装結婚させて、生命保険金1億7000万円をかけました。
ただし、殺害方法は別にしていたようで、風邪薬と酒を大量に服用させました。
3人目の被害者は塗装工だった38歳男性。
2人目と3人目は同時進行だったようですね。
効率化を図ろうとしたのでしょうか。
手口自体は共通で、自分の愛人のホステス「アナリエ・サトウ・カワムラ」を偽装結婚させ、保険金をかけ、受取人をホステスにします。
このときにかけられた保険金は、なんと9億円。
保険業も活発な時代でしたし、3人目の被害者となった男性も30代と若かったため、高めの設定だったのでしょうか。
3人目は薬物中毒となるも、重体の状態で、これまでのようにいきませんでした。
なんとか自然な形で保険金を受け取ろうと囲い込んだり色々と画策したようですが、この男性はなかなか耐性が強かったのか死亡せず、逆にマスコミに告発して保険金殺人が発覚するのでした。
しかし、恐ろしいことに、実際には保険金をかけられていた人物はこのほかに8人もいたというのです。
全員の合計金額を合わせると、その額はなんと24億円にもなるそうな。
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これが警察ではなくマスコミへの告発であったため、八木茂はいきなり逮捕されたわけではありません。
「保険金殺人か!?」という感じでマスコミが疑惑を投げかけて世間を賑わせるに留まっていました。
ここでさらに儲けようとしたのか、八木茂は記者会見を開きます。
その場所が自分の店。
そして、入場料として3000円から6000円も取ったのです。
これは、マスコミを利用した巧妙なやり方ですよね。
この前の年、和歌山毒物カレー事件が起きていて、世間は「保険金」とか「毒物」という言葉には興味を示していました。
入場料を払わず記者会見に参加できないとなれば、他のメディアにすべてもっていかれることになり、「このメディアは本状保険金殺人事件を扱っていないのか」という風に、視聴者を集めることができませんからね。。
八木茂はこの有料記者会見だけで1000万円を稼いだと言われています。
しかし、これは完全に合法だったと思われますから、まさに悪魔のような金融業の男だったといえるでしょう。
ほとんど犯人確定のような状況でしたが、証拠がなかったため、この手口は逮捕されるまでの約8ヶ月間行われたようです。
最終的には、2000年3月に愛人で共犯者でもあった3人のホステスの証言で、偽装結婚による「公正証書原本不実記載容疑」で逮捕されました。
つまり、殺人ではなくて、偽装結婚が犯罪だ、ということですね。
これは確かに物証がなくても、証言でいけそうです。
まぁいわゆる別件逮捕というやつですね。
逮捕後は取り調べなどにより殺人罪、詐欺罪などで起訴されています。
ちなみに、この証言を行ったホステスの中に、武まゆみがいて、当時の様子を振り返った書籍「完全自白 愛の地獄」を出しています。
武まゆみは実行犯ではなく、完全にサポートにまわっていたようですね。


主犯である八木茂には、2008年に最高裁で死刑が確定しました。
8年もかかったんですね。。
しかし、2015年現在は特別抗告中であり、刑は執行されていません。
武まゆみを含む3人のホステスも有罪が確定していますが、そもそもの証言自体が警察に誘導されたものであるとして、無罪も主張しているようですね。
武まゆみ:無期懲役
森田考子:懲役12年
アナリエ・サトウ・カワムラ:懲役15年
こうしてみると、直接の実行犯の2人より、裏で操っていた2人の方がより罪が重いという判決なのですね。
最近では20年間冤罪で収監されていたなどとして釈放されたケースもありましたし、現代に比べると当時の判決に疑問が残る内容だった事件や裁判というのは結構あるようです。
もし、今から事実を覆すような再現実験やなんらかの証明ができれば、一転して逆転無罪のようなこともあるのでしょうか。
以上「本庄保険金殺人事件 八木茂と武まゆみの現在は?場所の住所はココ!」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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主犯格の八木茂や武まゆみは現在どうしているのでしょうか?
概要のおさらいとともに、事件の起こった場所の住所なども確認していきたいと思います。
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本庄保険金殺人事件の概要と場所の住所
事件が起こったのは、埼玉県本庄市。
このため、事件名は「本庄保険金殺人事件」と言われています。
住所はさすがに非公開でしたが、画像なんかは残っているので、ストリートビューとかで頑張れば探せそうです。
本状保険金殺人事件の主犯である八木茂は、金融業(街金融)を営む男でした。
結構羽振りが良かったようで、複数のパブやスナックを経営しています。
そして、そこで働くホステスを愛人としていたのです。
まぁこの辺はよくある話ですよね。
現代でも複数のクラブを経営する経営者の男性と愛人関係になるホステスはたくさんいるでしょうし、その経営者の指示で客とも愛人関係になるホステスもいるでしょう。
いつの世にもこういう男性はいるものです。
しかし、この八木茂という男は、ホステスを使って客に毒を盛り、その保険金をだまし取ろうとしたのです。
その被害者は3人にものぼりました。
3人の共通事項としては
・自身の店の客である
・店にツケや借金がある
といった特徴があります。
より騙しやすい弱った人間を狙ったということですね。
1人目の被害者
最初の被害者は工場労働者であった45歳男性客でした。
まず、客であったその男性にホステス「アナリエ・サトウ・カワムラ」を近づかせ、偽装結婚させます。
その後、保険金の受取人をそのホステスにすると、1995年6月に毒物である「トリカブト」入りのパンを食べさせて殺害してしまいます。
結果として、そのホステスには3億円もの保険金が支払われました。
このときの分け前は、どうやら主犯格の八木茂と、偽装結婚をしたホステスを含む3人のホステスで分配したようですね。
2人目の被害者
2人目の被害者は、パチンコ店員だった61歳男性。
味を占めていたのか、手口は1人目と大体同じ。
1999年5月29日に、客だった男性とホステス「森田考子」を偽装結婚させて、生命保険金1億7000万円をかけました。
ただし、殺害方法は別にしていたようで、風邪薬と酒を大量に服用させました。
3人目の被害者
3人目の被害者は塗装工だった38歳男性。
2人目と3人目は同時進行だったようですね。
効率化を図ろうとしたのでしょうか。
手口自体は共通で、自分の愛人のホステス「アナリエ・サトウ・カワムラ」を偽装結婚させ、保険金をかけ、受取人をホステスにします。
このときにかけられた保険金は、なんと9億円。
保険業も活発な時代でしたし、3人目の被害者となった男性も30代と若かったため、高めの設定だったのでしょうか。
3人目は薬物中毒となるも、重体の状態で、これまでのようにいきませんでした。
なんとか自然な形で保険金を受け取ろうと囲い込んだり色々と画策したようですが、この男性はなかなか耐性が強かったのか死亡せず、逆にマスコミに告発して保険金殺人が発覚するのでした。
しかし、恐ろしいことに、実際には保険金をかけられていた人物はこのほかに8人もいたというのです。
全員の合計金額を合わせると、その額はなんと24億円にもなるそうな。
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有料記者会見
これが警察ではなくマスコミへの告発であったため、八木茂はいきなり逮捕されたわけではありません。
「保険金殺人か!?」という感じでマスコミが疑惑を投げかけて世間を賑わせるに留まっていました。
ここでさらに儲けようとしたのか、八木茂は記者会見を開きます。
その場所が自分の店。
そして、入場料として3000円から6000円も取ったのです。
これは、マスコミを利用した巧妙なやり方ですよね。
この前の年、和歌山毒物カレー事件が起きていて、世間は「保険金」とか「毒物」という言葉には興味を示していました。
入場料を払わず記者会見に参加できないとなれば、他のメディアにすべてもっていかれることになり、「このメディアは本状保険金殺人事件を扱っていないのか」という風に、視聴者を集めることができませんからね。。
八木茂はこの有料記者会見だけで1000万円を稼いだと言われています。
しかし、これは完全に合法だったと思われますから、まさに悪魔のような金融業の男だったといえるでしょう。
ほとんど犯人確定のような状況でしたが、証拠がなかったため、この手口は逮捕されるまでの約8ヶ月間行われたようです。
最終的には、2000年3月に愛人で共犯者でもあった3人のホステスの証言で、偽装結婚による「公正証書原本不実記載容疑」で逮捕されました。
つまり、殺人ではなくて、偽装結婚が犯罪だ、ということですね。
これは確かに物証がなくても、証言でいけそうです。
まぁいわゆる別件逮捕というやつですね。
逮捕後は取り調べなどにより殺人罪、詐欺罪などで起訴されています。
ちなみに、この証言を行ったホステスの中に、武まゆみがいて、当時の様子を振り返った書籍「完全自白 愛の地獄」を出しています。
武まゆみは実行犯ではなく、完全にサポートにまわっていたようですね。
判決と八木茂と武まゆみの現在
主犯である八木茂には、2008年に最高裁で死刑が確定しました。
8年もかかったんですね。。
しかし、2015年現在は特別抗告中であり、刑は執行されていません。
武まゆみを含む3人のホステスも有罪が確定していますが、そもそもの証言自体が警察に誘導されたものであるとして、無罪も主張しているようですね。
武まゆみ:無期懲役
森田考子:懲役12年
アナリエ・サトウ・カワムラ:懲役15年
こうしてみると、直接の実行犯の2人より、裏で操っていた2人の方がより罪が重いという判決なのですね。
最近では20年間冤罪で収監されていたなどとして釈放されたケースもありましたし、現代に比べると当時の判決に疑問が残る内容だった事件や裁判というのは結構あるようです。
もし、今から事実を覆すような再現実験やなんらかの証明ができれば、一転して逆転無罪のようなこともあるのでしょうか。
以上「本庄保険金殺人事件 八木茂と武まゆみの現在は?場所の住所はココ!」でお送りしました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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2016-01-06 07:00
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